操作が簡単で使いやすいと評判のエスプレッソマシン、GAGGIA アニマ ビーエックス sup043。インターネット上では「おいしいコーヒーがすぐ飲める」など高評価な口コミが多い一方で、「洗いにくい」といった気になる声もあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、GAGGIA アニマ ビーエックス sup043を含むエスプレッソマシン全8商品を実際に使って、エスプレッソのおいしさ・操作のしやすさ・手入れのしやすさ・スチームミルクの質・静音性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
GAGGIA アニマ ビーエックス sup043は、操作が簡単なエスプレッソマシンをお探しの人におすすめ。ボタンや画面の表示がとてもシンプルなのが特徴的です。比較した商品のなかには、説明書を読まないと操作が理解しにくいものもあったのに対し、こちらは直感的に扱えました。
ボタンを押すだけですべての工程が完了する全自動タイプで、手軽にカフェメニューが楽しめます。給水タンクが着脱でき、水の追加もスムーズ。豆受けが取り外せないため、入れた豆を循環させる工夫は必要ですが、口が広いので豆のセットは簡単でした。
バリスタの小池美枝子さんに協力してもらい、実際にエスプレッソを抽出したところ、苦味が強く口当たりが水っぽい仕上がりに。クレマと呼ばれる泡の層はクリーミーだったものの、量が少ないのでラテアートには不向きといえます。
フロッサーをミルクピッチャーに差し込むだけで撹拌できるのはメリットですが、できたフォームミルクのキメも粗め。設定してからスチームが出るまでに時間が空くうえに、停止にも時間がかかります。稼働音は特別うるさいわけではないものの、豆を挽く工程があるぶん大きな音は避けられません。
自動内部洗浄機能を搭載しているのは魅力ですが、抽出後に粉と水が混ざって泥のような汚れがカス受けにたまり、口コミのとおり洗うのに手間がかかります。エスプレッソの仕上がりがよく、片付けも楽に済むものがほしいなら、ほかの商品もチェックしてくださいね。
そもそもエスプレッソマシンとは、極細挽きにしたコーヒー粉に高い気圧をかけて、濃厚なエスプレッソを抽出するアイテム。ドリップ式のコーヒーメーカーに比べると、抽出時間が短く、クレマと呼ばれるきめ細かい泡の層ができるのが特徴です。
今回ご紹介する、アニマ ビーエックス sup043もそのひとつ。ミラノ発のコーヒーマシンメーカー、GAGGIA(ガシア)から販売されています。
注目ポイントは、特殊セラミック製のグラインダーを採用していること。コーヒー豆を挽くときに熱が発生しにくく、粒が均一に仕上がると謳われています。エスプレッソ本来の香りを引き立たせる、蒸らし機能があるのも魅力です。
豆だけでなく、粉末コーヒーにも対応しています。スチームノズルを使えばミルクが泡立てられるので、カフェラテやカプチーノなどラテ系メニューを楽しみたい人にもよいでしょう。
詳しいスペックは以下のとおりです。
<スペック>
今回は、GAGGIA アニマ ビーエックス sup043を含む、エスプレッソマシン全8商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、エスプレッソのおいしさ・スチームミルクの質の検証です。
キーコーヒーの「イリーブレンド 豆 ダークロースト」「イリーブレンド 粉 ダークロースト」を使って、エスプレッソを抽出しました。
そして、バリスタの小池美枝子さん協力のもと、クレマの濃度や質・味のバランスをチェックします。また、スチームミルクのテクスチャにも注目して評価しました。
実際にエスプレッソを淹れた結果、苦味が強いうえにとろみが物足りませんでした。泡の層のクレマはクリーミーで質感がよいものの、量が少なくラテアートをするのには向いていません。
比較したなかには、濃厚なクレマがたっぷりできる商品もあったため、エスプレッソの仕上がりはまずまずといえます。
スチームノズルにフロッサーがついており、ミルクピッチャーに差し込むだけで撹拌できるのは便利です。出力の強さもおおむね問題ありません。
しかし、できあがったフォームミルクはキメが粗め。比較した商品のなかには、表面がツヤツヤでキメ細かいフォームミルクができたものもありましたが、こちらは空気が多すぎるのかモコモコとした仕上がりでした。
また、メニューを選択してからスチームが出るまでに時間がかかるのも惜しいところです。停止にも時間がかかるので、慣れるまでは使いにくく感じるかもしれません。
続いて、操作のしやすさ・静音性の検証です。
豆がセットしやすいか・水が注ぎやすいかといった観点をチェックしました。また、騒音計を使って、稼働音の大きさを測定します。
ボタンや画面の表示はとてもシンプル。比較したなかには、説明書を読まないとわかりにくいものもあったのに対し、こちらは直感的に扱えました。
ボタンを押すだけですべての工程が完了する全自動タイプなので、手軽にカフェメニューを楽しみたい人にぴったりです。
給水タンクが着脱でき、水の追加も簡単でしょう。豆受けが取り外せないため、入れた豆を循環させる工夫が必要ですが、口部分が広くて豆のセットはスムーズにできました。エスプレッソの濃度は手動では変えられないものの、アロマモードなどを搭載しています。
稼働音を騒音計で測定したところ、82.3dBを記録。豆を挽く工程がある全自動タイプなので、大きな音は避けられないでしょう。とはいえ、比較した全商品が72〜85dB程度だったので、本商品が特別うるさいわけではありません。
最後に、手入れのしやすさの検証です。
抽出後の粉と水が混ざり合い、泥のような汚れがカス受けにたまるので、口コミのとおり洗うのにやや手間がかかりました。スチームノズルや抽出口の着脱ができないのも惜しいところです。比較したなかには、ほとんどのパーツを取り外して洗えるものもあったため、もう一歩評価が伸びませんでした。
一方で、自動内部洗浄機能を搭載しているのはメリット。長期的な手入れは楽に済むでしょう。全自動タイプなので、セミオートタイプと違ってポルタフィルターはついておらず、目詰まりの心配はありません。
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最後に、おいしさで選びたい人におすすめの商品をご紹介します。
デロンギ ディナミカ 全自動コーヒーマシンは、まろやかな舌触りを楽しめる1台。実際にエスプレッソを淹れたところ、苦味・酸味・甘味のバランスが取れていました。とろみがあって濃厚さが感じられ、かき混ぜたあともクレマがしっかり残ります。
アクティブ シリーズ エスプレッソ・カプチーノメーカーは、本体以外のすべての部品が水洗い可能。給水タンクやスチームノズルが取り外せるうえに、石灰の除去機能も搭載しています。抽出したエスプレッソは口当たりがサラッとしており、苦味のなかにコク深さが味わえました。
タンク容量 | 1.8L |
---|---|
マシンタイプ | 全自動 |
抽出タイプ | エスプレッソタイプ |
フィルタータイプ | 不明 |
マシンタイプ | 全自動 |
サーバータイプ | 直注ぎ |
ミル付き | |
小型タイプ | |
ミルの刃 | コーン式 |
最大抽出容量 | 不明 |
タンク着脱可能 | 不明 |
抽出容量 | 抽出容量:2杯/タンク容量:1.8L |
オートオフ機能 | |
最大使用水量 | 1.8L |
抽出時間 | 不明 |
セット可能なコーヒー | 豆・粉 |
セットするコーヒー | 豆、粉 |
付属品 | クリーニングブラシ、計量スプーン、除石灰剤、水硬度チェッカー |
デカフェ豆対応 | |
コード長 | 2.0m |
ミルクメニュー対応 | |
ミルクスチーマー | |
対応メニュー | エスプレッソ、カプチーノ、コーヒー、カフェオレ、ロングコーヒー、カフェラテ |
挽き目調節機能 | |
スチームノズル付き | |
挽き目の調節方法 | 段階式 |
フロッサー付き | |
対応している挽き目 | 不明 |
浅煎り向け | |
カップウォーマー機能 | |
蒸らし機能 | |
ミルクフォーマー付き | |
対応メニュー | コーヒー、カプチーノ、エスプレッソ、カフェラテ |
浄水機能 | 不明 |
自動内部洗浄機能 | |
タイマー機能 | |
上級者向け | |
濃度調節機能 | |
抽出量調節機能 | |
温度調節機能 | |
抽出速度調整機能 | |
抽出時ポンプ気圧 | 9気圧 |
保温機能 | 不明 |
ミルの刃の種類 | コーン式 |
保温時間 | |
オートオフ機能 | |
付属機能 | カスタマイズ、スチームミルク、節電 |
保証年数 | 1年 |
洗うパーツの数 | |
付属機能 | 浅煎り、カフェ・ジャポーネ、ミルクフロッサー、石灰除去機能、温度調節機能 |
内部洗浄機能 | |
消費電力 | 1450W |
自動内部洗浄機能 | |
分解洗浄可能 | |
受け皿の取り外し可能 | |
給水タンクの取り外し可能 | |
ミル刃の取り外し可能 | 不明 |
スイングバスケット | |
ドリップストッパー | |
ドリップトレーの高さ調節機能 | |
ミルのみ使用可能 | |
カプセル付き | |
カプセルラインナップ | 不明 |
使用済みカプセルの収納個数 | 不明 |
コーヒーカップ2杯分の抽出時間 | 不明 |
コーヒー2杯分の抽出時間 | |
アプリ連携機能 | |
操作方法 | ボタン式、タッチパネル式 |
操作ボタンの数 | 12個 |
幅 | 24cm |
奥行 | 44.5cm |
高さ | 36cm |
本体重量 | 9.5kg |
コンパクトサイズ | |
カラー | ホワイト |
消費電力 | 1450W |
電源コードの長さ | 2m |
付属品 | クリーニングブラシ、計量スプーン、除石灰剤、水硬度チェッカー |
レンタル可能 | |
特徴 | 不明 |
デロンギ ディナミカ 全自動コーヒーマシンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タンク容量 | 1.1L |
---|---|
マシンタイプ | 不明 |
抽出タイプ | カフェポッド、コーヒーパウダー |
フィルタータイプ | 不明 |
マシンタイプ | セミオート |
サーバータイプ | マグカップ、直注ぎ |
ミル付き | |
小型タイプ | |
ミルの刃 | 不明 |
最大抽出容量 | 1100mL |
タンク着脱可能 | |
抽出容量 | 2杯 |
オートオフ機能 | 不明 |
最大使用水量 | 不明 |
抽出時間 | 不明 |
セット可能なコーヒー | 粉、カプセル |
セットするコーヒー | 粉、ドリップポッド |
付属品 | タンパー(計量スプーン一体型)、フィルターホルダー、カフェポッド用フィルター、1杯取りフィルター、2杯取りフィルター、計量スプーン |
コード長 | 2.0m |
ミルクメニュー対応 | 不明 |
ミルクスチーマー | |
対応メニュー | エスプレッソ、カプチーノ |
挽き目調節機能 | 不明 |
スチームノズル付き | |
フロッサー付き | |
浅煎り向け | |
カップウォーマー機能 | |
蒸らし機能 | |
ミルクフォーマー付き | |
対応メニュー | エスプレッソ、カプチーノ |
浄水機能 | |
自動内部洗浄機能 | |
タイマー機能 | |
上級者向け | |
濃度調節機能 | 不明 |
抽出量調節機能 | 不明 |
温度調節機能 | 不明 |
抽出速度調整機能 | 不明 |
抽出時ポンプ気圧 | 15気圧 |
保温機能 | |
ミルの刃の種類 | 不明 |
オートオフ機能 | 不明 |
付属機能 | スチームノズル |
保証年数 | 1 |
洗うパーツの数 | 不明 |
付属機能 | ミルクの泡立て(スチームノズル) |
内部洗浄機能 | 不明 |
消費電力 | 1100W |
自動内部洗浄機能 | |
分解洗浄可能 | 不明 |
受け皿の取り外し可能 | 不明 |
給水タンクの取り外し可能 | 不明 |
ミル刃の取り外し可能 | 不明 |
スイングバスケット | |
ドリップストッパー | |
ドリップトレーの高さ調節機能 | 不明 |
カプセル付き | |
カプセルラインナップ | 不明 |
使用済みカプセルの収納個数 | 不明 |
コーヒーカップ2杯分の抽出時間 | 不明 |
コーヒー2杯分の抽出時間 | 不明 |
操作方法 | 不明 |
操作ボタンの数 | 不明 |
幅 | 21cm |
奥行 | 26.5cm |
高さ | 31cm |
本体重量 | 4kg |
コンパクトサイズ | |
消費電力 | 1100W |
電源コードの長さ | 2m |
付属品 | タンパー(計量スプーン一体型)、フィルターホルダー、カフェポッド用フィルター、1杯取りフィルター、2杯取りフィルター、計量スプーン |
レンタル可能 | |
特徴 | 不明 |
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