"見える化"すれば勝手に貯まる!? ズボラにこそ「家計簿アプリ」がおすすめな理由【16アプリ比較】
旅行に花火に帰省に、夏はイベントが多く支出も増えがち。この夏、いくら使ったか把握していますか?
「わからないけど、借金したわけじゃないから大丈夫!」なんて能天気に笑っていられるのもいまのうちだけ。すべての支出を計算したら冷や汗が出るかもしれませんよ。
ちょっとでも気になったら、この機会に「家計簿アプリ」で毎月の収入と日々の支出を“見える化”してみましょう。
スマホの家計簿アプリなら"ほぼ自動"で記帳が可能!「なににいくら使ったか」「今月の収支」なども勝手に集計されるので、使うごとに記入したり、レシートを貯めておいたり、めんどうな手間はかからないんです。もちろん、アプリもダウンロードするだけ、無料で使えます。
そこで今回は、商品比較サービス『マイベスト』でスマホ向け家計簿アプリ16種類を使用した結果、無料でもちゃんとお金を見える化できたNo.1アプリを紹介します。
これを機に節約をはじめれば、冬のイベントラッシュへの備えになるし、来夏の旅行をアップグレードすることだって夢ではありません!お金としっかり向き合って、マネーリテラシーを高めるはじめの一歩にしましょう。
本コンテンツの情報は公開時点(2024年9月3日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
意外な出費がチリツモに…!?まずはお金の"見える化"からはじめて!
いざというときにお金がない、イベントごとに焦ってお金を貯める、という人も多いはず。そんな人は、まずは自分がいくら使っているのか?を知ることからはじめてみましょう。
イベントでのまとまった支出はもちろん、日常的な「ちょっとコーヒーでひと息」「夕食後のご褒美スイーツ」がチリツモで意外と大きな金額になっていることも…。
家計簿があれば、いつ・何に・どれだけお金を使っているか?を週や月単位で把握することができます。そのうえで、ムダな支出がないか、ちゃんと貯金ができているかをチェックすれば、自ずとお金は貯まっていくはず。
ズボラさんのお金管理は、“キャッシュレス+家計簿アプリ”が正解です
そうはいっても、手書きの家計簿をつけるのはとにかく手間。3日坊主にならないためにも、積極的に活用したいのが「家計簿アプリ」なんです。
レシートの“読み取り”機能や、銀行口座やクレカの“連携”機能によって、支出を手入力する必要がないのが最大のメリット。
とくに“連携”機能があれば支出の入力をほぼ自動化できるので、放置しておくだけでデータがたまります。しかもキャッシュレス派なら、一部の現金支出以外はノータッチでデータ化が可能。これならめんどうはありません。
収支の計算も自動化されるので、夏休みのようなイベントが多い月に収入を超える支出をしても、早めに気づけるのがポイント。計算ミスで「じつは想像以上の大赤字……」なんてトラブルも避けられます。
加えて、カテゴリ分けができれば、自分がどんなことにお金を使いがちなのかも一目瞭然。「ムダ使いを減らしたい」「目標に向かって貯金したい」なら、不可欠な機能になります。
支出額の基準を設定して通知を受け取ることもできるのもアプリならでは。あわせて使って、目標達成の近道にしましょう。
これから家計簿をはじめるなら“キャッシュレス+家計簿アプリ”は最強の組み合わせ。一度設定しておけば、収入と支出がアプリに記録され続けます。あとは定期的にチェックするだけ。お金の流れを“見える化”して、ムダな支出を減らしましょう!
なお、アプリによって使える機能の制限などはありますが、基本的には無料でダウンロードが可能。今回紹介するマストバイも、"無料なのに超多機能"な優秀アプリです。

唯一、アプリでの自動化が手書き入力に劣るのが即時性。自動入力は支出からデータ化までにタイムラグがあるため、「その日の支出はその日のうちに」確認できる状態にしたいなら、手書きもしくはアプリでの手入力のほうがすぐれています。
ちなみに、これからキャッシュレスへの移行を考えている人。おすすめのキャッシュレス決済アプリはこちらです。
家計簿アプリのマストバイ:Kufu AI Studio Inc.「家計簿Zaim」
- おすすめスコア:★4.72(1位 / 16アプリ中)
- 無料機能の豊富さ:★4.57(2位)
- 連携サービスの多さ:★5.00(1位)
- レシート入力の手軽さ:★4.41(2位)
- 収支管理のしやすさ:★4.98(1位)
お金を“見える化”するために、おすすめの家計簿アプリがKufu AI Studio Inc.「家計簿Zaim」(基本利用料:無料)です。
一部機能の利用には「Zaimプレミアム」(480円/月)の契約が必要です。
「Zaim」の最大の特徴が、無料ユーザーでも無制限で銀行口座とクレカに加え、QRコード決済と各種ポイントの連携ができること。「auPAY・LINE Pay・d払い」と連携できるQRコード決済は最多(2位と同率)です。
他のアプリは、そもそも口座連携の機能がなかったり、"4社まで"などと無料で使える範囲に制限があったりするものも……。比較した16アプリのなかで、無料で多数のサービスと連携できたのは、唯一「Zaim」だけでした。キャッシュレス派には最適なサービスで、ポイ活のためにクレカやQRコード決済を使い分けている人にも使いやすいんです。
支出がカテゴリ分けされグラフとして表示されるのも特徴で、自分が“なににお金を使いがち”なのかも視覚的に把握できます。月ごとの予算設定と併用して、上手に使いすぎを防止しましょう。
アプリはパスコードロックに対応しているため、スマホを開いたままうっかり置きっぱなしにしても、のぞき見される心配なし。あわせて、連携した銀行口座やクレカの情報などが、事業者やアプリに保存されることがないので、信頼感があります。
なお、アプリのアカウントを共有することで、家族でひとつの家計簿を管理することもできます。夫婦で将来のマイホーム購入に向けて貯金したい、なんて目標の達成にも役立てられます。
手書きやWebの家計簿と違い、いつでも確認できること、そして確認を忘れていても通知で教えてくれるというアプリならではのメリットも見逃せません。
16アプリを比較してわかった!「家計簿Zaim」がマストバイな3つの理由
理由①:収支の入力の手間がないから3日坊主で終わらない
理由②:毎月の収支が見えるからムダな支出が見つかる
理由③:金融庁登録事業者だから、安心感があって利用しやすい
詳しい検証方法やランキング、ほかのおすすめ商品も知りたいという人は、「マイベスト」の家計簿アプリ検証コンテンツもチェックしてください。
理由①:収支の入力の手間がないから3日坊主で終わらない
「地元の農協の口座しかないけど使えるの?」
自分が使っている銀行やクレカが連携に対応しているかは気になりますよね。でも、Zaimはとにかく連携先が豊富。
銀行なら大手やネット銀行・地銀・信金・漁協など、クレカも銀行を含めて各発行会社に対応(全1,091社)しているので、自分の口座が“連携できない”心配はほとんどないでしょう。もちろん、全国の農協にも対応しています!(参照:Zaim・自動取得に対応する連携先)
はじめに所持しているすべての口座とクレカを連携しておけば、収入も支出も自動で入力されていくので、なにもしなくても家計簿を継続できます。(一部の口座やクレカは定期的な決済が必要です。)
モバイルSuicaやSMART ICOCA、nanaco、WAON、CoGCaといった電子マネーにも対応しているので、スマホ決済がメインでも大丈夫。
さらに、VポイントやANA/JALのマイレージの連携も可能です。すべての連携先を合わせると、その総数は1,500種類以上。
とくに比較した16アプリのなかでZaimだけの推しポイントが、無料ユーザーであっても銀行口座やクレカなどの連携数に上限がないこと!少額の引き落としのためだけに開設している口座や、ポイ活をしていて特定の店舗でしか使わないクレカのように、あることを忘れてしまうような支出でも、自動連携ならすべて記録されます。
現金しか使えないお店で買いものをしたときも、レシートさえあれば入力は一瞬。アプリからカメラを起動して撮影すれば、OCR機能で金額を自動入力できます。入力精度が高く、内容の確認がしやすい点で、ライバルよりすぐれていました。
これならどんなにズボラでも3日坊主で終わることはありません。1か月、2か月と継続していくことで、家計簿を習慣化しましょう。

ほかの家計簿アプリではたびたび銀行口座やクレカを再連携する必要がありましたが、Zaimは一度連携したらずっとそのままでした。
理由②:毎月の収支が見えるからムダな支出が見つかる
ムダな支出を減らして、貯金を増やすのが、家計簿でお金の流れを“見える化”する目的です。
Zaimの中カテゴリは「食費」「日用雑貨」「交通」「交際費」「エンタメ」「教育・教養」「美容・衣服」「医療・保険」「通信」「水道・光熱」「住まい」「クルマ」「税金」「大型出費」「その他」という14項目。さらに下位には101項目の小カテゴリがあり、詳細なカテゴリ分け(※)が可能です。
カスタムカテゴリの編集には「Zaimプレミアム」の契約が必要
しかも、連携した支出は自動的にカテゴリ分けされるうえ、検証では整合性100%(※)ととても優秀。
63決済中、未分類だった19は除く
支出は中カテゴリ分けされた円グラフとして視覚化されるので、自分がどんなことに支出しがちなのか、ひと目でわかります。
データを見ながら、「今月はタクシー使いすぎかも」「ちょっと化粧品ポチりすぎ?」「ダイエットを兼ねてフラペチーノは控えなきゃ」と、ひとり反省会を開くのも一興。
客観的なデータを得られるのは大きな財産なんです。「月別/週別/年別」と円グラフの期間を変更できるのも親切です。
ちなみに、Zaimなら過去データを含めた履歴をWebから無料でダウンロードできるのもメリット。将来的にサービスが終了してしまっても、貴重なデータを残しておくことができるんです。
ムダな支出を防ぐには、予算の設定も有効です。月ごとに総額とカテゴリごとの予算設定をすることで、使いすぎに気づきやすくなります。予算総額を超えないようにするための通知(※)も受け取れるので、ぜひ設定しておきましょう。
カテゴリごとの予算の通知を受け取るには「Zaimプレミアム」の契約が必要
理由③:金融庁登録事業者だから、安心感があって利用しやすい
こんな不安がよく聞こえてきますが、Zaimは金融庁登録事業者なので、必要なときにだけ銀行などのデータにアクセスするAPI方式に対応しています。
そのため、事業者やアプリには銀行口座やクレカの情報などは保存されません。情報が漏洩する可能性はかぎりなく低いといえるでしょう。
加えてアプリにはパスコードロックがかけられるため、スマホを置き忘れたとしても収入と支出というセンシティブな情報を他人に見られることも防げます。
Zaimは同様の自動連携機能をもったアプリのなかでも十分なセキュリティが備わっており、安心感は高いサービスといえます。

万が一不正利用されたときにいち早く気づける「不正利用アラート機能」も備わっています!
まとめ:手入力の家計簿で挫折したひとでもきっと続けられる
コンテンツを作成しながら実際に使ってみると、収支がグラフとして視覚化されるのは、参考になるの半分、予算を超える恐怖が半分。
これなら、予算を超えることがないようにしっかりと支出を見つめ直そうという気にさせてくれます。
筆者は以前にも家計簿アプリを使用したことがありますが、手入力だったためレシートが溜まりはじめるとめんどうになり、いつの間にか使わなくなった過去があります。
でも、銀行口座やクレカと連携した自動入力なら、もうめんどうはありません。奇しくも、当時とは違ってほぼキャッシュレスに移行した状態。これは、「家計簿をつけなさい」という貯金の神からの思し召しでしょう。
思い立ったが吉日、「今月、使いすぎたかも……」が頭をよぎったら、筆者とともに家計簿生活をはじめましょう。
まずは月5万円の貯金が目標、その先にはきっと大きな夢の実現が待っています!
入力する手間は惜しまないからリアルタイムで把握したい人、もっとシンプルな機能で十分という人は、マイベストの「家計簿アプリ」検証コンテンツもチェックしてみてください!
(執筆/マイべマガジン編集部・ハナゾノゴウ)
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