クビンスのJSG-721は、手間なくジュースを作りたい人におすすめです。食材の投入口が広いため、細かくカットする必要なく入れられるのがよいところ。パーツが大きくて洗いやすいため、お手入れにも時間がかかりません。操作や組み立ても簡単なので、忙しい朝にも活躍するでしょう。オレンジジュースは、繊維がしっかり除去されたなめらかな舌触りが好印象。酸味が強めのすっきりした味わいで、渋味もなくおいしく飲めました。抽出時間も47秒と、今回検証した商品のなかではスピーディー。抽出量も180mLと全体平均と変わらない量が取れています。価格は執筆時点で税込43,780円(公式サイト参照)。安くはありませんが、組み立てからお手入れまでスムーズに行えるのはうれしいポイントです。雑味のないおいしいフレッシュジュースで、いつもの生活にヘルシー習慣をプラスしてみてはいかがでしょうか?
ヒューロムのH-200は、作りやすさ・手入れのしやすさを重視する人におすすめです。実際に使ってみたところ、投入口がとても大きく、カットする手間なく簡単にジュースを作れました。一度にたっぷりできあがるので、大人数で飲みたいときにも重宝しますよ。多くのパーツが食洗機対応なうえ、食材が詰まりやすい排出口やフィルターを楽に洗えるのも美点。フタが開いていると電源が作動しないので、ケガのリスクも少ないでしょう。搾りかすが本体に収納されるつくりで、調理中の見た目を気にする必要がないのもよいところです。また、ジュースの抽出時間は約38秒と非常にスピーディーで、抽出量も190mLと十分な結果。仕上がったジュースの味についても、「ほどよい果肉感」「甘味があっておいしい」など、酸味が控えめなやさしい味わいが好評でした。値段は執筆時点で税込65,780円(公式サイト参照)。今回検証した商品のなかでは高価格帯ですが、大きめの食材をそのまま入れられる手軽さは見逃せません。家族みんなで日常的にフレッシュジュースを楽しみたいなら、試してみる価値ありです。
アイリスオーヤマ スロージューサー ISJ-56は、ジュースの仕上がりにこだわる人におすすめです。実際にジュースを作ると、繊維は非常に少なくさらさらでした。液体としてこせた割合は、にんじん94.3%・オレンジ95.2%・小松菜92%に。比較した一部商品は90%を下回ったことをふまえると、繊維の少なさがうかがえます。ビタミンC残存量を測定した結果も高かったため、栄養をしっかり摂取できるでしょう。搾汁率が高く、ジュースを効率よく抽出できたことも強みです。オレンジ・小松菜は70%以上、硬いにんじんからも63.9%を果汁として搾れため、食材を効率よく使えます。また、口コミに反して、圧搾時間はスピーディです。比較した一部商品は10分程度かかったのに対して、どの食材でも5分程度で圧搾できました。使用後に洗うパーツは11個あり、一部のパッキン以外は分解して丸洗いできます。フィルターは網目のあるメッシュ型ですが、洗浄ブラシが付属しているので細部まで清潔に保ちやすいでしょう。しかし、カス排出口は開かないので、内部を洗浄する際には口コミにあったとおり多少手間がかかります。また、調理の前に食材を細かく切る必要がある点も気になるところです。投入口が4.4cmと広くはなく、まとめて食材を入れることもできません。調理中はつきっきりでの作業が必要です。稼動音は約71dBと、比較した商品内で突出してうるさいわけではありませんが、時間帯によっては配慮したほうがよいかもしれません。とはいえ、10,660円(※2025年7月時点・公式サイト参照)と手頃な価格帯ながら、飲みやすい滑らかなジュースを作れました。スピーディに圧搾できて、搾汁率が高かったこともうれしいポイントです。調理時や手入れの手間をあまり気にしないのであれば、ぜひ候補に入れてみてくださいね!<おすすめな人>口当たりの滑らかなジュースを作りたい人美容や健康を目的として、果物・野菜の栄養をしっかり摂取したい人<おすすめできない人>ほったらかしで手軽にジュース・スムージーを作りたい人稼動音が静かなものがほしい人
Hurom EASY PRESS H310Aは、調理・手入れが楽なスロージューサーがほしい人におすすめです。投入口は10.4cmと広く、食材を細かくカットする必要がありません。複数の食材をまとめて入れたあとは、ほったらかしで調理できます。比較したなかには投入口が小さかったり、食材を都度投入したりと手間がかかるものもあったなか手軽です。実際にジュースを作ったところ、液体としてこせた量は、にんじんで88.9%・オレンジで90.4%・小松菜で89.6%に。やや繊維感はあったものの、十分なめらかで飲みやすい仕上がりでした。繊維を取り込めたぶん、ビタミンCの含有量は比較した商品内でもトップクラスです。栄養の損失が少なく、しっかり摂取できます。食材からしっかり水分を搾れたことも強みです。とくに小松菜の搾汁率は72.9%と、比較した同社の上位モデルであるH70STを上回りました。硬い食材は少し苦手だったものの、柔らかい果物や葉物野菜であれば効率よく使えます。稼動音も68~70dB程度と、特別大きくはなかったので日常的に使いやすいでしょう。手入れするパーツは10個あり、すべて丸洗いが可能です。フィルターは一体型なので汚れを落としやすく、洗浄ブラシも付属しているので、あまり手間はかかりません。しかし、口コミで指摘されていたとおり、圧搾には少し時間がかかりました。どの食材も搾汁に6~14分程度かかったので、サッと作りたい人には不向きです。とはいえ、圧搾中につきっきりで作業する必要はありません。調理や手入れの手間が少なく、毎日手軽にジュースを作れます。価格は37,800円(※2025年7月時点・公式サイト参照)。本体はコンパクトで、カラーは全7色からキッチンになじみやすいものを選べるので、ぜひチェックしてみてくださいね。<おすすめな人>調理・手入れの楽さを重視する人果物や野菜の栄養をしっかり摂りたい人<おすすめできない人>スピーディにジュースを作りたい人
Hurom PURE PRESS H70STは、簡単に滑らかなジュースを作りたい人におすすめです。搾汁したジュースには繊維感が少なく、さらさらな仕上がりでした。実際にふるいでこすと、液体として通過した量は、にんじん93.4%・オレンジ94.5%・小松菜91.5%に。比較した商品内には、88~90%程度にとどまったものもあったことをふまえると、繊維の少なさがうかがえます。調理の手軽さも申し分ありません。投入口の広さは13cmと、比較した商品内でもトップクラスの広さです。圧搾には4~6分程度と少し時間がかかったものの、食材を細かくカットしたり、つきっきりで作業したりする手間がかからずほったらかし調理できます。搾汁率も高かったので、食材から効率よく果汁を取れるでしょう。稼動音は67dB程度と、比較した一部商品は74dB程度だったなか控えめです。時間帯をあまり気にせずに使えます。しかし、「手入れが大変」という口コミは払拭できず。洗うパーツはパッキンなどを含めて計14個あります。隅々まで洗えて清潔に保ちやすいという利点がある反面、洗浄には時間がかかるでしょう。とはいえ、調理は手軽に行えてジュースの仕上がりもよく、ビタミンCもきちんと残存していました。価格は65,780円(※2025年7月時点・公式サイト参照)。公式サイトには、ジュース・搾りカスを活かしたレシピが豊富に掲載されているので使い方の幅も広がりますよ。お手入れの手間が気にならない人は、ぜひ検討してみてくださいね!<おすすめな人>口当たりが滑らかなジュースを作りたい人手軽に調理できるものがほしい人稼動音が静かなものを探している人<おすすめできない人>手入れが楽なものがほしい人
今回検証したパナソニックのジューサー MJ-H200は、肝心のジュースがおいしく作れず、購入はおすすめできません。できあがったジュースからはモーターが焼けたような金属臭や素材の青臭さが感じられ、舌にまとわりつく不自然な甘さも気になりました。また、調理の速さやお手入れのしやすさは高評価ですが、稼働音がかなりうるさく、早朝や夜間の使用には不向きな印象です。総合的にみて、購入を後押しする魅力がみつかりません。ジュースのおいしさにこだわる方は、他の商品も検討してみてください。