スリムなサイズで狭い部屋でも使いやすいと評判のコイズミ 遠赤電気ストーブ。立ったまま操作できる点も高く評価される一方で、「暖まるまでに時間がかかる」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、コイズミ 遠赤電気ストーブを含むシーズヒーター全9商品を実際に使ってみて、暖かさ・消費電力・安全性への配慮・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
コイズミの遠赤電気ストーブは、暖かさを重視する方にはおすすめできません。
電源をつけてから15分後の身体の表面温度は50℃と、数値としてはそれほど上がりませんでした。60℃まで温度が上昇した上位商品と比べるとやや物足りなさはあるものの、体感としては服の上からでも暖かさを感じられます。
一方で、消費電力を優先する方には向いています。1時間あたりの電気料金は約6円と、比較した商品の中でもトップクラスの数値を記録。タイマー・首振り機能に加え、無段階で温度調節をできるのも魅力です。また転倒オフ機能やサーモスタット機能を備え、安全性にも配慮されています。
しかし、より暖房性能の高いシーズヒーターをお探しの方は、他の商品も検討してみてくださいね。
今回ご紹介するのは、体をじんわり暖める遠赤効果を取り入れたシーズヒーターです。
ヒーターの出力は200〜800Wの間で調節可能。電源ボタンや出力切り替えダイヤルが本体上部に設置されているので、立ったまま操作できるのもポイントです。
サイズは幅310mm×奥行310mm×高さ830mmと縦に長いタワー型で、置くスペースをそれほど取らないのも魅力。さらに重さ約3.2kgと軽く、持ち運びもしやすいですよ。
コードは長さを1.8mまで伸ばせるので、置く場所とコンセントの位置を事前に確認しておきましょう。
今回は、コイズミ 遠赤電気ストーブを含むシーズヒーター全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①:暖かさ
検証②:消費電力
検証③:安全性への配慮
検証④:機能性
最初は、暖かさの検証です。
室温20℃・湿度45%の環境にてヒーターを最大電力モードで運転し、1m離れた場所に背中を向けて座ります。15分後に表面温度計とサーモグラフィーカメラを使って、身体の温度変化をチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
15分後の身体の表面温度は約50℃を記録し、評価は3.5点という結果に。
身体の表面温度が約60℃まで上がった上位商品にはあと一歩及ばないものの、服の上からでもしっかりと暖かさを感じられました。背中全体を温められる暖房性能を備えています。
次は、消費電力の検証です。
補助暖房として1時間連続で使用することを想定し、ワットモニターを用いて省エネ運転時の電気料金を算出しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
1時間あたりの電気料金は約6円となり、消費電力は4.7点と高評価でした。
電気料金が10円を超える商品もみられた中で、消費電力を十分抑えられているといえます。補助暖房として使えば、電気料金の節約につながるでしょう。
次は、安全性への配慮の検証です。
それぞれの商品を稼働させ、使用中の本体温度を測定します。さらに取扱説明書から安全性に関わる機能の有無をチェック。搭載されている機能数に応じて加点し、評価しました。
この検証では、以下を評価項目としています。
安全性への配慮の検証では、3.5点となりました。
モーションセンサー類はついていませんが、転倒オフ機能やサーモスタット機能は搭載されています。また使用中の本体温度は約42℃とそれほど高くならないので、やけどをする心配も少ない印象です。安全性に十分配慮されています。
最後は、機能性の検証です。
実際にそれぞれのヒーターを使用し、取扱説明書の情報から付加機能をどの程度備えているかをチェックします。機能数に応じて加点する形で、評価しました。
この検証では、以下を評価項目としています。
機能性においては、4.0点と好成績を獲得。
節電機能・人感センサーは搭載されていないものの、タイマー・首振り・温度調節機能を備えています。さらに温度調節ダイヤルは無段階式となっているため、自分の好みに温度を設定できるのも高評価につながりました。
コイズミの遠赤電気ストーブは、暖房能力の物足りなさが気になる結果となりました。そこで、最後に他のおすすめの商品もご紹介したいと思います。
暖かさを重視する方には、ダイキンのセラムヒートがおすすめです。検証では15分後の身体の温度が約60℃まで上昇し、十分すぎるほど暖かさを感じました。あると便利な機能が充実しているのも魅力。大型の本体で部屋の広範囲に暖気を届けられるので、リビングでの使用に向いていますよ。
また機能性にこだわる方は、コロナのコアヒートをチェックしてみてください。人感センサーやタイマー機能に加え、マイコン制御で温度を自在に設定できます。さらに急速モードを使用すれば、すばやく暖めることも可能。運転中はランプが点灯しているので、電源のオンオフがひと目でわかりますよ。
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