アイ・オー・データ機器 HDD-UT4KBは、iPhoneのデータのバックアップにも使えるセキュリティ性の高い商品がほしい人におすすめです。iTunesのデータを移行できるアプリ「iPhantom」に対応しており、簡単操作でバックアップが可能。比較した多くの商品で非対応だったデータ完全抹消アプリ「DiskRefresher4 SE」も利用できるので、廃棄する際の情報漏洩も防げますよ。転送速度もスピーディです。ベンチマークスコアは読み込みで平均206.59MB/s・書き込みで平均207.46MB/sと、どちらも満足の基準とした180MB/s以上を上回りました。実際に5GBの動画・画像ファイルも28.7秒、16GBのゲームデータも92.7秒と素早く転送完了。比較したほとんどの商品と同様に、大容量のデータもそれほど待たずに移行できるでしょう。使用状況はLEDランプでわかりやすく、滑り止め付きで衝撃による故障リスクにも配慮されていました。定期的にHDDの状態をチェックできるアプリ「診断ミレル」にも対応し、内部の不具合に気づきやすいのもメリット。比較したなかには故障予測機能がない商品もあったのに対し、データの破損を防ぎやすいですよ。大容量のデータを30分間書き込み続けても、本体温度は38℃と低く抑えられました。熱による故障のリスクも、それほど気にしなくてよさそうです。総じて転送速度・機能性ともに優れた評価を獲得した商品のため、外付けHDDを選ぶ際はぜひ検討してみてください。<おすすめな人>PCとiPhoneでデータのバックアップを行いたい人データをスピーディに転送したい人故障や情報流出にもしっかり備えたい人<おすすめできない人>特になし
USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)対応 録画用ハードディスク AVHD-US4/Uは、寝室で使いたい人におすすめです。稼働音は耳を近づけても聞こえないほど控えめで、実際に測定した音量は28.2dBを記録。比較した全商品の平均が39.5dB(※執筆時点)だったことをふまえると、静音性に優れています。映画やテレビの視聴を妨げません。使用中に温度が上昇しにくいのも利点。実際にデータの書き込みを30分間したあとの本体温度は29.5℃と、比較した全商品の平均30.57℃(※執筆時点)を下回りました。熱のこもりが抑えられており、温度上昇による故障の心配は少ないでしょう。設定・設置も簡単に済ませられました。初回接続時には画面に自動フォーマットの案内が表示されるため、指示に従うだけで録画機として設定できます。メーカーへの電話問い合わせは年末年始・夏季休暇を除く月〜日曜日の9〜17時まで対応しており、困ったときにすぐ相談できるのは助かりますね。4K録画に加えて、比較したなかでもわずかな商品にしかなかった24時間連続録画が可能なのも魅力です(※執筆時点)。テレビを買い替えた際に著作権で保護されたコンテンツをそのまま見られるシーキューボルトや故障予測機能はないものの、長時間録画したい人には向いていますよ。静音性・熱のこもりにくさを兼ね備えており、リビングや寝室などさまざまな場所に設置できます。容量は最大8TBと大きく、たっぷり録画できるのもうれしいポイント。日常的に使うのに十分な基本機能がありながらECサイトでの価格は容量4TBで2円台と手頃(※執筆時点)なので、この機会にぜひ購入を検討してみてください。
今回検証したシリコンパワーのStream S06は、使用中にストレスを感じにくい外付けHDDです。転送速度は及第点なので、遅さを感じることはありません。動作音を不快に思うこともないでしょう。24時間耐久ではありませんが、放熱性も合格点。保証が3年と長いのも魅力的です。しかし、他商品と比較すると、とくに優れている部分がありませんでした。購入の決め手に欠ける印象です。また、電話サポートしかないのも物足りません。総合的により優れている商品も検討した方がよいでしょう。
バッファロー HD-PCGU3-Aシリーズ HD-PCG1.0U3-BBAは、手軽にデータのバックアップをしたい人におすすめです。転送速度は速く、ベンチマークテストでは読み込み速度が平均139.22MB/s・書き込み速度が平均138.54MB/sを記録。比較した全商品の平均である読み込み速度136.60MB/s・書き込み速度133.39MB/s(※2025年4月時点)を超える良好な結果でした。実使用時の速度もスピーディ。実際にデータの転送を行ったところ、5GBの画像・動画ファイルは平均44.00秒・16GBのゲームデータは平均157.3秒と短時間で作業は完了しました。1分半ほどあれば、スマホの画像ファイル3,200枚分を転送できる計算です。転送時の待ち時間が少なく済むのはうれしいですね。「スマートツインズ ブートエディション」採用により、簡単な操作でバックアップができるのも強みです。比較した全商品のおよそ6割にしかなった、本体の異常を知らせる故障予測機能も搭載しています。色の違いで本体の使用状況を知らせるLEDランプもついており、パッと見ただけで異常に気づけますよ。しかし、熱がこもりやすいのは懸念点です。実際に大容量データの書き込みを30分間続けたところ、本体温度は46℃とやや高温になりました。「本体に熱がこもる」との口コミどおりの結果だったため、テレビ裏など通気性の悪い場所への設置は避けたほうがよいでしょう。転送速度の速さももちろん、バッグアップの手間を減らす機能が備わっているのは魅力です。とはいえ、上位商品には放熱性に優れた設計のものもあったので、熱による故障リスクを抑えたい人はほかの商品もチェックしてみてください。<おすすめな人>手軽かつスピーディにバックアップできるものがよい人多機能で使いやすいものがほしい人<おすすめできない人>熱による故障リスクを避けたい人
アイ・オー・データ機器 HDPD-SUTC1は、仕事用のデータのバックアップに使える、セキュリティの高いものがほしい人におすすめです。内部データは自動暗号化されており、アクセスするにはパスワード認証が必須。米国MIL規格に準拠した耐衝撃ボディに加え、IP52の防水・防塵性能も備えています。比較したなかには暗号化やパスワードロック・防水性能が非搭載のものも多数あるなか、大切なデータを守るのに十分な性能があるといえるでしょう。転送速度もスピーディです。ベンチマークテストでは読み込み139.01MB/s・書き込み140.04MB/sを記録し、比較した全商品の平均値をともに上回るスペックを発揮しました。実使用でも1GBのデータ転送がわずか8秒ほどで完了。多くの商品が15~16分かかっていた100GBの大容量データも、約13分ほどで転送できました。転送音もほとんど聞こえず、スムーズに作業が捗るでしょう。保証期間は3年あり、この期間内であれば無償での修理・交換に対応しています。期間外でも、故障した場合はメーカーに有償修理を依頼できますよ。平日9時~17時までは電話サポートも行っており、トラブル時に相談できるのもうれしいポイントです。ただし、本体の厚みは約19mm・重さは173gと少々かさばりやすい印象。耐衝撃モデルはどれも同様に大きく重い傾向がありましたが、持ち運びやすさを重視する人はよりコンパクトな商品もチェックしましょう。また、ハードに使用すると熱がこもりやすい点にも注意。故障リスクのある温度までは上昇しないものの、やや気になる可能性があります。とはいえ、ポータブルHDDに大切なセキュリティ機能・頑丈な本体・転送の速さを兼ね備えた魅力的な商品です。重要なデータを保管したい人は、ぜひ購入を検討してみてください。