オカモト 水とりぞうさん クローゼット用をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

水槽内の湿度は、開始1時間で一気に55%まで低下。その後も順調に除湿が続き、2時間後には45.5%まで湿度が下がりました。全体平均の29%（※執筆時点）を大きく上回る43.1%の除湿率を誇り、非常に優秀な結果です。

比較の結果、本商品のように塩化カルシウムを使用した商品は除湿率が高い傾向がありました。「湿気をよく吸い取ってくれる」との口コミどおり、じめじめとした梅雨のシーズンにも重宝しますよ。

次に、持続力（使用目安期間）の検証です。パッケージの記載を参考に、使用できる期間の目安はどれくらいかチェックしました。

「交換のタイミングが早い」との口コミどおり、使用期間は1～3か月とそこそこの結果に。少なくともシーズンごとの買い替えが必要なため、コストがかかりやすいのが気になるところです。

比較したところ、シリカゲルを使用した商品は天日干しすることで長く使える傾向がありました。塩化カルシウムよりも除湿力は控えめなものが多いものの、コスト重視ならこちらもおすすめです。

なお、ニトリの「くり返し使える消臭除湿シート」はシリカゲルB型を使用していながら、除湿率は34.4%と好成績。持続力も12か月と長く、コスパが気になる人にもよいでしょう。

続いて、使い勝手の検証です。交換のタイミングを示す集水パックや吸湿センサーがあるかをチェックしました。

パッケージを確認したところ、本品には集水パックや吸湿センサーがなく、使いやすさはあまりよくありません。薬剤がゼリーに変化したら交換時期のタイミングではあるものの、使用環境によってはすべてゼリー状になるわけではないので注意が必要です。上記の使用可能期間も加味して取り替えるようにしましょう。

比較したなかでは、ニトリの「くり返し使える消臭除湿シート」が吸湿センサー・cararinoの「除湿剤 クローゼット吊り下げ型」が集水パックを採用していました。交換時期を逃したくない人にも分かりやすいですよ。

1. 脱臭・消臭機能｜◯
2. 防カビ機能｜◯
3. ダニよけ機能｜✕
4. 黄ばみ防止機能｜✕

消臭・防カビのほか、ダニや衣類の黄ばみも予防したいなら、白元アースの「ドライ＆ドライUP クローゼット用」もおすすめです。検証した商品のなかでもとくにうれしい機能が豊富にあり、衣類を長く保管したい人にも重宝するでしょう。