【徹底レビュー】「Pixel Watch 4」がついにApple Watchと並ぶ存在に!?Pixelオタクが1週間つけて生活してみた
2025年10月9日に発売された「Pixel Watch 4」。Googleが開発・販売するAndroid専用のスマートウォッチ「Pixel Watch」シリーズの4代目にあたります。
ネット上では「Apple Watchに追いつくんじゃないか?」なんていわれていますが、どの辺が進化したのか、前モデルから買い替える必要があるのか気になりますよね。
今回は、マイベストのガジェット担当が実際に1週間つけて生活し、前モデルのPixel Watch 3やApple Watchと比較検証しました!ぜひ参考にしてくださいね。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
Pixel Watch 3から1年...また進化してるらしい!ということで1週間つけてみます
10月に発売されたPixel Watch 4。過去最大のアップデートが行われ、全面的に再設計されたといわれています。
注目したい特徴としては、
- バッテリー駆動時間はPixel Watchシリーズ史上最長
- ディスプレイの表示領域はPixel Watchシリーズ史上最大
なんかすごい…!でもこれだけじゃピンとこないので、実際の使い勝手はどうなのか1週間つけてレビューしてみました。
ちなみにスペックはコレ
スペックはこんな感じ。
販売価格は41mmのモデルで52,800円。前モデルと比べて13,000円アップしています。9月発売のApple Watch Series 11ほどではないけど…なかなかいい値段。
今回とくに変わった点はバッテリー性能で、駆動時間は41mmで30時間・45mmで40時間。Pixel Watch 3が41mm・45mmともに24時間だったので、駆動時間が大幅アップしていますね。すごい。
画面サイズの41mm・45mmは変わりませんが、ベゼルが狭くなったぶん画面が大きく見えるように。あと充電器は背面充電から側面充電に変わっています。ちなみにPixel Watch 3の充電器は使えません。
フィットネス機能やヘルスケア機能はそこまで変わらないかなー。GPSの精度は上がったので、屋外の運動時にはよさそう。
ディスプレイはGoogle Pixel 10と同等の輝度
それでは、実機を触っていきます!
パッと見Pixel Watch 3との違いはほとんどないかなと思ったんですが、ディスプレイがフラット型からドーム型に進化しています。
右側が4なんですが分かりますかね…?
確かにベゼルはだいぶ薄くなってる!
「Actua 360 ディスプレイ」を採用したことで画面の表示領域が10%広がったらしいんですが、ドーム型で結構全画面に広がってる感じ。
画面の中央から縁にかけてシームレスに見えます。

輝度はPixel Watch 3の2,000ニト→3,000ニトにあがっています。
数値的にはGoogle Pixel 10とかiPhone 17と同レベルなので、太陽の下でも画面がめっちゃきれい。毎朝自転車で通勤するので、屋外での視認性が高いのはありがたいですね。
電池持ちが悪いと言われていたがついに...
電池持ちもめちゃくちゃよくなりましたね。頑張れば3日目のお昼ぐらいまでは充電もちます。
Pixel Watch 3は充電し忘れると次の日の夕方ごろには電池切れしてたので、これはかなりありがたい。
ちなみにメーカー記載の駆動時間は以下のとおりです。Pixel Watch 3と比べて、駆動時間が25%アップしているとのこと。すご。
<駆動時間>
- 41mmモデル:最大30時間(バッテリー セーバー モード:最大48時間)
- 45mmモデル:最大40時間(バッテリー セーバー モード:最大72時間)

もともとPixel Watchはバッテリー持ちが悪いのがネックだったんですけど、ここがある程度解消されたのはデカい。
HUAWEIやXiaomiの超ロングモデルに比べると全然だけど、Apple・Samsung・Googleが並ぶ高スペック帯ならしっかり持つ方だと思います。
フル充電にかかる時間もPixel Watch 3より25%速くなっていて、41mmモデルは約25分・45mmモデルは約30分で0%→80%まで充電できます。
これもApple Watch Series 11と同じくらいかな。10~15分くらいで1日使えるレベルまで充電できるのはありがたいですね。
充電スタイルは、従来の背面→側面の接点充電に変わっています。画面を立てたまま充電できるので、充電中でも置時計感覚で使えるのがいい。
充電器の下はマグネットになっているから、マグネットがくっつく場所なら本体を押さえずに片手で着脱できます。
だけど、Pixelって充電器がほぼ毎回新しくなってるんですよね…。そこがちょっと気になる。

私は2年おきにPixel Watchを買い替え、毎回付属品とは別に予備用の充電器を購入しているんですが、初代のPixel Watch買って、Pixel Watch 3で使えなかったので新しく買い直して…ってしてるんですよね。
えっ…じゃあPixel Watch 5になったらまた充電器買い直す…??
できれば世代間で共通して使えるようになるとありがたいです。
心電図アプリもついに日本リリース
心電図アプリに対応できるようになったのも朗報。一応Pixel Watchには心電図アプリ自体はあったんですが、ここにきてやっと国内での認可が下りましたね。
心電図アプリはAppleやHUAWEIなど一部のメーカーしか国の認可を受けていなかったので、ここでも遅れを取り戻せている感じです。
手首に装着しアプリを起動すると、30秒で心拍リズムを測定。測定結果はPDFで作成できるので、お医者さんに相談するときにも活用できます。
ただし、スマートウォッチの測定機能は医療用の専門機器と比べると、精度や信頼性の面で劣る部分もあります。計測でとれたデータはあくまで参考程度にしてください。

ちなみにPixel Watch 2・3も同時リリースされていて、4だけの機能というわけではありません。
アクティビティの正確性も進化しています。心拍数・皮膚温・位置情報などを管理するセンサーハブがアップグレードしたことで、さらに正確にデータを取得できるようになったとのこと。
GPS機能も高精度なデュアル周波数GPSを新搭載し、ランニングやハイキングでより正確にルートを追跡できるようになりました。
ただこのあたりは、正直Pixel Watch 3でも十分満足できるレベル…。ハードに運動する人にはうれしい進化ですが、そこまで劇的とはいえないかな。
睡眠トラッキングの精度も18%あがったとのことですが、前と比べてそこまでの変化はない感じ。
UIにもPixel Watch 3より進化した「Material 3 Expressive」を搭載。画面をスクロールすると、ディスプレイに合わせてメニューやアイコンが拡大縮小しながら表示されます。
地味な進化だけど、より分かりやすくなって最新のデジタル機器のデザインに近づいた印象です。
【結論!】Apple・Samsungと並んだ!Pixelユーザーは使う価値アリ
いかがでしたでしょうか?タフなバッテリー性能とスマートなディスプレイ、フィットネス・ヘルスケア機能が向上したPixel Watch 4。
Pixel Watch 3からの正統進化の位置づけといったところでしょうか。
バッテリー性能はApple Watchと比べても遜色なく、今まで使えなかった心電図アプリにも対応。アクティビティやGPSの精度も上がり、これはもうApple Watch並みといってもいい存在になったのでは!?
iPhoneならApple Watch、AndroidならPixel Watch 4を選んでおけば間違いないと思います。結論、以下の人におすすめです。
- 今使っているスマートウォッチのバッテリー性能に不満がある人(最大72時間のバッテリー持ち。頑張れば数日持つ)
- 健康管理を考えている人や、運動記録を取りたい人(アクティビティ・GPSの精度がアップ。屋外でも優れた視認性)
- スマートウォッチの買い替えを検討しているPixelユーザー(通知やGoogleサービスとの連携が簡単)
初代のPixel Watchからの欠点を少しずつ改善し、ようやく完成の形に近づいてきた印象ですね。
とはいっても、Pixel Watch 3と比べてめちゃくちゃ進化した!というのはないので、3で満足している人は買い替える必要はなさそう。
画面の視認性やバッテリー持ちはかなりよかったので、Pixel Watch 1・2から買い替える人やGoogleのスマートウォッチが気になってる人は十分に買う価値があると思います。
ちなみに、普段の八幡はマイベストで検証コンテンツを制作しています。八幡が関わったコンテンツは以下のリンクから。ほかのスマートウォッチも見たいという人はぜひチェックしてみてくださいね。ほかにも、シンプルな機能でいい人向けのスマートバンドを集めて比較したコンテンツもあります。
それではまた!
