コヅチ 電工袋2段 KNR-13MGRを検証レビュー！腰袋の選び方も紹介

1987年の創設以来、電工用・大工用のワークウェア類を製造・販売している、コヅチの「電工袋2段 KNR-13MGR」。

耐久性の検証では、穴の開きにくさが好印象。メッシュ素材と合皮のような素材が二重になっており、鋭利なものを入れても穴が開きづらくなっています。また、排水穴があるため腰袋の中に水が溜まりません。含水量は6時間で39%から36%に下がりました。

1段目は四角の広いマチが全面的に補強されており、型崩れしにくい印象。2段目にマチの狭いポケットがありますが、一般的なペンチやカッターは遊びが出るような大きさ。1番手前には細い工具を入れられるようなホルダーがあり、かなり小さく作られているため、ドライバーなどを入れても先端が出にくくなっています。

右サイドにはドライバーなどを差しておけるホルダーが1つ、左サイドには深く細めのポケットがあり、プライヤーやボルトクリッパーなどを入れられるでしょう。Dカンも右側に1つついています。また、内ポケットがあるため、レンチやノギスといった厚みのない工具もしっかりホールドできます。

全体的にはコンパクトで軽量ですが、厚みは16cmと若干大きい印象。動きやすさの検証では、やはり工具を入れた際に遊びが出ることが多く、歩行の際に気になると感じました。必要最低限の工具を整理して、釘袋として使用できる大工・建設作業員のメインとなる腰袋向きといえます。