ユアサ ハイブリッドカーボンヒーターをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
カーボンとシーズのハイブリットが人気のユアサ ハイブリッドカーボンヒーター。しかし、ネット上には口コミが少なく、本当に暖まるのか・電気代はどれくらいかかるのかなどが気になって、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、ユアサ ハイブリッドカーボンヒーターを含むシーズヒーター9商品を実際に使ってみて、暖かさ・消費電力・安全性への配慮・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね！
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】シンプルな機能性がやや足を引っ張ったものの、大きな欠点はない
今回検証したユアサのシーズヒーターは、暖かさは十分。体の表面温度は55℃まで上がり、検証した他の商品にも引けを取りません。また、1時間当たりの電気代も8円とまずまず。電気代を抑えつつ暖まりたい方にぴったりです。
安全性に対しても工夫が見られました。運転中の温度は43℃と、火傷の心配は低めです。さらに、転倒オフ機能と過熱防止装置を搭載。子どもがいる家庭や就寝前に使用したい方におすすめです。
一方、機能性はいまひとつ。節電機能がないため、より省エネ性能の高いヒーターをお探しの方には不向きと言えます。また人感センサーがないので、ヒーターから離れるときは都度操作が必要です。
とはいえ、機能がシンプルなので誰でも扱いやすいのはメリット。全ての検証で特段悪い評価はないので、大きな欠点はありません。しかし、節電したい方やこまめに操作するのが面倒な方は、他の商品をチェックしてみましょう。
ユアサ ハイブリッドカーボンヒーターとは
ユアサのヒーターは、カーボン・シーズヒーターを搭載したハイブリッド仕様です。速暖性のあるカーボンヒーターを搭載することで、立ち上がりが遅いシーズヒーターの欠点を補えると謳っています。
本体のサイズは、高さ65×幅33×奥行27.5cm。重量は3.7kgです。背面には取っ手がついていて持ち運びやすいので、移動させるときにもストレスを感じません。
本体上部には電源ランプがあり、電源が入っている間はランプが点灯します。発光しないシーズヒーターも、スイッチを確認すれば一目で稼働しているかわかりますよ。また、遠くからでも運転中か確認できるので、消し忘れのチェックにも便利です。
メーカー保証は1年間。もしものときも安心して使えるように配慮されています。
実際に使ってみてわかったユアサ ハイブリッドカーボンヒーターの本当の実力！
今回はユアサ ハイブリッドカーボンヒーターを含むシーズヒーター全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①：暖かさ
検証②：消費電力
検証③：安全性への配慮
検証④：機能性
検証① 暖かさ
まずは、暖かさの検証です。
最大電力にしたヒーターを稼働。1m離れた場所に座り、表面温度の変化を15分間チェックしました。なお検証は室温20℃・湿度45%の環境で行い、測定には表面温度計とサーモグラフィーカメラを使用しています。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 35～39℃
- 40～49℃
- 50～54℃
- 55～69℃
- 70℃以上
表面温度は55℃。他と比較しても十分な暖かさ
暖かさの検証では、評価は4.0点を獲得。
実際に温度を計測してみると、表面温度は55℃。60℃まで上昇した上位商品もありましたが、十分な暖かさを感じられます。
検証② 消費電力
次は、消費電力の検証です。
ヒーターを1時間連続で使用して、積算電気料金をワットモニターで記録。その結果をもとに評価を行いました。なお、出力が調節できる商品は最低出力の省エネ運転で検証を行いました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 25円以下
- 20円以下
- 15円以下
- 10円以下
- 5円以下
1時間あたりの電気代は8円とまずまずの評価
消費電力を検証すると、評価は4.0点。1時間あたりの電気代は約8円でした。
今回比較した商品の中で最も安いものは4円、高いものは13円でした。おおよそ平均的な結果だと言えます。
検証③ 安全性への配慮
続いて、安全性への配慮があるか検証します。
安全に使用できるように配慮された機能がしっかり搭載されているか、実際に稼働させてチェックしました。
この検証では、以下を評価項目としています。
- 使用中の本体温度（やけどの危険性）
- 転倒オフ機能
- サーモスタット機能（過熱防止装置）
- モーションセンサー類
安全性は十分だが、プラスアルファの機能はなし
安全性をチェックしたところ、評価は3.5点です。
実際に本体の温度を測ってみると、43℃。他と比較しても並の温度でした。
機能面では、転倒オフ機能と過熱防止装置を搭載。うっかりヒーターを倒してしまったり、眠り込んだりしてしまった際もリスクを減らせるように配慮されています。
しかし、センサー系の安全装置はなし。近づいたり接触したりしても機能が制御されません。 狭い場所で使用する方や小さな子どもがいる家庭では注意が必要です。
検証④ 機能性
最後は機能性の検証です。
実際に使用してみて使い勝手がよいか・便利な機能は搭載されているかどうかをチェックし評価しました。
この検証では、以下を評価項目としています。
- 節電機能
- 人感センサー
- 首振り機能
- タイマー・自動オフ機能
- 温度調節機能
シンプルな設計なので、目立った便利さはなし
機能性を検証すると、評価は3.0点。機能面は非常にシンプルだっため、評価が伸び悩みました。
節電機能と人感センサーはなし。温度変化によって出力を調整してくれないので、節電効果は低めです。またタイマー機能もついていないため、手動で電源を切らないといけません。就寝前に使用したい方には不向きです。
一方、首振り機能は付いています。約70度動くので、家族が集まるリビングでも活躍してくれますよ。
また、温度は3段階で調節が可能。300Wはカーボンのみ、900Wはシーズのみ、1200Wはすべてのヒーターが稼働します。非常にシンプルな設計なので、機械の操作が苦手な方でも簡単に使用できますよ。
節電効果が期待できる・こまめな操作が不要なヒーターなら、こちらの商品がおすすめ！
ユアサのシーズヒーターは機能面でいまひとつ評価が伸び悩みました。最後に、節電機能付き・人感センサー付きの商品をご紹介します。
ダイキンのシーズヒーターはリズムモードを搭載。強弱をつけて運転することで、暖かさはそのままに節電効果が期待できます。値段は上がってしまいますが、1時間当たりの電気代が2円下がる上に、節電機能も充実。毎月の電気代を抑えたい方におすすめです。
コロナのヒーターは人感センサー付き。人の存在を感知し、いなくなると自動で省エネ運転に切り替えます。さらに、約20分間人がいないと電源が切れるので、消し忘れ防止にも有効。こまめな操作が面倒な方や移動が多いリビングでの使用に向いています。
| 発熱体 | シーズ |
|---|---|
| 形状 | 長方形 |
| 首振り機能 | |
| メーカー保証 | 3年間 |
コロナ コアヒートをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。