手軽に使えて、顔まわりの悩みにアプローチできる美顔ローラー。しかし、軽く転がすだけで、実際にほうれい線やたるみの解消につながるのか気になる人も多いでしょう。「やらないほうがいい」という意見を聞くと、購入するべきではないのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、美顔ローラーの効果はあるのか解説します。効果を高めるコツや、肌トラブルを防ぐポイントも紹介するので、美顔ローラーを使用する前にぜひ参考にしてくださいね。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
美顔ローラーおすすめTOP5
MTG
心地よい圧で満足のスッキリ感!使いやすいので忙しくてもサッとケアができる
vimaydo
フィットしやすい持ち手と、ほどよく圧をかけられる点が魅力
肌の上で転がすだけで、顔の印象をすっきりさせられる美顔ローラー。おもに血行促進・肌の引き締まり感・スッキリ感の3つの効果を期待できますが、それぞれどのように得られるのか解説します。
美顔ローラーには、血行をよくする効果が期待できます。
また、指圧代用器の美顔ローラーには、筋肉のコリをほぐしたり、筋肉の疲れをとる効果も認められていますよ。表情筋のコリがほぐれることで、結果的に表情が豊かになるでしょう。
フェイスラインのスッキリ感を得られる効果も期待できます。表情筋に適度な刺激が加わり、筋肉がやさしくほぐされるためです。引き締まった印象を保ちやすくなりますよ。
使い方のコツは、フェイスラインを下から上へ向かってゆっくりとローリングすること。微弱な電気が流れるマイクロカレント機能がついた美顔ローラーを選べば、間接的に表情筋へのアプローチをサポートできます。
ただし、力を入れすぎると逆効果になりかねません。筋肉に負担がかかるので、やさしく転がしてくださいね。
美顔ローラーだけでは、たるみやほうれい線の改善はできないのが現実です。たるみやほうれい線の原因は、皮膚の深層部にあります。美顔ローラーは皮膚を軽く引っぱりながら表情筋や脂肪に働きかけて、一時的な肌の引き締め感を得られるものの、深層部へのアプローチには至りません。
根本的な改善を目指すなら、美容医療や表情筋トレーニングの併用がおすすめです。たとえば、美肌注射・ヒアルロン酸注入・糸リフトなどがあります。以下のコンテンツでは、ヒアルロン酸注入や糸リフトを受けられるおすすめのクリニックを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
また、日頃のケアとして、頬を膨らませてほうれい線を伸ばしたり、顔の緊張を緩めるトレーニングも有効ですよ。
美顔ローラーをなんとなく転がすだけでは、期待するような変化を得にくいかもしれません。ローリングの方向・力加減・使用するタイミングを意識して丁寧なケアを心がけることで、肌への負担を減らしましょう。ここでは、美顔ローラーの効果をしっかり引き出すために押さえておきたいポイントを解説します。
美顔ローラーは、正しい手順で使うと効果を最大限に引き出せます。誤った使い方をすると、せっかくのケアが肌トラブルの原因になるので注意しましょう。
とくに摩擦や過度な刺激は、肌にダメージを与えるリスクがあります。ローラーは下から上へ、顔の中心から外側に向かい、一方方向に動かすことが基本です。力任せにゴシゴシ動かすのは避けましょう。頬やフェイスラインをやさしく持ちあげるように転がすだけでも、十分にケアできます。
また、使用後のケアも欠かせません。ローラーに皮脂やメイク汚れが残ったままだと、雑菌が繁殖し、ニキビや肌荒れの原因に繋がります。使用後はお手入れし、清潔に保ちましょう。使用前には、製品の説明書も確認してくださいね。
入浴後など体温があがっているタイミングは、効果をより感じやすくなります。
とくに、お風呂あがりはおすすめのタイミングです。入浴後以外に使いたいときは、ホットタオルで顔や首筋を軽く温めておくと、効果を引き出しやすくなります。入浴中に使用する場合は、防水機能の有無を確認しましょう。防水機能がない製品もあるので、故障を防ぐために使用環境に注意してくださいね。
事前に肌を保湿しておくと、摩擦による負担を軽減できます。乾燥した肌に直接ローラーを当てると、角質層が傷ついて赤みやひりつきなどを引き起こすので、肌を守るために保湿を済ませましょう。乳液やクリームを肌になじませると、ローラーの滑りがよくなり摩擦がやわらぎます。
ただし、一部の製品は、保湿アイテムとの併用を避けるよう記載していることも。使用前には製品の説明書を確認し、自分の肌に合った方法で取り入れましょう。
適切な頻度で使用し、同じ箇所にローラーを当て続けないことも意識しましょう。顔の皮膚は繊細で、摩擦や圧力に弱い性質があります。ローラーの過剰な使用は、赤み・炎症・色素沈着などのトラブルを招いてしまうので注意が必要です。
目安としては、ボディなら30分、顔なら3〜10分以内のケアを心がけましょう。1部位あたり1分程度、1日3回までが理想的といえます。EMS機能付きのローラーの場合は、週2〜3回の使用で十分です。製品によって推奨される使用頻度は異なるため、説明書を確認し、肌の調子を見ながら利用してくださいね。
美顔ローラーは、やさしく転がすだけで十分な効果が得られます。薄くデリケートな顔の皮膚は、過剰な圧力をかけると内出血や炎症を引き起こすリスクがあるので、力加減に注意しましょう。
過度な摩擦や刺激は、たるみやシワの進行のほか、角質細胞を傷つけキメが乱れる可能性もあります。軽く触れる程度の圧で動かすだけでも、血行の促進には十分な効果がありますよ。力を入れすぎるとローラー自体が破損することもあります。肌と道具の両方を守るためにも、やさしいタッチを意識しましょう。
美顔ローラーの形状・素材・機能性によって得られる効果は異なります。スッキリ感を重視するならマイクロカレントの製品、肌が弱い人は金属アレルギーが起こりにくいチタンやサージカルステンレス素材など、状況に応じた選び方を押さえておきましょう。
以下のコンテンツでは、人気の美顔ローラーをおすすめ順に紹介しています。選び方のポイントも解説しているので、購入する前にぜひチェックしてくださいね。
美顔ローラーおすすめTOP5
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