2種類のピーリングモードと3種類の美容機能モードを備えたウォーターピーリング、コスビューティー アクリアルピーリングプロEX。「スッキリ感のある使い心地」「お風呂場でも使える」と評判です。しかし、「肌に当てるときの刺激が強い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のpeipaiやヤーマンなどのウォーターピーリングとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ウォーターピーリング選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
本記事における「浸透・導入」とは、角質層までの浸透のことを指します。
目次
コスビューティー アクリアルピーリングプロEXは、使い勝手のよさを重視する人におすすめです。比較した商品の大半がIPX5以下の防水性でしたが、こちらはIPX6と高いのが魅力。本体に直接水がかからなければ、お風呂に浸かりながらでも使用できます。
ワイヤレスの充電スタンドが付属しており、本体を置くだけで充電を始められるのも強み。比較した商品のなかでは充電スタンドつきは少ないので、手軽に充電したいなら要チェックです。さらに、検証したほかの商品と同じく、美容機能モードも備えています。超音波やイオンを駆使した3種類の機能で、肌にアプローチできますよ。
肌表面の汚れ落ちにこだわる人にも向いています。ファンデーションを塗って15分間放置した人工皮膚に、ウォーターピーリングを100回滑らせてどのくらい落ちたかを確認したところ、キメの部分以外はほとんどきれいに落とせていました。比較したほかの商品も総じて良好な結果でしたが、こちらも大きな問題はないといえます。
肌への当てやすさは上々です。意見は割れたものの、大きな不満を感じたモニターはいませんでした。ヘッドに深めのカーブがあるため、頬などの広い面だけでなく小鼻のような細かい部位にも当てやすい印象です。ただし、モニターからは「頬の広い面にはやや使いづらいような気がする」との声もあがりました。また、「頬に痛みを感じた」「刺激が強かった」とコメントしたモニターもいたので、肌へのやさしさを求める人には向かない可能性があります。
毛穴の汚れ落ちがいまひとつなのも、気がかりです。モニターが3日間使用したあと、目立つ毛穴の変化を調査したところ、平均38しか減少しませんでした。比較した商品のなかには、平均約160減ったものもあったので、頑固な毛穴汚れをケアしたいならほかの商品にも目を向けてみましょう。
実際にコスビューティー アクリアルピーリングプロEXと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイウォーターピーリングと、毛穴の汚れ落ち・肌表面の汚れ落ち・肌へのやさしさ(使用感)・肌への当てやすさ・使い勝手のよさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
コスビューティー アクリアルピーリングプロEXの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもウォーターピーリングとは水を超音波振動によって震わせて、毛穴汚れや古い角質を落とすための美容家電。汚れや角栓が詰まった目立つ毛穴・肌のざらつきが気になる人におすすめです。
今回ご紹介するコスビューティー アクリアルピーリングプロEXもそのひとつ。「毛穴の目立たないクリアな肌へ」がキャッチコピーで、ピーリングとイオン導出が1台で可能です。
コスビューティーは、美容機器や化粧品などを手掛ける中国メーカー。日本に留学していた創業者が、日本製品のクオリティやデザイン性の高さに感銘を受けたのが企業設立のきっかけです。2013年の設立以来、美顔器・光美容器など品質とデザインにこだわったアイテムを展開しています。
ピーリングモードは、ローパワーのLモードとハイパワーのHモードの2種類が搭載されています。はじめて使うならLモード、頑固な汚れにはHモードを使うなど、部位や肌の状態に応じてモードを使い分けられるのがポイント。1秒あたりの振動回数は28000回です。
3種類の美容機能モードを備えているのも魅力。クリーンモードとモイストモードは、化粧水の保湿成分を肌の角質層まで届けやすくする機能です。クリーンモードは超音波とイオン導出で、モイストモードは超音波とイオン誘導で行います。
リフトモードは超音波と微弱電流のマイクロカレントで、タッピングしながら肌を整える機能です。1つのボタンを押すだけで手軽にモードを切り替えられるのも利点。電源のON・OFFも同じボタンで行えるので、簡単に操作できるでしょう。
本体のサイズは高さ17.5×幅4.35×奥行2.2cm、重量は約108g。小さくて軽く、旅行先などに持って行くのにもぴったりです。
公式サイトで購入できるカラーは、マットホワイトとマットレッドの2種類。楽天市場の公式ECショップ限定で、柔らかなマットピンクも選べます。付属品は、充電スタンド・ACアダプター・保証書つきの取扱説明書の4点です。
今回はコスビューティー アクリアルピーリングプロEXを含む、ウォーターピーリング全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、毛穴の汚れ落ちの検証です。
モニター3名にウォーターピーリングを3日間使ってもらったあと、肌診断器VISIAにて使用前と使用後で目立つ毛穴がどの程度減少したかを確認しました。目立つ毛穴の数が減ったものほど毛穴汚れ落ちがよい商品と判断し、評価しています。
毛穴の汚れ落ちは、まずまずです。ウォーターピーリング使用後に目立つ毛穴がどのくらい減ったかチェックしたところ、毛穴が減ったのは3名中1名のモニターのみでした。「スッキリ感のある使い心地だった」との口コミがあった反面、モニターの平均値は-38と、高評価の基準である-50を下回る結果に。
<個人の結果>
<モニターの平均値>
今回の比較検証では目立つ毛穴の数が大幅に減った商品が目立ちましたが、こちらは頑固な毛穴汚れを落とすには物足りない可能性があります。評価には入っていないものの、実際に使ったモニターからは「作動音が気になる」という回答もありました。静音性を求める人には向かないでしょう。
次は、肌表面の汚れ落ちの検証です。
人工皮膚にファンデーションを塗布して15分間放置したあと、ウォーターピーリングを100回滑らせます。その後、ファンデーションがどのくらい落ちたかをマイクロスコープで確認。ファンデーションがきれいに落ちたものほど汚れ落ちがよいと判断し、評価しました。
肌表面の汚れ落ちは、高評価です。ウォーターピーリング使用後に人工皮膚に塗ったファンデーションがどのくらい落ちたかを確認したところ、肌のキメの間にファンデーションが薄く残っているもののほかの部分の汚れはきれいに落ちていました。
ただし、今回の検証では、比較した約4割の商品がキメに入った汚れまですっきり落とせたという結果に。表面の汚れ落ちを重視するなら、キメに入った汚れも落とせるアイテムのほうが向いています。
続いて、肌への当てやすさの検証です。モニターの女性4名に小鼻・Tゾーン・頬などの各部位にウォーターピーリングを当ててもらい、ヘッドが顔の凹凸に合うか、本体を動かしやすいかを確認しました。
<肌当たりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
口コミには「肌に当てるときの刺激が強い」とありましたが、実際に強い刺激を感じる人もいることがわかりました。今回の比較検証ではヘッドが厚くカーブが浅い商品が高評価を獲得する傾向があったので、肌へのやさしさを重視する人はほかの商品も検討してみましょう。ただし、使用中に大きな違和感を覚えたモニターはいませんでした。
<使用中の違和感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
肌への当てやすさに大きな不満を感じたモニターはいませんでしたが、ヘッドが顔の凹凸に合うかには個人差があることがわかりました。
ヘッドに深めのカーブがあるため、小鼻や眉間などの凹凸を含め顔全体に当てやすい印象です。ただし、「顔の柔らかい部分を軽く動かしただけで、ひっかき傷のようになってしまう」という回答もあるなど、頬のような柔らかく平らな面には痛みを感じるモニターも。今回の比較検証では、カーブがある商品は広い面や凹凸のある面など顔全体に使いやすい傾向がありましたが、広い部位を重点的にケアしたい場合は、ストレートやカップタイプのヘッドもチェックしてみてください。
一方、本体の動かしやすさは好評で「滑りづらく、手にフィットする」とのコメントが目立ちました。
<当てやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、使い勝手のよさの検証です。
操作性・振動音・充電時間・防水機能・美容機能に着目して評価しました。
使い勝手のよさは、上々です。ワイヤレス充電できるスタンドが付属しており、置くだけで簡単に充電を行えます。比較検証した商品には充電スタンドがついていないものもあったなか、こちらは手軽に充電できる点も評価されました。
IPX6の防水機能がついているため、本体に水がかからなければお風呂に浸かりながらでも使えるのも大きな強みです。今回の比較検証ではほとんどの商品に美容機能が搭載されていましたが、こちらにもイオン誘導やマイクロカレントといった美容機能がついています。複数のケアをお風呂場で済ませたい人におすすめです。
一方、操作性はまずまず。2回の動作で起動でき、比較した商品のなかでは平均的な結果です。振動音は静かではないものの、我慢できるレベルと評価されました。検証したほかの商品のなかには、静音性にこだわっているものもあったので気になる人は確認してみてください。
また、充電時間が約6時間と長いのが懸念点です。今回の検証では大半の商品が1~2時間半で充電が完了したため、充電をスピーディに終わらせたいならほかの商品もチェックしてみましょう。
ヘッドの形状 | カーブ |
---|---|
ヘッドの厚さ | 0.48mm |
ヘッドのカーブ | 深い |
ヘッドの素材 | ABS |
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幅 | 4.3cm |
奥行 | 2.2cm |
重量 | 約108g |
高さ | 17.5cm |
1秒当たりの振動回数 | 約28,000回 |
充電時間 | 約6時間 |
連続使用時間 | 満充電で約70分 |
付属品 | 取扱説明書(保証書付)、充電スタンド、ACアダプター |
電源方式 | 充電式 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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<ピーリングモードの場合>
①肌を水でしっかり濡らす
②電源ボタンを外側に向けた状態で、プレートを肌に対して約30度の角度で当てる
③鼻の中央からおでこ、眉山から生え際、小鼻からこめかみ、目頭の下から小鼻、口角の外側からこめかみ、顎の横から口角、顎先から唇の下に向けて、やさしくなでるように動かす
④使用後、美容液や化粧水を塗布する
ピーリングモードの場合、蒸しタオル使用後や入浴後に肌が温まった状態で使うのがポイントです。なお、全モードにおいてプレートを肌に強く押し当てたり、一定の部位に当て続けたりするのはNG。肌表面の水分が少なくなった際は、適宜水分を補充することも重要です。ピーリングモード以外の使い方は、メーカーの公式サイトで確認できますよ。
ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ヤマダデンキなどの家電量販店でも購入できます。ただし、取扱店舗が限られている可能性もあるため、実店舗を利用する場合は事前に各店舗へ在庫の有無を問い合わせるのがおすすめです。
毛穴と肌表面の汚れをしっかり落としたいなら、peipai ウォーターピーリングが狙い目です。毛穴の汚れ落ちの検証では、目立つ毛穴の個数が平均約160減りました。肌表面の汚れ落ちも高評価なうえ、防水機能や美容機能が搭載されているのが魅力です。ただし、ヘッドが大きいので、小鼻のような細かい部位のケアにはやや向いていません。
顔全体に当てやすいものがほしい人は、ミーゼ ディープスキンクリアをチェックしましょう。スプーンタイプ・ストレートタイプといった2種類のヘッドが付属しています。細かい部位にはスプーンタイプ、広い部位にはストレートタイプと、部位に応じてつけ替えられるのがメリットです。検証では毛穴の汚れ落ちはまずまずですが、肌表面の汚れはすっきり落とせましたよ。
ヘッドの形状 | カーブ |
---|---|
ヘッドの厚さ | 0.45mm |
ヘッドのカーブ | 深い |
ヘッドの素材 | ステンレス |
---|---|
幅 | 6.1cm |
奥行 | 3.45cm |
重量 | 188.5g |
高さ | 19.6cm |
1秒当たりの振動回数 | 約30000回 |
充電時間 | 約2時間 |
連続使用時間 | 4時間 |
付属品 | クリーナー、USBセンサー充電ベース、取扱説明書、クリーニングクロス |
電源方式 | 充電式 |
peipai 超音波ウォーターピーリング PM-818をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ヘッドの形状 | ストレート、スプーン |
---|---|
ヘッドの厚さ | 0.56mm |
ヘッドのカーブ | 浅い |
ヘッドの素材 | ステンレス |
---|---|
幅 | 5.5cm |
奥行 | 2.6cm |
重量 | 本体:約53g、ワイドヘッド約38g、スプーンヘッド約34g |
高さ | 14.4cm |
1秒当たりの振動回数 | 約27,000回 |
充電時間 | 約1.5~2.5時間 |
連続使用時間 | 約30分 |
付属品 | 取扱説明書、充電台、ワイドヘッド、キャップ、スプーンヘッド |
電源方式 | 充電式 |
ミーゼ ディープスキンクリアをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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