カーネクストは悪質という口コミは本当？実際の買取金額や支払いまでの日数などを徹底解説！

実際に査定を依頼した結果、軽自動車・普通自動車の概算買取金額は低めでした。電話査定をお願いした以下4台の査定金額は、全車種で比較した全サービスの中央値以下にとどまる結果に（※2024年3月11～12日調査時点）。「買取金額が低い」との口コミどおり、金額に不満を感じる可能性があるでしょう。

＜概算買取金額＞

1. 普通自動車・トヨタ アルファード：300,000円（※中央値300,000円）
2. 普通自動車・日産 キューブ：20,000円（※中央値33,000円）
3. 軽自動車・ダイハツ ムーブ：10,000円（※中央値14,000円）
4. 軽自動車・スズキ ワゴンR：10,000円（※中央値14,000円）

成約後にキャンセルする場合、30,000円のキャンセル料がかかる点にも注意が必要です。キャンセル料は比較した多くの業者で発生しますが、カーネクストはそのなかでもやや高め。「悪質」との評判もあるカーネクストですが、買取金額の低さとキャンセル料の高さが要因と考えられます。

概算買取金額を重視するなら、軽自動車であれば「廃車本舗」「事故車買取のタウ」、普通自動車なら「日本廃車センター」「廃車ドットコム」がおすすめです。どれも相場よりも高い金額を提示されたため、高額買取が期待できるといえます。「日本廃車センター」ならキャンセル料も10,000円からと、比較的安く抑えられますよ。

＜検証条件＞

1. 年式：2013年
2. 走行距離：約13万km
3. 車検の残り：約9か月
4. 状態：自走可能だが、古いのでそれなりに傷と汚れがある

2024年3月11・12日の情報をもとに調査を行っています。

査定方法がWEBまたは電話のみに限られる点も気になるところです。比較した多くの業者がLINE査定に対応していたのに対し、カーネクストは非対応。WEBの申し込みフォームから依頼できるものの、業者からの価格の提示は電話連絡となります。

電話の問い合わせ時間は8:00～22:00と長く、年中無休で受けつけているのはよい点です。しかし、すき間時間を使ってオンライン査定できるサービスと比べると、利用しやすいとはいえません。

ローンが残っている車を廃車するときに必要な、残債整理のサポートにも非対応です。ローンがまだ残っていて所有者がディーラーやローン会社の場合、売却の前にローンの返済、または組み替えを行う必要があります。

なお、比較した多くの廃車買取業者が残債整理には対応しておらず、残債整理のサポートがあったのは「事故車買取のタウ」と「ハイシャル」の2社のみでした。「ハイシャル」は残債額が買取価格を下回る場合のみの対応ですが、「事故車買取のタウ」は残債額が買取価格を上回っていても超過分を立替払いする、ローン組替サービスが利用できます。

ローンが残っている場合でもスムーズに廃車手続きをしたい人は、このあたりの業者をチェックしてみましょう。

申し込みから車両の引き取りにかかるまでの日数は、最短1週間と遅めでした。引っ越しが近い人や、早く駐車場のスペースを空けたい人には使いづらいといえます。

比較したなかには最短当日～翌日に引き取り可能な業者もあったため、急いでいるときにはそちらを検討してください。

「振込が遅い」との口コミどおり、車両を引き渡してから支払いが完了するまでの期間も長めです。廃車手続き完了後、買取代金の支払いまでにかかる期間は1～2週間。名義現行の手続きが完了するまでの期間も引き渡しから2～3週間と、時間がかかる点に注意が必要です。

比較したなかには車の引き取り時に買取代金が支払われるサービスや、1週間程度で名義変更まで完了するところもありました。カーネクストは、できるだけ早く手続きを済ませたい人には不向きといえます。

廃車の引き取りを無料で行っている点は魅力です。無料査定のあと、車が保管されている場所でレッカー車での引き取りを行います。

比較したほかの業者と同じく、レッカー代は無料です。立ち会いなしでも引き取ってもらえるため、仕事などで都合がつかないときにも便利ですよ。

ローンが残っていない車であれば、スムーズな廃車手続きが可能です。こちらも比較したほかの業者と同様、車の登録情報を完全に抹消する永久抹消登録の代行や名義変更のサポートサービスがありました。

ディーラーやローン会社が持つ所有権を変更する「所有権解除」の代行があるのもうれしいポイント。比較したなかには非対応の業者も多くありましたが、カーネクストならローンを完済したあとの手続きがより楽に済むでしょう。

1. 廃車手続き（永久抹消登録）の代行があるか｜〇
2. 名義変更のサポートがあるか｜〇
3. 所有権解除も代行してくれるか｜〇