しっかり温まるうえに電気代の節約になったと評判の簡易追い焚き機、パアグ スーパー風呂バンス1000。インターネット上では高く評価されていますが、口コミのなかには「温まるのが遅い」「電気代がかかる」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、パアグ スーパー風呂バンス1000を含む簡易追い焚き機全11商品を実際に使ってみて、沸くまでの時間・電気代の安さ・安全機能の充実度・温度調節のしやすさ・扱いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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目次
パアグのスーパー風呂バンス1000は、お風呂が沸く早さ・安全性ともに重視したい人におすすめ。実際に水温17℃から40℃に到達するまでの時間を計測すると、3時間58分で温まりました。「温まるのが遅い」との口コミがありましたが、比較した全商品の平均約4時間50分(執筆時点)を大きく下回っており、スピーディに入浴の準備ができるといえます。
安全面への配慮も良好。火災防止用には1個、感電とやけどに対しては2個以上の安全機能が備わっていました。温度調節機能はあつ湯・ぬる湯の2段階のみですが、対流機能つきにより浴槽内の水を循環させて均一な温度にできるのは利点。入浴前にかき混ぜる手間がかかりません。
コードは4.5mと十分な長さがあり、扱いやすさもまずまず。お風呂の入口から浴槽までの距離は1.2mほど(参考:リショップナビ)のため、延長コードなしでも余裕をもって浴槽内にセットできます。重量は2.8kgと軽いとはいえませんが、使用頻度が高い人でなければ負担に感じないでしょう。
一方で「電気代がかかる」との口コミどおり、1回あたりの電気代は112円とやや高め。同社が手がける簡易追い焚き機「風呂バンス1000」に比べると、10円ほど高くなりました。ただ比較した全商品の平均は約123円(執筆時点)だったことから、安さを追求する人でなければ許容範囲内といえます。
沸くまでの時間が早く、安全機能がしっかり備わっているのが魅力の本商品。電気代は安いとはいえませんが、できるだけ早くお風呂に入りたいなら、この機会に購入を検討してみてくださいね。
そもそも簡易追い焚き機とは、手軽にお風呂を沸かす・保温ができるアイテム。浴槽内にセットするだけで使えるため、設置工事の必要がないのが利点です。
今回ご紹介するスーパー風呂バンス1000は、20年以上にわたって電気バスヒーターを製造するパアグから販売されています(2022年1月末より、ゾリステン社に販売権限を移行)。
効率よく湯沸かしをするため、浴槽内の水を対流させるエアーポンプと強力な1000Wヒーターを搭載しているのが特徴です。同社が手がける「風呂バンス1000」に比べて、温めるパワーがアップしていると謳っています。
本体内部をきれいに保つため、2種類のボールが入ったろ過フィルターを装備。ボールには、麦飯石セラミックスボール・ゼオライトセラミックスボールを採用しています。
本体の底部分は取り外し可能で、内部まで掃除できるのも魅力です。清潔に使い続けられるのはうれしいですね。
本体サイズは幅19.9×奥行14.8×高さ29.6cm。本体のほかに、セラミックボール・トレー・フロートストラップの3つが付属しています。
使い方は、水を張った浴槽内に本体を入れて電源スイッチを押すだけと簡単です。フロートストラップを使えば、手を濡らさずに浴槽から引き上げられますよ。
簡易追い焚き機は、手軽にお風呂を温め直せるのが魅力。浴槽内に入れるだけで使えるため、家族でお風呂の温度の好みが違う・お風呂に入る時間帯がバラバラといった場合に役立ちます。
また給湯器が故障した人や、備えつけ給湯器の設置費用をカットしたい人にもおすすめです。
簡易追い焚き機は、給湯器の代わりとして十分活用できます。ただし、備えつけの給湯器に比べると、温まるまでの時間が長いのがネック。150Lのお風呂が沸くまでに4〜7時間ほどかかるため、入浴時間にあわせて事前にセットしておく必要があります。
ほとんどの簡易追い焚き機は入タイマーをセットできないため、自分で電源を入れて運転させなければなりません。家族が多い人は、4時間程度で沸くものを選ぶとよいでしょう。
簡易追い焚き機の使用は、光熱費の節約にもつながります。プロパンガスでの追い焚き・銭湯の利用と比べた場合にかかる費用は、以下のとおりです。
給湯器を買い替えるよりも簡易追い焚き機を使ったほうが、お風呂を沸かす費用を抑えられますよ。
1:検証時の実測値(1回の沸かす際の電気代103円)に基づいて算出
2:日本エネルギー経済研究所石油情報センターのLPガスデータより算出
3:東京都の公衆浴場の値段から算出
簡易追い焚き機のデメリットは、お湯が沸くまでに時間がかかることです。給湯器を使えば1時間以内で済むのに対し、簡易追い焚き機では少なくとも4時間ほど必要になります。
できるだけ早くお風呂に入りたい人や、プロパンガスから光熱費が安い都市ガス・オール電化に切り替えられる居住環境の人には不向き。なお、給湯器は60万円程度で設置できます。設置の費用を準備できる人は、給湯器を導入するとよいでしょう。
今回は、パアグ スーパー風呂バンス1000を含む簡易追い焚き機全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、沸くまでの時間の検証です。室温20℃に設定した環境下に水温17℃の水を150L用意し、各商品を使用。水温が40℃に温まるまでの時間を計測しました。
その結果、40℃に到達するまでの時間は3時間58分と非常にスピーディ。比較した全商品の平均である約4時間50分(執筆時点)を下回り、高評価を獲得しました。同社の簡易追い焚き機「風呂バンス1000」と比べても、本品のほうが6分早く温まっています。
メーカーによると、250Lの浴槽の水を適温にする場合の加熱時間は、夏場なら3〜4時間・冬場なら6〜9時間が目安とのこと。「温まるのが遅い」との口コミがありましたが、検証ではメーカーが謳う時間内に収まっており、比較した商品のなかでは短時間でお風呂に入る準備ができますよ。
次は、電気代の安さの検証です。先の検証で沸くまでの時間を計測した際に、ワットモニターを接続して電気代をチェックしました。備えつけの給湯器を使ったときのガス代・電気代と比較し、安いものほど高評価としています。
各商品を使用した際の電気代は、ワットモニターで測定した消費電力に1Wあたり0.021円とかけて算出しています。
検証の結果、1回の電気代は112円とやや高く、「電気代がかかる」との口コミどおりの結果に。比較した全商品の平均約123円(執筆時点)は下回ったものの、同社の「風呂バンス1000」に比べると本品のほうが10円ほど高くなりました。備えつけの給湯器よりは節約になりますが、安さで選びたい人には物足りないでしょう。
次は、安全機能の充実度の検証です。簡易追い焚き機の使用時に発生しやすい事故を、火災・感電・やけどと定義。3つの事故を防ぐための機能がどれほど備わっているかをチェックします。
その結果、3大事故すべてに対して1個以上の安全機能を搭載していました。スペックの詳細は以下のとおりです。
火災への備えは空焚き防止装置の1個しかないものの、感電・やけどの防止にはそれぞれ2個以上の機能がついていました。比較した商品内には、安全機能がほとんどないものもあったことから、ある程度の安全性が期待できます。
最後は、温度調節のしやすさ・扱いやすさの検証です。せっかく簡易追い焚き機を購入するなら、運転中に放置できるものや手軽に使えるものを選びたいですよね。
そこで各商品ごとに、温度調節機能の有無・温度調節機能の詳細度・タイマー機能の有無の3点を確認。またコードの長さ・本体の重量も調べ、コードの長さが3m以上・重量が軽いものほど高評価としました。
温度調節のしやすさはまずまず。温度調節機能は搭載されていますが、あつ湯・ぬる湯の2段階のみに対応していました。
タイマー機能が備わっていないのも気になるところ。比較した商品内には、1℃単位で設定できるものもあったことから、正確に温度を設定したい人にはあまり向きません。
一方、対流機能により水を循環させられるため、浴槽内を均一な温度にできるのはメリット。入浴前にかき混ぜる手間がなくなるのがうれしいですね。
浴槽内へのセットはスムーズ。コードの長さは4.5mと、ゆとりがありました。お風呂の入口から浴槽までの距離は1.2mほど(参考:リショップナビ)のため、延長コードがなくても浴槽内に届くのは利点です。
本体重量は2.8kgとやや重め。比較した商品内には、1kg以下と軽量なものもありました。しかし1.5Lペットボトル2本分とほぼ同じ重さにあたるため、使用頻度がそこまで高くない人であればあまり負担に感じないでしょう。
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パアグのスーパー風呂バンス1000は、Yahoo!ショッピング・楽天市場・AmazonといったECサイトで購入できます。検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
簡易追い焚き機は、備えつけの給湯器に比べてお湯を沸かすのに時間がかかります。できるだけ早く沸かしたときは、風呂フタを活用しましょう。
実際にアルミシートでフタをした場合とフタなしの場合で沸くまでの時間を計測したところ、フタありのほうが早くお風呂が沸きました。風呂フタをすると、お湯が冷めるスピードもゆるやかになりますよ。
使用後の本体は高温なうえにお湯が滴るため、付属のスタンドに置いて水切りをしましょう。本体が冷めるまで待ってから、片づけてください。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
電気代にこだわる人には、ゾリステンの風呂バンス1000がおすすめです。検証では4時間で40℃まで沸かせ、電気代も103円と抑えられていました。3大事故を防ぐための機能がそれぞれ1個ずつ搭載されており、安全面への配慮も十分。簡易追い焚き機選びで迷ったらぜひ検討してみてください。
Bubbueの投げ込みヒーターは、温度を好みにあわせて設定できます。タイマー機能も搭載し、設定温度に到達すると自動でオフになるのが利点。沸くまでの時間は3時間30分とかなり早く、すぐに入浴の準備ができました。重量は770gと非常に軽いため、力に自信がない人にもぴったりです。
ワット数 | 1000W |
---|---|
加熱時間 | 夏:約3~4時間/冬:約8~9時間(水からの沸かし) |
沸くまでの時間 | 283分 |
1回使用あたりの電気代 | 103円 |
幅 | 19.9cm |
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奥行 | 14.8cm |
高さ | 29.6cm |
素材 | ABS樹脂 |
タイプ | 保温タイプ、加熱タイプ |
消費電力 | 990W |
電圧 | 100V |
寝かせて使用可能 | |
漏電防止機能 | |
クリーン機能 | |
ヒーター空焚き防止機能 | |
温度過昇防止機能 | |
水位異常感知機能 | |
回路遮断機能 | |
対流機能 | |
過電流防止装置付き | |
ループ遮断機能 | |
ヒーター断線検出装置付き | |
モーター空運転防止装置付き | |
循環ポンプ空運転防止装置付き | |
アース線付き | |
コントロールコード異常検出装置付き | |
空焚き防止(フロートスイッチ)付き | |
ヒーター異常温度上昇防止装置付き | |
循環ポンプ温度上昇防止装置付き | |
温度ヒューズ付き | |
水温異常上昇防止装置付き | |
スタンド付き | |
付属品 | トレー、フロートストラップ(PP製浮玉)、ウレタン脚、取扱説明書(保証書付) |
商材 | 簡易追い焚き機 |
ワット数 | 1,500W |
---|---|
加熱時間 | |
沸くまでの時間 | 316 |
1回使用あたりの電気代 | 97.4円 |
幅 | 7.7cm |
---|---|
奥行 | 13.2cm |
高さ | 30.0cm |
素材 | ステンレス |
タイプ | 加熱タイプ |
消費電力 | 962W |
電圧 | 100V |
寝かせて使用可能 | |
漏電防止機能 | |
クリーン機能 | |
ヒーター空焚き防止機能 | |
温度過昇防止機能 | |
水位異常感知機能 | |
回路遮断機能 | |
対流機能 | |
過電流防止装置付き | |
ループ遮断機能 | |
ヒーター断線検出装置付き | |
モーター空運転防止装置付き | |
循環ポンプ空運転防止装置付き | |
アース線付き | |
コントロールコード異常検出装置付き | |
空焚き防止(フロートスイッチ)付き | |
ヒーター異常温度上昇防止装置付き | |
循環ポンプ温度上昇防止装置付き | |
温度ヒューズ付き | |
水温異常上昇防止装置付き | |
スタンド付き | |
付属品 | 温度計 |
商材 | 簡易追い焚き機 |
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