1080p/120fpsの高フレームゲームも精細な画像を保って楽しめると謳われているHDMI切替器、ラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4K。「遅延なく、安定して使える」と評判な一方、「若干切り替えが遅い」といった口コミもあり、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のHDMI切替器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、HDMI切替器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
タレント「ヤマグチクエスト」として活動していたゲーム芸人。2021年にマイベスト入社後、ゲーミングデバイスの専門ガイドを担当し、250を超えるゲーミングデバイスを実際に比較検証。幼少期からゲームをプレイしている生粋のゲーマーで、現在までに500タイトル以上のゲームをプレイしている。 明治大学経営学部を卒業後、プロダクション人力舎でゲーム芸人ヤマグチクエストとして活動し、準レギュラーとして出演したテレビ東京のゲーム番組「勇者ああああ」では豊富なゲーム知識を生かしたゲームソフトのプレゼンで話題を集めた。 YouTube動画企画「ゲームさんぽ」やKONAMI主催イベント「パワプロチャンピオンシップス2017」など、様々なメディアにも出演経験あり。 マイべストではデバイスの知識とこれまでのゲームプレイの経験をもとに、ゲーマーに寄り添った記事制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kは、なめらかな映像と音声も別で出力できるHDMI切替器がほしい人におすすめです。実際にPS5と繋ぐと、4K60Hzの映像をカクつきなくきれいに映せました。比較したなかには映像すら映らない商品やラグが多いものもありましたが、FPSやTPSのようなスピード重視のゲームもサクサクプレイできるでしょう。
お気に入りのスピーカーなどに音声が出力できるのも大きな魅力。音声分離機能を搭載しているのは本品を含め全体の約2割(※執筆時点)と少数でした。ヘッドフォンやサウンドバーなど、デバイスに合わせて4系統から接続方法を選べます。FPSのリアルな足音や、映画などに没入したい人には選択肢になるでしょう。
HDMI入力ポートが4つと多く、さまざまな機器を同時に繋ぎたい人にもぴったりです。比較したなかには2つと少ないものもありましたが、今後機器が増えていく可能性がある実況配信者やゲーマーは持っていて損はないでしょう。切り替えは1台目は自動、2台目以降は手動切替なので、勝手に切り替わる煩わしさはありません。本体の切り替えボタンは1つのみですが、リモコンから個別に選択できて便利ですよ。
入力切り替えにかかる時間は平均8.83秒と、直接テレビに機器を挿すのと同程度の速さです。「若干切り替えが遅い」と口コミにあるように、6秒台と高速だった上位商品には及ばないものの、なかには11秒かかったものもありました。外部から給電できるため、高性能のデスクトップPCなど消費電力が大きい機器でも電力不足の心配も少ないですよ。
執筆時点では8,980円ほどと比較したなかでも高価格ですが、ポート数が多く音声も外部出力できる数少ない商品です。とはいえ、入力切り替えをさらに素速く行いたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイHDMI切替器と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
今回ご紹介するラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kは、入力ポート4個・出力ポート1個を搭載したHDMI切替器。テレビやゲーム機・パソコンなど、4台のHDMI機器の映像と音声をテレビに出力できます。
販売元のラトックシステムは、大阪に本社を置くデジタル周辺機器メーカーです。ハードウェア・ファームウェアなどの自社開発のほか、無線(Bluetooth /Wi-Fi等)・USBなどを用いた技術開発などの受託も行っており、システム開発体制にも尽力しています。
対応解像度は、4K(60Hz)・フルHD(120Hz)です。テレビに4K対応のHDMI入力が1ポートあれば、接続したすべての4K映像を画質を落とさず映すことが可能です。FPSやTPSなどスピード重視のゲームの動作にも、直結した感覚で楽しめるとアピールされています。
なお、スペック詳細は以下のとおりです。
映像はテレビ・音声はスピーカーと、別で出力できるのも魅力です。音声出力方式は、HDMI・光・同軸デジタル・アナログステレオ(ステレオミニ)の4系統から選べます。使用するAVアンプが4K非対応、またはHDMI端子が未搭載の場合でも伝送は可能です。
ARC(オーディオリターンチャンネル)に対応しているため、ARC対応テレビであれば音声を本品に接続したスピーカーなどから聴くことも可能です。PlayStation 5との互換性を維持するHDMIアダプター、ロジクールの「ASTRO MixAmp」での動作も確認済み。ゲーム内での音の聴こえを調整したり、ボイスチャットや実況配信をしたりする人にも使いやすいでしょう。
切り替え方式は、自動から手動に切り替わるハイブリッド式を採用。最初に電源を入れた機器は自動で接続され、2台目以降は手動切り替えになります。例えば、ゲーム中にテレビの予約録画が始まっても、2台目以降は手動切替なので勝手に切り替わることはありません。
リモコンも付属しており、離れていても切替番号の選択やオーディオの操作ができますよ。
今回は、ラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kを含むHDMI切替器全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kは、映像信号の安定性・カクつきのなさ・入力切替の速さ・操作のしやすさ・入力ポートの多さすべての項目で高評価を獲得しました。
購入前にほかの商品と比較した結果をチェックしてみましょう。
映像信号の安定性は良好です。PS5の4K60Hzの映像をなめらかに映せました。1秒間に送れるデータ量を示すデータレートは18Gbpsで、比較した多くの商品と同様の結果です。
とはいえ、比較したなかにはデータレートが3Gbpsの商品は「4K対応」と謳っていても、画質を落とさなければ映像すら映らない商品もありました。
外部から給電できるのも強みです。比較した商品のすべてがPS5の映像を出力できましたが、外部給電ができないものは高性能のデスクトップPCなどの消費電力が大きい機器では、電力不足の可能性があります。
こちらは安定した映像を出力できるので、PS5や映画など楽しむのに申し分ないでしょう。
キャプチャーボードを用いてPS5の映像を録画し、動画編集ソフトでコマ落ちを集計したところ、コマ落ちは一度もありませんでした。FPSやTPSのような瞬間的な判断が重要なゲームをプレイする際も快適でしょう。
比較したなかには1秒につき1~5回コマ落ちした商品もありました。8回コマ落ちしたものは、肉眼でも明らかなカクつきがわかります。こちらは60Hzでの環境が推奨されているゼルダの伝説など、オープンワールドのゲームも十分に楽しめるでしょう。
入力の切替えの速さの検証では、MacBookPro・Nintendo SwitchとPlayStation 4の3つをゲーミングモニターに接続。結果、平均8.83秒と十分な速さで切り替わりました。
「若干切り替えが遅い」と口コミにあるように、機器をテレビに直接繋いだ場合(平均7.9秒)と1秒ほど差がありますが、比較した全商品の平均8.81秒(※執筆時点)とほぼ同等です。なかには11秒かかった商品があったことを思うと、切り替えはそれほど遅くありません。
しかし、比較した商品には直接挿すより高速なものもありました。頻繁に切り替え作業を行いたい人、少しでも待ち時間を減らしたい人は、違う商品もチェックしてみましょう。
切り替え操作はスムーズです。1台目のHDMI機器を立ち上げると自動的にポートが切り替わり、2台目以降は手動で切り替えられます。ゲームやテレビ視聴中に勝手に切り替わってしまう煩わしさはないでしょう。
比較したボタンが小さいものは、場所がわかりづらく押しにくい傾向がありました。こちらは本体のボタン直径が6mmと大きく、しっかり押せます。
ただし、本体にはボタンが1つしかなく、切り替えるには数回押す必要があります。付属のリモコンでは入力1〜4まで個別に選べるので、1回の操作で切り替えたい人はリモコンのほうが便利でしょう。
リモコンが2m以上離れていても反応したのもよい点です。広範囲で反応するため、オーディオを操作する際もスムーズですよ。
HDMI入力ポートは4つと多く、さまざまな機器を同時に繋ぎたい人におすすめです。比較したなかには2つと少ないものもありましたが、HDMI切替器はポート数を増やせないので、今後機器が増えていく人にもよいでしょう。
音声出力も4系統に対応しています。音声分離機能を搭載しているのは、本品を含め全体の約2割(※執筆時点)と少数でした。音声にこだわりたい人の選択肢になるでしょう。
HDMI・光デジタル・同軸デジタル・アナログステレオ(ステレオミニ)と、デバイスに合わせて多様な接続方法を選べます。ヘッドフォンやホームシアター・サウンドバーなどシーンや部屋のレイアウトに合わせて、ゲームや映画を楽しめますよ。
ラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kにデメリットはありませんでした。ゲーマーやクリエイターは持っておいて損はないアイテムです。
入力ポート数 | 4個 |
---|---|
データレート | 18Gbps |
外部給電方式 | AC |
良い
気になる
出力ポート数 | 1個 |
---|---|
対応ゲーム機 | Nintendo Switch、PS5 |
幅 | 21.0cm |
奥行 | 6.6cm |
高さ | 2.5cm |
重量. | 560g |
リモコン付き | |
音声分離機能 | |
HDCP対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
8,980円
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ここでは、ラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kにはない魅力をもった商品をご紹介します。
スマートサービスのHDMI切替器 双方向は、データレートが48Gbpsもあり、なめらかな映像が映せました。素速く入力を切り替えられ、FPS・TPSゲームのようにスピードが勝敗のカギを握るゲームにもぴったりでしょう。
使いたいデバイスに本体のボタン1つで切り替えられ、手間を感じにくいのも魅力です。入力切替は平均6.05秒と速く、待たされる…とストレスを感じることも少ないでしょう。入力ポートは2つと少ないものの、接続したいデバイスが少ない人には有力候補です。価格が3,000円台と手頃なので、はじめてのHDMI切替器にもうってつけですよ。
サンワサプライの400-SW033も、入力の切り替えが平均6.06秒と非常にスピーディ。使いたいデバイスにサッと切り替えられるため、待機時間を短くしたいという人にぴったりです。
データレートは18Gbpsと、映像信号を安定して伝送できる数値でした。PS5の高画質な映像も、カクつきなくなめらかに映せるでしょう。FPSやTPSなどのスピードが重要なゲームも楽しめますよ。
入力の切り替えは手動と自動に対応し、リモコンではワンボタンで簡単に切り替えられます。HDMI×4・音声接続方法3系統と入力ポートが多いので、機器が多い人にもおすすめです。
ラトックシステム HDMIセレクター RS-HDSW41A-4Kは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECショップで購入できます。ECサイトでは7,633円ほどですよ(※執筆時点)。
HDMI切替器の検証で上位を獲得した商品をご紹介します。ラトックシステムのHDMIセレクター以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
入力ポート数 | 2個 |
---|---|
データレート | 48Gbps |
外部給電方式 | USB |
良い
気になる
出力ポート数 | 2個 |
---|---|
対応ゲーム機 | Nintendo Switch、PS3、PS4、PS5、XBox |
幅 | 5.2cm |
奥行 | 7.9cm |
高さ | 1.3cm |
重量. | 150g |
リモコン付き | |
音声分離機能 | |
HDCP対応 |
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入力ポート数 | 4個 |
---|---|
データレート | 18Gbps |
外部給電方式 | AC |
良い
気になる
出力ポート数 | 1個 |
---|---|
対応ゲーム機 | PS4 Pro、PS5 |
幅 | 19.0cm |
奥行 | 8.0cm |
高さ | 2.4cm |
重量. | 394.9g |
リモコン付き | |
音声分離機能 | |
HDCP対応 |
サンワサプライ HDMI切替器 400-SW033の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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