BRUNOのハンディスチーマーは、一度に複数枚の衣類をケアしたい人や、デザイン性重視の人におすすめです。満水時のスチーム持続時間を調べてみたところ、11分半と今回比較したほかの商品よりかなり長持ち。クシャッとなってしまった数人分のシャツも、1回の給水で一気にシワ伸ばしできるでしょう。電源を入れてから立ち上がるまでの時間が22秒と速いのもメリットです。ハンドルが握りやすく、ボタンをワンプッシュするだけでスチームを連続噴射できるなど、使い勝手も良好。水タンクの取り外しが簡単で給水しやすかったのも、ほかの商品より優れている点です。スチーム量もまずまず多く、綿や麻の頑固なシワもある程度取れました。ただしスチームの広がりが一直線で、広範囲に行き渡りにくいのは惜しいポイント。とはいえ、モードを選べたりアタッチメントがついていたりと、素材に合わせたケアが可能です。除菌・消臭にも対応していました。価格は、執筆時点で税込7,150円(公式サイト参照)と、今回比較した商品のなかではまずまずの値段。おしゃれな家電を多数手がけるブルーノらしい見た目は、友達や家族へのプレゼントにもぴったり。使いやすさもデザインも譲れないなら、ぜひ候補に入れてみてください。
KuKuYa 衣類スチーマー BP-918は、持ちやすく手が疲れにくいものを求めているなら選択肢となる商品です。満水時の本体は686gと軽量。比較した全商品の平均値が867.4g(※執筆時点)だったなか、「軽くて使いやすい」との評判どおりといえます。実際に使用したモニターからも「腕への負担が少ない」「重さは気にならない」と好評でした。スチーム面が小さく、小回りが利きやすいのも魅力。全方位からスチームが出てどの角度からもあてやすかった上位機種には及ばないものの、モニターからは「袖・袖口などの細かい部分にフィットしやすい」との声があがっています。「ドライヤーみたいに使えて楽」との口コミどおり、なじみのある形状も持ちやすいとモニターから支持されました。一方で、肝心の仕上がりのよさでは上位機種に届かず。シャツの前身頃は3往復で大きなシワがおおむね取れたものの、細かいシワまでは伸ばしきれませんでした。ポケット部分のシワの濃さはほとんど変わらず、「シワが少し残る」との口コミにも頷けます。ラフな外出であれば着られる程度ですが、清潔感を重視する人はよりじっくりとスチームをあてる必要があるでしょう。立ち上がりまでの時間も33.71秒と少し長め。決して遅くはないものの、上位商品には20秒以内に使えるようになるものも多くあったため、評価が伸び悩みました。忙しい朝に使うことが多い人には向かないでしょう。使用する前には余裕をもって電源を入れておいてくださいね。スチームを出し始めてから6分12秒と、早い段階で切れたのも惜しいところ。軽いシワ伸ばしには十分ですが、2~3着連続して使いたい人には物足りないでしょう。比較したなかには10分以上スチームが出続け、細かいシワまでしっかり取れたものもあったので、そちらもチェックしてみてください。
ティファール アクセススチーム フォース NI-FS580は、広範囲に及ぶ頑固なシワをサッと手早く伸ばしたい人におすすめです。仕上がりのきれいさは、今回検証したなかでもトップクラス。大量のスチームが広範囲に行き届き、面積の広い衣類のシワも効率よく伸ばせました。23g/分とスチーム量が多いため使用後にやや湿り気が残りましたが、シワを伸ばす力は突出しています。185mLの大容量タンクを搭載しており、満水にすれば11分以上もスチームが持続。一度水を入れれば長く使えるので、給水の頻度も少なく済みますよ。立ち上がりのスピードは30秒と平均的(執筆時点)でしたが、タンクの容量を考えれば十分な速さでしょう。実際に持ってみるとホールド感があり、トリガーも押しやすいポジション。トリガーをロックすれば、自動でスチームを連続噴射できるのも便利なポイントです。唯一惜しかったのは重さ。満タンまで水を入れると1.21kgとかなりの重量を感じます。手で持って使用する場合は、短時間にとどめたほうがよいでしょう。今回比較した商品のなかには、もう少し軽量で腕が疲れにくいものもありました。使用時の重さが気になる人は、ぜひほかの商品もチェックしてみてくださいね。
CPWORLD スチームアイロンは、軽量で使いやすく立ち上がりも速いものを探している人におすすめです。とくに印象的だったのは、その持ちやすさ。ドライヤーのような握りやすい形状で、重量も452gと検証トップクラスの軽さでした。なかにはティファールの衣類スチーマーのように1kgを超える商品もありましたが、こちらは実際に使用したモニターからも「取り回ししやすく、長く持っても疲れない」と大好評。力に自信のない人にも扱いやすいでしょう。「すぐにスチームが出てくる」との口コミどおり、立ち上がりにかかる時間はわずか20.32秒。全体平均の27.8秒(※執筆時点)と比べてかなり速めです。比較したなかには40~50秒かかるものもありましたが、これならお出かけ前にも準備しやすいといえます。スチームの噴出口が小さく、ボタンの間のような細かい場所にスチームを当てられるのも魅力。こちらもモニターから「細長い形状で、袖口にも当てやすかった」との声があがり、全員から好評でした。比較したなかには細かい部分にアプローチできない商品も多かったなか、隅々まで丁寧にシワ伸ばしできますよ。スチームの連続使用時間は10分36秒と、全体平均と同程度(※執筆時点)。ワイシャツなら2枚程度ケアでき、その日着ていく衣類に使うのに十分な余裕があるといえます。一方、仕上がりのよさはあと一歩。「シワが伸びにくい」との口コミどおり、30秒間の使用では見頃やポケット部分にややシワが残ってしまいました。非常に軽く扱いやすいのは長所なので、少し時間をかけて丁寧にケアするとよいですよ。比較したなかでは、パナソニックの衣類スチーマーがきれいにシワを伸ばせたため、仕上がり重視ならこちらもおすすめです。とはいえ取り回しに優れ、スチームが出るまでの時間が短いので、毎回の使用が億劫になりにくいのはよい点です。こまめに衣類をケアしたい人は、ぜひ購入を検討してください。
パナソニックの衣類スチーマー NI-GS400は、手への負担が少ないものや、忙しいときでもシワケアできる使い勝手のよいものをお探しの人におすすめです。ハンドルのくびれ部分にボタンがあり、握るだけでスチームを噴射できるのが便利。軽い力で押し続けられるので、長時間使っても疲れにくいでしょう。また、立ち上がり時間が24秒とほかの商品よりスピーディーなのも利点です。時間のないときでも、ササッと使えるのがうれしいですね。スチームは左右90度に傾けても噴射されるので、袖などの細かな部分にもしっかり当てられます。綿や麻の深いシワがよく伸び、仕上がりも好印象。スチームが広がる範囲はやや狭めですが、頑固なシワにピンポイントでアプローチできました。スチームの持続時間が9分以上と、長続きするのも利点です。価格は執筆時点で税込8,960円(公式サイト参照)。使い勝手のよさや性能を考慮すると、コスパは良好といえます。除菌・消臭にも対応し、マスクやファブリック製品などのお手入れにもうってつけ。出掛けにとパッと使えるものをお探しなら、ぜひ候補に入れてみてください。
今回検証したツインバード ハンディーアイロン&スチーマー SA-4084は、手軽さを求める人におすすめです。立ち上がり時間が20秒と非常に早いため、忙しい朝でもストレスなく使用できます。仕上がりの検証でも、身ごろ・裾のシワまできれいに伸ばせました。ボタン周りには少しアイロンのシワが見られましたが、スチーム量も10g/分と十分です。気になったのは、スチームを連続噴射できないところ。スチームを当て続けるには、ボタンをずっと押さなければなりません。加えて、満水時の重量も約1kgと重たいのも使い勝手の評価を下げました。サッと使いやすいスチーマーではありますが、本体の軽さ・スチーム性能など、より使いやすさを求める人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。