王の洞窟の買取額は高い？ポケカ・デュエマ・遊戯王カードを実際に査定してメリット・デメリットを調査

王の洞窟は、査定額重視で宅配買取を選びたい人におすすめです。

公式サイトから遊戯王カード・デュエルマスターズカード・ポケモンカードのレアカード9枚の宅配買取を依頼したところ、検証当時の査定額は合計12,785円。比較した全業者中、3番目に高い金額がつきました。

2023年6月時点での、各カードの査定額結果は以下のとおりです。

＜遊戯王カード＞

1. 灰流うらら（2018年発売）/ 参考販売価格2,500円 →1,000円
2. ブラック・マジシャン（1999年発売）/ 参考販売価格5,000円→2,000円
3. ブラック・マジシャン・ガール（2001年発売）/ 参考販売価格1,350円→50円

＜デュエルマスターズカード＞

1. 龍風混成ザーディクリカ（2022年発売）/ 参考販売価格2,500円→1,500円
2. ボルシャック・ドラゴン（2002年発売）/ 参考販売価格1,480円→500円
3. 悪魔神ドルバロム （2005年発売）/ 参考販売価格1,580円→300円

＜ポケモンカード＞

1. リザードン VSTAR（2022年発売）/ 参考販売価格7,000円→3,800円
2. カエデSR（2023年発売）/ 参考販売価格4,000円→2,100円
3. 初期ピカチュウ（1996年年発売）/ 参考販売価格2,600円→1,535円

遊戯王の初期カードである「ブラック・マジシャン」の査定額は2,000円と、比較したなかで最高額に。「買取額が低い」という口コミに反して、レアカードの査定額はトップクラスです。小規模な業者ゆえ、人件費・運営費を抑えて浮いた経費を買取金額へ回せていると予測できます。

また、ノーマルカードも300枚で90円の金額がつきました。比較した16業者中6業社が0円だったことを思うと、十分な水準といえるでしょう。レアカードだけでなく、大量のノーマルカードをまとめて処分したい人にも向いています。

カードを送る手間を最小限に抑えられるのもメリットです。宅配キットが無料で届くため、自分で用意する手間を省けます。

15時までに申し込むと、当日中に宅配キットが発送されるスピード感も魅力です。キットには、段ボール・買取申込書・発送用伝票が同梱。手元に新聞紙や緩衝材などがあれば、すぐに発送できますよ。

申込時に自宅集荷を選択すれば、段ボールを受け取りに来てくれる点も便利です。未使用に限りますが、スリーブやプレイマットも同時に送れます。

カードによっては、公式サイトに掲載されているとおりの価格で買取可能です。比較したなかでは珍しい、高価買取補償額を採用。高価買取保証リストに載っているカードは、10枚まで掲載価格を保証されます。

ただし、申し込み日から10日以内にカードが店舗に到着することが条件。カードの状態が悪かったり、ルール改定やレギュレーション変更による価格の暴落が起きたりした場合は、減額や買取保証の対象外になることもあります。

今すぐトレカを現金化したい人には向いていません。宅配買取を依頼してから、査定結果がメールで通知されるまでに6営業日もかかりました。「フルアヘッド」のように1営業日で査定が完了した宅配買取業者もあったことを思うと、待ち時間は長めです。

店頭買取なら当日中に現金化できますが、王の洞窟は岐阜に1店舗のみ。店舗に足を運べる人は限られています。急ぐ人はほかの宅配買取業者を選ぶか、店舗数の多いトレカ買取業者を選びましょう。

査定額がまとめて提示されるのもネックです。タイトルごとや1枚1枚についた価格・減額理由などがわからないため、「査定理由が腑に落ちない」との口コミのように金額への納得感は得づらいでしょう。

例えば、査定の透明性でトップクラスの評価を獲得した「たいむましん」では、1枚ずつの金額に加えて、傷の大きさや種類が査定書に記載されていました。

王の洞窟もメールで詳細金額の提示を希望すればPDFが送られてくるものの、一旦問い合わせる必要があるため手間がかかります。