メリダ クロスウェイ 100Rは、買い物や通勤・通学など普段の移動で乗りたい人におすすめ。「ママチャリの延長のような感覚で乗れる」との口コミ同様に、クセのない乗り心地で高評価を獲得しました。キャノンデールやトレックといった大手メーカーのクロスバイクには標準付属品がないなか、街乗りに便利なスタンドを備えていたのも魅力です。また、クロスバイクらしい軽快な走りと安定感の両立。タイヤ幅が32mm(実測値)と太めで、地面からの衝撃をよく吸収していました。タイヤが細い商品よりも段差で滑りにくいので、凹凸の多い道もぐんぐん進めるでしょう。変速レバーはシマノ製のトリガーシフト。制動力に優れたVブレーキを備えているなど、コンポーネントのクオリティは申し分ありません。ギア段数は3×8段と十分で、坂道にもフラットな道路にもフレキシブルに対応できます。パーツはすべてスポーツ車の規格で統一されているので、補修部品を手に入れやすい印象。いざ故障した際も慌てなくて済みそうです。カゴやキャリア(荷台)などの純正パーツも多く、カスタマイズする楽しみが広がりますよ。なお、比較した商品のなかで走行性・機能性ともに優秀だったキャノンデールのトレック3が定価で10万円近いのに対し、税込79,200円(執筆時点・公式サイト参照)で購入できるのもよい点。走りの軽快さや日常使いしやすさを考えると、「コスパがよい」という口コミにも納得できます。総じてバランスのよい1台といえるので、ぜひ候補に加えてみてはいかがでしょう。
ジャイアント ESCAPE R3は、気持ちのよい走り心地と安定感を両立したクロスバイクがほしい人におすすめです。とくに重量は実測値で11.2kgと、比較したなかでもトップクラスで軽量。なかには15kg前後の走り心地が重い商品もありましたが、こちらは漕ぎ出しも上り坂もスイスイ進めました。信号待ちやアップダウンの多い道でも、軽快に走れるでしょう。タイヤの幅は32.65mmと、太めで安定感があるのも特徴的。比較した30mm未満の細いタイプと比べて段差を乗り上げやすく、荒れた路面でも衝撃吸収が期待できます。また、変速レバーは手を動かさずに調整できるトリガーシフト、ブレーキには制動力に優れているVブレーキを使用。クロスバイクがはじめての人でも乗りこなしやすい印象です。適用身長は140~185cmと幅広く、4種類のサイズから選べます。比較したなかには適用身長が160cmから・ワンサイズのみの商品も多くあったのに対し、小柄な人でもぴったりのサイズのものを見つけられるでしょう。パーツのほとんどがスポーツ車系の規格のもので構成されており、もしもの故障のときにも対応しやすいのも長所です。しかし、スタンドや泥よけ・変速機のカバーなど、普段使いに必要なパーツはついていないのが惜しいところ。公式サイトに専用のパーツがあるので、必要に応じて追加購入してくださいね。比較したなかでは、「あさひ プレシジョン S」がスタンドとディレーラーガードを備えているので、追加の費用なしで使いたいならこのあたりもチェックしてみましょう。とはいえ、軽々とした乗り心地のよさがあり、身長に合わせて選びやすい魅力的な商品です。クロスバイク選びにお悩みの人は、ぜひ検討してみてください。
CANOVER UARNOS Car-015-CCは、街乗りメインでスタイリッシュなロードバイクがほしい初心者には候補となる商品。しかし、口コミに「車体が重い」とあるように14kgと重めです。実際の試乗ではハブのなめらかさに欠け、高速域に達するのに力が必要でした。比較したなかには軽い力で走行できた商品があったのに対し、上り坂や信号のストップ&ゴーでは重さを感じるでしょう。フレームサイズが1種類しかなく、自分の体型に合わない可能性があるのもネックです。ブレーキは効きがよい傾向があるデュアルピボットですが、変換機との位置が別々でした。「離れていてちょっと怖い」と口コミにあるように、慣れていない人は操作しにくいでしょう。シマノ製の変速器を使用している以外に、ほかのパーツが無名ブランドなのも惜しい点でした。日常使いはある程度しやすい仕様です。変換機周辺を保護するディレーラーガードと泥除けはありませんが、比較したなかで搭載していたのは少数です。スタンドがあるため、街で店に立ち寄るときなどでも置き場所に困らないでしょう。ペダルの反射材で車から認識されやすいのもよい点です。今後カスタムしたい人にも向いています。ハンドル・サドル・ホイールは主流規格で、ロードバイク用のパーツと交換できます。比較したなかには特殊なサイズで選択肢が限られる商品もありました。乗り心地や走行性を変えて楽しみたい人にはぴったりでしょう。ダボ穴はダウンチューブのみですが、ボトルやハンディポンプ・小物バッグなどが装着できますよ。本格的なライドやロング走行には不向きですが、値段は35,000円ほど(※執筆時点)と比較したなかでも手頃。見た目にこだわる人にもぴったりです。とはいえ、上位商品には無理のない姿勢で走行できるものもありました。より快適な走りを求める人は、ほかの商品を検討してみてはいかがでしょうか。
キャノンデール クイック3は、クロスバイクらしい軽やかな走りを体感したい人におすすめ。機敏な走りをアピールしているだけあり、車重11.4kgと比較した商品の平均重量である12.77kg(※執筆時点)よりかなり軽量でした。カーボン製のフロントフォークを採用しているため車体が軽く、スピードを出しやすいのが魅力です。速さだけでなく、安定性を兼ね備えている点も見逃せません。前輪がやや前についた構造で、クロスバイク特有の不安定さが少ないのが特徴です。タイヤ幅が35mm(※実測値)と太い点も、段差での滑りにくさに貢献しています。ブレーキにはテクトロの油圧式ディスクブレーキを搭載。軽いタッチでしっかり止まれるので、雨の日も安全に走行できるでしょう。変速機はシマノ製で、変速段数は2×9段と多め。坂道も難なく走れそうです。比較したなかには特殊なパーツが使われているものがありましたが、本商品はスポーツ車規格で統一。スタンドやディレイラーガードなどの汎用品はついていないものの、パーツを入手しやすいのでカスタムの楽しみが広がります。ホイールセンサーを内蔵している点も魅力。検知した走行距離や消費カロリーを専用アプリで管理できます。比較で評価の高かったトレック・あさひ・メリダなどのクロスバイクにはセンサーが標準搭載されていなかったので、サイクリングを趣味にしたい人やダイエットを考えている人にはクイック3がぴったり。初心者から中~上級者まで満足できる1台を、ぜひ検討してみてください。
21テクノロジー ロードバイク 700cは、街乗りメインで格安のロードバイクがほしい人には候補となる商品です。しかし、実際に走行するとハブの回転にひっかかりがあり、なめらかさに欠けました。比較した商品には約10kgと軽く爽快に走れたものもあったのに対し、実測13.8kgと重たいのもネックです。ギアは2×7段変速のため、街乗りを楽しむには十分でしょう。「適正身長(164cm以上)だが乗りにくい」と口コミにあるように、体勢に違和感があるのも気がかりです。フレームサイズとハンドルの位置に対してサドルがあまり上がらず、パーツを交換しないと無理な姿勢になります。ブレーキは効きがよいとされるデュアルピボットを採用していますが、変換機以外のパーツは無名ブランドです。日常使いに便利な機能は、ある程度搭載しています。変速機や周辺パーツを保護するディレーラーガードはありませんが、比較したなかでも搭載していたのは少数。こちらはスタンドがあるため倒れにくく、駐輪場所に困ることは少ないでしょう。ペダルに反射材もあり、夜間も車から認識しやすいですよ。カスタムがしやすいのはメリットです。ハンドル・ホイールは主流サイズで、ロードバイク用パーツと交換できます。ダボ穴はダウンチューブにしかありませんが、ボトルゲージが装着可能です。ただし、サドルの高さを調節するシートポストは28.6mmとやや特殊なサイズ。比較した27.2mmのなど主流サイズの商品と並べると、選べるサドルは限られるでしょう。値段は2万円台と比較したなかでも非常にお手頃ですが、本格的なライドや長時間の走行には不向きです。自然な前傾姿勢で走行でき、爽快感を楽しみたい人は、ほかの商品を検討してみてはいかがでしょうか。