GigaCrysta ゲーミングモニター 27インチ
アイ・オー・データ機器 ゲーミングモニター 27インチ EX-GDQ271は、FPS・TPSでの瞬発力を高めたい人におすすめです。応答速度は比較したなかでトップクラス。数値が小さいほど速いとされるなか、通常時0.7ms・オーバードライブ機能使用時0.2ms と高速でした。比較したなかで1msを下回ったのは2割程度(※2025年2月時点)しかなかったのに対し、残像感のない映像を楽しめるでしょう。画面の滑らかさを表すリフレッシュレートも、オーバードライブ適用時で最大180Hzと高数値です。比較した商品の7割以上が非搭載だった(※2025年2月時点)、動きのブレを防ぐ黒挿入機能も完備。暗いシーンを見やすくするナイトクリアビジョン機能も備えています。FPS・TPSなどで敵を見逃しにくく、素早く反応できるため、ゲームで有利に立ち回りたい人にぴったりです。解像度はフルHDの1.8倍の情報量を持つWQHD。比較した4Kの商品にはやや劣るものの、「解像度が低すぎる」という口コミに反して、迫力ある映像美を堪能できる仕様です。黒つぶれや白飛びを防ぐDisplayHDR 400にも対応。ゲームの世界を繊細に表現でき、「これ1台でFPS、MMORPGなど幅広いジャンルのゲームで活躍する」という謳い文句にも納得です。「鮮やかな色彩表現ができる」という口コミどおり、色域の広さも申し分ありません。BT.2020の色域のカバー率を測定したところ、75.9%と高い数値を記録。高評価の基準値75%と、比較した商品の平均約58.5%(※2025年2月時点)を大きく上回り、オープンワールドのゲームをプレイする人も満足できる性能です。光り輝くシーンでは突き刺さるほどの鮮やかさでした。色域・輝度・シャープネス・コントラストのすべての調整が可能。好みやプレイするゲームに合わせて画面を調整でき、カスタマイズ性は高めです。長時間ゲームをプレイする人にうれしいエコモードも搭載しています。ただし、値段は54,780円(※2025年2月時点・公式サイト参照)と、WQHDにしてはやや高め。価格を抑えたい人はほかの商品を検討してみてくださいね。<おすすめな人>FPS・TPSゲームをメインでプレイする人美しい映像にこだわる人<おすすめできない人>特になし
日本の老舗PC機器メーカーであるI-O DATAによる、ゲーミングモニターブランドGigaCrystaの「LCD-GCU321HXAB」。31.5型4K対応モデルで、リフレッシュレートが144Hz・応答速度が1msのモニターです。色の正確さの検証では、sRGBに沿って精度を高める設定がなく、広色域で表示されたために、全体的に誤差が生じて評価も低く出ました。緑と赤系の色が誇張される傾向があるほか、ホワイトバランスが緑によっています。白色が不自然に緑味を帯び、青系の色が緑にシフトするでしょう。色域の広さの検証では、BT.2020の色域の72.3%をカバー。今回の検証商品の平均的な値ですが、4Kモニターとして十分な性能です。実効コントラスト比は実測値で1162:1と、スペック以上によい数値。カラーモードは5種類が標準搭載されており、どちらも必要十分だといえます。インターフェースはType-C非対応であるものの、HDMI×3・DisplayPort×1を搭載。複数のゲーム機を接続したままにできます。スタンドは高さ調節・上下左右の角度調節が可能ですが、ピボットはできません。スピーカーは標準搭載されています。画面調節は底面のボタンで操作するタイプで、付属のリモコンでも操作可能。マルチな用途には向かず、144Hz・1msの性能を活かした対人ゲーム向きの商品です。
EIZO FlexScan EV2781は、PCモニターをお探しのすべての人におすすめです。直射日光・外光を遮断して実際に色の正確さを測定すると、定量指標のDeltaEの値は1.33dEと優秀な数値でした。比較したなかには規格からズレて白が黄味がかる商品もありましたが、こちらは赤味がやや強く出た程度。全体の色の誤差は非常に少なく、デザイン制作に使いたい人にもぴったりです。色域の範囲も幅広く、口コミどおり鮮やかな映像が映ります。実際に色味を測定すると、自然界に近い色域の規格であるBT.2020の色域カバー率は68.9%と好記録に。比較したなかには彩度に欠ける商品もあったのに対し、全体平均の約65%(※執筆時点)を上回りました。表現できる色が豊富で、深みのある映像を楽しめるでしょう。メリハリも感じられます。黒と白の輝度を測定してだしたコントラスト比は947:1で、公称値の1,000:1と同等の結果に。比較したなかには300:1以下のものが多かったのに対し、明暗がはっきり映ります。「文字がややにじんで見える」との口コミに反し、視認性の高い映像を映し出せました。接続端子は8つと充実。USB Type-C1本で給電・出力ができ、デスク周りをすっきり使えますよ。モニターは高さ調節・上下左右の角度調整ができる仕様で、楽な姿勢で作業できます。「画面の調整がしにくい」との口コミに反し、設定の変更はタッチパネルで直感的な操作が可能。カラーモードは4種類と少ないものの、縦長コンテンツを見るのに便利なピボット機能もありました。公式サイトの価格は税込79,970円(※執筆時点)と、比較したなかでは値が張る本商品。とはいえ、映りのよさと機能性を兼ね備えた優秀な1台です。デザイン制作や動画視聴など、幅広い用途に活用できるので、ぜひチェックしてみてください。
LenovoのL27h-4Aは、PCモニターをお探しのすべての人におすすめです。「画面は明るく、発色も悪くない」との口コミどおり、高精細なディスプレイが魅力。色の正確性に優れており、画像編集やデザイン作業にもぴったりです。色の誤差を示すdE値を専用ソフトで測定すると、1.59dEと優れた数値を記録。比較した商品のなかには6.03dEと大きなズレが生じたものもあった一方、こちらは色の誤差が少なく正確に再現できる性能です。色域の広さも十分で、多彩な色を表現できます。実際に測定したところ、超広色域の規格であるBT.2020を69.5%もカバーできました。コントラスト比も高く、実測で1254:1を記録。比較したなかには169:1と映像がのっぺり感じられる商品もありましたが、こちらは暗部から明部まで映像にメリハリがありました。鮮やかで迫力のある映像を楽しめるため、映画鑑賞用途にもぴったりです。1秒間に何回画面を書き換えられるかを表すリフレッシュレートは100Hzと、一般的なデスクワーク用モニター標準値である60Hzより高速でした。応答速度は1msと高水準で、ゲームにも十分対応できます。また、「USB Type-C1本で映像の出力・充電が行えて、机がすっきりする」との口コミどおりインターフェースが充実しており、USBハブやドッキングステーションの役割を果たせる点も便利です。スタンドは高さと上下左右の角度が調整ができ、作業姿勢に合わせて使いやすい仕様。VESAマウントに対応し、モニターアームでの取り付けも可能です。また、比較したなかでは非対応の商品も多いピボット機能もあり、縦長でも使用できます。「設定ボタンが使いやすい」との口コミもあるように、ジョイスティックで直感的に操作できる点もよいところです。高性能ながらも29,700円(※2025年6月時点)と比較的手に取りやすい価格も魅力のひとつ。幅広い用途に活用できるため、PCモニター選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してくださいね。<おすすめの人>画像編集やデザイン制作で使いたい人インターフェースが充実したモニターがよい人作業姿勢に合わせて細かく位置調整したい人<おすすめできない人>なし
MSI Optix MPG321UR-QDは、主にRPGをプレイすることが多い人におすすめです。色域が87.32と広く、表現できる色が多いので、鮮やかなゲームの世界観に没入できますよ。比較した同じ解像度の商品と比べても抜きん出た映像のきれいさでした。また、画面が32インチと大きくオープンワールドのRPGやレーシングゲームの迫力と臨場感を楽しめるでしょう。1秒間に移せる画像の枚数を表すリフレッシュレートが144HzとPS5の最大スペックに対応しているところも魅力。比較したフルHDやWQHDの商品に比べ、PS5を解像度の高い4Kによる迫力の映像で楽しめます。RPGだけではなく、FPS・TPSのようなシューティングゲームでも十分に滑らかな動きを楽しめるでしょう。色が切り替わる速度を指す応答速度も1msと速く、オーバードライブや黒挿入のような、サポート機能も充実しています。比較した商品のなかには、黒挿入が搭載されていないものも複数ありましたが、黒挿入があると速い動きでも残像が少なくブレにくいので、FPS・TPSをやるなら搭載されているかどうかチェックしましょう。コントラストや鮮明度なども自分の好みに合わせて調整可能。自分専用の映像設定を追及できます。ナイトビジョン(暗所補正)も搭載されているので、比較した暗所補正のない商品に比べてFPS・TPSで影に隠れた敵を見つけやすいですよ。ただし、エコモードはついておらず、長時間ゲームをする人にとっては消費電力が気になるところ。比較した商品のなかには、SONY INZONE M9 SDM-U27M90のようにエコモードが搭載されているものもあったので、検討してみてくださいね。