
【ボトルコーヒー頂上決戦】バリスタが本気で飲み比べ!果たして1位はどのコーヒーに...!【2026年アイスコーヒー編】
朝仕事に行くときに買う人も多いボトルコーヒー。セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニエンスストア各社、カルディや無印良品などでも様々な商品が販売されていますよね。
私も毎朝何となくで選んでいましたが、あるとき「本当においしいボトルコーヒーはどれなのか」と疑問に思いました。そもそも価格もそこまで差がないなかでおいしさに大きな違いはあるのでしょうか。
今回は現役のバリスタであるマイベストのコーヒー担当・相野谷が実際にボトルコーヒー16種類を飲み比べ!検証の結果おいしさに違いはあったのか、どの商品がペットボトルコーヒーの頂点に輝いたのか、ランキング形式で徹底解説します!
本コンテンツの情報は公開時点(2026年5月15日)の情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込で表記しております。

製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
「ボトルコーヒーで一番おいしいのは?」この疑問に答えがほしい!

みなさんこんにちは、マイベストのコーヒー関連のコンテンツを担当しています相野谷です。10年ほど前にドトールで働きはじめたことをきっかけにコーヒーの沼にハマりました。それからスペシャルティコーヒーを扱う専門店に移り、本格的にバリスタとしてコーヒーを淹れはじめます。ついには自身の焙煎所を開業しました。今もお客様にコーヒーを提供し続けている生粋のコーヒーラバーです。
今までは「ボトルコーヒーのなかでどれが一番おいしいのか」と細かく考えたことがありませんでしたが、育休期間中に買う頻度が増え、先日コンビニでボトルコーヒーを買おうと思ったときに、ふと「ボトルコーヒーで一番おいしいのはどこなのか?」と疑問が生まれました。
そこで今回マイべマガジンの企画として、コンビニで買える商品を中心に同価格帯のボトルコーヒーの飲み比べを行いました。もうボトルコーヒーを何となくで選ぶ自分は卒業します。
ホットでのおいしさも気になるところですが、すでに桜も散り夏の足音が聞こえてきているので、今回はアイスコーヒーに絞り飲み比べを行います。
飲み比べの前に...実はボトルコーヒーは豆の使用量で品名(名称)が異なる

ボトルコーヒーや缶コーヒーは100gの内容量に何gコーヒー豆が使われているかで品名(名称)が異なります。
- コーヒー
内容量100g中にコーヒー生豆換算で5g以上のコーヒー豆から抽出又は溶出したコーヒー分を含むもの - コーヒー飲料
内容量100g中にコーヒー生豆換算で2.5g以上5g未満のコーヒー豆から抽出又は溶出したコーヒー分を含むもの - コーヒー入り清涼飲料水
内容量100g中にコーヒー生豆換算で1g以上2.5g未満のコーヒー豆から抽出又は溶出したコーヒー分を含むもの
記載されている品名(名称)だけでもおおよその味わいの傾向が分かります。やはり豆の使用量が多い「コーヒー」はしっかりとコーヒーらしい濃度感のある味わいであることが多いです。
逆に「コーヒー入り清涼飲料水」は濃度感が弱くすっきりとした味わいになる傾向があります。比べてみると味わいもわかりやすく変わるので、気になる人は飲み比べてみるのもおもしろいですよ。
いざ飲み比べ!ボトルコーヒーの頂上を決定します!

それでは飲み比べて行きましょう。今回はランキングの基準を「バリスタが飲んで専門店の味わいに近くよりおいしいと感じたもの」として以下の4項目に注目をして飲み比べを行いました。
- 味わいのバランス
- 甘味の強さ
- 濃度感のほどよさ
- 雑味の少なさ
各項目を1〜5点の満足度でスコア化し、4項目の合計20点満点で「おいしさ」の評価を行いました。今回はおいしさの評価に加えて参考値として抽出時間・内容量も計測しています。
満足度のラダー:5点:とても満足・4点:満足・3点:普通・2点:不満・1点:とても不満
テイスティング時の初期温度は10℃±2℃で行う

あまりボトルコーヒーで測ることはないのですが、今回も濃度(TDS)を測りました。一言でいえばコーヒーの濃度を数値化したもの。数字に囚われすぎることはあまりよくないですが、今回は参考値として測ってみましょう。
ちなみにスペシャルティコーヒー協会が定める適正値は1.15%〜1.35%といわれています。この数値以下だと薄い傾向に、この数値以上だと濃い傾向があるということです。
今回TDSはATAGOのBrix計を使用しBrix値を測定後に0.79を掛けてTDSの近似値を算出しています。
11位〜16位のランキングはこちらです!

商品数も多いので、11位から16位は画像にまとめてダイジェストでお送りします。全然おいしくない!というレベルの商品はなく、商品ごとに味わいの特徴があったことも大きな発見でした。
それでは10位からは1商品づつ紹介していきます!
10位:スターバックス COFFEE OF THE DAY BLACK

味わいのバランス:4点(満足)
甘味の強さ:3点(普通)
濃度感のほどよさ:4点(満足)
雑味の少なさ:3点(普通)
合計:14点
店舗で飲むスターバックスのブラックコーヒーに近い味わいでした。深煎りらしい苦味が主体で飲みごたえはしっかりと感じられます。後味にやや焦げ臭を感じたものの、深煎りのコーヒーが好みの人であれば気にならず楽しめる味わいです。目覚めのコーヒーとしてちょうどよいともいえます。
- 価格(税込):193円
- 内容量:450ml
- TDS:0.65%
- 使用豆:ブラジル、コロンビア
- 品名(名称):コーヒー飲料
9位:CRAFT BOSS Black

味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:3点(普通)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:16点
2026年3月にリニューアルをした本商品。ブラジルらしい野生的な風味をしっかりと感じられます。濃度感はやや弱く、ウォータリーな印象を受けます。これ以上薄いと物足りなくなるギリギリのラインですが、その分すっきりとした飲み口でごくごく飲めるともいえます。コーヒーらしい香ばしさもありバランスのよい味わいです。
- 価格(税込):169円
- 内容量:500ml
- TDS:0.75%
- 使用豆:ブラジル、コロンビア、その他
- 品名(名称):コーヒー飲料
7位(同率):Cold Brew BLACK

味わいのバランス:4点(満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:4点(満足)
雑味の少なさ:5点(とても満足)
合計:17点
あまり聞き慣れない「水淹れ」と記載がある商品。コーヒーらしい苦味と甘さはしっかりと感じながらも、ごくごく飲めるすっきりとした味わいです。雑味が少なくポジティブな意味で「お茶」のように日常的に飲みやすいコーヒーに感じました。ゆっくり飲むというよりはシャキッとしたいときにおすすめの味わいです。
- 価格(税込):182円
- 内容量:500ml
- TDS:0.67%
- 使用豆:不明
- 品名(名称):コーヒー
7位(同率):Family’s BOSS ブラック

味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:3点(普通)
雑味の少なさ:5点(とても満足)
合計:17点
ファミリーマートとBOSSのコラボ商品。雑味が少なく、コーヒー本来のフルーティな風味を楽しめます。苦味や甘さもバランスよく感じられ、後口にはチョコレートのような余韻も感じられました。濃度感はやや弱めですが、ごくごく飲むシーンであれば軽い飲み口がちょうどよく感じられそうです。驚きのある味わいではありませんがボトルコーヒーとしてのクオリティは高いといえます。
- 価格(税込):150円
- 内容量:450ml
- TDS:0.81%
- 使用豆:ブラジル、コロンビア、その他
- 品名(名称):コーヒー
5位(同率):ジョージア 香るブラック

味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:18点
濃度感は弱過ぎず強過ぎず、すっきりとした飲み口ですが飲みごたえを感じます。後味にやや渋さを感じますが、コーヒー本来の甘さや果実味はしっかり感じられドリップコーヒーのような味わいが楽しめました。味わいに派手さはないものの、ボトルコーヒーとしては高いクオリティに感じられます。
- 価格(税込):194円
- 内容量:400ml
- TDS:1.04%
- 使用豆:ブラジル、ベトナム、グアテマラ
- 品名(名称):コーヒー
5位(同率):セブンプレミアム BLACK コーヒー無糖

味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:4点(とても満足)
合計:18点
セブンイレブンのボトルコーヒーですが、製造はUCC上島珈琲。味わいはシンプルながら苦みや、コーヒー本来のフルーティな印象も感じることができ、全体的なクオリティが高く感じました。この味わいでこの価格であればむしろ安くも感じます。チェーン店のアイスコーヒーであれば勝るとも劣らない味わいといえます。
- 価格(税込):138円
- 内容量:375g
- TDS:0.93%
- 使用豆:不明
- 品名(名称):コーヒー
2位(同率):BARISTA’S BLACK キリマンジャロ

味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:5点(とても満足)
濃度感のほどよさ:4点(満足)
雑味の少なさ:5点(とても満足)
合計:19点
今回飲み比べたなかでは一番口当たりがよく、口に入れてから飲み込むまで質感がとてもなめらかで心地よい飲み口が楽しめました。濃度感もほどよく、キリマンジャロらしい上品な味わいに感じられます。普段ボトルコーヒーを飲まない人にも、ぜひ一度飲んで欲しい1本。鮮やかな青い柄はタンザニアのある東アフリカで愛用されているプリント布「カンガ」がモチーフになっているそうです。
- 価格(税込):189円
- 内容量:390ml
- TDS:1.19%
- 使用豆:タンザニア、コロンビア、その他
- 品名(名称):コーヒー
2位(同率):ボス コーヒーファーム

味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:5点(とても満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:19点
ローソン限定販売のボスのボトルコーヒー。苦味のなかにしっかりとコーヒー本来の果実味を感じることができます。風味が豊かで後口の余韻も心地よく、今回飲み比べたなかではトップクラスの満足感を感じられました。最近まではボトルコーヒーの深煎りはただ苦いだけと思っていましたが、ボトルコーヒーの概念を変えてくれる味わいです。
- 価格(税込):158円
- 内容量:275g
- TDS:1.00%
- 使用豆:ブラジル、インドネシア、その他
- 品名(名称):コーヒー
2位(同率):Family’sBOSS ザ・エスプレッソ コク深いブラック

味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:5点(とても満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:19点
エスプレッソとパッケージに大きく表記がある通り、アメリカーノの味わいに近く感じます。しっかりとしたボディが特徴的ですが、意外にも苦味が強すぎることはなくコーヒー本来の果実味もしっかりと感じられます。ファミボスのもう一つの商品とは対照的でこちらはしっかりとしたコーヒーらしい味わいを楽しみたい人におすすめの味わいです。アメリカーノが好きな人もぜひお試しください。
- 価格(税込):160円
- 内容量:390g
- TDS:1.10%
- 使用豆:ブラジル、ベトナム、その他
- 品名(名称):コーヒー
1位:BARISTA’S BLACK

味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:5点(とても満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:5点(とても満足)
合計:20点
ボトルコーヒーとは思えないコーヒーの味わいをしっかりと感じられる味わいです。チェーン店のアイスコーヒーをテイクアウトするなら、このコーヒーでいいかもと思わせるクオリティ。コーヒーらしい苦味だけでなく果実味までバランスよく楽しめる1本。普段ドリップコーヒーしか飲まない人にもおすすめできます。普段私と同じようになんとなくボトルコーヒーを選んでいる人は、ぜひ一度このコーヒーを選んでほしいです。
- 価格(税込):175円
- 内容量:390ml
- TDS:1.07%
- 使用豆:ブラジル、タンザニア、その他
- 品名(名称):コーヒー
ボトルコーヒーのおいしさランキング2026決定版が完成しました

ついにボトルコーヒーののおいしさランキングが完成いたしました。意外にも専門店を差し置いてコンビニ各社の商品が上位となる結果でした。
ボトルコーヒーもじっくり味わってみると、どのような味わいを飲み手に楽しんで欲しいかという意図がコーヒーの味わいからも感じられてとてもおもしろかったです。
やはり「コーヒー」は濃度感をしっかりと感じられ飲みごたえがありました

今回飲み比べを行ったなかで感動があったおいしさの商品の多くは品名(名称)が「コーヒー」のものが多かったです。豆の使用量が多いので濃度感を感じやすく、風味や甘さもしっかりと楽しめました。ゆっくり味わいたいときや、ミルクと合わせて飲みたい人におすすめです。
逆にごくごく飲みたい!という人は「コーヒー飲料」の方がすっきり飲みやすいと感じやすいので、今回の検証を通して飲むシーンに合わせて商品を選び分けるのもいいなと思いました。
ボトルコーヒーからもコーヒー業界の進化を感じます

少し前にはUCCさんがゲイシャを使用したボトルコーヒーを期間限定で販売を行ったりと、今回の検証も含めてボトルコーヒーのクオリティの進化には驚かされます。ボトルコーヒーやコンビニのコーヒーなど、身近なコーヒーがおいしくなることはコーヒーへの入口が大きくなるようでとてもうれしいです。いつもありがとうメーカーの皆様。
画像は最近発売したUCCさんのボトルコーヒー「TOTONOU」。コーヒーに含まれる「トリゴネリン」という成分が、安静時のエネルギー消費の向上をサポートすると謳っている商品です。飲んでみると味わいは通常のコーヒーと変わらず、なんならおいしくてごくごく飲める。試しにしばらく飲んでみようと思います。
おわりに

検証を行う前は「ボトルコーヒーにおいしさに大きな違いはあるの?」と思っていましたが、飲み比べてみると味わいは商品によって全然違いました。今回はランキング形式で紹介をしていますが、コーヒーは嗜好品です。ランキングはあくまで参考程度にしていただきながら、ぜひ色々なコーヒーを飲んで自分にあったコーヒーを探してみてくださいね。
奥が深いコーヒーの世界。コーヒーの沼は知れば知るほど、どんどんはまっていきますよ。興味が出た方はぜひ以下のリンクからマイベストのコーヒーコンテンツも覗いてみてください。そして明日は、いつものコーヒーを少し味わって飲んでみてもらえるとうれしいです。
執筆/マイべマガジン編集部・相野谷大輔
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