冷えやすい足元も、ぽかぽか暖まると人気のコロナ コアヒート。ネット上でも評判が高いですが、口コミの中には「ダイヤル1でも近くにいると熱い」「暖まるまでに時間がかかる」など気になるものもあり、購入を迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、コロナ コアヒートを含むシーズヒーター9商品を実際に使ってみて、暖かさ・消費電力・安全性への配慮・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
体の芯から温まることができるシーズヒーターは、発売しているメーカーは少ないものの、ダイキン・コロナ・山善といった人気メーカーが年々着実に進化した商品を発売しています。
そんなシーズヒーター選びにおいて重要なのは、①芯から暖まることができて、②商品電力が低く、③安全に使えて、④機能的で使いやすいこと。そこで今回は人気の全9商品を実際に使ってみて、「暖かさ」「消費電力」「安全性への配慮」「機能性」の4つを検証してみました。
結論からいうと、コロナ コアヒートは9商品中2位という結果になり、購入の価値ありです。暖かさは1位、消費電力は5位、安全性への配慮は3位、機能性は2位。体の芯から暖まるのを実感できただけでなく、機能的で使いやすい印象でした。
商品電力はやや順位を落としましたが、1時間あたり8円とまずまず。「ゆらぎ運転」機能を使えば、さらに電気代を抑えることができそうです。安全性の配慮に関しても、転倒オフ・過熱防止機能などが揃っていました。
【コロナ コアヒート DH-1220Rの販売リンク先】
なお、今回の検証で1位を獲得したのはダイキン セラムヒートでした。コロナと並んで暖かさは1位、安全性への配慮・機能性も1位、消費電力も2位と4つの検証項目で優秀な成績を残しました。コロナのコアヒートに機能性をプラスしたような商品で、価格もほとんど同程度。カラーも3色から選べるので、インテリアにも合わせやすいですよ。
【ダイキン工業 セラムヒート ERFT11XS-Tの販売リンク先】
ぜひ上記の商品もチェックしてみてくださいね!
コロナは、空調や暖房機器を中心に製造・販売を行うメーカーです。体の芯から温まることができる遠赤外線を、コロナ独自のBCコーティングによって、たっぷり放出してくれるのが魅力です。
首振り・本体の回転や角度調節に各種タイマー、11段階の温度調整など、便利な機能を多数搭載しています。速暖機能がついているので、寒い朝でもすぐに温まることができるのがうれしいですね。
口コミを見てみると、体がすぐに温まる点を評価する声が多く見られました。近づいても熱くならないのに、ポカポカと温かいことから、「足湯のよう」という声も。
一般的な電気ストーブとは異なり、本体が赤く光らないので、直視しても眩しくありません。機能性も豊富で、ほとんどの人が満足している印象でした。しかし、「入タイマーがあればなおよい」という声も。気になる人は、スマートコンセントなどを使ってカバーするのがよさそうです。
今回は、コロナ コアヒートを含むシーズヒーター全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:暖かさ
検証②:消費電力
検証③:安全性への配慮
検証④:機能性
まずは、暖かさの検証です。シーズヒーターを最大出力に設定して運転させ、ヒーターから1mの距離にモニターが背を向けて座ります。15分後の背中の状態を表面温度計・サーモグラフィーカメラで確認しました。
結果、15分後の背中の表面温度は60℃まで上昇。今回検証した他の商品と比較しても1位の好成績で、4.5点を獲得しました。
またサーモグラフィーカメラで確認すると、背中全体がムラなく暖まったこともわかりました。
次は、消費電力の検証です。ワットモニターに接続したシーズヒーターを最低出力で1時間稼働させ、積算電気料金を確認しました。
消費電力の検証は、平均点をやや上回る4.1点。1時間で使用した電気料金は8円でした。通常運転時の最低出力は330Wと、他商品と比較しても平均的です。
しかし、「ゆらぎ運転」を使えばさらなる省エネが期待できます。人がいない状態を検知すると自動で省エネ運転に切り替え、人が来ると自動で設定の暖房能力で運転する機能です。メーカーは、最大15%の省エネが可能と謳っていました。今回の評価以上の省エネを期待できそうです。
消費電力の検証では、コアヒートは惜しくも5位になりました。
cadoの電気ヒーターは、1時間あたりの電気代が4円と約半分。1日3時間を毎日使ったとしても、1シーズン(30日×4か月)の電気代は1,440円で済みます。
暖かさの評価はコロナに劣るものの、十分な暖かさを実感できました。タワー型でスリムなので、一人暮らしの人にもおすすめ。在宅ワーク中心で1日中使いたいなら、ぜひあわせて検討してみてください。
続いて、安全への配慮の検証です。商品を稼働させ、安全に配慮した機能がしっかり備わっているかを調査しました。
安全への配慮の検証では、ほぼ平均点の3.4点。使用中の本体温度は30℃と比較した商品の中でも低温なので、うっかり触っても火傷をしないように配慮されています。
また、モーションセンサー類はないものの、転倒オフ機能・過熱防止装置は付いています。地震による転倒やヒーターの上に洗濯物が落ちてしまった場合など、万一の際も安心の工夫がされていますよ。
安全性への配慮の検証では、コロナのコアヒートは2位でした。
1位を獲得したのは、ダイキン セラムヒート。過熱防止装置が備わっているのはもちろん、本体温度は39℃と低めに保たれていました。また、転倒オフ機能・モーションセンサーも搭載しているので、やけどや火災を防ぐ工夫がなされています。
暖かさはもちろん、機能性も豊富。消費電力も1時間あたり8円とコロナのコアヒートとほぼ同様なので、お子さんがいるご家庭はぜひあわせて検討してみてください。
また、マイコン制御のゆらぎ運転を選ぶと、定期的にパワーを落とします。セーブ時は最低200Wでの運転も可能となり、より消費電力を抑えられる仕組みです。
通常モードの出力は、330~1,150Wまで11段階で調節できます。また、首振り機能もあり、30・50・70度で設定可能。タイマーは、30分・1時間・2時間・3時間の4つから選択できますが、セットしていなくても6時間後には自動で停止してくれます。
今回の検証では、コロナのコアヒートは惜しくも2位になりました。
機能性を重視するなら、1位に輝いたダイキン セラムヒートがおすすめです。安全性への配慮同様、機能性でもダイキンのセラムヒートに軍配が上がりました。コロナにも人感センサーは付いているものの、ダイキンの人感センサーはどのモードにしていても有効になるので、設定し忘れがありません。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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コロナのコアヒートはとても優秀でしたが、最後に機能性で1位を獲得したダイキンのセラムヒート、コスパが魅力のシーズヒーターもあわせて紹介します。
ダイキンのセラムヒートは、大型タイプながら1時間の電気代が6円。コアヒート同様、マイコン制御のゆらぎ運転にすれば、さらに消費電力を抑える効果が期待できます。また、安全性への配慮も十分。暖かさの検証でも、背中の表面温度は60℃と高めでした。リビングなどの広い部屋にもぴったりです。
千住のパワーモニター付きシーズヒーターは、1万円を切る価格が魅力。体の芯から温まることができるのはもちろん、消費電力も抑えられます。安全性への配慮・機能性も価格を考えれば十分。コスパ重視の人におすすめです。
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