ノーリツ ガスファンヒーター Deluxe Type GFH-4007Dの評判・口コミは悪い？実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー！

ノーリツ ガスファンヒーター Deluxe Type GFH-4007Dは、設定温度のまま室温を維持しやすいのが大きなメリット。実際に、温度・湿度を一定に管理できる恒温恒湿室内で20℃設定で運転したところ、18℃から12分経ってもほぼ設定通りの20.69℃を維持しました。

比較した商品の平均が22.2℃（※執筆時点）と上がりぎみだったことを考えると、本商品はしっかり室温をコントロールできているといえます。

なお設定温度を保てたのは、本商品のほかには同じノーリツの「Standard Type GFH-5803S」「Standard Type GFH-4007S」のみ。暑くなりすぎないものがほしいならこちらもおすすめですよ。

光熱費の安さも申し分ありません。恒温恒湿室内での運転でガス代のみ算出した結果、運転開始直後の1時間あたりのガス代は、全体平均の52.65円（※執筆時点）を下回る51.61円。室温安定後はさらに下がり、1時間あたりわずか17.89円に収まりました。全体平均の30.6円（※執筆時点）と比べて、省エネ効果に優れているといえるでしょう。

またエコ運転機能がついており、30分ごとに2回設定温度を下げられます。比較したなかでは本商品のみにしかなかった人感センサーもあり、消し忘れを気にする心配もありません。

比較した結果、室温安定後のガス代はリンナイよりノーリツのほうが安い傾向がありました。本商品のほかには、ノーリツの「Standard Type GFH-4007S」「Standard Type GFH-2406S」も光熱費を安く抑えられたため、合わせてチェックしてみましょう。

タイマー操作も簡単です。おはようタイマーは操作パネルの「おはよう」ボタンを押し、起きたい時刻を入力するだけで設定が済みます。夜寝る前のおやすみタイマーは、10分ごとに10〜60分の間で設定可能。また、設定した時間は記憶してくれるため、時間を入れ直す手間も省けます。

現行モデルでは、ノーリツの商品は何時間後に稼動するか数えるタイマー式のものがほとんどで、稼動する時刻を設定できるのは本商品のみでした。ノーリツの室温の維持しやすさと、タイマーの使いやすさを両立した、使い勝手のよい商品といえます。リモコンは付属していませんが、大きな不便はないでしょう。

ノーリツ ガスファンヒーター Deluxe Type GFH-4007Dの速暖性能を試した結果、12℃から18℃に上昇するまでに15分かかりました。比較した商品平均13分31秒（※執筆時点）に比べて少々時間がかかるといえます。

本商品の適用畳数は、木造なら11畳・コンクリートなら15畳まで。同じ畳数なら、12分30秒で6℃上昇する「リンナイ ガスファンヒーター SRC-365E」もよいでしょう。

なお、ノーリツの別モデルである「Standard Type GFH-5803S」は、わずか6分10秒で18℃に到達しました。木造15畳・コンクリート21畳の部屋に対応した大型タイプのため、広い部屋でできるだけ早く暖まるものがほしいならこちらがおすすめですよ。

また、本体価格が96,030円（執筆時点・公式サイト参照）と高めなのもネック。

ノーリツには、同じ適用畳数のものに「ガスファンヒーター Standard Type GFH-4007S」もラインアップしていますが、こちらはECサイトで2万円台で手に入ります（2024年1月時点）。

検証結果も本商品と同等の高い性能があり、スペックも変わらないため、価格に注目するならGFH-4007Sも検討してみましょう。