パナソニック 衣類スチーマー NI-FS70Aは、仕上がり・使いやすさ・性能のすべてを妥協したくない人におすすめです。実際に使用してみると、ノンアイロンシャツ全体のシワをきれいに伸ばせ、仕上がりは申し分ありません。比較したうち、シワが取り切れない商品もあったポケットもきれいに伸びています。形状安定シャツもそのまま出かけられるレベルまで整えられ、「シワが伸びない」という口コミを払拭しました。静電タッチ式ボタンを採用し、ボタンに触れるだけでスチームが出るのも大きな魅力。加えて、本体は649gと軽量で、満水時でも788gしかありませんでした。比較したなかには、満水時に1kg以上になる商品があったのに対し、こちらは手や腕が疲れにくく長時間使いやすいでしょう。縦・横どちらの向きでも持ち手と重心の位置が近いため、持った際の安定感も良好です。電源を入れてからたった20秒でスチームが出るのも利点。比較したうち、スチームが出るまでに本商品の2倍以上の時間がかかる商品もあったのに対し、こちらは「使いたいときにすぐに使える」という口コミにも納得です。スチームの継続時間を計測すると、11分30秒とワイシャツを3枚ほどかけられる長さ。1回の給水でたっぷり使え、家族のぶんも一気に仕上げたい人にも向いています。フラッグシップモデルなだけに機能性も充実。3段階の温度調節ができ、服の生地に合わせて選べます。ハンガーにかけた服に並行に向けた場合、どの方向に傾けてもスチームが出る360度全方向噴射にも対応。アイロン面があり、アイロン台があれば圧力をかけてシワを伸ばすことも可能です。衣類スチーマーとスチームアイロンの両方のメリットを備えています。洗えない服のケアができるのも見逃せません。脱臭効果や除菌、アレル物質の抑制などが期待できます。自動ヒーターオフ機能も搭載し、安全面にも配慮された設計です。「ハンガーにかけたままでも、しっかりシワが伸びる」という謳い文句どおりの仕上がりで、ほとんど欠点が見当たらない本商品。毎日手軽に清潔感を保ちたいならぜひ検討してみてくださいね。<おすすめな人>毎日使いたい人性能にこだわりたい人一度に複数枚のシャツを整えることが多い人<おすすめできない人>特になし
日立 衣類スチーマー CSI-RX71は、仕上がりのよさ・使いやすさのどちらも譲れない人におすすめです。実際にワイシャツ・ハンカチをアイロンがけしたところ、全体的にシワを伸ばせました。比較した商品内には苦戦するものも多かった襟元・袖口も細かい部分まできれいになり、面接などフォーマルなシーンにも着ていける仕上がりといえます。衣類との摩擦感は気にならず、かけ心地も滑らかです。コンパクトサイズで小回りが利きやすいうえに、かけ面は前後対称なひし形のため、手首をひねらずにそのまま動かせます。先端部分は少しだけ尖っており、実際に使用したモニターからは「細い袖口にも入りやすい」「ボタン同士の間にも届く」と好評でした。立ち上がりもスピーディです。比較したほかの商品には立ち上がりまでに1分以上かかるものもありましたが、本品は強モードに設定すると29.18秒で使える状態になりました。スチームは、ワンプッシュするだけで1分間噴射され続けます。満水時の重量も792gと軽いため、使用中に疲れを感じにくいでしょう。しかし、かけ面の面積が58cm2と小さいのは惜しいところ。比較した商品内ではかけ面が100cm2以上だと広範囲のシワを伸ばしやすい傾向があったことをふまえると、何度もかけ面を動かす手間がかかります。一度に複数の衣類をまとめてアイロンがけしたい人には不向きです。また使用後のかけ面は温度が下がりにくいかつ、専用のケースも付属していません。小さな子どもやペットがいる家庭では、誤って触れてやけどをしないよう気をつける必要があります。とはいえ手軽に衣類のシワ伸ばしができるので、アイロンがけをよくする人はこの機会にぜひ購入を検討してみてください。<おすすめの人>小型で使いやすいものがほしい人細かい部分まできれいに仕上げたい人<おすすめできない人>一度に複数枚の衣類をアイロンがけしたい人小さな子どもやペットがいる人
ティファール アクセススチーム フォース NI-FS580は、広範囲に及ぶ頑固なシワをサッと手早く伸ばしたい人におすすめです。仕上がりのきれいさは、今回検証したなかでもトップクラス。大量のスチームが広範囲に行き届き、面積の広い衣類のシワも効率よく伸ばせました。23g/分とスチーム量が多いため使用後にやや湿り気が残りましたが、シワを伸ばす力は突出しています。185mLの大容量タンクを搭載しており、満水にすれば11分以上もスチームが持続。一度水を入れれば長く使えるので、給水の頻度も少なく済みますよ。立ち上がりのスピードは30秒と平均的(執筆時点)でしたが、タンクの容量を考えれば十分な速さでしょう。実際に持ってみるとホールド感があり、トリガーも押しやすいポジション。トリガーをロックすれば、自動でスチームを連続噴射できるのも便利なポイントです。唯一惜しかったのは重さ。満タンまで水を入れると1.21kgとかなりの重量を感じます。手で持って使用する場合は、短時間にとどめたほうがよいでしょう。今回比較した商品のなかには、もう少し軽量で腕が疲れにくいものもありました。使用時の重さが気になる人は、ぜひほかの商品もチェックしてみてくださいね。
TOSHIBA La・Coo-S コード付き衣類スチーマー
TOSHIBA La・Coo-S TAS-V70は、小型でかけやすいスチームアイロンがほしい人におすすめです。比較した商品内では重量が1kgを超えるものが多かったなか、本品は水を入れてもわずか793gと軽量。コンパクトで小回りが効きやすいうえに片側の先端が鋭く尖っており、ボタン周りなどの細かい部分もしっかり当てられます。アイロンがけ後の仕上がりもよく、実際に使用したワイシャツは前見頃やポケットからシワが伸びにくい襟元・袖口までおおむねきれいでした。立ち上がりまでの時間が17秒と短いのも利点です。比較したなかにはあたたまるのに1分以上かかるものがあったことをふまえると、忙しい朝でも手軽に使えますよ。かけ面にはセラミック加工が施されており、使用したモニターからは「衣類の上をなめらかに動かせる」「余計なシワができない」と好評。比較した商品内では、かけ面の面積が100cm2以上だと手元が安定しやすい傾向があったのに対し、本品は105cm2と広めです。ボタンを一度押すだけでスチームが出続けるため、手が疲れにくいでしょう。ただし、安全面への配慮はいまひとつ。電源を切ってからかけ面の温度が40℃に下がるまでは、70分以上とかなり時間がかかりました。やけどを防ぐ収納ケースは付属しておらず、小さな子どもやペットがいる家庭には不向きです。使用後の取り扱いには注意が必要ですが、軽くて手に負担がかかりにくく、細かい部分までシワをしっかり伸ばせます。立ち上がりも速く、待ち時間が少ないのも魅力です。仕上がりのよさとかけやすさを両立したアイテムなので、この機会にぜひ購入を検討してみてください。
良い点・綿・麻のシャツやパンツの頑固なシワも、強力なスチームで素早く伸びる・持続時間が約14分ととても長く、一気に衣類のシワ伸ばしを行える・トリガーを引いた状態でロックできるため、手首に負担がかかりにくい・自立式なので作業の間に床に置いても倒れない気になる点・本体重量が1.16kgと重さがあり、長時間使用すると手が疲れてくる結論からいうと、アクセススチーム プラスは衣服をまとめてスピーディーにアイロンがけしたい人におすすめです。大容量のスチームがワイドなかけ面から広範囲に広がり、その持続時間は約14分とトップクラス。衣類の多い家庭でも大活躍するでしょう。仕上がりについても高評価です。くしゃっとなりやすい綿・麻・レーヨンの衣服もしっかり伸ばされ、シワがわからないほどきれいになりました。やりすぎ感のないナチュラルな仕上がりで、シーンを選ばす使える印象です。トリガーをロックすれば、指に負担をかけずにスチームを連続噴射できるのもメリット。自立するので、台座なしでも仮置きが可能です。立ち上がり時間は40秒とまずまずですが、許容範囲内といえます。ただ、重さがあって横持ちできないため、自由に動かしにくいのが惜しいところです。価格は執筆時点で税込13,068円(公式サイト参照)。今回検証したほかの商品と比べるとやや高めですが、使い勝手や仕上がりの美しさを考慮すればコスパは優秀です。手間のかかるアイロンがけを素早く一気に済ませたいなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
今回検証したツインバード ハンディーアイロン&スチーマー SA-4084は、手軽さを求める人におすすめです。立ち上がり時間が20秒と非常に早いため、忙しい朝でもストレスなく使用できます。仕上がりの検証でも、身ごろ・裾のシワまできれいに伸ばせました。ボタン周りには少しアイロンのシワが見られましたが、スチーム量も10g/分と十分です。気になったのは、スチームを連続噴射できないところ。スチームを当て続けるには、ボタンをずっと押さなければなりません。加えて、満水時の重量も約1kgと重たいのも使い勝手の評価を下げました。サッと使いやすいスチーマーではありますが、本体の軽さ・スチーム性能など、より使いやすさを求める人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。