お手頃価格で大切なものの紛失を防げると評判のスマートタグ、Tile Mate (2022)。ネット上には高評価が多い一方、「正確に検知できない」「音量が小さく発見しにくい」といった気になる口コミもあり、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAirTagやMyTagなどのスマートタグとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートタグ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Tile Mate (2022)は、家の中でよくものをなくしがちな人なら候補の一つになる商品です。遠方の位置情報確認は正確さに欠けるものの、大音量のメロディにより近くのものを見つけやすいのは魅力。実際にポーチに入れた商品を探したモニターから「テレビがついていても音が聞こえる」と好評でした。比較した商品の半数が非搭載だった、音以外の探索機能があるのも便利です。
位置情報は、時間差があり正確さはいまひとつ。スマートタグを持って移動し実際の位置と違いがあるか調べると、300mほどズレることもありました。とくに郊外では反応自体が少なめです。比較したAirTagはほとんど誤差がなかったのに対し、こちらはざっくりした位置を把握できる程度でした。「正確に検知できない」との口コミにも頷ける結果です。
一方、有料のサブスク登録で利用できる紛失防止機能は高評価に。精度が高く、実際に使ってみると250mほど離れた位置で通知が届きました。比較したほとんどの商品と同様に誤作動もありません。必要のないシーンで通知が届く心配が少ないので、ストレスなく機能を使い続けられるでしょう。
値段は税込3,000~4,000円程度(執筆時点・ECサイト参照)と、5,000円近くするAirTagに比べると試しやすい価格帯。「音量が小さく発見しにくい」との口コミに反し、特徴的な音・アプリ上の電波強度表示などによりものを探しやすい一品です。ただし、比較したAirTag・MyTagより正確さには欠けるため、外での落とし物に警戒するならほかを含めて検討しましょう。
実際にTile Mate (2022)と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイスマートタグと、位置情報の正確さ・紛失防止機能の精度・詳細な位置のわかりやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Tile Mate (2022)よりももっといい商品を選びたい人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもスマートタグとは、財布や家のカギなどの貴重品につけてものを見つけやすくするアイテム。スマホから位置が確認できるので、落としたり忘れたりしてもどこにあるのかがすぐにわかります。ただ見つけやすいだけでなく、見つかるまでの不安や焦りから解放される点が魅力です。
アメリカに設立されたTileは、スマートタグをメインに製造しているメーカー。「カギもスマホも音で探す」を謳い文句に掲げ、アプリからTileを鳴らす・Tileからスマホを鳴らすの両方に対応しています。今回ご紹介するのは手頃な価格帯・コンパクトなサイズ感が売りのスタンダードモデル、Tile Mate (2022)です。
有料のPremiumサービスも提供。登録すると、離れると通知が来るスマートアラートや、30日間のロケーション履歴確認といった機能が使えるようになります。
内蔵されている電池は、最大36か月持続する仕様。濡れても使い続けられるよう、IP67相当の防水性能を備えています。
カラーは、ブラック・ホワイト・グレーの3種類を展開。つける持ち物を選ばないシンプルなデザインです。
サイズは38×38×7.2mmとコンパクト。重さは約9gと軽量なので、カギやポーチにつけて持ち歩いても負担になりにくいでしょう。
今回はTile Mate (2022)を含む、スマートタグ全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、位置情報の正確さの検証です。
落としもの役の1人がスマートタグを持って移動し、指定の場所で15分待機。もう1人がアプリで位置情報を確認し、実際の位置をズレがないかをチェックしました。なお、検証は人口密集地の電車で紛失した場合と、人口がそこまで多くない場所・電車以外の移動で紛失した場合の2パターンで行いました。
<Aルート:人口密集地・電車で紛失した際の見つけやすさ>
①築地本願寺正門→②東京メトロ日比谷線日比谷駅 拾得物受付→③JR有楽町駅 中央出口付近→④東京メトロ飯田橋駅構内お忘れ物総合取扱所
<Bルート:人口がそこまで多くない場所・電車ではない移動で紛失した際の見つけやすさ>
①東京駅 丸の内改札外タクシー乗り場→②ヨドバシカメラマルチメディアAkiba 第2エントランス前→③江戸川河川敷緑地サッカー場→④茨城ゴルフ倶楽部入り口
<検証結果>
都心部では反応がある程度あったため、多くの計測ポイントで100m以内の誤差に収まりました。とはいえ、位置情報の反映に時間がかかることも。現時点での正確な位置は把握しにくく、なかには300mほどズレることもありました。郊外では反応自体が少なく、よりズレが生じています。
比較した結果、AirTag・DIGL・MyTagは位置情報の正確性に優れ、どの位置の計測でもほとんどズレが見られませんでした。本商品はざっくりした位置がわかる程度で、「正確に検知できない」との口コミにも頷けます。詳細な位置を把握したい人には、あまり向きません。
次に、紛失防止機能の精度の検証です。
商品を指定の場所に置き、25・250・500m離れた地点、移動開始から5分後、10分後の計5回について、通知が来るかをチェック。また、スマートタグとスマホを一緒に持ち歩き、誤作動の通知が来ないかを調査しました。
紛失防止機能は優秀。比較したほとんどの商品と同様に、250mほど離れた地点でスマートタグに通知が来ました。ほんの少し離れただけで通知が来てしまう心配は少ないでしょう。
スマホと一緒に持ち歩いているのに通知が来るといった誤作動もありません。比較した一部の商品では誤作動が見られましたが、こちらを含む多くの商品は不要な通知に不自由を感じることなく使い続けられますよ。
ただし、紛失防止機能を使うには有料のサブスクに加入する必要があるので注意してください。
最後に、詳細な位置のわかりやすさを検証しました。
テレビの音を流した室内にポーチを3つ設置。男女5名のモニターに、どのポーチにスマートタグが入っているかを探してもらいました。音が聞こえやすく、音以外でも位置が特定しやすい商品を高評価とします。
位置は非常にわかりやすく、高評価に。「音量が小さく発見しにくい」との口コミに反し、モニター全員が「音が聞こえやすい」「どの方向にあるかすぐにわかる」と回答しました。
比較したなかには音が小さく聞こえにくいものがありましたが、こちらは大音量のメロディが流れます。「カギもスマホも音で探す」との謳い文句どおり、雑音がある場所でも見つけやすいでしょう。
比較した商品の半数は音以外の探索機能がなかったのに対し、こちらはアプリ上のスマートタグ電波強度表示・振動でも位置を把握できます。具体的な距離がわかり、モニターからも「近づくほどサインが出て探しやすい」と好評でした。方向まで確認できたAirTagには及ばないものの、家の中で探すなら十分な性能です。
<音が聞こえやすいか・音以外で位置を特定しやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
対応ネットワーク | Tileネットワーク |
---|---|
対応OS | iPhone、Android |
紛失防止機能 | |
バッテリー減少通知機能 |
良い
気になる
形状 | キーホルダータイプ |
---|---|
幅 | 38mm |
奥行 | 38mm |
厚さ | 7mm |
重量 | 40g |
防水機能 | |
防塵機能 | |
スピーカー内蔵 |
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Tile Mate (2022)の取扱店舗は、公式サイトで確認できます。Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトも掲載。ポイントやクーポンを利用してお得な値段で購入したい人は、ぜひ各サイトをチェックしてみてくださいね。
Mateは、2020年版のモデルから2022年にリニューアルしました。2商品の大きな違いは、電池交換ができるか否かです。Mate(2020)は約1年持つ電池を交換して使うタイプでしたが、Mate (2022)は電池内蔵式。持続時間は最大3年です。
また、最大接続距離もアップデート。約45mの接続距離が約75mにまで延長しました。防水性も、IP55(防滴)からIP67(防水)へと進化しています。
最後に、実際の位置とほとんどズレなく位置情報を表示できた商品をご紹介します。
AppleのAirTagは、iPhoneユーザー向けの商品。位置情報の精度は高く、郊外でも実際の位置からほぼ誤差なく表示できました。紛失防止機能もしっかり機能し、250m離れると通知。誤作動がなかったうえ、アプリ上で紛失物までの距離・方向がわかりました。騒がしい環境でもものを探しやすいですよ。
Androidユーザーには、Tile Proがおすすめ。位置情報は反映にやや時間がかかるものの、都心部ではほぼズレなく表示できました。紛失防止機能の精度も高く、250m離れるとしっかり通知。紛失物が近づくと「強い信号強度」と表示され、距離を細かく把握できて便利です。
対応ネットワーク | Apple「探す」ネットワーク対応 |
---|---|
対応OS | iPhone |
紛失防止機能 | |
バッテリー減少通知機能 |
良い
気になる
形状 | タグタイプ |
---|---|
幅 | 32mm |
奥行 | 32mm |
厚さ | 8mm |
重量 | 11g |
防水機能 | |
防塵機能 | |
スピーカー内蔵 |
AirTagの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
対応ネットワーク | Tileネットワーク |
---|---|
対応OS | iPhone、Android |
紛失防止機能 | |
バッテリー減少通知機能 |
良い
気になる
形状 | キーホルダータイプ |
---|---|
幅 | 34mm |
奥行 | 59mm |
厚さ | 8mm |
重量 | 40g |
防水機能 | |
防塵機能 | |
スピーカー内蔵 |
Tile Proをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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