エコー金属のナイロン炒め物トングは、洗いやすさが魅力です。比較したほかの商品には持ち手と先端の間につなぎ目があり、汚れが溜まりやすいものもありましたが、本品は一体型のため全体を楽に洗えました。油汚れのこびりつきも目立たず、手入れを簡単に済ませられます。側面に先端を浮かせて置ける、スタンドがついているのも魅力。キッチンでの作業時に、サッと置いて手を休められるのはうれしいですね。調理後のキッチンの掃除を楽にしたい人にもよいでしょう。一方で、使い勝手はよいとはいえません。開閉自体は軽い力でできるものの、柔らかいナイロン製でよくしなります。実際にパスタに使用したところ、力を入れて先端を閉じても麺がこぼれてしまいました。とんかつをつかんだ際にも滑りやすく、安定感は物足りません。今回の比較では、長さが30cm前後あると手に熱さが伝わりにくい傾向があったなか、全長24.5cmと短めなのもネック。持ち手が細いうえに滑り止めもなく、握り心地もいまひとつです。パスタを茹でるときにやや熱さを感じたことから、調理には不向きといえます。「たくさんはつかめない」との口コミどおり、先端の面積は小さめ。一度につかめる量が少ないため、少量の料理を取り分け用とするのがよいでしょう。手入れに手間がかからないのは利点ですが、食材のつかみやすさで選ぶなら、ほかの商品をチェックしてみてください。
サーモス ナイロントング KT-T001は、手の動きにそって扱いやすいおすすめのトングです。実際に食材をつかんだ検証では、先端がギザギザなので滑り落ちることなくパスタを持ち上げられました。「つかむ力が弱い」という口コミがあったものの、とんかつもしっかりつかめて手の延長のようにスムーズに扱えます。サイズは29cmと比較したなかではやや長いため、手が火に近づきすぎず調理中に熱さを感じにくいでしょう。また突起があるので、置いたときにキッチン台やテーブルを汚しにくく、取り分け用としても便利です。約100gと軽いくストッパーを引けば閉じた状態でコンパクトになるため、持ち運んでアウトドアの調理時にも向いています。持ち手の裏側に凹凸が多く、ステンレス一体型ほど洗いやすいとはいえないものの、汚れがたまりやすいつなぎ目はありません。先端はナイロン製なので、油汚れが簡単に落とせました。幅広いシーンで活躍するためぜひこの機会に購入してみてくださいね。
無印良品 シリコーン調理用トングは、柄が長く使いやすいトングをお探しの人におすすめです。27cmと十分な長さがあり、寸胴鍋から麺類をすくい上げるときに役立ちます。さらに片方がスプーン型なので、ポトフなどのスープと具材を一緒にすくいやすいですよ。「つかみにくい」という口コミがありましたが、食材のつかみやすさの検証では滑らずにパスタを持ち上げられました。先端がギザギザしていてほどよくしなるので、麺が楽にキャッチできます。先端がぴったりくっつくため、とんかつをつかんでも安定感は申し分なし。バネが硬すぎず、手が疲れる心配も少ないでしょう。一体型ではありませんが、持ち手の凹凸が少なくてまずまずの洗いやすさです。しかし、先端部分がシリコーンでできており、ステンレスやナイロン製のものに比べると油汚れが落ちにくいのは惜しいところ。また先端に穴がないため、揚げ物にはあまり向いていません。スタンドやストッパーなど、使いやすさにつながる工夫も見られませんでした。調理中だけでなく取り分け用として食卓でも使いやすいほかの商品もあったので、気になる人はあわせてチェックしてみてくださいね。
山崎実業 タワー シリコーンスプーントングは調理用・盛り付け用どちらにも使え、使い手にうれしい機能を多く備えたアイデアトングです。シリコーン製で食材が滑りにくく先の面積が大きいので、重たい食材でも安定してつかむことができました。22cmと長すぎない長さに加え、スタイリッシュなデザイン。調理用・盛り付け用どちらにも使いやすく、食卓に置いても邪魔になったり見映えを損なったりしません。山崎実業 タワー シリコーンスプーントングは機能面も優秀。先端の片側にはスリット穴があり、食材をつかむだけで油切りや水切りができます。また、持ち手の背面には小さなスタンドがついており、転がり落ちたり調理台やテーブルを汚したりするのを防止。つなぎ目や凹凸がないツルッとしたデザインで、洗いにくさは感じません。山崎実業 タワー シリコーンスプーントングはつかみやすく利便性に富んだ商品。ぜひ購入を検討してみてくださいね。
パール金属 H&B シリコーン トングは、調理だけでなく食卓での取り分けにもトングを使いたい人におすすめです。24cmとほどよい長さで、深めの寸胴鍋から麺を持ち上げやすいうえに、食卓に置いても邪魔になりにくいといえます。「先端が分厚くてややつかみにくい」という口コミがあったものの、実際に食材をつかんで検証してみると、一度にたくさんのパスタを持ち上げられました。とんかつもつかみやすく、安定感があります。閉じたときに先端部分に隙間ができにくく、ギザギザ部分で食材をしっかりキャッチしやすいのもよい点です。持ち手の質感がサラサラで手が少し滑りやすいのは気になりますが、バネはちょうどよい反発力がありました。上部のストッパーを引くと、閉じた状態でコンパクトに収納できます。しかしスタンドがないため、置いたときにキッチン台やテーブルが汚れやすいのは惜しいところ。先端の穴がないので揚げ物をすると油が切りにくく、滑り止めもありません。また先端と持ち手部分の間につなぎ目があるため、ステンレス一体型のものに比べると洗いにくく感じます。持ち手部分に凹凸が多く、先端は油汚れが落としにくいシリコーン製なので、汚れが残らないように丁寧に洗いましょう。比較したなかには手入れがより簡単なものもあったので、あわせてチェックしてみてくださいね。