ElgatoのGame Capture 4K Xは、PS5で配信や録画をしたいすべての人におすすめです。実測した入出力・録画解像度は、公表値どおり最大4K144fpsを記録。比較した商品には入出力・録画解像度ともに1080p60fpsのものもあったなか、トップクラスの数値でした。どんなゲームでも最高画質でプレイや配信・動画投稿が行えます。ラグも少なく、ボタン入力と映像のズレはほとんど感じられません。比較したなかには録画映像が1秒以上ズレてしまう商品もありましたが、こちらの遅延は0.068秒ほど。パススルー機能も搭載されているので、FPSやTPS・オープンワールドやMMOなど、どんなジャンルのゲームも望みどおりにプレイや配信・録画ができるでしょう。「なめらかな映像を録画できる」との口コミがあるように、映像のカクつきも気になりませんでした。比較したなかには180フレーム中25フレームも映像が欠けてしまう商品もありましたが、こちらの欠けは180フレーム中2フレームだけ。素早い動きのゲームも、カクつきを抑えて配信できます。専用ソフトがあるのもポイント。比較した商品には外部ソフトウェアを使用するものもあったのに対し、録画までの工程が少なくスムーズですよ。説明はややわかりにくかったものの、接続自体は簡単でした。簡単にボイスチャットの声を録画や配信にのせられる、LINE端子もついています。「価格が高い」との口コミどおり、ECサイトの価格は3~4万円台と高額(※2024年9月時点)ですが、その分クオリティの高い映像で録画・配信を楽しめる商品です。キャプチャーボード選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。<おすすめな人>PS5で配信や録画を考えているすべての人PCでの使用も視野に入れている人ボイスチャットの声も録画・配信にのせたい人<おすすめできない人>予算を抑えたい人・試しに使ってみたい人Nintendo Switchだけでしか配信・録画を考えていない人
Elgato HD60 S+は、ゲームの実況や配信をはじめたいPS4Pro・Xbox oneユーザーにおすすめです。実際にゲーム機の映像とPCに取り込んだ映像を比べたところ、遅延はわずか約0.07秒。謳い文句どおり遅延が少なく、比較した商品の平均約0.09秒(※執筆時点)を下回りました。「Apex Ledends」のように反応速度が重要になるゲームも快適でしょう。パススルーに対応しており、遅延対策をさらに強化できる点も魅力です。PCに映像を出力するのと同時に、別途モニターにゲーム画面を映し出せるので、遅延したPCの映像を見ずにモニターでゲームプレイができますよ。比較した低価格モデルにはパススルー非対応の商品もあったので、FPSや音ゲーをするならチェックしましょう。実際に動きの激しいアクションゲームでも、映像がとてもなめらかでした。動画編集ソフトでコマ送りして動きを確認したところ、フレームレートはスペックどおり60fpsを記録。口コミではカクつきを気にする声があったものの、「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「スプラトゥーン3」なども快適にプレイできるレベルです。CPUの負荷を計測したところ、CPUの平均使用率は約52.5%と平均的な結果に。配信の裏で別ソフトを起動していても、ゲーム配信は重くなりにくいでしょう。比較したところCPU平均使用率70%前後で、映像がカクつきやすくなりました。本商品は別途BGMや画像を入れる場合など、別でソフトを走らせても問題なく配信できる性能ですよ。ゲーム配信に関わる機能も充実していました。付属ソフトがあるので、面倒な設定をせずにゲーム動画収録が可能です。遡り録画や音声と映像の別撮りなど、便利な機能も搭載されています。録画解像度は最高で4Kに対応。画質にこだわったゲーム動画も録画できるのがうれしいですね。値段は執筆時点で35,000~40,000円程度。比較したなかでも高額ですが、遅延やカクつきなくゲームをプレイでき、初心者でも簡単に使える機能を備えています。ただし、PS5に対応しているVRRパススルーには非対応なので、PS4ProやXbox oneでゲーム配信したい人によいでしょう。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね!
UGREEN 4K@60Hz HDMI キャプチャーボードは、コスパ重視でも性能はしっかりほしい人におすすめです。録画時の解像度・リフレッシュレートは4K60fpsを記録。比較したほかの商品には4Kでの録画が不可のものもありましたが、本品であればYoutubeやtwitchに最高画質でライブ配信や動画投稿ができます。パススルー機能を使用しゲームプレイしたときの解像度・リフレッシュレートも4K60fps・1080p120fpsに対応していました。PS5の美しい映像をなめらかに映し出せるため、さまざまなジャンルのゲームを快適にプレイできます。高性能ながらECサイトでの販売価格は1万円台と安価(※2025年4月時点)なので、手に取りやすいですよ。PCとモニターで映像の遅延はほとんど感じません。実際にパススルー機能を使用した際に映像が表示される時間を計測したところ、ノートPCに写した映像はモニターに比べて0.085秒しか遅れませんでした。配信画面でもボタンの入力と映像のズレはそこまで気にならなかったため、不満は感じにくいでしょう。映像のカクつきも抑えられています。実際にフルHD60fpsに統一した配信ソフトにゲームのプレイ映像を映し出した結果、欠けていたのは180フレーム中2フレームだけと少なめでした。比較した目でわかるほど映像がカクカクしていた商品に比べると、配信中でも操作にラグを感じにくく、視聴者に見やすい映像を提供できます。説明書には日本語の記載やイラストがあり、初期設定にそこまで手間はかかりません。比較した全商品のおよそ半数にしかなかった音声信号を入力するLINE端子も搭載されており、すぐに配信をはじめられます。手頃な価格ながら便利な機能が備わっているので、この機会にぜひ購入を検討してみてください。<おすすめな人>PS5の美しい映像を楽しみたい人さまざまなジャンルのゲームをプレイしたい人最高画質で録画・配信をしたい人<おすすめできない人>初期設定の手間をできるだけ減らしたい人
TreasLin HDMI ビデオキャプチャーボード HSV321は、Swtichのゲーム配信・録画用としてほしい人なら候補のひとつになる商品です。動画編集ソフトに出力した映像を取り込んで確認したところ、1秒間の描画数は59枚でした。公称値60fpsから1フレーム分のロスはあったものの、実際には高いグラフィックのムービーシーンもなめらか。比較したなかにはカクつきが気になったものもあったなか、本商品なら「スプラトゥーン3」など動きの激しいゲームも快適にプレイできるでしょう。映像遅延は0.12秒と、比較した全商品の平均約0.09秒(※執筆時点)よりややラグが大きめだったものの、PCと別にモニターを用意できるなら問題ありません。PCとモニターそれぞれに同時出力できるパススルー機能を搭載しているので、モニターを見てプレイするとよいでしょう。PC側の処理を行うCPUにかかる負荷も小さめです。実際に測定したCPUの平均使用率は49.5%と、比較した全商品の平均である約52%(※執筆時点)を下回りました。フルHD(1,080p)・60fpsの録画であれば、ブラウザや別のアプリを開きながら使用してもカクつきは起こりにくいでしょう。配信用のソフトは付属せず、別途OBSやXSplitなどのソフトが必要です。実際にOBSで使うと、ソフトの再起動やケーブルの挿し直しをしないと本体が認識されず、使いづらさを感じる場面もありました。4K(2106p)のパススルーがうまく使えなかった点も気になります。実際にはパススルー機能はフルHD(1,080p)にしか対応できず、PS5の映像は本体解像度の設定を下げないと映りません。Switchの配信だけなら、そもそも本体側の最大出力がフルHDなのでとくに支障はないでしょう。ECサイトでの価格は、執筆時点で6,000円台。比較した商品のなかでも1万円以下で買えるものは少数で、低価格帯の商品のなかではクオリティの高い映像が出力できます。とはいえ映像遅延や機能面には妥協が必要なので、さらに快適さを求めるならもう少し予算を上げてほかの商品を検討してみてはいかがでしょうか。
AVerMedia Live Gamer EXTREME 2 GC550 PLUSは、遅延の少なさは優秀ですが、プレイ中に映像が乱れる可能性がある点がネック。動画編集ソフトで「Apex Legends」のボットが動く様子を録画したところ、180フレーム中28フレームが欠けていました。比較した全商品の平均約9フレーム(※2024年11月時点)を大きく超え、「カクつきが起こりやすい」との口コミ同様、きれいな映像で配信しにくいといえます。録画時の最高解像度が1080pで、PS5の最高画質4Kの美しさをYouTubeに反映しきれないのも惜しい点。リフレッシュレートも最大60fpsなので、PS5でFPSをプレイする際は、120fpsの上位商品よりなめらかさに物足りなさを感じるでしょう。とはいえSwitchやPS4なら最高画質での動画配信が可能。出力4K60fpsのパススルー機能にも対応し、PC以外のモニターに高解像な映像を映し出せます。「初期設定が簡単」との口コミどおり、初心者でも楽に録画・配信をスタートできるのも利点です。録画・配信・動画共有用の付属ソフト「RECentral」を使うと、外部ソフト「OBS Studio」より簡単に録画を始められました。説明書は日本語でも記載され、フロー図や接続する端子のイラスト写真も載っています。遅延のなさの評価も比較した商品内ではトップクラス。「Apex Legends」のプレイ映像を録画して動画編集ソフトで確認すると、遅延していたのはわずか0.034秒(2フレーム分)のみでした。全体平均の0.078秒(※2024年11月時点)を下回り、パススルー機能を使わなくても、普段と同じ操作感で配信・録画できるでしょう値段は3万円前後(※2024年11月時点・ECサイト参照)と高めです。コスパの観点から見ると、遅延・映像の乱れともに気になりにくかった上位商品には届かない結果に。購入コストを抑えつつなめらかな映像で配信・録画をしたい人は、ほかの商品も検討してみてください。<おすすめな人>いつもと同じ感覚で操作しながら配信したい人4K映像でのゲームプレイを楽しみたい人初期設定を簡単に済ませたい人<おすすめできない人>PS5で、FPSやTPSゲームをプレイ・配信・録画したい人なめらかな映像にこだわる人
Elgato Game Capture HD60 X 10GBE9901-JPは、とくにPS5やSwitchのゲーム動画を高画質で収録したい人におすすめです。実際にゲーム機とPCに映し出された映像を比べると、遅延はたったの約0.07秒。比較したなかには約0.1秒以上遅延があり、操作と映像のズレを感じた商品もあったのに対し、口コミどおり体感では遅延をほぼ感じませんでした。PCに映像を取り込むのと同時に、別モニターに映像を出力するパススルー機能にも対応。メーカーの謳い文句どおり、配信しながら別モニターでは4Kの高画質で遅延を気にせずゲームをプレイできます。「Apex Ledends」のような動きの激しいゲームも快適でしょう。動きのなめらかさを示すフレームレートは、60fpsを記録しました。現在、多くのタイトルで最大60fpsを採用しているのでスペックとしては十分。「CyberPunk 2077」のような高グラフィックのゲームも非常になめらかに録画できますよ。比較したところ、60fpsを切ると映像のカクつきが見られる傾向がありました。ゲーム配信に役立つ機能も充実。「設定に少し手間がかかる」という口コミが見られましたが、付属ソフトの「4K Capture Utility」を使用すれば初心者でも設定は簡単です。ソフトを立ち上げてすぐに、4K画質での録画ができます。LINE端子も搭載しているので、ボイスチャットの録音にも複雑な設定はいりません。ただし、別のソフトを起動しながらの配信はやや重くなります。配信ソフトのOBSを使用した際のCPUの平均使用率は約55%。比較した商品の平均が約52%(※執筆時点)だったことをふまえると、負荷はかかりやすいといえます。ブラウザを複数立ち上げたり、別のアプリを立ち上げたりしながらの配信は注意しましょう。価格は、執筆時点でECサイトにて24,000円台。初心でも簡単に4K高画質でゲーム画面の録画ができる一品です。高グラフィックのゲームも遅延・カクつきなく快適にプレイできます。Switchはもちろん、PS5やXbox Series S/Xでゲーム配信をはじめたい人は、ぜひ手に取ってみてくださいね。