結論からいうと、カトージのベビーサークル 2ドア コロコロランドは、子どもの成長にあわせて長く使いたい人におすすめです。扉が2枚あり出入口を確保しやすいのも便利です。正方形・L字・円形に変えられ、部屋に合わせて設置できます。口コミでは「組み立てにくい」との声がありましたが、検証では、軽量かつ扱いやすいため手間なく組み立てられました。ジョイントを外せばまとめて収納も可能です。また、おもちゃ付きの知育パネルが付属しており、子ども1人でも飽きずに過ごせる工夫がみられました。子どもも大人も出入りはしやすいですが、子どもの抜け出しにくさは高め。ドアのロックは中からは開けられない構造で、高さ59cmと乗り越えにくいつくりです。一方で、子どもを抱っこしながら出入りしにくいのはややネック。また、中の様子は3割程度しか確認できず、視認性の評価も伸び悩みました。さらに、安定性もいまひとつ。実際に衝撃を与えてずれにくさを検証したところ、比較したなかではゴム製の滑り止めが高いグリップ力を発揮したのに対し、吸盤タイプのためフローリングにくっつかず大きくずれてしまいました。安全面をとくに重視したい人はほかの商品もチェックしてみてください。
Anuri ベビーサークルドア付きセット ハイタイプ モダンは、子どもの表情が見ながら家事などをしたい人におすすめ。1歳児を想定した人形を置くと、すべての面に設けられた隙間から中の様子を確認できました。比較した商品には、子どもの居場所によって死角が生まれるものもあったのに対し、お互いの表情がしっかり見られるのは利点です。ボールをぶつけても人形をもたれさせても設置位置からずれず、「安定感がいまひとつ」といった口コミも払拭。子どもが開けられないロック付きのドアと65cmもの高さの柵で、抜け出しにもしっかり備えられます。ドアが前後どちらにも開くので出入りはスムーズです。「短時間で組み立てられる」という口コミに違わず、設置も簡単でした。やや工数は多いものの、工具を使わないのでさほど気になりません。サークルの形は変えられませんが、パネルの枚数を調節をすればサイズは変更可能。子どもの成長にあわせて広さを変えられるのはうれしいポイントですね。無駄のないシンプルなデザインなので、室内になじみやすいのも魅力。一方、おもちゃや音楽が鳴る仕掛けなど、子どもの興味をひく付加機能はありませんでした。子どもが退屈せずに過ごせるベビーサークルがほしい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
結論からいうと、ニトリの木製ベビーサークル 扉付きは、安全面と部屋のインテリアを両立したい人におすすめ。ホワイト・ナチュラルの2色展開で、どちらの色も部屋になじみやすいカラーです。サイズや形は自由にアレンジ可能。設置は、パネルをジョイントパーツにつなげるだけと簡単です。子どもの抜け出しにくさの検証では、ロック付きのドアで、子どもが自力で開閉するのは難しいことから高評価を獲得。加えて、高さが約67cmもあるため、足をかけて乗り越える心配もほぼないでしょう。10kgのメディシンボールをぶつけてずれやすさを検証したところ、底面に16枚の滑り止めシートがついており、固定力も優秀です。また、1歳児の子どもに見立てた人形で体重をかけても、多少揺れた程度でした。すべての面に隙間があり、視野性も優れています。どこからでも中の様子を確認できますよ。ただし、比較したなかにあったような、おもちゃや鏡などはついていないので、赤ちゃんを遊ばせておく際は、おもちゃなどを用意しておくとよいでしょう。全体的に欠点の少ない商品ですが、折りたたみ機能はないので、必要なときだけ設置したいという人にはあまり向いていません。また、口コミどおり、開閉は片手ではやりづらいので、赤ちゃんを抱っこした状態で出入りするのは少し大変です。高さがあるぶん、乗り越えて入るのも危険なので、出入りのしやすさを重視する人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
アイリスプラザ 折りたたみサークル ベビーアイランドDX
結論からいうとアイリスオーヤマの折りたたみサークル ベビーアイランドDXは、子どもの抜け出しにくさ・ずれにくさを重視する人におすすめです。パネルは62.5cmと高く、ロック付きのドアパネルもセットに含まれています。子どもの抜け出しを防ぎつつ、大人はスムーズに出入りできました。また底面の18か所に、グリップ力の強いすべり止めが備わっていたのも高評価です。実際に1歳児ほどの大きさの人形で体重をかける検証をしたところ、ずれはほぼなし。比較したほかの商品には大きく浮き上がったものもあったなか、本品はすべり止めのおかげで衝撃を与えても安定していました。16面すべてのパネルに内部が3〜4割ほど見える隙間が開いているので、子どもの様子をしっかり確認できます。パネルの1面にはおもちゃがついているため、子どもも飽きずに過ごせるでしょう。設置の際は、パネル同士をジョイントパーツで固定します。パネル数が多く完成までにはやや時間がかかりますが、「ボルトが硬くて設置しづらい」といった口コミのような作業の難しさは感じませんでした。使わないときは、じゃばら状にパタパタと折りたたみが可能です。コンパクトにまとめられるため、省スペースに収納できます。安全面への配慮がされているかつ、使い勝手もよいので、プラスチック製のベビーサークルをお探しの人はこの機会にぜひ検討してみてください。
un doudou ミニサイズベビー布団9点セットは、ベビー布団を探しているすべての人におすすめです。ボックスタイプのシーツを採用しており、スムーズかつピチッとつけられました。比較したほかの商品には、シーツにしわが生じるものがあったなか、寝返りなどで布が口元を塞ぐ可能性が低く安全性に配慮されているといえます。敷布団の硬さは、赤ちゃん人形を寝かせた際にやや沈み込む程度。寝返りしても頭が沈みすぎない適度な硬さでした。カバー類に、化学薬品を使わずに作られたオーガニックコットンを使用しているのも魅力。赤ちゃんのデリケートな肌をいたわる工夫がうれしいですね。敷布団は手洗いが可能です。比較した水拭きのみ対応の商品と並ぶと、少しの手間で清潔さを保てます。洗濯ネットや防水シーツもついているので、ある程度汚れを予防できるのもうれしいポイント。親の手間を減らすセット内容で、「必要なものがすべてそろっている」との口コミどおりでした。電気あんかを置く検証ではやや熱がこもりやすかったため、空調などで適切な室温を管理しましょう。場所をとらず移動しやすいミニサイズで、赤ちゃんの居場所を変えたいときもスムーズです。赤ちゃんが快適に過ごせる工夫が詰まった一品を、ぜひ検討してみてくださいね。
エアウィーヴBABY 体圧分散ベビー布団10点セット
ベネッセコーポレーション エアウィーヴBABY ベビー布団10点セットは、付属品が充実しており別のアイテムを買い足さずに使える商品です。防水シーツや洗い替えシーツつきで、敷布団の汚れがある程度予防できるのは強み。しかし敷布団は手洗いのみの対応なので、比較した洗濯機対応の商品よりも手入れに手間がかかります。洗い替えシーツは2枚つきで、簡単に取り換えられるのは利点です。1枚をいつでも使える状態で用意しておけば「すぐにきれいにできる」との評判のように、おむつ替えや吐き戻しなどで汚れてもスピーディに対応できるでしょう。敷布団の硬さは、若干やわらかめの印象です。硬さを硬度計で計測すると33を記録し、比較した全商品の平均値である約45.3(※執筆時点)を下回りました。赤ちゃんが使う敷布団は、頭が沈み込むことや寝返りがしにくくなるのを防ぐために硬めがベターです。こちらは赤ちゃんが深く沈みこむほどではないものの、高評価の商品と比べるとやや沈むため評価が伸び悩みました。シーツのだぶつきも気になります。シーツをセットして両手で端から手繰り寄せると、2cm以上だぶつきました。余裕のあるシーツは、寝返りした際にシーツが口元を塞ぐリスクがあるので注意したいところ。総合上位のタックコーポレーションの商品は、ピチッとフィットしてシワが残りません。対してこちらはシーツにシワが残りました。一方で、熱のこもりにくさはトップクラス。暑さで泣いてしまう赤ちゃんには使いやすいといえます。電気あんかを置いて温度上昇率をチェックすると、平均11.3℃と高評価を獲得。比較した商品には15.3℃上昇したものもあったのに対し、熱がこもりにくくムレにくいため快適に眠れるでしょう。掛布団は繊維の隙間が少ない仕様で、ダニやハウスダストの入り込みを防ぎます。しかし、ホルムアルデヒド検査済みの記載はなし。赤ちゃんへの安全性を第一に考えたい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。