WD BLACK SN850 NVMe SSDは、65GB以上の重いゲームを素早く読み込み、長時間プレイしても壊れにく商品を探している人におすすめです。性能を測るベンチマークテストをしてみたところ、ほぼ公称値どおり速度を記録。読み込みが6,537.84MB/s・書き込みは5,290.38MB/s出ており、今回検証したなかでもトップクラスの速さでした。実測値もなかなかに高速で、65GBを超える「Apex Legends」のゲームデータを約50秒で読み込むほど。大容量ゲームのインストールやデータ移動も快適にできるでしょう。実際に「エルデンリング」をプレイしてみると、起動時間が12.64秒・ロード時間は10.82秒とかなり高速。検証したなかにはもっと速い商品があったものの、本商品でも十分なスピードです。これだけ速ければ、ロードが頻繁に挟まるゲームでも快適に遊べますよ。冷却性能の検証では、ヒートシンクを搭載しているためか、最高温度が57℃とかなり低め。今回検証したなかでもトップクラスに冷却性能が高く、ゲームを長時間ハードにプレイする場合でも故障のリスクは低いといってよいでしょう。価格は執筆時点で1TBが税込16,700円(公式サイト参照)。トップクラスの読み書き速度と冷却性能を両立しているのは大きな魅力といえます。またPS5公式ライセンスを受けているのもポイント。内蔵SSDの増設を考えているならまず検討してほしい、おすすめの1台です。
Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JPは、発熱による劣化や故障リスクを抑え、長期的に使用したい人におすすめです。使用中の内部温度は最高41℃とかなり低く抑えられ、検証トップクラスの排熱性能を発揮しました。比較したなかには60℃を超える商品も複数あったのに対し、パフォーマンスの低下や熱による機器への負担を防ぎやすいでしょう。OSやソフトの起動などにかかわるランダムアクセスの速さも優秀です。ベンチマークスコアは、リードで平均834.08MB/s・ライトで平均585.08MB/sと高い数値を記録。比較したほとんどの商品と同様に、オンラインゲームもサクサクこなせるスペックを備えていました。各種アプリの処理速度もスピーディで、動画編集などの用途にも十分活躍します。シーケンシャルアクセスも好成績で、大容量データの転送を十分高速で行えるスペックを備えていました。ベンチマークスコアはリードで平均5190MB/s・ライトで平均4744.23MB/sと、公称値以上の数値を記録。ライトは比較した全商品の平均5412MB/s(※2024年10月時点)より若干低かったものの、作業には支障のないレベルです。ECサイトでの価格が1TBで1万円以下(※2024年10月時点)と、コストパフォーマンスにも優れています。比較したなかには同程度の性能で2~3万円ほどの商品もあったのに対し、価格を抑えつつ性能にも妥協したくない人にぴったり。はじめてM.2 SSDを購入する人も、ぜひ検討してみてください。<おすすめな人>内部温度の上昇を抑えたい人価格と性能のバランスを重視する人<おすすめできない人>処理性能の高さにとことんこだわりたい人
SK hynix Platinum P41は、ロード時間の速さにこだわる人に候補となるアイテム。実際にゲームソフト「エルデンリング」を使い、「YOU DIED」の表示からプレイできるまでの時間を計測すると、平均10.61秒と非常にスピーディでした。比較した全商品の平均値と差がなく(※執筆時点)、「ロードが速く感じる」との口コミにも頷ける結果です。起動スピードも良好な評価を得ました。エルデンリングの起動からスタートメニュー画面が表示されるまでの時間を調べたところ、平均13.12秒を記録。全体平均値の平均12.33秒(※執筆時点)にはわずかに届かなかったものの、PS5搭載SSDの起動時間平均12.86秒に近く十分な速さといえます。処理性能も上々です。「CrystalDiskMark」を使ってベンチマークテストを行うと、1つのデータを処理する能力は読み込み平均6581.12MB/s・書き込み平均5926.42MB/sに。比較したほとんどの商品と同様にPS5の推奨条件である読み込み5500MB/sを優に上回りました。ランダムなデータの移動時は、読み込み平均618.35MB/s・書き込み平均371.43MB/sをマーク。読み書きの平均値は494.89MB/sと、比較した全商品の平均約541.91MB/s(※執筆時点)に届きませんでしたが、PS5での使用には十分なレベルです。一方、冷却性能はいまひとつ。熱を発散させるヒートシンクが非搭載で、熱がこもりやすい点がネックです。実際に64GBのデータを転送すると最高温度は79℃に達し、「発熱が気になる」との口コミどおりの結果でした。熱によるデータ破損や故障のリスクを軽減したいなら、ほかの商品も検討してみてください。
Western Digital Technologies, Inc.
WD_Black SN850Xは、高負荷な作業をスムーズにこなせるものがほしい人におすすめです。ソフトの起動などにかかわるランダムアクセスの速さは、検証トップクラス。ベンチマークテストでは、リードで平均1185.55MB/s・ライトで平均973.42MB/sと高スコアを記録しました。比較した多くの商品がリードで800MB/s台・ライトで500MB/s台だったなか、オンラインゲームでも快適な動作が見込めます。ファイルのコピー速度などにかかわるシーケンシャルアクセスの速さも優秀です。ベンチマークスコアはリードで平均6942.29MB/s・ライトで平均6385.43MB/sと、どちらも公称値に迫る好記録でした。大容量ファイルの読み書きでも高速処理が期待できますよ。各種アプリの処理速度も比較したなかではスピーディだったので、動画編集などの重い作業にも重宝するでしょう。高性能なわりに、温度上昇を抑えられたのもよい点。処理中の内部温度は最高46℃と、比較した全商品の平均約50.12℃(※2024年11月時点)よりも低く保てました。ヒートシンク非搭載モデルなので、検証ではマザーボード付属のヒートシンクを使用しましたが、発熱による速度低下や故障のリスクは少ないといえます。公式サイトでの価格も1TBで14,740円(※2024年11月時点)と、さほど高くありません。比較したなかには2~3万円台の商品もあったのに対し、極力コストを抑えたい人にも手が出しやすいでしょう。総じて処理速度・排熱性能ともに優れた、魅力的な商品といえます。容量も8TBまで豊富にあるので、ぜひ試してみてくださいね。<おすすめな人>処理性能の高さを重視する人WD_Blackシリーズを使ってみたい人<おすすめできない人>とくになし
Crucial X6 ポータブルSSDは、長時間快適にゲームしたい人におすすめです。実際に検証すると、速度も冷却性能もトップクラスの高評価を獲得しました。ベンチマークテストで読み書き速度を測定すると、読み込み516.11MB/s・書き込み平均772.73MB/sと、ほかの商品の平均を大きく上回る速度を記録。読み込み速度は公称値の800MB/sを上回る数値を記録することもあり、サクサク快適にプレイできる実力があるといえるでしょう。実際にPS4・PS4 PROでプレイしてみると、ロード時間はほかのSSDに比べて若干時間がかかったものの、起動時間は比較的速めでした。「ロード時間が速くない」という口コミもありましたが、今回の検証では本体内蔵HDDよりも高速になったので、十分効率化が望めますよ。負荷をかけて表面温度の上がり方を確認しましたが、転送開始から終了まで30℃前後で安定。ネットの評判どおり、発熱による故障リスクは低いことがわかりました。SSDにインストールしたゲームを長時間プレイする予定の人には心強い商品です。容量のラインナップは、500GB・1TB・2TB・4TBと幅広いニーズに対応しています。PS4・PS4 PROに接続するにはType-Aの変換ケーブルを別途用意する必要がありますが、快適に長時間連続でプレイしたいと考えている人はぜひ検討していただきたい商品です。