
防災グッズおすすめ5選!カセットコンロやランタンなど本当に必要なものをプロが解説【9/1防災の日】
9月1日は「防災の日」。ニュースやSNSで目にして、「今年こそちゃんと備えなきゃ」と思いながら、気づけば何もしないまま今日を迎えている...そんな人、実は少なくないはずです。
「防災セットって、中身が多すぎて結局どれが本当に必要なのか分からない」「一式買ったはいいけど、開けてすらいない」。
そんな防災迷子な人に向けて、今回は総合危機管理アドバイザーの三沢おりえさんに、「本当にこれだけは備えてほしい」という防災グッズを本音でズバッと選んでもらいました!

防犯・防災の総合危機管理専門家として活動しており、護身術や防災グッズなど防災・防犯対策や危機管理業務について、企業・自治体・大学向けに実技指導・講演会・セミナー・監修を行うほか、TVや雑誌などメディアにも出演。43歳で硬式空手のチャンピオンとなっており、引退後に危機管理のアドバイス活動を開始。防犯・防災対策を実技と知識両方で広めるべく、活動している。

大学卒業後、mybestに入社。これまで合計1000商品以上のキッチン家電・食品の比較検証や、タイアップ記事の制作に取り組んできた。自分自身がネットショップでの購入で失敗した経験があるからこそ、ユーザー目線に立った情報を届けることをモットーに、コンテンツ制作を行っている。
日本の地震リスクは今も高いまま。防災の日、何から始める?

2026年7月、熊本県で最大震度7を観測する大きな地震が発生しました。被災された方々の生活や復旧への道のりを目の当たりにし、日頃からの備えや防災の重要性をあらためて実感した人も多いのではないでしょうか。
毎年9月1日は「防災の日」とされています。これは1923年の関東大震災にちなんだもので、一人一人が災害への認識を深め、防災の心がまえを整えるきっかけにしてほしいという思いから制定されました(参照:東京消防庁)。
政府の地震調査研究推進本部の発表によると、首都直下地震は今後30年以内に70%程度(参照:地震本部)、南海トラフ地震も60〜90%程度以上(モデルによっては20〜50%)の確率で発生するとされています(参照:地震本部)。
そんな「いつ起きてもおかしくない」震災に備えておきたいと思っても、何をそろえればよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、総合危機管理アドバイザーの三沢おりえさんに、災害時に備えておくべきマストアイテムを聞いてみました。
防災グッズを備えるメリットとは? 総合危機管理アドバイザーに取材
─ そもそも、防災グッズってなんで必要なんでしょう?

災害というのは、日常が急に非日常に変わることです。防災グッズは、その非日常のなかでも命を守り、生活を続けていくために必要なもの。
もちろん命を守るための備えが大前提ですが、それだけではなく喉が渇いたら飲み物がほしい、暗かったら明かりがほしいといった、急に足りなくなるものを補うためのものでもあります。
難しく考えず、いかにストレスを感じずに過ごせるかを考えながら準備してほしいです。
─ 防災セットを買っておけばOKだと思っていました...
防災リュックは災害が起きたときに家を出て避難するための「持ち出し用セット」ですが、実は家での安全確保や在宅避難用のグッズも不可欠。
また、防災リュックを買うと安心して、中身を確認しないままの人が多いんです。
なので今回はあえてリュックというくくりを外して、個別に必要なアイテム考えてみました!
本題の前にひとつ大前提を。三沢さんいわく、簡易トイレは「必須中の必須」
災害時、水や食料より先に困るのがトイレです。目安は「1日5回×人数分」と言われますが、個人的にはもう少し多めがおすすめ。特に女性は我慢しがちなので。
簡易トイレは数さえそろっていれば基本的にどれでも大丈夫なので、ここではトイレは大前提としたうえで、それ以外でおすすめのアイテムを紹介します。
これだけは備えて!三沢さんおすすめの防災グッズランキングTOP5
ここからは早速、三沢さんに聞いた必須アイテムを紹介していきます。
第1位:カセットコンロ+ガスボンベ

「煮る・焼く・炒める・湯を沸かす」ができるかどうかで、災害後の生活はまったく変わります!電気やガスが止まっても、温かいものを口にできるだけで体は温まりますし、自分で温かい食事を作れるという状態そのものが、想像以上に心を強く支えてくれますよ。
第2位:家具転倒防止器具

地味に見えて命に直結する超重要アイテム。寝ているときに家具が倒れて怪我をする、亡くなるケースは、本来防げたはずのものです。家族やペットが気づかないうちに被害に遭う可能性もあります。
第3位:給水バッグ

実は給水バッグも、地味だけどかなり役立つアイテム。災害時に給水車で水を受け取る場面って、意外とポリタンクなどの入れ物を用意していない人が多いんですよね。体力によって無理なく持てる重さは変わってくるので、サイズを選べるタイプだと自分に合った容量を用意しておけて安心です。
おすすめはコジット「たためるウォーターバッグ」
第4位:防災スリッパ

大きな地震が起きると、まず歩けなくなるんです。危険なものが床に散らばっている状態で、普通のスリッパだと割れたガラスが貫通してしまう。災害時に足を怪我して歩けなくなるのは、本当に致命的です。
おすすめはコジット「足まもりっぱ」

最近はデザイン性の高いものも多く、「防災用」と「普段用」を分けなくていいのがうれしいポイント。私が愛用しているのは、コジットの「足まもりっぱ」。特殊シートを底面に内蔵していて、割れたガラスも踏み抜きません。
また、無印良品の防災スリッパも人気が高く、初心者には特におすすめです。
第5位:ランタン

光はとにかく準備しておいてほしいです!停電した夜は、想像以上に何もできなくなります。ランタンは懐中電灯と違って手に持ち続ける必要がなく、作業や移動をしながら使える点が便利。また、懐中電灯よりも部屋全体を照らせるのが魅力です。
おすすめはパナソニック「デカランタン」

プラスでチェックしておきたい防災グッズもご紹介!
感震ブレーカーで災害時の火災を予防しよう

地震の揺れを感知して自動でブレーカーを落とすアイテムです。実は、東日本大震災の火災原因の約半数は電気火災。停電後に電気が復旧したタイミングで、壊れた電化製品やコンセントから火が出ることが多いんです。
最近はコンセントに挿すだけの工事不要タイプもあり、一人暮らしでもハードルは低め。また、遮断までの時間を選べるものもあり便利です。
女性、ペット、子育て中...あなたに必要な備えをチェック

トイレットペーパーや生理用品など、売り切れやすい紙類・衛生用品を多めにストックしておくとよいでしょう。メイク落としや化粧水で困る人も多いです。
また、メガネやコンタクト、常備薬がある人は、予備を後回しにせず必ず準備を。そのほかにもペットがいる人は、人間より長めの5〜7日分の備蓄と、ケージに慣れる練習をしておくと安心です。できればペット受け入れ可能な避難所も調べておくとよいでしょう。
小さなお子さんがいる家庭は、液体ミルクや子ども向け非常食、成長に合わせた着替えのサイズ更新も忘れずにしてくださいね。

















