カシミヤやシルクといったデリケートな素材を家庭で洗濯できる、ハイ・ベック プレミアムドライ(Premium Dry)。インターネット上の口コミでは高評価が多い一方で、「汚れがあまり落ちない」「容器が大きく溶剤を取り出しにくい」といった気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ハイ・ベック プレミアムドライを含むおしゃれ着用洗剤20商品を実際に使って、仕上がり・洗浄力・香りのよさ・洗濯1回あたりの値段を⽐較してレビューしたいと思います。購⼊を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
ハイ・ベックのプレミアムドライは、仕上がりを重視する人におすすめです。ウールニットは見た目がきれいに、アクリルはさらにふんわりとした手触りになりました。麻混レーヨンはやや硬くなってしまいましたが、比較したなかでは毛玉が少なくきれいな仕上がりといえます。
洗浄力の検証では、タンパク質を再現した卵汚れがきれいに落ちました。泥汚れもある程度の落せます。ただ、検証したほかの商品同様、コーヒー・カレー・口紅・ファンデーションの汚れには染み抜きなどの対策が必要でしょう。
香りはほぼ無臭のため、においに敏感な人でも使用できます。執筆時点での公式サイトの価格は、税込6,600円。お洗濯1回あたりの値段は132円とやや高めですが、仕上がりのクオリティを考えれば損はありません。
またこちらの商品は、植物系ドライクリーニング溶剤を使っていて環境や人にやさしい点も魅力。デリケートな素材であるカシミヤにも使用できますよ。
「常に新しいことに挑戦し続けてゆく」という理念をもとに、洗剤や衣類ケアアイテムを展開しているサンワード。そのハイ・ベックシリーズは、 洋服のケアにこだわった家庭用クリーニング製品です。
今回は、カシミヤやシルクなどのデリケート素材も洗濯可能なおしゃれ着用の洗剤、プレミアムドライをご紹介します。
溶剤分には、植物系ドライクリーニング溶剤を100%使用しており、生分解性が高く環境にやさしい点が特徴です。
加えて、手肌への負担が少ないほか、森林浴をしたような癒しや安らぎを与えるフィトンチッド効果も期待できます。
さらに植物系ドライクリーニング溶剤は、高い洗浄力も魅力です。水溶性・油性・不溶性のどの汚れにも強く、専門店なみの風合いのよい仕上がりになるとしています。
基本的な洗い方は、5〜10分ほど液剤につけこんで汚れを落とす、つけおき洗いです。つけおきしたあとは脱水をして、すすぎをしてもう1度脱水をしたのちに、形を整えて陰干しします。
また、すすぎ洗いは1回でOKなので、時短したい人にもおすすめですよ。
容量は1100g。繊維や生地にダメージを与えづらい中性洗剤です。
洗濯の基本や衣類別の洗濯方法が記されたお洗濯ガイドブックつきで、執筆時点での公式サイトでの値段は、税込6,600円でした。
ハイベックのプレミアムシリーズは、全4種類。今回紹介したドライのほかに、コーティングソフト・コーティングハード・洗濯助剤があります。
ドライで洗ったあとには仕上げ剤のコーティングソフトやコーティングハード、毎日の洗濯には洗濯助剤と、それぞれ用途に違いがあるのでシーンに合わせて選びましょう。
今回はハイ・ベック プレミアムドライを含むおしゃれ着用洗剤全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:仕上がり
検証②:洗浄力
検証③:香りのよさ
検証④:洗剤1回あたりの値段
まずは、仕上がりの検証です。
縦型洗濯機の手洗いコースで、ウール・アクリル・麻混レーヨン素材の洋服をそれぞれ洗濯ネットに入れて9回洗濯。洗濯後に、生地表面の毛羽立ち・毛玉の有無をマイクロスコープでチェックしました。
ネットに入れて9回洗濯すると、アクリルニット・ウールニットはきれいな仕上がりになりました。
アクリルニットは洗濯後の見た目のきれいさはもちろん、手触りのふんわり感も好評です。
ウールニットに関しても、洗濯前の状態をキープできています。毛玉も見られません。
麻混レーヨンは毛玉が多発するようなことはなかったものの、新品状態よりもぱりぱりとした肌触りで硬く感じた点が気になりました。
柔軟剤と併用するなど、対策するのがおすすめです。
次に、洗浄力の検証です。
白Tシャツにコーヒー・カレー・卵・泥・口紅・ファンデーションを塗って、1日放置します。その後、汚れたTシャツを縦型洗濯機の手洗いコースで洗濯し、汚れの落ち具合をチェックしました。
洗濯後にチェックしたところ、卵の汚れはきれいに落ちていました。卵と同じタンパク質である皮脂などの洗浄力も高いといえるでしょう。
また、泥もある程度汚れを落とせました。
一方、カレーやコーヒーといった汚れはあまり落ちません。ただし、これは検証したどの商品も同程度でした。
リップやファンデーションといった化粧品は、検証内での上位商品に比べると汚れ落ちが甘いと感じました。
頑固な汚れには向かないので、あくまでおしゃれ着用として使うのがおすすめです。
続いて、香りのよさの検証です。
モニター4人が、実際におしゃれ着用洗剤で洗ったTシャツを嗅いでみて、毎日使用したいと思える香りかどうかを評価しました。
香りはあまり強くなく、洗濯直後に首元でわずかに香る程度でした。ほとんど無臭だったので好みで評価が分かれにくく、においに敏感な人でも使いやすいといえます。
最後に、洗濯1回あたりの値段の検証です。
4人家族を想定して、洗濯物量6kg・水量65Lの場合に使う洗剤量で計算します。2021年4月上旬に購入したときの価格から、洗濯1回あたりにかかる値段を割り出し評価しました。
洗濯1回あたりの値段は132円と、今回比較した商品のなかではやや高い印象です。
定期的に使うにはコストが気になりますが、衣類の仕上がりを重視する人は購入して損はないといえそうです。
最後に、高評価を獲得した優秀なおしゃれ着用洗剤を紹介します。
環境に配慮した洗剤を探している人は、アルマウィンのデリケートウォッシュをチェック。オーガニック原料が使われていて、ベルギーの認定団体によるエコギャランティーマークつきです。アクリル・ウールの仕上がりが好評で、シルク素材も洗濯可能。洗濯1回あたり66円と安く、定期的に使えますよ。
よりお手頃なものが欲しい人は、エマール アロマティックブーケの香りがおすすめ。洗濯1回あたりの値段は41.2円と、検証したなかでも比較的コストが抑えられています。洗い上がりの評価もトップクラスでした。香りも残りにくいので、敏感な人も使いやすいでしょう。
内容量 | 500g(mL) |
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対応素材 | 綿、麻、合成繊維、ウール、シルク |
表示配合成分 | 界面活性剤(19%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、安定化剤、pH調整剤、酵素 |
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洗剤の形状 | 液体 |
液性 | 中性 |
ウール認証マーク |
エマール アロマティックブーケの香りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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