DAIWA タイトフィットソルトブレスジップウェーダー
DAIWA タイトフィットソルトブレスジップウェーダー SW-4502B-Tは、夏場のウェーディングを快適に楽しみたい人におすすめです。特殊な試験方法で透湿性を確認したところ、1時間あたりの透湿度は133g/m2・hと高い数値を記録。比較したほかの商品には1g/m2・hと低いものがあったなか、「不快な蒸れを軽減する」との謳い文句どおり夏場も過ごしやすいでしょう。水中での動きやすさも高評価です。比較したなかには、脚部が幅広で水の抵抗が大きい商品もあったのに対し、膝下がスリムなため水の抵抗をほとんど感じません。ブーツが柔らかく足先の感覚を掴みやすいので、水中の障害物を避けて歩きやすい点も魅力です。体の形に馴染みやすい立体裁断を採用し、関節の曲げ伸ばしやすさも良好。実際に着用したモニターからは、「太ももの上げ下げがしやすい」との声が見受けられました。ブーツは軽量なうえ屈曲性に優れているため、しゃがみやすく軽い足取りで歩けますよ。400番の研磨紙で生地を擦ったところ、平均1864回で穴が開きました。比較したなかには1000回前後で穴が開いた商品もあることを思うと、軽く擦る程度では穴は開きにくいといえます。ただし、激しい藪漕ぎ(草木が茂る場所をかき分けて進むこと)にはあまり向かないので注意してください。保温性能はまずまずです。ウェーダーの生地で包んだフラスコに熱湯を注いだところ、1時間で45.7℃まで低下。比較したなかには54℃までしか下がらない商品もあったことを考えると、寒い日にはやや物足りない印象です。防寒対策として、インナーなどで調整するとよいでしょう。DAIWA独自の4層構造防水透湿素材を使用し、透湿性・動きやすさが非常に優秀なウェーダーです。汗ばむような暑い日にウェーダーを着用したい人や、水が濁って足元が見えづらいところで釣りをする人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
ブリザテックポリカウェダー チェストは、手頃な価格で高性能なウェーダーがほしい人におすすめです。高価になりやすい透湿防水素材にもかかわらず、比較的安価で手に入ります。透湿性は比較した商品のなかでもトップクラス。夏でも蒸れにくく快適に使えます。薄くて軽いうえに伸縮性があるので、動きやすさも良好でした。陸上・水中のどちらでも疲れにくいでしょう。ただし、素材が薄い分、保温性・耐摩耗性はやや落ちます。寒い季節には、防寒アイテムを忘れずに着用してくださいね。サイズ展開が豊富で、子どもから体格の大きな人までカバーできるのも魅力的。はじめてウェーダーを購入する人にも有料区な候補になるでしょう。
SILVER FOX 透湿防水ウェーダー チェストハイ
阪神素地 SILVER FOX 透湿防水ウェーダー チェストハイ SW-511は、動きやすく蒸れが少ないのが魅力です。薄くて軽い透湿防水素材を使用しているためか、実際に着用したモニターからは「普通の服に近い感覚」との声が。比較したなかにははしゃがみにくいものもあったのに対し、「つっぱり感が一切ない」と好評です。とくに陸上での動きやすさはトップレベルでした。靴底は、つるつるとした岩の上や渓流も歩きやすいフェルトタイプ。水中でも抵抗感はなく、スムーズに動けました。腰上から胸元までカバーできるため、シーバスなどの海釣りにもうってつけですよ。透湿性も優秀です。透湿度試験方法 A-1法にて試験を行ったところ、比較した商品の透湿度の平均が約60g/m2・h(※執筆時点)だったのに対し、こちらは143g/m2・hという結果に。蒸れにくいという謳い文句どおり湿気を逃がせていたので、蒸し暑い夏でも快適に過ごせるでしょう。一方、素材が薄いため保温性には欠けます。寒い日には暖かいインナーを着るなどの対策が必要です。耐摩耗性もいまひとつで、研磨紙で擦ると1,006回で穴が開きました。比較した商品の平均2,658回(※執筆時点)を下回ったので、枝や棘などが多い箇所に行くときは穴が開かないよう注意が必要です。とはいえ、気がかりなのは摩擦に弱い点のみ。インナーを変えればオールシーズン使えるうえに、楽に動けて水中でも滑りにくいので、初心者もぜひ手に取ってみてくださいね。
DAIWA ダイワ タイトフィットスーパーブレスウェーダー
ダイワのタイトフィットスーパーブレスウェーダー チェストハイは、水中での動きやすさを重視する人におすすめです。太ももはゆったり・膝下はスリムな形状に作られており、実際に水中を歩いてみると水をスイスイかき分けられました。ショート丈のブーツ部により、足首の可動域が確保されていたのも高評価に。陸上での動きにも大きな問題はありませんが、「ややつっぱり感がある」と回答したモニターもいたため、サイズ選びには注意が必要です。また生地に使用している透湿防水素材は上下で構造が異なり、透湿度の平均値は96.5(g/m2・h)と良好でした。蒸れはそこまで気にならず、暑い時期でも着用しやすいといえます。ただし生地が薄手なため、紙やすりで擦ったところ平均1,081回で穴が開いてしまいました。5,000回以上も耐えられた上位商品に比べると、耐摩耗性はやや物足りない印象です。保温性もある程度は備えているものの、肌寒い季節には温かいインナーを着用するとよいでしょう。太ももの上げ下げや歩行をスムーズに行えるので、水中でも快適に動けるウェーダーをお探しの人はぜひ検討してみてください。
阪神素地 透湿スリムウェーダーハイブリッドは、ウェーダーの購入を検討しているすべての人におすすめです。特筆すべきは、脚部の強度。比較したほかの商品のなかには400番のやすりで2000回ほど擦ると穴が空くものがあったのに対し、5000回もの摩擦に耐えました。岩などで擦っても、簡単に生地が傷むことは少ないでしょう。陸上での動きやすさも非常に優秀です。ウェーダー使用歴が長いモニター2名が着用したところ、「関節を動かしやすい」「長時間着ていられる」といったコメントが出ました。太ももの上げ下げがしやすいうえ、足首の可動域も広め。ブーツが柔らかく軽いので、軽快に動き回れますよ。肝心な水中での動きやすさも高評価を獲得。スリムな形状で水の抵抗が少なく、ブーツへの水圧を感じず思いどおりに動けました。比較したなかにはワイドな形状で歩行しにくい商品があったなか、水に入っても足首の動かしやすさが損なわれず、岩にも楽に乗りやすいといえます。一方、上部・下部で異なる生地を使っているぶん、保温性やムレにくさを示す透湿性は上下で差がありました。下部は、強度の高いクロロプレン素材。98℃のお湯を入れた容器をウェーダーの生地で包むと、1時間後も52℃をキープし保温性は優秀です。ただ透湿性は低く、足元のムレが懸念されます。上部の透湿防水素材には、東レの「エントラントGII」を採用。高い透湿性を誇るものの、保温性の検証では98℃のお湯が1時間で43.2℃まで低下しました。寒い時期に着用するなら、上半身が冷えないよう服装を工夫するとよいでしょう。動きやすさ・快適さ・強度ともに申し分なく、障害物が多い場所で釣りをしたい人にもうってつけ。はじめてウェーダーを購入する人から買い替えを検討している人まで幅広くおすすめできます。どの商品を選ぶか迷ったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。