コンビ ジョイトリップ エアスルー GHは、快適にドライブできる、チャイルドシート兼用のジュニアシートをお探しの人におすすめです。リクライニング機能に加え、比較したなかでは一部の商品にしか見られなかったカップホルダーつき。飲み物はもちろん、おもちゃやお菓子を入れて、長時間のドライブも快適に楽しめます。通気性も高評価です。電気あんかを使った熱のこもりにくさの検証では、比較した全商品の平均値が約16℃(執筆時点)だったのに対し、低めの14.2℃の上昇に抑えられました。メッシュシートに加え、本体にも通気孔があることで熱がこもりにくい構造なのが利点です。「通気性がよく、夏場でも熱くなりにくい」との口コミどおり、暑い時期もムレにくいのがよいですね。手入れもとても簡単で、シートはめくるようにスムーズに剥がせました。外したカバーも洗濯機洗い対応なので、手洗いのみに対応した商品に比べると気軽にケアできます。1~11歳頃まで長く使えるチャイルドシート兼用タイプですが、食べこぼしや飲みこぼしの多い幼児期にも、清潔な状態を維持しやすい商品です。座らせやすさも難しくありません。車にシートを取りつけ、子どものサイズの人形を乗せおろしした検証では、1歳の子も3歳の子も簡単に乗せられました。座面が広く低めなので、お子さんが自分で乗り降りする際も楽そうです。一方、ベルトの装着はスムーズでしたが、ベルトの高さ調節はやや複雑なため、慣れるまでは手間取ることもあるでしょう。また、肝心の安全性・取りつけやすさは評価がやや下がりました。比較した商品の約半数程度が新しい安全基準のR129に適合しているなか、従来基準のR44仕様で独自の安全機能も搭載されていません。また、取りつけもISOFIXでの固定に比べ、シートベルトでの固定にも手間取りました。固定できたかわかりにくく、「少しぐらつく」との口コミのとおりぐらつきも気になります。通気性のよいメッシュシートは機能も十分あり、快適にドライブする環境は整っています。とはいえ、安全基準がR44適合で、固定後のぐらつきが気になったことなどから、安全に関わる点で高評価だった商品には及ばない結果に。お子さんの安全を第一に考えるなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
グレコのジュニアプラスは、複数台の車で併用したい人におすすめです。重量は3.6kgと非常に軽量で、取り付け作業はガイド部分にシートベルトを通すだけ。ややグラつきはあるものの、簡単に設置・取り外して移動できました。使用時も子どもの体をシートベルトでホールドするだけなので、乗せおろしが楽に行えます。また、2段階のリクライニング機能・カップホルダーを備えるなど、子どもの快適さに配慮されているのも魅力です。比較した商品にはバックル用の穴があるなど複雑な構造のものもありましたが、本品はシンプルなつくりをしています。カバー類は楽に着脱できるので、定期的に手洗いすれば清潔に使い続けられるでしょう。使用期間も3~11歳頃までと比較的長めです。ただし、安全基準がR44と最新ではない・シートにやや熱がこもりやすいなどの懸念点もあります。価格は執筆時点で税込10,266円(公式サイト参照)とリーズナブルなので、コスト重視な人は検討してみてはいかがでしょうか。
ブリタックスレーマー DUALFIX PLUSは、複数の車に取りつけることが多い人におすすめです。比較した回転式の商品のなかでは12.5kgと軽く、ほかの車へつけ替える場合も、持ち運び時の負担が少ないのが利点。同じ回転タイプには14kgを超えるものが多かったことを考慮すると、車を数台所有しているファミリーに重宝するでしょう。ISOFIX固定式を採用し、取りつけ方法は車の金具に本体を差し込むだけと簡単です。正しく設置できたかを確認できるインジケーターも搭載していました。シートベルトで固定するタイプの商品と比較すると、複雑な工程は不要でミスなく取りつけやすいといえます。安全機能も申し分ありません。前後からの衝撃のみに対応した従来基準のR44とは異なり、側面からの衝撃も考慮した最新のR129に適合。深いサイドウイングも備え、子どもの頭部を保護しやすい設計です。比較した商品には前向きでしか使用できないものがあったなか、後ろ向きでの使用期間が身長105cm・4歳頃までと長めなのも利点ですよ。「乗せおろしが楽」と謳うとおり、低床設計・回転式で乗せおろしやすさも優秀。比較した「アップリカ クルリラ プラス ライト」など座面が高めの商品と並ぶと、無理のない姿勢で乗せおろしできます。シートの回転はレバーを握りながら本体を回すだけと、操作が簡単なのもうれしい点です。新生児用インサートや前後4段階のリクライニングに対応し、機能も充実。また、電気あんかを10分間置いた際の温度上昇は15.5℃と、比較した全商品の平均値16℃(※執筆時点)を下回りました。夏場でも比較的熱がこもりにくく、子どもが快適に過ごしやすいでしょう。カバーは取り外して洗濯機で洗え、汚れても清潔に使い続けられるのもメリットです。ただ、カバー着脱時の工程がやや複雑なのは惜しいポイント。カバーを簡単に取り外せるものがよい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
アップリカ クルリラ ADは、快適に座りやすい商品をお探しの人におすすめです。7段階と広い範囲でリクライニングできるのが特徴。比較したなかに6段階以上調節できるものはわずかだったのに対し、細かく体勢を変えられます。サンシェードは一部がメッシュ素材で、中の様子を確認しやすいのが便利。使用期間は4歳までと短めですが、体のバランスが整っていない新生児から使用できますよ。安全機能もおおむね充実しています。従来基準のR44にクリアした商品で、衝撃を吸収する独自の肉厚クッションを搭載。後ろ向きで座れる期間はさほど長くないものの、ISOFIXでの固定ができる点がメリットです。簡単に取りつけられるうえ、インジゲーターで正しく設置できているかを確認できます。シートベルト固定にも対応するので、車種を選ばず使えるのも便利です。シートの通気性も良好。電気あんかを10分置いても、設置前より温度は平均15.7℃しか上がりませんでした。比較した商品の平均約16℃(※執筆時点)より低く、熱はこもりにくいといえます。手入れも楽ちん。隙間や溝が少ないためお菓子のカスが挟まりにくく、シートやカバーは取り外して手軽に洗濯機で洗えます。しかし、乗せおろしがしにくいのが気になりました。回転式なので外から子どもを抱えられるのはメリットですが、高い座面がネック。比較したなかには低床設計の商品もあったのに対し、子どもを持ち上げる際の体への負担が大きいでしょう。そのうえ、本体は14.7kgと重め。「重くて取り外しが簡単にできない」との口コミどおりで、力に自信がない人には不向きです。執筆時の価格は税込64,570円。高価格帯な商品なだけあって、「快適性への工夫が豊富」と謳うとおり子どもが楽に座れるようなこだわりが詰まっています。とはいえ、比較したなかにはより安全機能や力に自信がな人でも使いやすい設計が支持された商品もありました。気になる人はそちらもチェックしてみてください。価格は執筆時、公式サイト参照
アップリカのマモリラ ABは、子どもの安全を第一に考えたい人におすすめです。比較した商品には、従来基準のR44にしか適合していないものもあったのに対し、前後方・側面からの衝撃試験などを実施する最新の安全基準R129に適合。衝撃を軽減する「スーパーWマモールクッション」をはじめ、独自の安全機能も豊富でした。取り付け方法には、車のシートと金具で固定するISOIFXを採用しています。コネクターを軽く押し込むだけでカチッとはまるため、難しい工程はありません。ただし重量は15.1kgと重め。比較した商品には、同じISOIFX固定でも7〜12kgと軽いものもあったため、力に自信がない人は2人以上で作業しましょう。シートは回転式により、乗せおろしの際はドア側に向けられます。実際に新生児〜3歳児程度の人形で乗せおろしをしたところ、楽な姿勢で座らせられました。ベルトの調節も簡単でき、バックルはマグネットでピタッとくっつきます。肩ベルトは、付属のリングを引っ張るだけですぐにゆるめられますよ。背面には空気を通しやすくするエアーホールがついており、熱がこもりにくいといえます。また、手入れにも手間はかかりません。着脱するカバー類はやや多めですが、汚れてしまっても洗濯機で丸洗いが可能です。こまめに洗えるため、清潔に使い続けられます。一方で背もたれのリクライニング機能が搭載されておらず、機能性は物足りない結果に。上位商品には寝ている・起きているといった、子どもの状況にあわせて6段階に調節できるものもありました。子どもの過ごしやすさを重視する人は、ほかの商品もチェックしてみてください。