結論からいうとBABY&Me BELK-S ヒップシートは、着脱しやすく持ち運びもしやすいヒップシートを使いたい人おすすめです。実際に身につけた検証では、着脱はとても簡単でベルトの調整もしやすく感じました。サイズ調整がしやすいと、ママとパパが兼用で使うときも便利ですね。比較した折りたたまないタイプの商品のなかでは、非常にコンパクトで軽めなのも魅力。携帯しやすいうえに、使うときにサッと取り出せるのはうれしいポイントです。実際にヒップシートをつけて人形を抱っこした検証では、座面全面に滑り止めがついているので、安定感もおおむね問題ありませんでした。口コミでは「腰に負担がかかる」との声が見られましたが、体型別の男女モニター18名で腰への負担をチェックした検証では、ベルトが太いためか負担を感じた人は少なめでした。しかし、女性モニターでは下腹部に圧迫感があると答えた人が多く、どちらかというと短時間の使用向きといえます。また、座面の下にはポケットがあり、横にポーチもついているので、携帯などの貴重品が収納可能です。洗濯機で洗えるので、衛生的に使いやすいでしょう。価格は執筆時点で税込8,250円(公式サイト参照)です。着脱のしやすさはメリットですが、赤ちゃんを抱っこしたときの安定感や下腹部への圧迫感が気になる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
LUCKY 1934 BABY CARRIER FIRST
LUCKY1934 ベビーキャリア ファーストは、着脱のしやすさで選びたい人におすすめです。腰ベルトがないうえにバックルが前側にあり、肩ベルトを外さず子どもの乗せおろしができるのが魅力。比較した商品には、バックルが背中側にあって手が届きにくいものもあったのに対し、子どもが寝ていても起こさずベッドに移動させやすいですよ。抱き方は、対面抱き・前向き抱き・おんぶの3種類。実際に体型が異なるモニターが試したところ、対面・前向き抱きは安定感がありました。小型な人だと少し密着しにくくなるものの、「赤ちゃんとの一体感がある」などと好評です。座面の高さ調節ができ、赤ちゃんの体がフィットしやすいでしょう。子どもが汗をかいた状態を再現して通気性を調べた結果、熱のこもりにくさは優秀。日よけ風よけフードもあり、夏場のお出かけに活躍します。洗濯機洗いができるので手入れもしやすいですよ。ややコンパクトさに欠けますが、重すぎないので持ち運びもおおむね問題ありません。一方で、肩ベルトのみで支える構造ゆえに、肩の負担が大きいのは惜しい点。口コミのとおり、長時間の使用には向いてないでしょう。抱っこ中に前屈みになると親子の間に隙間ができたり、おんぶだと赤ちゃんの体がしっかり固定できなかったりと、少し安定感に欠けるのも気になりました。執筆時点で税込8,690円(公式サイト参照)と比較的安いため、手頃に買える新生児期用の抱っこ紐がほしい人には向いていますが、肩や腰への負担が気になるなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
アップリカ コアラ ウルトラメッシュは、夏場も快適に抱っこできるものがよい人におすすめです。背中部分に、通気性のよいウルトラメッシュを採用しているのが魅力。汗をかいた子供を想定し、実際に湿ったガーゼなどを用いて通気性を検証したところ、15分間で湿度を7.8%下げました。比較した全商品の平均5.14%(※執筆時点)を上回る、トップレベルのムレにくさです。肩・腰への負担を軽減する腰ベルトタイプのため、長時間の抱っこでも体が痛くなりにくいですよ。実際に使用した男女18名のモニターからは、「肩や腰にまんべんなく重さがかかる」「クッションのおかげでベルトが食い込まない」という声が多数見受けられました。対応しているのは、対面抱き・前向き・おんぶ・横抱きの4通り。検証した商品には2~3通りが多いなか、こちらはさまざまな体勢で抱っこできます。バックルが前面にあるため、着脱も簡単です。口コミの指摘どおり装着手順は多いものの、慣れれば問題ないでしょう。安定感も上々で、とくに対面抱き・前向き抱きは子どもとしっかり密着できました。モニターのうち小柄な女性は少々大きく感じたようですが、標準体型の女性や男性は「しっかりホールドされて抱っこしやすい」とコメントしています。日よけになるカーテン・ヘッドサポート・よだれパッドなど、お出かけ時に役立つ付属品も充実。汚れたときは、洗濯機での丸洗いもできます。口コミの指摘どおり、持ち運びやすい大きさではないものの、子どもと大人が快適に過ごせる工夫が詰まった一品です。ぜひ手に取ってみてくださいね。
ナップナップ コンパクトは欧米規格と比べ小さめの造りになっているため、小柄な赤ちゃんにはフィットします。一方で、シートの股幅が小さく月齢が上がると足が落ちてしまうのが気になりました。赤ちゃんの快適な足の位置をキープできず、太ももに食い込んでしまいます。また、生地自体が薄手でクッション性がないため、肩への負担が大きいのもデメリット。肩ひもを緩めにしても赤ちゃんの重みで肩に食い込みます。さらに通気性についても低評価でした。内側にはメッシュ素材を使用しているにも関わらず、密閉されているかのように湿気を逃しません。赤ちゃんの背中が汗で蒸れてしまいそうです。どの検証結果でも長時間の使用は不向きという結果に…。コスパも良くありません。ただし携帯性の良さを活かして、外出先で一時的に使用できる抱っこひもをお探しなら、検討してみても良いでしょう。
ボバ ボバエアーは、バッグの中に入れておく用のサブ抱っこひもをお探しの人におすすめです。重さ390g、収納サイズは幅20×奥行15.5×高さ10cmと、比較した全商品のなかでも最軽量・最小レベルでした。コンパクトにしまえるため口コミどおり持ち運びに適しており、外出や旅行などサブ使いに活躍しますよ。バックルは体の後ろにありますが、着脱しやすいシンプルな構造です。子どもを乗せる際は体重がズシッとのしかかるので、手で支えると装着しやすいでしょう。肩部分は通気性に優れたメッシュ素材のため、口コミとは異なり暑い日でもムレは少ないといえます。一方で、安定感はいまひとつ。対面抱きとおんぶを試したところ、子どもとのフィット感に欠け、満足したのはモニター18人中男性2人のみでした。上位商品は密着感・安定感があったのに対し、「薄手の素材で伸縮性がない」「おんぶは赤ちゃんが左右にブレる」といった指摘があがっています。長時間使うと、肩や腰に負担がかかりやすい点もネックです。生地は薄いナイロン素材で、モニターからは「食い込みを感じる」「腰のベルトが細く、腰に負担がかかる」など口コミ同様の意見が聞かれました。比較した商品にはクッション性に優れているものが多いなか、子どもの重さをずっしり感じます。機能面もやや物足りない結果に。抱き方のバリエーションは対面抱きとおんぶの2種類で、前向きは不可。日よけ・風よけはあるものの、洗濯は手洗いのみに対応しています。機能性を重視したい人や、毎日使っても負担がかかりにくいものがほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてください。