跳ね上げ式老眼鏡のおすすめ人気ランキング【2025年】

度入りレンズと裸眼の切り替えができればよい人には、単式のものがおすすめです。1組の度入りレンズを上げ下げするもので、近くを見るときだけ老眼鏡を使いたい人にぴったり。跳ね上げ式老眼鏡としてはスタンダードなタイプのため、デザインの選択肢が多いのも特徴です。

一方、見る場所に応じて2種類のレンズを使い分けたい人は、複式がうってつけ。前後に2組のレンズをつけられるので、老眼鏡と遠くを見るレンズを使い分けたいときにも便利です。単式に比べるとデザインの選択肢は少ないですが、老眼鏡を普段のメガネとして使いたい人からも支持されています。

レンズの切り替えやすさを重視する人は、バネありタイプに注目。ワンタッチでパッとレンズを上げ下げできるので、ストレスフリーで使えます。ただし、頻繁に上げ下げを繰り返すとバネの劣化が早まり、交換しなければならなくなるのが難点です。

必要に応じてレンズの角度を変えたいなら、無段階で調節できるバネなしタイプがぴったり。レンズを少しだけ上げておけば、手元を見たり遠くを見たりを繰り返すときも、視線の位置を変えるだけですむので便利です。しかし、バネ付きのものよりレンズを上げにくく感じられることもあるでしょう。

近用レンズは、近くだけを見るときに便利。読書や書きものをしたり、裁縫をしたりするときに向いています。近くにしか焦点が合いませんが、焦点が合う距離では視野を広く使えるのがメリットです。

ただし、手元以外には焦点が合わないため、見たいものとの距離に応じて裸眼やほかのレンズへの切り替えが必要。多くの跳ね上げ式老眼鏡でも採用されています。

遠近両用レンズは、1つのレンズで遠くから近くまで見たい人におすすめ。レンズを切り替えることなく運転も読書もスマホ操作もできるため、日常生活を送るにあたって重宝します。

ただし、上手に使うには慣れが必要です。遠近両用レンズは1つのレンズにさまざまな度数が入っており、視線を移動させてピントを合わせる必要があるため、この独特な目の動きに慣れなければなりません。また、遠近両用レンズの端はものが歪んで見えてしまうことにも注意してください。

1日中室内で過ごす人には、中近両用レンズがぴったりです。中近両用レンズは、手元から2〜3m先までの距離がはっきり見えるように設計されたレンズのこと。基本的に座った状態で使用することが想定されていますが、慣れれば室内を移動することもできます。

遠近両用レンズは近くの視野が狭めですが、中近両用レンズは遠近両用レンズよりも近くの視野が広いのがうれしいところ。パソコンで作業したり、テレビを見たりするのも難なく行えます。ただし、遠くは見えないので、外出や運転操作は避けましょう。

デスクワークをする人には、近用ワイドレンズ（近々両用レンズ）が向いています。近用ワイドレンズは、手元に加えて机の上など手が届く範囲内がきれいに見えるのがメリット。パソコン画面と書類のどちらもはっきり見たい人におすすめです。

近用レンズの場合、手元の本などにピントが合っていれば、それ以外はぼやけて見えてしまいます。しかし近用ワイドレンズなら、手元に加えて机の上のものやパソコンも見えるのが強み。1日中机で作業するなら、とても便利なレンズだといえるでしょう。

レンズ全体をリムが囲んでいる「フルリム」は、安定感があり丈夫なのが特徴。眼鏡の印象が強調されやすく、とくに太めのものはカジュアルなイメージを与えます。ただ、リムで視界が遮られる点には注意が必要です。

レンズの上半分だけにリムがある「ハーフリム（ナイロール）」は、スタイリッシュな印象を与えたい人におすすめ。顔の縦線を強調するため、丸顔・四角顔をすっきり見せる効果も期待できます。レンズの下半分を支えるナイロン糸は、年に1回ほど交換が必要です。

リムがなく、レンズに直接穴を開けて固定する「リムレス（ツーポイント）」は、メガネを目立たせたくない人に向いています。かけても素顔に近い印象なので、眼鏡初心者でも挑戦しやすいでしょう。耐久性は低めなので、歪みを感じたらこまめに調整することをおすすめします。

丸顔の人には、縦幅短めで角張ったスクエアタイプがおすすめです。角のある形状と縦幅の短さで、顔をシャープな印象に見せられるのがメリット。スクエアタイプは知的で洗練されたイメージもあるため、ビジネスシーンにも向いています。

顎のラインが細い三角顔や四角顔の人には、楕円形のオーバルタイプがぴったり。直線的な印象のフェイスラインに、柔らかなイメージを付加できます。三角顔なら細め、四角顔なら太めのフレームを選ぶと、バランスのよい印象になるでしょう。

面長の人には、縦幅長めのウェリントンタイプがうってつけ。縦幅が長めのフレームは、顔の縦長感をカバーできます。また、逆さ台形型のウェリントンタイプは、知的でクールな印象を与えられるのも魅力的です。

あたたかみのある印象にしたい場合は、プラスチック系の素材を用いたフレームがよいでしょう。プラスチック系の素材としては、セルロイド・アセテートなどが代表的。ややカジュアル寄りのイメージも感じられるため、普段使いに向いています。

クールさを重視するなら、メタル系のフレームがぴったり。メタル系は、チタン・ステンレス・アルミなどが挙げられます。かっちりした印象もあるので、フォーマルなシーンにもぴったりです。

パソコンやスマホをよく使う人には、ブルーライトカット機能がついたものがおすすめ。パソコンやスマホの画面から発せられるブルーライトを浴びすぎると、目だけでなく体のさまざまなところに悪影響を及ぼすといわれています。より高い効果を得るためには、できるだけカット率の高いものを選びましょう。

しっかり紫外線をカットできる老眼鏡を選ぶなら、紫外線カット率99%以上のものがよいでしょう。「UV400」や「UV380」などの表記があるものは、UV400以上の数値のものが目安。UVカットという表記だけでなく、性能に関する数値もしっかり確認してください。

老眼鏡のレンズにホコリや花粉が付着するのを防ぎたいなら、静電気防止コート済みのものを選びましょう。

老眼鏡に限らず、メガネのレンズは静電気を帯びやすく、ホコリや花粉を寄せつける原因になります。静電気防止レンズならば、ホコリや花粉がつきにくくなるので、長時間快適に着用できます。

静電気防止仕様のレンズには、汚れが拭き取りやすくなるというメリットも。単に静電気を防ぐだけでなく、レンズをいつもきれいな状態に保っておきたい人にもうってつけです。