東芝 REGZAタイムシフトマシン DBR-M3010は、時短再生で多くの番組を効率よく視聴したい人におすすめです。比較したほかの商品は1.3倍だけでしたが、本品は1.3倍・1.5倍と2パターンの倍速再生に対応。番組をレコメンドする機能がないものの、ボタンひとつで見たいシーンを再生できます。「快適な時短生活」と謳うとおり、見る時間がない人によいでしょう。本体の容量は3TBと少なめですが、比較したほかの商品は外付けHDDでの増設が最大4TBだったのに対し、本商品は唯一8TBまで増やせる仕様(※執筆時点)です。好みに応じて録画番組の容量を割り当てられるので、好きな番組をより多く録画できますよ。圧縮した録画映像も十分な画質でした。実際に操作したモニターからは「ぱっと見で認識しにくい」と番組表のレイアウトの見にくさを指摘されましたが、録画予約自体はスムーズでした。過去番組表はサムネイルや詳細表示があり、番組内容が把握しやすいでしょう。起動や動作のスピードは、頻繁に使う人だとやや遅いと感じるレベル。「ボタンの反応がよくストレスなく使用できる」との口コミとは異なります。スマホアプリも、モニターから「読み込みが遅い」との指摘がありました。比較したパナソニック製の商品は時間・曜日・画質など全録設定の自由度が高かったのに対し、本商品はチャンネルごとに録画する時間帯を設定できません。口コミで指摘されていたとおり、放送画質で録画できるDRモードのチューナー数が3つと少ないのもネックです。録画機能の充実度や操作のスムーズさも重視したい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
今回検証したシャープの4B-C40BT3は、録画映像を主に自宅で楽しむ方におすすめです。録画した映像は低圧縮・高圧縮ともに細かなノイズはあるものの、キレイな画質をキープ。さらに、4Kアップコンバート機能などの付加機能を多く備えている点も高評価でした。一方、スマホでの操作は使いにくさが目立ちました。録画予約と視聴で使うアプリが異なり、録画持ち出し・視聴には課金が必要となります。接続も不安定で、実際に連携してみると再起動が頻発しました。しかし、レコーダー本体の操作はしやすいため自宅での使用は問題ありません。スマホでの操作を重視する方は、他の商品も検討してみてください。
パナソニック ブルーレイディスクレコーダー DMR-4SE102は、どの商品にするか迷っているすべての人におすすめです。実際に地デジ・4K番組を録画したところ、3倍圧縮でも高画質でした。映像を見たオーディオ&ビジュアルライターも「ほとんど劣化を感じない」と絶賛。比較した商品にはノイズが気になるものもあったなか、12倍圧縮もやや画質が劣る程度でした。録画機能も充実しています。注目は、アニメ・ドラマを1話から見逃さず確認できる約90日間の録りおきが可能な自動録画。外出先でスマホから録画予約したり、録画した番組を視聴したりすることもできます。比較した一部商品は非対応だった、番組表からのキーワード候補の取得もできて使い勝手がよいですよ。録画リストが見やすいため、予約もスムーズです。テレビ画面では口コミで指摘されたように番組表が見づらかったものの、スマホでは操作したモニターから「色分けが自然で見やすい」と好評。録画ボタンも、番組名をタップするだけと簡単でした。ただし、人気ランキングはわかりにくかったため、事前に気になる番組をチェックしておくとよさそうです。見たいところをすぐに再生できるのも魅力。モニターは、「シーン再生機能の情報が細かく、想像しやすい」と高く評価しました。比較したなかには早送りと大差ない商品もあったのに対し、目当てのシーンにすぐに飛べます。地デジも4K放送も1.3倍・1.6倍の2段階で倍速再生ができ、時短視聴ができますよ。シーン削除・部分削除での編集も可能です。CM削除・チャプター削除の際は、チャプターごとの時間が表示されるのが使いやすいと感じました。オートチャプターも正確で、好みの状態に編集しやすいでしょう。起動・再生・番組表スクロールは、すべて3秒以内と動作もスピーディ。比較した商品の平均も2~3秒(※執筆時点)だったため、大きな差はないとはいえ、待たずにサクサク操作できるのはうれしいですね。執筆時点で5万円台と比較したなかでは少し安いうえ、謳い文句どおり高画質な4K映像を楽しめる商品です。ぜひ使ってみてくださいね。
今回検証した東芝 DBR-M4008は、録画映像の画質が荒く、高精細な映像を楽しみたい人にはおすすめできません。低圧縮・高圧縮モードどちらにおいてもノイズが目立ち、低圧縮ですら人の顔が見えないほどでした。さらにスマホアプリとの連携もスムーズに行えず、画面も見づらい設計です。今回検証した商品のなかでは使い心地は低評価。一方、あると便利な付加機能をそれなりに備えており、機能性はまずまず。4K録画やUltra HD Blu-rayには対応していないものの、最大7チャンネルを同時録画できる機能は魅力です。しかし画質の低さは気になるところなので、きれいな映像や使い勝手を重視する人はほかの商品も検討してみてください。
ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-FBT4200は、好きな芸能人の出演番組を見逃したくない人におすすめです。グループ名を登録するだけで単身で出ている番組を自動録画できたり、「先録」で新作ドラマ・アニメを1か月前から予約できたりと、独自の機能が豊富。比較した商品はメーカーによって独自機能が異なり、こちらは推しを見逃したくない人にぴったりです。再生機能も充実しています。4K・地デジ放送での1.3倍速再生に対応。チャプターを指定するだけでCMを削除できるなど、ソニー独自のチャプター編集機能も搭載していました。「操作が複雑」「チャプターの正確さに欠ける」との口コミに反し、バーを動かすだけで簡単に編集でき、オートチャプターの精度も正確です。起動・動作もスムーズで、リモコンの電源ボタンを押してから起動するまでの時間はわずか2秒でした。比較したなかには起動まで6秒以上かかった商品もあったなか、レスポンスが速いのはメリットです。スクロール時間も3.12秒と速く、謳い文句どおり見たい録画を探しやすいでしょう。画質も素晴らしいとの評判どおり。高圧縮では若干解像度が落ちたものの、低圧縮では高画質を楽しめました。比較した商品には4K長時間モードを搭載しないものもあったのに対し、本商品は8段階での画質調整まで対応しています。4Kならではの高画質を維持しながら、たくさん録画できますよ。実際に操作したモニターからの評価も上々です。番組表はTVでもスマホでも視認性が高く、「文字と配色のバランスがよい」と好評でした。しかし、シーン再生はシークバーを手動で動かして探さなければならず、利便性はいまひとつ。「早送りとの差を感じない」との声が多くあがりました。価格は公式サイトで税込157,300円(※執筆時点)と高価ですが、大容量の4TBで4K放送もどんどん録画できます。3番組同時録画が可能なうえ、圧縮しても高画質で番組を楽しめる本商品。大容量と自動録画機能を使って、推しの出演番組やドラマ・アニメをたっぷり録画したい人は、ぜひ選択肢に入れてみてくださいね。