アルインコ エクササイズフロアマットはダンスやHIITトレーニングといった大きな動きを繰り返し行う人におすすめ。モニターがバーピージャンプを繰り返した結果、床につけた目印から平均4mmしか動きませんでした。比較した商品は平均26.13mm(※執筆時点)ほとズレていたことを思うと、裏面のスリップ防止加工が功を奏したといえます。スクワットやレッグレイズをしたモニターからは、体が適度に沈む柔らかさが好評。背中や腰が痛くなりにくいため、仰向けでのトレーニングにも向いています。マットの表面が肌に吸いつく感覚があり、「足元が滑りにくくてフォームが安定する」といった声も寄せられました。一方で、防音性は期待できません。モニターが腿上げ運動をした結果、平均65.95dBの音が出ました。フローリングの上で同じ動きをしたときと比べて4.73dBしか差がなく、足音を抑えられたとはいえません。集合住宅の2階以上に住んでいる人は、足音が出る種目は避けましょう。手入れしにくい点も気がかり。表面の素材はPVCなので水拭きできません。汗をかきやすい人は、水拭きできるニトリルゴムやEVA素材のものを選ぶとよいでしょう。加えて、表面に凹凸があるので乾拭きすると溝にホコリが溜まりやすいといえます。とはいえ、大きく動いてもマットがズレにくく、トレーニングに集中できるのは大きな魅力。激しく動くエクササイズをする人は、ぜひ検討してみてください。
ナイキ トレーニングマット 2.0は、バーピーやランジなど足元を大きく動かす筋トレをしたい人におすすめ。実際にモニターがバーピージャンプを繰り返した結果、マットが床につけた目印から平均6.33mmしか動きませんでした。比較したなかには平均60mmほど動く商品があったことを思うと、足元が安定して動きやすいといえます。マットの表面には凹凸加工があり、モニターからは「手足が滑りにくい」と好評でした。スクワットやバーピーをする際に土台が安定するため、フォームが決まりやすいですよ。体が沈みすぎない適度なクッション性も、フォームの安定感にひと役買っていました。ただし、モニターによってはマットが薄いと感じた様子。仰向けになってレッグレイズをした際、「床の硬さがダイレクトに伝わってくる」との声が寄せられました。水拭きできるものの、表面に凹凸があるぶんホコリが溝に溜まりやすいのも気になります。なお、比較したほかの商品と同様に、防音性はほぼ期待できません。モニターが腿上げ運動をした結果、フローリングで行ったときと比較して3.55dBしか足音を抑えられませんでした。集合住宅で2階以上に住んでいる人は、ジャンプをするエクササイズは避けましょう。ECサイトでの販売価格は10,000円以上(※執筆時点)とやや高めですが、足を大きく踏み出してもマットがズレにくいのは大きな魅力。HIITやランジといったダイナミックに動くトレーニングをしたいなら、ぜひ候補に加えてみてください。
アディダス トレーニングマットは、自宅で筋トレや有酸素運動を頑張りたい人におすすめ。モニターが実際にトレーニングをした結果、「グリップ感があるのでフォームが安定する」との声が並びました。比較したなかにはマットが柔らかすぎて踏圧をうまく使えないものがあったなか、手足が適度に沈んで踏ん張りやすかったのも利点です。マット自体の滑りにくさも上々。モニターがバーピージャンプをすると床の目印から平均15.3mmほどズレましたが、比較したなかには平均60mmほど動いたものもありました。モニターのなかにはまったくマットが動かない人もいたので、動作に慣れれば問題ないレベルといえます。フローリングの上・マットの上の両方で腿上げ運動をした結果、フローリングで行うよりも足音を6dBほど抑えていました。とはいえ平均64dBほどの音が出ていたので、完全防音とまではいきません。マンションやアパートの2階以上に住んでいる人は、跳ねる系のエクササイズは避けましょう。お手入れしやすいのも魅力の1つ。比較したなかには水拭き不可のものがあったのに対し、本商品は汗をかいたときにサッと水拭きできます。表面に凹凸がないのでホコリが溜まりにくいのも利点です。どの角度から見ても弱点の少ない一品なので、運動を頑張りたい人はぜひ手に取ってみてください。