KATE カバーシールド パウダーファンデーション
KATEの「カバーシールド パウダーファンデーション」は、毛穴・凹凸・くすみをつるんとカバーし、汗をかいても崩れにくいと謳うパウダーファンデーション。赤みや黄みを含む6色展開で、肌に合う色を選びやすいでしょう。崩れにくさ・粉っぽさがないかの検証ではおおむねよい評価に。モニターからは「肌になじみやすかった」「皮脂崩れが気になりにくかった」という声が多く聞かれましたが、一部のモニターからは「口元にやや粉っぽさを感じた」「カサつきが気になった」とのコメントもありました。肌がカサつきやすい人はしっかりと保湿をしたりしっとりタイプの化粧下地の上から重ねたりするのがよいでしょう。毛穴カバー力・シミカバー力はいまひとつの評価に。パウダーファンデーション塗布後の目立つ毛穴の数は42%、シミの数は27%しか減少しませんでした。肌のアラをしっかりと隠したい人は、ベージュの色付き下地の上から重ねるのがよいでしょう。ファンデーションだけで毛穴・シミを隠したい人には不向きですが、プチプラで粉っぽさが少ないパウダーファンデーションがほしい人におすすめです。
ETVOS マットスムースミネラルファンデーション
エトヴォス マットスムースミネラルファンデーション #40は、ナチュラルな仕上がりをキープしたい人におすすめです。「厚塗り感がない」という口コミどおり、粉っぽさのない自然な仕上がりがモニターに好評。比較した半数以上の商品が重ね塗りをすると粉っぽく見えやすかったのに対し、「重ねづけしても粉っぽさはない」という声が寄せられました。口コミには「落ちやすい」とありますが、崩れにくさも良好。モニターが塗布8時間後の肌をチェックしたところ、目立つ崩れを報告した人はいませんでした。特に乾燥崩れが起きにくく、比較した商品には時間の経過でパサついて見えるものも多かったなかで、「うるおい感のあるつけ心地が続く」という謳い文句どおりの使い心地です。一方、カバー力は高くありません。肌診断器で塗布前後の状態を比べた結果、目立つ毛穴とシミの数の減少率は少なめでした。特にシミのカバー力が低く、濃い色ムラを隠したい人には向いていません。比較したなかには目立つシミを半分ほど隠せた商品もあったのに対し、肌悩みのカバーではなく、素肌っぽい仕上がりを求める人向きです。ルースタイプのためか、ブラシで塗布するときに粉飛びがしやすいのもデメリット。また、使うたびにフタにパウダーを出す必要があり、モニターからは「手間に感じる」という意見が挙がっています。無香料タイプで、香りの好みを問わず使いやすい点は高評価です。価格は税込3,520円で、比較した商品のなかでは中間くらい(※価格は執筆時点・公式サイト参照)。カバー力や使い勝手はもう1歩ですが、仕上がりのきれいさや崩れにくさは5,000円以上の高価格帯にも引けを取りません。目立つシミや色ムラをしっかり隠したいなら、ほかの商品も含めて購入を検討してみてください。
KATE スキンカバーフィルターファンデーション 02は、色ムラを隠して均一肌を目指したい人におすすめです。モニター5名のメイク前後に、肌診断器VISIAで目立つシミの数をチェック。すると、平均で50%減少し、比較した商品のなかでトップクラスの評価を獲得しました。比較した大半の商品が減少率40%未満だったのに対し、「シミがきれいに隠れる」という口コミがあるのにも頷けます。ハイカバーながら、粉っぽさはそれほど気になりません。実際に使用した5名の女性モニターからは、「よくなじんでいる」「サラサラ」という声があがりました。比較した商品には硬めの粉質のものもありましたが、こちらは柔らかくパサつきにくいですよ。ほぼ無臭の香りや、モチモチのパフの使用感もモニターに好評でした。一方で、目立つ毛穴の数の減少率は平均43%と低めです。際立って低いわけではないものの、人気のESPRIQUEの「シンクロフィット パクト EX」は64%減少しています。その点をふまえると、凹凸の補整よりも、シミ・ソバカスなど色ムラのカバーに特化しているといえるでしょう。キープ力も物足りず。メイク後そのまま8時間過ごしたモニターからは、「小じわが目立つ」「毛穴落ちして、テカリも気になった」などの声がありました。「ヨレやすい」という口コミどおり、塗りたての美しさをキープするには下地などで工夫する必要があるでしょう。総じて皮脂でヨレやすい以外に大きな欠点はなく、メーカーが謳うとおり「フィルターをかけたような均一美肌」を目指せる一品です。横長の容器は鏡が大きく、出先でのお直しもしやすいですよ。崩れにくさにこだわりたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
Elegance ファイン ヴェルヴェティ ファンデーション
エレガンス ファイン ヴェルヴェティ ファンデーションは、しっとりとした質感のきれいな肌を目指す人におすすめです。実際に使用したモニターからは、「粉っぽさは感じない」「肌なじみがよい」と好評でした。比較した商品には重ねるほど厚塗り感や粉っぽさが出たものもありましたが、こちらは「粉っぽい」との口コミを払拭する結果に。乾燥肌の人も使いやすいでしょう。カバー力はいまひとつ。塗布前後の肌を診断器で測定したところ、目立つ毛穴の数は47%・シミの数は19%の減少に留まりました。ECサイトでも人気のMAKE UP FOR EVER「HDスキン マットベルベットコンパクト」は目立つ毛穴の数が約63%、シミの数は44%減少しており、比較すると物足りなさを感じます。肌悩みをしっかり隠したい人は、コンシーラーを使うのがよいでしょう。キープ力は高く、塗布8時間後も乾燥によるメイク崩れはほとんど見られませんでした。口コミでは「テカる」という声もありましたが、Tゾーンや小鼻が軽くヨレる程度。全体的に色が薄くなるものの、サラッとした質感を保ちました。鏡が小さく顔全体が見えにくいのは惜しいものの、軽くてかさばらないので持ち運びやすいですよ。パフは丸くてモチモチで、使用したモニターからは「なめらか」「塗布しやすい」との声も。高級感ある香りも「テンションが上がる」と好評です。謳い文句のとおりベルベットな肌に仕上げたい人にはぴったりですが、マットな陶器肌を目指す人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
コフレドール パウダレスウェット オークル-Cは、つけたての仕上がりを長時間キープできる商品です。商品を塗って8時間過ごしたモニターからは、「目立つ崩れはない」「つけたてのしっとり感が続いた」と好評でした。比較したなかには皮脂崩れが目立ったものもありましたが、こちらは「時間が経っても崩れにくい」という口コミどおりのキープ力です。メイク後につっぱり感が気になる人や、マスクをつける機会が多い接客業の人にぴったりですよ。一方で口コミで指摘されたとおり、粉っぽい仕上がりなのは気がかり。実際に肌にのせたモニターからは、「鼻周りの粉っぽさが目立つ」「保湿感がない」といった声が挙がりました。人気デパコスのEleganceやプチプラで知られるちふれなど、比較したなかには肌になじみやすくなめらかに仕上がる商品もあります。対してこちらは乾燥肌の人やパサつきやすい季節には不向きでしょう。カバー力もいまひとつです。塗布前後のモニターの肌を肌診断機で測定したところ、目立つ毛穴の数は38%、シミの数は23%の減少にとどまりました。比較したなかには毛穴を60%以上、シミを40%以上カバーできた商品もあったのに対し、こちらは素肌感を残したい人に向いているといえます。「シミはカバーできない」という口コミどおりの結果です。大きな鏡で化粧直しがしやすい横長の容器や、柔らかく肌あたりのよいパフの使い心地はモニターからも好印象。ほぼ無臭で使う人を選びにくい香りもメリットといえるでしょう。使用感のよさやキープ力で選ぶなら、候補となる商品です。しっとりした仕上がりやカバー力の高さを重視する人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
INTEGRATE プロフィニッシュファンデーション
インテグレート プロフィニッシュファンデーション オークル20は、さらっとした仕上がりが特徴。実際にメイクしたモニターからは、「軽い感じ」「夏によさそう」と声があがりました。比較したESPRIQUEのシンクロフィット パクト EXのようなしっとり感はなく、塗ってすぐは「粉っぽくツヤ感が消えてしまう」との口コミどおりややドライな質感ですが、時間が経過するとなじんで乾燥崩れも目立ちません。皮脂によるヨレが目立つのもネックです。メイクしてから8時間後の肌をチェックしたモニターは、「テカリが出た」「べとっとした」とコメント。比較したプリマヴィスタ ダブルフェクトパウダーは8時間後もテカリ・かさつきを抑えたのに対し、「崩れやすく、浮いてしまう」との口コミにも頷ける結果です。「つけたての仕上がりが続く」との謳い文句とは異なります。肝心なカバー力もいまひとつ。塗布後の肌を診断機でチェックすると、目立つ毛穴数は31%減、シミ数は24%減にとどまりました。比較したなかには毛穴数60%・シミ数40%以上減少した商品もあったのに対し、こちらはあまりカバーできず。重ね塗りすると粉っぽさが目立ってしまうため、コンシーラーを併用し、一度塗りでサッと仕上げるのがおすすめです。容器は手のひらサイズで軽く、「持ちやすい」と手に取ったモニターから好印象。ただし、鏡が小さいため、比較した大きめ商品のように顔全体を鏡に映すことはできません。メイク直しをするときは、大きめの鏡を準備しておくとよいでしょう。「気になる香りがしない」という声もあり、においに敏感な人も使いやすいですよ。さらっと軽やかな仕上がりは魅力ですが、重ねると粉っぽくなりやすく、時間経過とともにテカリ・崩れが気になりがち。カバー力もあまり高くないため、素肌に悩みがある人には向きません。ファンデーションひとつできれいな仕上がりを目指したい人は、ほかの商品も検討してみてください。