DEW 白色オイルは、乳液感覚でさっぱり使いたい人におすすめです。比較したなかにはオイル特有のヌルッとした感覚が気になる商品もありましたが、こちらは「肌なじみがよい」「夏に使いやすそう」と試したモニターに好評でした。油膜感が気にならず、「ベタつきにくい」という口コミどおりです。伸びもよく、摩擦感なく塗り広げられました。水分キープ力も上々です。モニターの腕に商品を塗って肌水分量を測定すると、塗布から30分後の肌水分量を2時間後も平均94.34%維持。比較したなかには平均82%まで減少した商品もあったのに対し、おおむね水分量をキープできました。高評価の基準値とした98%はクリアできなかったものの、普通肌の保湿ケアにはおすすめです。理系美容家が成分表を確認したところ、本品はオイル成分と水性成分を組み合わせた乳液のような成分構成でした。炭化水素油の配合量が多いと予想できることから、うるおいを閉じ込める効果に期待できます。しかし、理系美容家は「肌を柔らかくする効果はあまり見込めない」と見解。オイル美容液というよりは、乳液の代わりとして使うのが無難といえます。「ポンプ式で使いやすい」という口コミはありましたが、容器は量の調節が難しくモニターの満足度はいまひとつ。ワンプッシュで多めに出るため、勢いよく押しすぎないよう注意しましょう。天然精油を配合した香りも、「ほんのり漢方のような香り」「気分は上がらない」と評されています。人によっては口コミのように「独特な香りが気になる」と感じる可能性がありそうです。いろいろなシーンで使えると謳っており、手・髪の保湿ケアやメイク落としとして使えるのはうれしいポイント。オイルでありながらサラッとした使用感もメリットです。とはいえ、比較した商品には万人受けする香りや使いやすい容器のものもあったので、あわせて検討してみてくださいね。
セルヴォーク コンセントレートオイルは、スキンケアで得たうるおいをしっかり肌に閉じ込めたい人におすすめです。実際に乾燥肌の女性モニターが使うと、塗布から2時間後まで平均145.58%も水分量をキープ。比較した全商品の平均値97.51%(※執筆時点)を優に上回り、トップクラスの評価を得ました。理系美容家の箱崎かおりさんに成分を確認してもらうと、オイル成分の充実度も高評価。保湿成分のスクワランとアルガンオイルをメインに配合している点が好評でした。比較した商品にはオイル成分が1種類しか見当たらないものがあったのに対し、肌をやわらかくする効果が高い油脂、うるおいを閉じ込める効果が高い炭化水素油、使用感を調節するエステル油(ロウ)を配合しています。フローラル系の香りもモニターからおおむね好評。「花の華やかな香りをしっかり感じる」「花の甘い香りが広がる」といったプラスの評価が集まりました。一方で「香りが強すぎる」「香りが少し濃厚に感じる」といった意見もあり、上位商品には及ばず。香りに敏感な人は注意が必要です。肌なじみのよさも良好。やや重さがあるテクスチャですが、モニターからは「かなり伸びがよく水のよう」「伸ばしたらすぐになじんだ」と好印象でした。ただ比較した結果、オイルメインタイプはややベタつきが気になる傾向があり、本商品も一部ベタつきを指摘する声が。サラサラ感重視なら、水+オイルタイプも検討してみましょう。容器の使いやすさに関しては、液だれが気になり評価を下げました。スポイトを容器に戻す際に瓶の外側にオイルがつかないよう、注意が必要です。価格は税込13,200円(※執筆時点・公式サイト参照)と、比較したなかでも高価。低予算で使いやすいものをお探しなら、ほかの商品も検討してみてください。
RMK Wトリートメントオイルは、使用感に優れた商品です。水分キープ力の検証ではいまひとつの結果だったものの、2層式ならではのほどよい重みのテクスチャは魅力。「ベタつきにくい」との口コミどおり肌にスーッとなじみ、商品を試したモニターから「なめらか」「もっちり感のある質感になった」と好評でした。比較した大半の商品と同様に心地よく塗り広げられるでしょう。しかし、「乾燥から肌を防ぐ」と謳っているものの、肝心な水分キープ力が低かった点はやはり気になります。塗布30分後と塗布2時間後の肌水分量を専用の機械で比べたところ、約13%も減少。乾燥肌でも使いやすいと評されたTHREEのエミング フェイシャル オイルエッセンス Rは数値が減少しなかったのに対し、肌質によっては物足りなさを感じるでしょう。一方、成分構成は専門家から高く評されました。上位商品よりもオイル成分は少ないと予測されたものの、うるおい成分のグリセリンを配合。肌のバリア機能をサポートするスクワランも含有され、専門家は「肌を柔らかくする効果やコーティングする効果に期待できる」とコメントしています。組み合わせて使うスキンケアアイテムを工夫することで、健やかな肌を目指せそうです。「香りが好みではない」との口コミとは異なり、ほどよい強さの香りも好印象。甘めの香りがしたKANEBOのドロッピング オイルは好みを分けたのに対し、すっきりとした柑橘系で万人受けしやすいでしょう。ボトルタイプの容器も扱いやすく、モニターから「量調整をしやすい」「オイル垂れしにくい」とポジティブな声が聞かれました。毎日心地よく使いやすい商品ですが、乾燥対策として取り入れるには力不足な印象です。比較したなかには同じ中価格帯の商品でも、より水分キープ力に優れたものもありました。肌のカサつきが気になる人は、そちらをチェックしてください。
&be バリアオイルは、爽やかな香りは魅力ですが、乾燥肌のうるおいケアには物足りない商品です。成分表を見た理系美容家は、「うるおいを閉じ込める効果と肌の柔軟効果が見込める」と見解。しかし、実際に乾燥肌モニターの腕に商品を塗って肌水分量を測ると、2時間後には塗布30分経過後と比べて平均89.88%まで減少しました。比較した約3割の商品は100%を維持したのに対し、水分キープ力は控えめといえるでしょう。配合されている保湿成分は、肌なじみのよいコメヌカ油・メドウフォーム油と、粘度が高めなダイマージリノール酸ダイマージリノレイル。メーカーは「厚みのあるリッチなテクスチャ」と謳っていますが、モニターからは「サラッとした質感で肌によくなじむ」との声が聞かれました。おおむね「ベタベタ感なく使いやすい」という口コミどおりです。容器は、プッシュするだけで中身が出せるポンプ式。モニターからは「中身がドバッと出る」「容器に液が垂れる」という意見があがりました。比較したなかでスポイト・ボトルタイプの商品は少量ずつ出しやすい傾向がありましたが、こちらはスポットケアにはやや不向きです。体や髪などにたっぷり使いたいシーンには活躍するでしょう。使用中の香りは、爽やかな柑橘系です。モニターからは「強すぎない、落ち着きのある柑橘系」「心地よい香り」と好評で、「柑橘系のよい香り」との口コミにも一致。万人受けしやすいでしょう。とはいえ、カサつきが気になる肌にはあまり向いていないため、乾燥ケアにこだわる人はほかの商品をチェックしてみてください。
バイオイルは、全身に使えて肌なじみのよいオイル美容液を探している人におすすめです。使ったあとは、サラサラした肌に仕上がるのが特徴。入浴後のボディケアや化粧水前のブースターなど、多用途に活用できます。ミネラルオイルを中心に作られており、肌へのやさしさにも配慮が感じられました。保湿力検証では数値にバラつきが見られましたが、水分を肌に閉じ込める効果が期待できるでしょう。石けんのような、爽やかで清潔感のある香りも評価のポイント。ただし、ボトルから中身が出しにくく、液だれしてしまったという声が多くあがりました。気になるときは、ティッシュなどで拭うようにしてくださいね。
メルヴィータ ビオオイル アルガンオイルは、オイル成分の配合量は多いと予測されたものの、水分キープ力は物足りません。モニターの腕に商品を塗布して肌水分量を測定したところ、塗布2時間後の肌水分量は塗布30分後より約10%減少しました。比較したなかには100%維持できたものもありましたが、こちらはオイル美容液ならではのうるおいを密閉する効果はあまり見込めないでしょう。塗布後の肌なじみもいまひとつです。こっくりとしたオイルらしいテクスチャで、実際に試したモニターからは「表面がベタベタしたままだった」「やや重い」と評されました。「サラッとして肌なじみがよい」という口コミとは異なる結果です。伸びがよく摩擦感なく塗り広げられるのはメリットですが、ベタつきが苦手な人には向いていません。無香料タイプですが原料臭が気になりやすいのもネック。比較したなかでフローラル系の香りの商品はモニターの人気を集める傾向があったのに対し、こちらは「独特の香りが気になる」という口コミ同様の感想が寄せられています。アプリケーター式容器も量の調節が難しく、「液だれする」という口コミどおり、容器やフタがヌルヌルしやすいので扱いに注意が必要です。成分分析の評価は上々。理系美容家の箱崎さんが成分表を確認したところ、本品は基本成分のほとんどがオイル成分で作られているオイルメインの成分構成でした。油脂であるアルガニアスピノサ核油をメインのオイル成分として使用しており、肌を柔らかくする効果やコクのある使用感が期待できます。謳い文句に違わず「もちもちの美肌」が目指せるでしょう。執筆時点の価格は税込4,620円です(公式サイト参照)。比較した商品には1万円を超えるものもあったことを思うと、試しやすい価格といえます。顔だけでなく、体・指先・髪などマルチに使えるのも魅力的。とはいえ、乾燥肌の人や軽めの使用感が好みの人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。