携帯の画面をキズや割れから保護するスマホフィルム。NIMASOやエレコム、ラスタバナナなどのさまざまなメーカーがあり、表面加工もアンチグレアや光沢、ブルーライトカットなど種類も豊富です。また、PET素材の保護フィルムや強化ガラスでできたガラスフィルムがあり、どれを選べば良いのかわからない、せっかく買うなら割れにくい最強のスマホフィルムを選びたいという人も多いのではないでしょうか。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
目次
スマホフィルムは貼ったほうが良いのかと疑問に思う人や、今まではフィルムを貼ってこなかったという人もいるのではないでしょうか。結論、スマホフィルムは基本的に貼ったほうが良いといえるでしょう。
スマホを落としたりぶつけたりして画面が割れてしまうと、修理にはお金と時間がかかってしまいます。たとえばiPhone 15の場合、Apple Care+未加入でAppleリペアセンターに修理を依頼すると、修理期間は7~10日で修理費用は42,800円。Apple StoreやApple 正規サービスプロバイダに直接持っていけば2~3時間で修理できますが、事前に予約が必要な場合があります。
一方で、スマホフィルムは500~2,000円で購入できるので、コスパよくスマホの画面割れやキズのリスクを軽減できます。また、万が一スマホフィルムが割れてしまっても、自分で貼り替えるだけでよいのも魅力。スマホの画面を保護するために、スマホフィルムは貼るのがおすすめです。
スマホフィルムには、一般的にガラスフィルム(保護ガラス)と呼ばれるものと、保護フィルムと呼ばれるものの2種類があります。新しくスマホフィルムを買うなら、おすすめはガラスフィルムです。
ガラスフィルムは強化ガラスで作られたフィルムで、耐久性が高いのが魅力。キズや衝撃に強く、スマホの画面をしっかりと保護できます。過度な衝撃が加わったり、鋭利な角にぶつかったりするとさすがに割れてしまうこともありますが、スマホ本体の画面までキズが貫通することはほとんどないでしょう。
また、ガラスフィルムは保護フィルムに比べてクリアで視認性が高く、貼りやすいのもメリット。しっかりと位置を合わせれば、ぴったりと吸着してきれいに貼れますよ。
保護フィルムはPET素材で作られており、ガラスフイルムのように強い衝撃が加わっても割れることはありません。しかし、柔軟性があるためスマホ本体の画面まで、キズが貫通してしまう可能性があります。また、気になるほどではありませんが、画面がやや濁って見えるものも。画面に貼る際も少しずつ気泡を抜いて貼る必要があるため、煩わしく感じる可能性もあるでしょう。
スマホの画面を保護する方法として、ガラスコーティングもあります。液体のコーティング剤を画面に直接塗るもので、スマホフィルムのように位置ずれや気泡の混入がないのが魅力です。
一方で、塗布してから完全に硬化するまで時間がかかり、すぐにスマホを使えないデメリットがあります。また、スマホフィルムと同様にキズを完全に防げるわけではありません。万が一、キズが入ってしまってもスマホフィルムのように気軽に貼り替えられないのも気になる点です。
スマホフィルムを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「2つのポイント」をご紹介します。
スマホフィルムを購入する際は、自分のスマホの機種に対応したもの選びましょう。
iPhoneはiPhone 15と15 Proのように、世代と画面サイズが同じであれば機種が異なっていても、フィルムの互換性があるものがほとんどです。しかし一部には、iPhone 14と14 Proのように世代と画面サイズが一緒でも、互換性がないものも。世代と画面サイズだけでなく、機種までしっかり確認しましょう。
Androidは基本的にどれも専用モデル。シリーズや画面サイズが一緒でも互換性はほとんどないので、購入前に自分の機種や型番をしっかり確認しましょう。
フィルムをきれいに貼ろうとしても、位置がズレてしまったり気泡やホコリが入ってしまったりすることがありますよね。そうした悩みを解消するために、貼り付けガイドが付属しているものを選びましょう。
貼り付けガイドのなかでも主流なのが、スマホにガイド枠をはめるタイプ。ガイド枠に合わせてフィルムを貼るだけでよいので、ズレるリスクが少ないのがメリットです。また、一部のメーカーからはフィルムとガイド枠が一体になったタイプも販売されています。一体型は、枠をスマホに重ねるだけでフィルムを貼れるので、ホコリが混入するリスクも少ないのが魅力です。
スマホフィルムには表面に加工が施されたものもあります。光沢モデルは画面がクリアで視認性が高く、動画を見る人におすすめです。アンチグレアモデルは表面がサラサラしており、指紋や汚れが付きにくくゲームをプレイする人におすすめ。ほかにも、ブルーライトカットや斜め方向からの覗き見を防止するものもあります。目的に合わせて最適なモデルを選びましょう。
最近は2枚入りが定番。万が一、貼り間違えたり失敗したりしても、もう1枚ですぐに貼り直せますよ。また、最近のものはエアレス加工が施されているものが多く、気泡が入ってしまっても時間が経てば勝手に抜けるように工夫されています。
素材 | ガラス |
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貼りつけガイド枠付属 |
良い
気になる
ケースやストラップなどのスマホアクセサリーを販売するブランド、LEPLUSの「GLASS PREMIUM FILM 全画面保護 覗き見防止180°」。左右180度方向からの覗き見防止加工が施されています。
画面を下向きにした落下検証では、50cm・75cm・100cmの高さから5回の落下に耐えました。正面からの落下の衝撃には非常に強いといえます。
スマホを斜めに落下させる検証では、高さ100cmから2回落とした時点でヒビが発生しました。ヒビは非常に小さく大きさは画面の約4%のみ。斜め方向からの衝撃への耐性も優秀です。
ひっかきへの耐性の試験では、モース硬度6に相当する長石では傷はつきませんでした。長石が多く含まれる砂や小石と擦れても傷がつく心配はありません。
ガラスフィルムは専用の貼りつけキットと一体型になっており、キットにスマホをはめるだけで簡単にフィルムの貼りつけが可能。万が一キットの使い方がわからない人向けに説明動画も用意されています。
保証については、購入から30日間は1回まで交換が可能ですが、事前に購入した商品の登録が必要なので注意しましょう。誰でも簡単に貼りつけが可能で、耐性の高い商品です。
保証期間. | 1か月 |
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付属品 | アルコール洗浄布、ホコリ除去ラベル、クリーニングクロス、貼りつけキットUltra |
LEPLUS NEXT GLASS PREMIUM FILM 全画面保護 覗き見防止180° LN-IM22FGNをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
素材 | ガラス |
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貼りつけガイド枠付属 |
良い
気になる
Amazonで人気のスマホアクセサリーメーカー、NIMOSOの「ガラスフィルム iPhone14用」。クリア素材でラウンドエッジ加工が施されています。
画面を下向きにした落下検証では、50cm・75cmの高さから5回ずつ落としましたが傷はつきませんでした。100cmの高さから落とした際は、2回目の落下でヒビが発生しましたが画面全体の約8%と小さめ。正面からの衝撃に強い商品といえます。
スマホを斜めに落下させる検証では、高さ100cmから2回落とした時点で画面の約28%にヒビが発生。正面の落下耐性ほどではないものの、斜めからでも50cm・75cmは傷がつかなかったので、耐性は十分高いといえるでしょう。
モース硬度計を使ったひっかきの検証では、モース硬度7の石英で傷が発生。砂や小石に含まれる長石のモース硬度6では無傷だったので、カバンやポケットの中で細かな砂と擦れても傷つくことはないでしょう。
ガラスフィルムは貼りつけキットと一体化しており、スマホをはめ込んでフィルムを引っ張るだけで貼りつけ完了。Amazonの商品ページでは説明用の動画が公開されているため、ガラスフィルムをはじめて貼る人でも迷うことなく貼りつけが可能です。
保証期間は注文してから1年間で、初期不良のほかに貼りつけミスや日常時の損傷にも対応しています。落下・ひっかきどちらの耐性も高く、誰でも簡単に貼りつけが可能なガラスフィルムです。
保証期間. | 12か月 |
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付属品 | 貼りつけキット |
NIMASO ガラスフィルム iPhone14用 NSP22H558をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
素材 | ガラス |
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貼りつけガイド枠付属 |
良い
気になる
充電器やキーボードなどのスマホアクセサリーを販売するブランド、LEPLUSの「GLASS PREMIUM FILM 全画面保護 ソフトフレーム 3次強化 スーパークリア」。角への衝撃を防ぐ柔らかいフレームがふちに施されています。
画面を下向きにした落下検証では、50cm・75cm・100cmの高さから5回ずつ落としましたが、ヒビは発生しませんでした。正面からの落下耐性は非常に優秀です。
スマホを斜めに落下させる検証では、高さ100cmから3回目の落下で画面の約37%にヒビが発生。耐久回数は多かったもの、損傷した際には大きなヒビが入りました。
ひっかきへの耐性の試験では、砂や小石に多く含まれる長石では傷がつきませんでした。ポケットのなかで細かな砂と擦れても傷がつくことはないでしょう。
フィルムの貼りつけには同梱のキットを使用します。ガラスフィルムはキットと一体化しており、スマホをはめて中のフィルムを引き抜くだけで貼りつけ完了。気泡が入ったりズレたりすることがほとんどなく、誰でも簡単に貼りつけられるでしょう。
保証期間は購入から30日間で、期間内であれば1回まで交換が可能です。保証の詳細は、同梱されている保証チケットや商品ページから確認できます。正面からの落下とひっかきに強く、簡単に貼りつけが可能な商品です。
保証期間. | 1か月 |
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付属品 | アルコール洗浄布、ホコリ除去ラベル、クリーニングクロス、貼りつけキットUltra |
LEPLUS NEXT GLASS PREMIUM FILM 全画面保護 ソフトフレーム 3次強化 スーパークリア LN-IM22FGTSをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
高透過率の極薄ガラスフィルムにコーティングを施したアイテムです。シリコン自己吸着層により、位置を合わせて軽く置くだけで気泡が入ることなく装着できるのが便利。正確なラウンドエッジ加工が、引っ掛かり感がないなめらかな質感を実現します。
素材 | ガラス |
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対応モデル | OPPO Reno 11A、OPPO Reno 9A、OPPO Reno 7A、OPPO A77、OPPO A55s 5G、OPPO A54 5G、OPPO RENO5 A、OPPO A73 4G、OPPO Reno 3A |
表面のオイル加工により、快適なタッチ感が得られるガラスフィルムです。9Hの表面硬度を誇る保護フィルムが、摩擦や傷から液晶ガラスをしっかりガード。2.5Dラウンドエッジ処理が施されており、横からの衝撃を受けにくくします。
表面硬度 | 9H |
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指紋防止 | |
反射防止(アンチグレア) | |
指紋認証対応 |
素材 | 接着面:シリコン、外側:PET |
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対応モデル | OPPO Reno5 A、OPPO A54 5G |
OPPO Reno5 A/OPPO A54 5Gの液晶画面をキズや汚れから守る、指紋防止タイプの反射防止フィルムです。画面のチラつきを抑えるアンチグレア加工により、光の映り込みを防ぎ、目にやさしく見やすい画面を保ちます。抗菌加工により雑菌の繁殖を抑え、いつでも清潔に使えますよ。
表面硬度 | 不明 |
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指紋防止 | |
反射防止(アンチグレア) | |
指紋認証対応 |
スマホフィルムは画面を保護することを目的とするため、キズが入ったり割れたりしてしまったら交換しましょう。割れたまま使ってしまうと、スマホの画面を守れないのはもちろん、破片でケガをしてしまう可能性も。また、細かなキズやヒビでも耐久性が落ちてしまい、しっかりと画面を守れなくなります。
キズや割れがなくても1年を目安に交換するのが良いでしょう。長く使用していると経年劣化によって耐久性が落ちる可能性があります。また、アンチグレアのような表面加工も落ちてしまい、スマホを滑らかに操作できなくなる可能性もあるので、定期的に交換するのがおすすめです。
基本的に、スマホフィルムは水洗いをして貼り直すことはできません。とくに、ガラスフィルムは水洗いをすると、スマホとの接着面に塗られた接着剤が落ちてしまうので、貼り直しができません。
一部のメーカーから水洗いができるPET素材の保護フィルムも販売されています。しかし、水洗いではキズをなくせるわけではないので、スマホフィルムを貼り直す場合は、新品のものに交換するのがおすすめです。
スマホをキズから守るならフィルムだけでなくケースにも注目。マイベストではスマホケースを紹介しているコンテンツもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
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