M·A·Cのミネラライズ ブラッシュは、ひと塗りでしっかり発色するのが魅力です。肌にのせてみると、重すぎずナチュラルな血色感を演出できました。かなり高発色なのでつけ過ぎには注意してください。また、使用感についても「塗りやすい」「手になじむサイズ感」という好意的な声が聞かれました。しかし、擦れにはそれほど強くありません。人工汗液を吹きかけると弾くものの、擦るとやや色が薄くなります。汗をかいたときはやさしく押さえるようにすると、きれいな色付きをキープできるでしょう。とはいえ、より汗や摩擦に強いパウダーチークも販売されています。長時間メイクをキープしたい人は、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
クリオのチークは、パール粒子がたくさん入っていて見た目はとても美しいです。しかし、肌に乗せるとギラギラ感が目立ってしまい、落ちにくさや持ち運びやすさも低評価に。頬にツヤを与えることはできますが、年齢層の若い人向きな印象です。年齢を重ねた肌に乗せると、派手な印象でパールが悪目立ちしてしまいます。テカリに感じられることもあるため、皮脂が多い肌質の人も使用を避けた方がよさそうです。また検証の結果から、汗やこすれに弱く、知らない間にチークが消えてしまう可能性があることもわかりました。そのため、汗をかきやすい夏場ではなく秋冬に使用しましょう。より崩れにくくしたい場合は、皮脂くずれ防止成分が配合されている下地を仕込むのがおすすめですよ。
セルヴォーク カムフィー ブラッシュは、水分や摩擦への耐性はやや低め。汗でにじんだり、こすれによって色落ちしてしまう場合があります。夏場に使うチークとしてはいまひとつです。しかし一方で、自然な発色と肌なじみのよさは大きな美点。見たままの色が出て、濃淡の調節も簡単です。2色を組み合わせることで、透明感たっぷりに仕上がります。そのナチュラルな色付きやツヤ感は、プロアマ問わず好評でした。ただし、モニター2人からは「粉飛びが気になる」という声も。ブラシにしっかり含ませて、肌にやさしくのせていきましょう。こまめな手直しが苦でないなら、購入する価値は十分です。また、ほかにも汗やこすれに強い商品を紹介しています。落ちにくさを重視するなら、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。
JILL STUART ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト
ジルスチュアートのブルーム ミックスブラッシュ コンパクトは、落ちついた5種類のカラーがセットになったパレットです。どれも発色がよく、繊細なツヤ感のある肌に仕上がります。また、その日の気分に合わせて色を自由に組み合わせられるのが特徴。どんな風にかけ合わせても失敗しづらいので、テクニックがなくてもさまざまな色味を楽しめるでしょう。さらに、耐久性も優秀です。少しのこすれや汗では落ちず、塗った直後の状態をキープできます。長時間メイクやマスクメイクの際にも、十分に活躍しますよ。容器はやや大きめで、持ち運びよりは自宅でのメイクにおすすめ。かわいらしいパッケージで美意識がアップしそうです!メイクのモチベーションを上げたい人は、ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか。
トムフォードのチークは、こまめな塗り直しをする時間が取れる日のメイクにおすすめです。耐久性がやや低く、検証では汗・こすれで色落ちが見られました。きれいな状態を保つには、こまめな化粧直しが必要になります。一方、上品な仕上がりはプロから高く評価されました。デパコスらしい気品のある色味が、肌の上でもきちんと発色。なじみが非常によく、自然な血色感のある肌を作れます。さらに、とても細かいパウダーにもかかわらず、粉とびがそこまで気にならないのもポイントです。また、高級感のある容器も好評。フタの開閉もスムーズで、使用中に大きなストレスは感じません。サイズが大きめで持ち運びにはやや不便ですが、家で使うには申し分ないでしょう。
SUQQU ピュア カラー ブラッシュは、やさしい色づきが魅力です。熟した桃のような色合いで、かわいらしくも上品な印象に仕上がります。重ね塗りによって、濃淡を調節できるのも魅力。オンオフ問わず、さまざまなシーンで使いやすいでしょう。また、落ちにくさも優秀。人工汗液をかけても、ヨレやにじみは気になりません。ティッシュでこすったときも、ほんのり色が移る程度でした。マスク着用時のメイクにもおすすめです。薄型パッケージのため、持ち運びの際もかさばりません。ナチュラルに発色して使い勝手のよいパウダーチークをお探しなら、ぜひ候補に加えたい商品です。