超コンパクト設計を実現したと謳うスマホ充電器・タブレット充電器、Anker(アンカー)521 Charger (Nano Pro)。インターネット上では「発熱が少ない」「充電が速い」と評判ですが、実際のところ口コミどおりか気になりますよね?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のCIOやAISEAなどのスマホ充電器・タブレット充電器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマホ充電器・タブレット充電器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Anker 521 Charger (Nano Pro) は、自宅でも出先でも素早く充電したい人におすすめです。実際に最大出力を測定すると、比較したほとんどの商品が30W以下を記録するなか40Wと高出力でした。タブレットやスマートフォンの急速充電はもちろん、小型ノートPCの充電も可能な性能を備えています。「充電が速い」との口コミが寄せられるのにも納得です。
スイングプラグではないものの、3辺が5cm以下とコンパクトで持ち運びにもぴったり。一般的な壁づけコンセントであれば隣の穴に干渉しません。比較した半数近い商品が対応できなかった縦配置のコンセントでも、大型の充電器と並べて挿し込めました。オフィスやホテルの備えつけコンセントでも問題なく使用できるでしょう。
Type-Cポート2つで2台同時に充電でき、各ポートに20Wの電力を供給できるのもうれしいポイント。比較した商品には複数ポート使用時に合計出力が減るものもあったなか、総出力は変わらず複数台をスピーディに充電できますよ。
ただし、30分間使い続けると高温になるのが惜しいところ。「発熱が少ない」という口コミに反し、本体は59.1℃まで熱くなりました。比較した多くの商品が50~60℃程度だったため、本品がとりわけ発熱しやすいわけではないものの、触れるとやけどのリスクもある温度です。使用中は極力本体に近づかないようにしてくださいね。
総合的に見て、発熱こそあるもののコンパクトで場所を選ばす使用できるのが大きな強み。複数デバイスで急速充電が行えるため、1つ持っておくと心強いアイテムです。旅行や出張用のバッグに常備しておきたい人は、ぜひ購入の候補にしてみてはいかがでしょうか。
実際にAnker 521 Charger (Nano Pro) と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Anker 521 Charger (Nano Pro) よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
AISEA
高性能ノートPCを充電できる超高出力。3台同時充電も可能
CIO
コンパクトで場所を選ばない!2つの機器を同時に急速充電
CIO
ノートPCも充電したい人に。高出力で2ポート充電も可能
今回紹介するAnker 521 Charger (Nano Pro) は、超コンパクト設計の充電器です。かさばらないため、出先でバッテリー残量が少なくなったときに重宝するでしょう。最大40Wの高出力で、あらゆるデバイスを素早く充電できると謳っています。
販売元はデジタル製品の開発・製造を手がける、Anker。世界100か国以上で展開しているブランドです。とくに充電関連製品では世界でもトップクラスの販売実績を誇り、世界でも有数のモバイル充電ブランドとして支持されています。
接続端末のバッテリー劣化を防ぐ、新開発の温度制御技術も搭載。18か月の製品保証もついているので、万が一のトラブルにも困りません。カラーはブラック・ホワイト・ブルー・パープルの4種類からお好みで選んでくださいね。なお、詳細は以下のとおりです。
今回はAnker 521 Charger (Nano Pro) を含む、スマホ充電器・タブレット充電器全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、充電の速さの検証です。
電流電圧テスターチェッカーで出力可能最大値を計測し、20W以上のものを高評価としました。Galaxy S23 UltraやiPad Proなどを急速充電できる45Wを上限として評価しています。
比較した多くの商品が30Wを下回るなか、40Wの高出力を記録。「充電が速い」との口コミどおり、スマホやタブレットの急速充電に対応できるスペックを備えています。
比較したところ、最大出力が30Wの商品はiPad Pro12.9インチを30分で約26%充電できました。本品は40Wなので、iPhoneなどのスマホはもちろん、タブレットや小型のノートPCもスピーディに充電できるでしょう。
続いて、同時充電数の多さの検証です。
各商品のポート数・ポートの形状をチェック。Type-AとType-Cのどちらも使えるものや、多くのデバイスを同時に充電できるものほど高評価としています。
同時に2台の充電が可能で、各ポートに20Wずつ流れる仕様です。比較した商品には、複数のポートを同時に使用することで全体の出力が半減してしまうものもありました。本品は合計出力が変わらないため、どちらにも安定した電力供給を行えるでしょう。
ポート形状は比較したほとんどの商品と同様に、2ポートともType-Cでした。比較したところ、Type-CポートはType-Aの2倍以上の速度で充電できる傾向があったため、充電速度を重視する人にぴったりなアイテムといえます。
次は、コンセント・電源タップへの挿しやすさの検証です。
壁づけコンセント・穴が縦並びの電源タップ・穴が横並びの電源タップの3つを用意して、実際に各商品を使用。隣のコンセントと干渉せず使えるかどうかをチェックしました。
電源タップの挿しやすさも申し分ありません。プラグの中心から底面までの長さは17mm。一般的な壁づけコンセントは穴の間隔が約34mmなので、半分の17mm以下であれば隣の穴をふさがず使用できます。本品も条件をクリアしているので、スムーズに使えました。
縦配置の電源タップでもほかの穴に干渉せず挿し込めました。比較したなかには隣に大型の充電器があるとぶつかって挿せないものもありましたが、こちらはMacBook付属の61W USB充電器とも並べて使用できますよ。
ただし、横配置の電源タップでは、Google Nest Hubの丸い特殊形状のAC電源とぶつかってしまいました。このタイプのAC電源をお使いの人は気をつけてくださいね。
最後は、熱の持ちにくさの検証です。
電流電圧テスターチェッカーで30W出力している状態を30分間維持し、発熱をサーモグラフィカメラで測定。発熱が少ないものほど高評価としました。
「発熱が少ない」という口コミに反し、使用中は平均59.1℃まで熱くなりました。触れるとやけどのリスクもあるため、充電中は極力本体に近づかないように気をつけましょう。
とはいえ、比較した多くの商品が55℃を上回ったため、とりわけ高温になったわけではありません。どの商品も充電中はある程度発熱するものと考えて、取り扱いには十分注意してくださいね。
最大出力(実測値) | 40.01W |
---|---|
ポートの形状 | USB Type-C×2 |
良い
気になる
コンセントプラグの折りたたみ可能 | |
---|---|
窒化ガリウム(GaN)採用 | |
付属品 | 取扱説明書 |
保証期間 | 18か月 + 6か月 (Anker会員登録後) |
幅 | 4.6cm |
奥行 | 3.5cm |
高さ | 3.4cm |
重量 | 約85g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
3,834円
(最安)
販売価格:3,834円
ポイント:0円相当
送料無料
3,950円
(+116円)
販売価格:3,990円
ポイント:40円相当
送料無料
(19,331件)
Anker 521 Charger (Nano Pro)は、公式サイトのほか、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入できます。
価格は執筆時点で税込4,790円(公式サイト参照)です。取扱店舗によって値段に少し違いがありますので、購入前にリサーチしてみてくださいね。
最後に、また違ったよさのある商品をご紹介します。
スイングプラグがよいなら、CIOのNovaPort DUO 45Wがおすすめです。プラグを折りたたんで収納できるうえ、本体も3辺ともに5cm以下とコンパクト。隣のコンセント穴にも干渉せずに使えました。最大45Wの高出力で2ポート同時使用時にも総出力が減らないため、スピーディに充電できますよ。
Type-Aの充電もできる、AISEAの65W GaN Type C 急速充電器もチェック。65Wの高出力で、3台同時でもスピーディに充電できるのが強みです。Type-A・Cポートをどちらも備えているため、さまざまなデバイスを充電できますよ。充電中の表面温度が52.4℃と低く、発熱を抑えられたのも利点です。
最大出力(実測値) | 45.00W |
---|---|
ポートの形状 | USB Type-C×2 |
良い
気になる
コンセントプラグの折りたたみ可能 | |
---|---|
窒化ガリウム(GaN)採用 | |
付属品 | 取扱説明書 |
保証期間 | 12か月保証 + 12か月 (CIO会員登録後) |
幅 | 4.5cm |
奥行 | 3.6cm |
高さ | 2.9cm |
重量 | 約78g |
CIO NovaPort DUO 45Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
最大出力(実測値) | 65.02W |
---|---|
ポートの形状 | USB Type-A×1、USB Type-C×2 |
良い
気になる
コンセントプラグの折りたたみ可能 | |
---|---|
窒化ガリウム(GaN)採用 | |
付属品 | 取扱説明書 |
保証期間 | 24か月 |
幅 | 5.6cm |
奥行 | 5.0cm |
高さ | 3.0cm |
重量 | 約110g |
AISEA 65W GaN Type C 急速充電器をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。