大光電機 LEDシーリングファン ASL-613は、コンパクトな部屋でも使える、圧迫感の少ないライトをお探しの人におすすめです。厚さ29.5cmと比較した羽つきタイプのなかでは薄型ながら、空気の攪拌力は良好。最大風量で動く商品の下でスモークを充満させると、しっかり巻き上げ上向きの気流を作りました。同じ羽つきタイプの商品にも気流があまり作れないものもありましたが、こちらは暖房効率アップに期待でき、「暖気を部屋中に広げられる」と謳うのにも納得です。一方、風の直進性の評価は低め。最大風力で動く商品にエアコンの風を想定した位置からスモークを発生させても、スモークは横に広がり床まで届きませんでした。シェードのデザインが特徴的なSISの ILF4-RCは下方向への気流ができていたのに対し、冷房効率を上げる効果はさほど期待できません。「空気がよく循環する」との口コミとは異なる結果でした。攪拌に関わる機能やリモコン操作は、おおむね充実しています。比較した商品の大半と同様に3段階の風量調整ができるうえ、リモコンのボタンひとつで回転向きの切り替え・調光が可能です。ファンはメーカーの公表どおり〜8畳の部屋に対応するサイズですが、ライトは10畳ほどの部屋を照らす明るさがあり、メインの照明としても活躍するでしょう。ただし、明るさに関わる機能は最小限です。付属のランプはあたたかな電球色で、調色するには電球のつけ替えが必要となります。調光は2段階しかなく、常夜灯は搭載されていません。ライトがフラットな形状をしたVENTOTAのForteは8段階で調光できたことをふまえると、機能は少なめです。設置には比較した大半の商品と同じくネジしめが必要で、少々手間もかかります。空気を巻き上げる力に優れているため、寒さが厳しい地域に住む人なら候補になる一品です。薄型で小さな部屋にも取りつけやすく、賃貸住まいの人にもぴったりでしょう。とはいえ明るさに関わる機能が少ない点や冷房効率を上げる効果があまり期待できない点は気になります。より優れた性能・機能を備えた、ほかの商品もチェックしてみてください。
VENTOTA シーリングファンライト Forteは、狭い部屋の空気の循環効率を上げたいすべての人におすすめです。実際にファンを稼動させたところ、渦を巻くように冷たい空気が床近くまで届きました。比較した商品には空気が上方に滞留したままのものもあったのに対し、冷房効率アップに期待できるでしょう。空気の撹拌力も十分です。床に広がった暖かい空気をまとめ上げるにはやや力不足ですが、ファン付近では気流が発生しました。比較した商品の多くが空気を収束しきれなかったのに対し、暖房効率アップにも多少期待できそうです。LEDタイプのため、照明としての機能も充実していました。明るさは8段階、光の色は昼光色・昼白色・電球色の3段階に切り替えられます。風量も6段階での微調節が可能で、自然風を再現できる機能も搭載。すべてリモコンで操作でき、DCモーターによる静かさを謳っているとおり静音性も良好ですよ。執筆時点の値段は19,580円(公式サイト参照)。比較したなかには3万円を超える商品もあるのに対し、手に取りやすい価格帯です。明るさは2,400lmと4.5畳ほどの部屋に適したスペックですが、十分なパワーがあって照明としても優秀ですよ。ただし、口コミで指摘されていたように重たいため、設置は2人以上で行ってくださいね。圧迫感のない照明がほしい人、木目調のデザインが好きな人は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
サーキュライト シーリングシリーズ スイングモデル
CIRCULIGHT シーリングシリーズ スイングモデル DCC-SW12CMは、風力やファンの角度を細かく調節したい人におすすめです。比較した多くの商品で風量調節が3~6段階だったなか、16段階もの風量調節ができる点が魅力。ファンは12・18度の2段階の角度でスイングします。高さ20cmの薄型で、狭めの部屋に設置しやすいのも利点です。照明機能も申し分ありません。比較したなかには調色機能を備えていない商品も多かったのに対し、10段階の調光・7段階の調色設定ができ、部屋のメイン照明としても優秀です。リモコンでの遠隔操作ができるうえ、常夜灯やタイマー機能もついています。リビングだけでなく寝室での使用にもうってつけでしょう。一方、空気の循環力はそこそこに。暖房時に適した回転では、ファン近くの空気を吸い込むにとどまり、床の空気までは巻き上げられませんでした。冷房時に適した回転でも、上にたまった空気をファンに取り込むのに苦戦。「部屋全体に空気が行きわたっている」との口コミに反し、ややパワフルさに欠けたのが気がかりです。価格は執筆時点で5万円前後と高級。総合的に見て、照明としての機能性も重視したい人には購入の候補となる一台でしょう。しかし、比較したなかには、1万円前後でも空気をしっかり攪拌できた商品がありました。空気の循環を第一に考える人は、そちらもチェックしてみてくださいね。
SIS シーリングファンライトは、天井の高い一軒家で冷房効率をアップさせたい人におすすめです。実際に稼働させると、エアコンから出る冷気に見立てたスモークは渦を巻きながら降下。比較したなかには空気がほとんど動かない商品もあったのに対し、床まで一直線に空気が届きました。メーカーが謳うとおり、体感温度を下げる効果にも期待できるでしょう。冬の暖房時に活躍する空気の撹拌力も良好で、回転するファンの近くでは空気が収束しているのが確認できました。比較した多くの商品と同様に部屋全体の空気を循環させるのは難しいものの、ファンの近くは暖かい空気が緩やかに循環しますよ。夏も冬も省エネ効果が見込めそうです。3段階での風量調節やファンの回転方向の切り替えは、リモコンで操作できます。「ファンの音がやや大きい」との口コミに反し、静音性も優秀。比較した結果、サーキュレータータイプよりも羽つきタイプのほうが音は静かな傾向があり、4枚羽の本商品も同様でした。しかし、電球取りつけタイプのため調色機能はなく、常夜灯もありません。調光も4個の電球を全灯または2灯にするのみです。天井配線器具に耳という金具があれば、賃貸でも穴を開けずに取りつけられますが、厚さが40cmもあるため天井が高い場所への設置が望ましいでしょう。重量5.3kgと重たいため、口コミどおり設置も簡単とはいえません。とはいえ、切り込みの入ったシェードで明るさが広がりやすいのは魅力的。執筆時点でのECサイトの値段は12,000円程度です。比較した商品には2万円を超えるものも多かったなか、手が出しやすい価格なのもうれしいですね。ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。