SHIGETA EX オイルセラムは、乾燥肌やカサつきやすい冬場のお手入れにおすすめです。モニターの腕に商品を塗って肌水分量を計測すると、塗布から30分後の水分量を2時間後も平均103%維持できました。比較したなかには20%近く減少した商品もありましたが、こちらは水分量が減ることなく増加しています。「保湿力を重視する人におすすめ」という謳い文句にも納得です。オイルメインの成分構成も高評価を獲得。油脂を配合しており、成分を確認した理系美容家は「肌を柔らかくする効果に期待できる」と見解しました。ただし、酸化しやすい油脂の配合量が多いと予想できるため、紫外線の影響を受けやすいと考えられます。メーカーが推奨しているとおり夜に使用し、日中の使用は避けたほうが無難でしょう。「ベタつきにくい」という口コミに反して、肌なじみは遅めです。こっくりしたテクスチャで、塗布後は「油膜感が肌に残る」と試したモニターに評されました。「肌に引っかかる感じがして伸びにくい」「ヌルつきが気になった」という指摘も。比較した商品には軽い塗り心地のものもあったなか、こちらはオイルらしい重ための使用感といえます。ハーバル系の甘めの香りは、「甘さが強く人工的に感じる」「クセがあり好みではない」と低評価です。「香りが好みではない」という口コミどおり、人を選びやすいといえます。ボタンを押すタイプのスポイト容器も、液だれしやすいのがネック。コンパクトで持ち運びやすいのはメリットですが、慣れるまでは慎重に扱ってください。優れた水分キープ力を発揮し、夜の乾燥対策として取り入れたいときには候補となる一品です。とはいえ、ベタつき・強い香りが苦手な人や、容器の使いやすさにこだわる人は、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。
アベイユ ロイヤル アドバンスト ウォータリー オイル
ゲラン アベイユ ロイヤル アドバンスト ウォータリー オイルは、肌に十分なうるおい感がほしい人におすすめです。モニターの腕に塗って2時間後、肌水分量は平均で98.37%増加。比較した全商品の平均値である66.25%(※執筆時点)を大幅に上回りました。乾燥が気になる肌にうるおいをプラスし、みずみずしい質感を維持できるでしょう。実際に使用したコンテンツ制作チームからは、「肌触りがしっとり柔らかい」「若干ベタつくがうるおい感があって好き」といったプラスコメントばかり。ややとろみのある液にカプセルが入っており、軽く振ることで均一に混ざります。量を簡単に調節できるスポイトも好評でした。商品名に「オイル」とついていますが、主な保湿成分はグリセリンなどの水性成分です。商品のウリであるハチミツについて、理系美容家は「エイジングケア効果が期待できる」とコメント。比較した商品には保湿成分の配合量が少ないものもあったなか、総じて美容液として満足できる成分構成といえます。なお、専門家から敏感肌へのやさしさについての言及はありませんでした。口コミのように肌荒れが気になる人は、少量ずつ使い始めてくださいね。高い保湿力を持ちリッチなうるおい感が得られるのが魅力。しかし口コミ同様、香水のような香りは好みが分かれました。比較した商品のなかでは、フローラル系の香りが好評です。やさしい香りの商品も紹介しているので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
ハーバー スクワランは、旅行や出張先での保湿ケアにおすすめです。モニターに使ってもらうと「1滴ずつ取り出しやすい」と好評。比較したなかには容器が大きく自宅使い向きの商品もありましたが、こちらはコンパクトで気軽に持ち運べます。サイズ展開が複数あるので、自宅用と使い分けることも可能です。保湿力も申し分ありません。塗布4時間後の肌水分量を測ると、塗る前より約36%アップ。高評価の基準とした30%・比較した全商品の平均値27%(執筆時点)のどちらも上回る好記録を残しました。「しっとりぷるぷるの肌に導く」という謳い文句にも頷ける結果です。実際にモニターが塗ってみても、「肌がしっとりもちもちになった」と好評。比較した大半の商品と同じく、テクスチャはサラッと軽めです。「肌になじまない」という口コミに反し、べたつくことなく肌にスッとなじみました。合成香料不使用で、実際に手に取ってみても香りはなし。使用したモニターも「無香料独特のにおいがしない」と回答しています。ほかの無香料タイプの商品では原料臭を感じるものもありましたが、こちらは気になりません。年代・性別を問わず使いやすいでしょう。創業以来、長く美と向き合ってきたハーバーが手掛けたスクワラン。純度99.9%なため酸化や油やけの心配が少なく、子どもから大人まで使用できると謳います。顔以外にもボディ・ネイル・ヘアなど全身の保湿に使えるので、この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
メルヴィータ ビオオイル アルガンオイルは、オイル成分の配合量は多いと予測されたものの、水分キープ力は物足りません。モニターの腕に商品を塗布して肌水分量を測定したところ、塗布2時間後の肌水分量は塗布30分後より約10%減少しました。比較したなかには100%維持できたものもありましたが、こちらはオイル美容液ならではのうるおいを密閉する効果はあまり見込めないでしょう。塗布後の肌なじみもいまひとつです。こっくりとしたオイルらしいテクスチャで、実際に試したモニターからは「表面がベタベタしたままだった」「やや重い」と評されました。「サラッとして肌なじみがよい」という口コミとは異なる結果です。伸びがよく摩擦感なく塗り広げられるのはメリットですが、ベタつきが苦手な人には向いていません。無香料タイプですが原料臭が気になりやすいのもネック。比較したなかでフローラル系の香りの商品はモニターの人気を集める傾向があったのに対し、こちらは「独特の香りが気になる」という口コミ同様の感想が寄せられています。アプリケーター式容器も量の調節が難しく、「液だれする」という口コミどおり、容器やフタがヌルヌルしやすいので扱いに注意が必要です。成分分析の評価は上々。理系美容家の箱崎さんが成分表を確認したところ、本品は基本成分のほとんどがオイル成分で作られているオイルメインの成分構成でした。油脂であるアルガニアスピノサ核油をメインのオイル成分として使用しており、肌を柔らかくする効果やコクのある使用感が期待できます。謳い文句に違わず「もちもちの美肌」が目指せるでしょう。執筆時点の価格は税込4,620円です(公式サイト参照)。比較した商品には1万円を超えるものもあったことを思うと、試しやすい価格といえます。顔だけでなく、体・指先・髪などマルチに使えるのも魅力的。とはいえ、乾燥肌の人や軽めの使用感が好みの人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
DEW 白色オイルは、乳液感覚でさっぱり使いたい人におすすめです。比較したなかにはオイル特有のヌルッとした感覚が気になる商品もありましたが、こちらは「肌なじみがよい」「夏に使いやすそう」と試したモニターに好評でした。油膜感が気にならず、「ベタつきにくい」という口コミどおりです。伸びもよく、摩擦感なく塗り広げられました。水分キープ力も上々です。モニターの腕に商品を塗って肌水分量を測定すると、塗布から30分後の肌水分量を2時間後も平均94.34%維持。比較したなかには平均82%まで減少した商品もあったのに対し、おおむね水分量をキープできました。高評価の基準値とした98%はクリアできなかったものの、普通肌の保湿ケアにはおすすめです。理系美容家が成分表を確認したところ、本品はオイル成分と水性成分を組み合わせた乳液のような成分構成でした。炭化水素油の配合量が多いと予想できることから、うるおいを閉じ込める効果に期待できます。しかし、理系美容家は「肌を柔らかくする効果はあまり見込めない」と見解。オイル美容液というよりは、乳液の代わりとして使うのが無難といえます。「ポンプ式で使いやすい」という口コミはありましたが、容器は量の調節が難しくモニターの満足度はいまひとつ。ワンプッシュで多めに出るため、勢いよく押しすぎないよう注意しましょう。天然精油を配合した香りも、「ほんのり漢方のような香り」「気分は上がらない」と評されています。人によっては口コミのように「独特な香りが気になる」と感じる可能性がありそうです。いろいろなシーンで使えると謳っており、手・髪の保湿ケアやメイク落としとして使えるのはうれしいポイント。オイルでありながらサラッとした使用感もメリットです。とはいえ、比較した商品には万人受けする香りや使いやすい容器のものもあったので、あわせて検討してみてくださいね。
クラランス ダブル セーラム EXは、重い使用感が苦手な人や乾燥肌におすすめです。本品の魅力は優れた水分キープ力。商品を塗布したモニターの肌水分量を専用の機械で測ると、塗布30分後の数値を塗布2時間後までほぼ100%維持できました。比較した商品内では数値が減少したものが多く見られましたが、本品は「うるおいに満ちた肌へ導く」と謳うのにも納得です。実際に使ったモニターからは、さっぱりした使用感が好評。「ベタつきが気になる」との口コミに反した軽めのテクスチャで、スーッと伸びて肌によくなじみました。ベタつきが苦手な人にもぴったりです。使用中は甘い香りがするものの、強すぎず好みを選びにくいのがメリット。やや人工的で「香りがすごくよい」との口コミほどではありませんが、使いづらさは感じにくいでしょう。しかし、容器の使い勝手はいまひとつ。ポーチに入れやすいサイズで持ち運びは楽ですが、モニターからは「液が細かく飛び散った」「液だれしやすい」との指摘が寄せられました。比較した商品内には適量を取り出しやすいものもあったのに対し、こちらは量を調節しにくい点も気になります。理系美容家が成分分析をしたところ、オイル成分の充実度もあと一歩でした。比較した商品内には基本成分がほぼ油性のものがあったのに対し、本品は水溶性・油性を組み合わせて使用。含まれる油性成分には、肌の柔軟化効果・水分蒸発を防ぐ効果があまり期待できないエステル油を配合しています。乳液のような構成で、オイル美容液としては少々物足りないと評価されました。執筆時の価格は30mL入りで税込12,100円(公式サイト参照)です。高価格帯ではありますが、高い水分キープ力を発揮した本商品。いつものスキンケアに取り入れると、うるおい感のある肌を目指せるでしょう。とはいえもっちり感のある肌を目指す人や、容器の使いやすさにもこだわるなら、ほかの商品も検討してみてください。