3M PELTOR イヤーマフ X4Aをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

低音であるトラックの走行音は、ある程度軽減できました。静寂といえるほどの遮音性はないものの、ガイドとモニター計6名中3名が「遮音性に満足」と回答しています。

比較したなかには、低音特有の響くような不快感が残る商品もありました。一方、本品は、ほとんどのモニターが「音は小さくなった」と感じています。音の小さいキーボードを打つ音や冷蔵庫の稼働音などにはより高い遮音効果が期待できるでしょう。

＜低音の遮音性についてのモニターコメント＞

1. 「音の響きが軽減できており、耳に振動によるストレスが緩和した印象」
2. 「音が聞こえないほど遮られてはいないものの、低音特有の身体や脳に伝わってくる振動は感じなかった。聞こえてくる音は意外と大きめ」
3. 「ザラザラとした不快感はなく、かなり軽減されているように感じた。しかし、ゴーっとした低音に対しての効果は弱い」
4. 「重厚感のある音でもカバーされ、とくに低音の音は気にならなかった」

コメントは一部抜粋

中音である救急車のサイレン・踏切の警報音では、6名中3名が「音量が下がった」と回答しました。

比較した商品のなかには、ほとんど遮音できていないものもあったのに対し、「音が和らぎ不快感が軽減された」という声が上がっています。

＜中音の遮音性についてのモニターコメント＞

1. 「多少音がこもった聴き心地で耳がツンツンするほどの音にはなっていない」
   
2. 「不快感はかなり消えていた」
   
3. 「音の高さによる不快感はかなり除去されていたが、遠くという感覚はとくになかった」
4. 「少しずつ高音になっていくと音が響いてきた」
5. 「音量は減っているものの耳に刺さる音はまだ残っていた」

コメントは一部抜粋

高音の不快感はかなり軽減できました。「甲高い音は遮音できない」という口コミに反し、掃除機の稼働音・セミの鳴き声に対して6名中5名が「小さくなった」と回答しています。

比較したなかには掃除機の空気を吸い込む音やキーンと響く特有の音が気になる商品も。その点、本品はどちらの音も軽減できている点が高く評価されました。

本品の遮音性能を示すNRR値は27dBです。比較したなかではNRR値が26dB以上の商品は、大きな音が多少おさまり、耳への負担を軽減できる傾向が。商品によって遮音しやすい音の高さは異なりますが、本品は低音よりも高音の遮音に高い効果を発揮することがわかりました。

＜高音の遮音性についてのモニターコメント＞

1. 「電子音の高音だけでなく、空気を吸う中高音も多少抑えられている。セミの鳴き声は複雑に乱れた音が収まり、聞きやすいレベルの大きさまで抑えられていた」
2. 「掃除機の高い音が軽減され、不快感が排除されていたように思う。セミの声も小さく聞こえた」
3. 「高音は軽減されているが、響く感覚はある」
4. 「掃除機の雑音はなく、音の違和感も気にならなかった。セミの鳴き声は遮断され、少し高音が響く感覚があるが届きにくい」

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「締めつけが強い」という口コミどおり、長時間の使用にはやや不向きです。実際に試したガイドとモニター6名のうち半数が、「長時間つけると頭が痛くなりそう」と回答しています。

＜側圧についてのモニターコメント＞

1. 「耳全体に均等に力がかかっており、それほど圧迫感や負担は感じない」
2. 「ちょうどよかった。スポンジの幅が広く、均等に圧がかかっていた」
3. 「痛みを感じるほどではないが、きつい感覚がある。長時間の着用だと痛くなりそう」
4. 「頭の形状に合っていないのか、プラスチックの部分が当たって痛かった」

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一方で、重量が230gと軽いのはメリットです。イヤーマフのつけ心地には重量も関係しており、比較したなかでは200g程度だと疲れにくい傾向がありました。なかには280gを超える商品もあったことを思うと、頭や首への負担は少なめといえます。

＜重さについてのモニターコメント＞

1. 「重量感がなく、動きながらでも体重移動を感じにくい」
2. 「非常に軽く感じた。頭や首への負担もほとんどない」
3. 「比較したなかでは最も軽く感じた」
4. 「装着の部分に少し重さがあるように感じた」
5. 「比較したなかでは軽く、首が疲れることはなかった」

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蒸れにくさもモニターに好印象です。「通気性がよく、装着部分が蒸れないようになっていた」「耳とスポンジの間に距離があって蒸れにくい」など、好意的な意見が過半数でした。頭頂部の熱を逃すためのツインヘッドバンドが功を奏したといえるでしょう。

本品はヘッドバンド型で、簡単に装着できます。サイズ調節のしやすさについては6名中3名が「調節しやすい」と回答。比較した商品には頭に装着したままだと調節しづらいものもあったのに対し、本品は半数のモニターが装着したまま楽に調節できました。

ただし、一部のモニターから「まっすぐ調節しないと片方がズレる」「小説の仕方がわからなかった」といった指摘も。人によっては、慣れるまでにやや時間がかかる可能性もあります。

＜調節のしやすさについてのモニターコメント＞

1. 「やや硬さはあるが、装着したままでも簡単に大きさを変更できる」
2. 「つけながら調節できるので、簡単に感じた」
3. 「伸縮性があるので調節がしやすい」
4. 「棒状なのでまっすぐ調節しないと片方がズレてしまい、つけながらだと難しい」
5. 「調整の仕方がわからず、頭のサイズが合わない人に対応していない」

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安定感も高めです。6人中4人が「満足」と回答し、「頭を振っても動かしてもズレなかった」との声があがっています。動きを伴う作業中でも使いやすいでしょう。

＜安定感についてのモニターコメント＞

1. 「頭を振ってもズレることはなかったし、耳の形にもフィットしていた」
2. 「安定していて、とくに問題なく使えた」
3. 「調整が効かないため、大きくずれてくる感覚がある」
4. 「首を前後に振ってもズレないが、左右に動かすと若干のズレが生じた」
5. 「縦横に振っても落ちることなく使えた」

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本品は持ち運ぶ機会が多い人にもぴったりです。折りたたみ機能はありませんが、イヤーカップ同士をつけてコンパクトに収納できます。比較した形状が変わらない商品に比べ、カバンの中でかさばりにくいのがメリットです。

なお、比較したほとんどの商品と同様に、側圧調節機能・ノイズキャンセリング機能・マルチポジションには対応していません。ヘルメットを着用することがなく、日常生活のノイズを抑えたい人向きのスペックです。