BOIFUN BFN-161をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

最大輝度は91cd/m2と低く、明るい場所では画面が暗くて見づらいことがわかりました。高評価の基準とした150cd/m2を下回る結果で、比較した全商品の平均値が約117cd/m2（※執筆時点）であったことをふまえても、明るさが物足りない印象です。

今回の比較では、最大輝度が100cd/m2前後の商品は、周囲の明るさに負けてしまい画面が暗くて見づらい傾向がありました。本商品も同様で、使用場所や時間帯を選ぶ印象。いつでもどこでもメリハリのある見やすい画面で映像を楽しみたい人は、人気の山善のように最大輝度が150cd/m2以上の商品をチェックしましょう。

コントラストは340:1と低い値で、解像感が物足りない印象。高評価の基準とした600:1を大幅に下回る結果で、メリハリのあるくっきりとした映像は期待できません。比較した全商品の平均値455:1（※執筆時点）にも及ばず、「画面が荒くて見づらい」という口コミどおりです。

また、色域の広さも約55％と低めで、高評価の基準とした70％を大幅に下回る結果に。色彩の表現についても正確さが欠け、赤色が強調されて全体的に色味が濃く映りました。今回の比較では、赤が強めに出ると人肌も赤色に見えやすく映像に違和感を覚える傾向に。人気の東芝は色味が自然と好評だったので、あわせて検討してみましょう。

最大音量は77.2dBと大きめ。比較した全商品の平均値約73.89dB（※執筆時点）を上回る優秀な結果で、比較したなかでも音が聞き取りやすいことがわかりました。最大音量は人気の山善より大きな値を示しており、「車内でも音がしっかり聞こえる」という口コミにも納得です。

今回の比較では、最大音量が75dB以上の商品は、走行中の車内の騒音にもかき消されず音声が聞こえやすい傾向に。本商品も同様に車内でも使いやすく、長時間の車移動で重宝するでしょう。

5時間41分も連続で動画を視聴でき、バッテリーの持ちは比較したなかでトップクラスに優秀。画面が見やすいと好評だった山善より3時間半以上も長く視聴できました。「バッテリーが長持ちする」という口コミどおりで、頻繁な充電は必要なさそうです。

比較したなかには、わずか1時間45分しかバッテリーが持たず、映画1本を楽しむのが難しい商品も。対してこちらは長編作品を2本視聴できるほどのパワーがあり、長時間移動のお供にぴったりです。

操作性に優れたリモコンが付属しており、車内での使いやすさはおおむね良好。日本語表示されていて、音量調整もリモコンで簡単にできます。なお、詳細は以下のとおりです。

1. リモコンが日本語か｜◯
2. 音量ボタンの有無｜◯
3. ヘッドレストカバーがついているか｜ ×

車内に固定するためのヘッドレストカバーがついていないのは惜しい点。今回の比較では、ヘッドレストカバーがあると目線の高さに画面をセットできて正しい姿勢で視聴しやすい傾向がありました。ただし、比較においてヘッドレストカバーが付属していたのは13インチまでの商品のみ。本商品のような大画面を優先するか、固定しやすいものを選ぶかによって選びわけるとよいでしょう。

便利な機能が豊富で、付加機能は比較したなかでトップクラスに優秀。比較した半分以上の商品が対応していなかったリージョンフリーに対応しているのが魅力です。リージョンフリー対応のモデルなら海外のDVDも見られるので、より幅広い作品が楽しめます。なお、詳細は以下のとおりです。

1. リージョンフリー｜◯ 
2. CPRMの再生に対応｜◯ 
3. レジューム｜◯ 
4. DC12V｜◯ 

また、CPRMにも対応しており、ダビングしたDVDも再生可能。子どものお気に入りの番組をいつでも再生できます。続きから再生できるレジューム機能も備わっているので、すき間時間での視聴も楽しめるでしょう。