パナソニックベビーカメラ KX-HBC200は、スマホから高画質で赤ちゃんの様子を確認できるのが魅力です。実際に赤ちゃんの人形を寝かせて撮影すると、「画質がやや粗い」との口コミに反して人形の細かい部分までクリアに映りました。比較したなかでスマホで見るタイプは専用モニタータイプより画質がよい傾向があり、こちらも同様。高画質と謳うとおりでした。見守り機能以外の付加機能も充実しています。マイク機能やカメラの遠隔操作機能があるうえ、比較したほかの商品には非対応のものもあった赤ちゃんをあやす子守唄機能やホワイトノイズ機能も搭載。別売りのmicroSDカードで録画すれば、1日の動画をつなげて約10倍速で再生できるタイムラプス機能も使えます。アングルを上下左右に動かせるため、設置の自由度も高評価に。下位商品にはアングルを調整できないものもありましたが、置き場所が限定されにくいといえます。ただし、比較した多くの商品にあったズーム機能はありません。カメラ起動時に「カチッ」と音が鳴るのも気になったので、赤ちゃんが寝る前に起動しておくのがベターです。動作を検知する精度もいまひとつ。明るい部屋で人形の手をそれぞれ10回ずつ動かしたところ、3回しか通知が来ませんでした。比較したところ10回中7回以上検知したのは全商品の約2割と少数でしたが、「動作検知が優秀」との口コミには反する結果です。音や温度の検知機能もあり便利な反面、一部の動きに反応しない可能性があるでしょう。比較した同じパナソニック製品のKX-HC705は電源を挿すだけで接続できたのに対し、接続設定が必要なのも惜しい点でした。メニュー表示が散らばっていてわかりにくいため、操作にも慣れが必要です。カメラのアングル操作も動きにラグがありました。狙った角度に調整しにくいので、見たい部分をタップして自動調整する機能を活用するのがおすすめです。値段は執筆時点で税込27,400円(※執筆時点)と、比較した商品のなかでは高価格帯。赤ちゃんの様子を鮮明に見れる商品がほしい人には便利ですが、小さな動作まで見逃したくない人や、モニター操作をスムーズに行いたい人には不向きです。赤ちゃんの危険を察知しやすく、操作もスムーズだったほかの商品も検討してみてください。
結論からいうと、SecuSTATION ベビーモニター SC-BB53Kは、画面が大きくて操作も簡単な、専用モニター付きの商品をお探しの人におすすめです。初期設定が不要で、コンセントを挿すだけですぐに使えます。インターネットに接続しないので、遠隔で不正アクセスされる心配もありません。画質の検証では、明るい部屋だと人形の表情まで読み取れるほど解像度が高いことがわかりました。暗闇では鮮明とはいえないものの、だいたいの表情はわかるので見守りには十分です。水平350度・垂直60度の首振りにも対応しており、モニター操作のみで簡単にアングルが調整できます。音声・室温センサーを搭載し、見守りをサポート。通話機能もあり、モニター側から赤ちゃんに声をかけることもできます。micro SDカードをセットすれば映像の録画も可能。赤ちゃんの様子をSNSに載せたり、祖父母に送ったりと、使い方の幅も広がりますね。一方で、動体検知機能がないのは惜しい点です。比較したなかには、動きを検知するだけでなく自動追尾まで可能な商品もあり、より見守りの負担を減らすことができました。うつぶせ寝や落下などの危険な動きを素早く確認できる、ほかの商品もぜひチェックしてみてください。
Baby Smile BabySmile ベビーモニター
ベビースマイル ベビーモニター S-906azは、お昼寝用に使える手頃な商品をお探しの人におすすめです。検証では明所での画質がよく、鮮明な映像で見守ることができました。横方向355度・縦方向90度と、首振り範囲が広いのもメリット。4倍ズームにも対応しており、赤ちゃんの様子をしっかり確認できますよ。ただし、暗所では画面中央が白飛びします。動作検知の精度もいまひとつで、実際に人形の手を動かしてみてもほぼ反応せんでした。動作と音声検知の両方が搭載されているものの、スマホの通知を頼りにするのではなく、小まめに見守る必要があります。アプリは、メニュー画面の翻訳がわかりにくいのが難点です。遠隔操作でアングルを変える際に動きがカクカクしたり、残像が見えたりするのも気になりました。販売価格は執筆時点で税込3,800円(公式サイト参照)とリーズナブルですが、付加機能も少なく利用シーンが限定されます。少し予算を上げて、見守りに心強い商品を検討してみてはいかがでしょうか。
結論からいうと、カトージのベビーサークル 2ドア コロコロランドは、子どもの成長にあわせて長く使いたい人におすすめです。扉が2枚あり出入口を確保しやすいのも便利です。正方形・L字・円形に変えられ、部屋に合わせて設置できます。口コミでは「組み立てにくい」との声がありましたが、検証では、軽量かつ扱いやすいため手間なく組み立てられました。ジョイントを外せばまとめて収納も可能です。また、おもちゃ付きの知育パネルが付属しており、子ども1人でも飽きずに過ごせる工夫がみられました。子どもも大人も出入りはしやすいですが、子どもの抜け出しにくさは高め。ドアのロックは中からは開けられない構造で、高さ59cmと乗り越えにくいつくりです。一方で、子どもを抱っこしながら出入りしにくいのはややネック。また、中の様子は3割程度しか確認できず、視認性の評価も伸び悩みました。さらに、安定性もいまひとつ。実際に衝撃を与えてずれにくさを検証したところ、比較したなかではゴム製の滑り止めが高いグリップ力を発揮したのに対し、吸盤タイプのためフローリングにくっつかず大きくずれてしまいました。安全面をとくに重視したい人はほかの商品もチェックしてみてください。
Anuri ベビーサークルドア付きセット ハイタイプ モダンは、子どもの表情が見ながら家事などをしたい人におすすめ。1歳児を想定した人形を置くと、すべての面に設けられた隙間から中の様子を確認できました。比較した商品には、子どもの居場所によって死角が生まれるものもあったのに対し、お互いの表情がしっかり見られるのは利点です。ボールをぶつけても人形をもたれさせても設置位置からずれず、「安定感がいまひとつ」といった口コミも払拭。子どもが開けられないロック付きのドアと65cmもの高さの柵で、抜け出しにもしっかり備えられます。ドアが前後どちらにも開くので出入りはスムーズです。「短時間で組み立てられる」という口コミに違わず、設置も簡単でした。やや工数は多いものの、工具を使わないのでさほど気になりません。サークルの形は変えられませんが、パネルの枚数を調節をすればサイズは変更可能。子どもの成長にあわせて広さを変えられるのはうれしいポイントですね。無駄のないシンプルなデザインなので、室内になじみやすいのも魅力。一方、おもちゃや音楽が鳴る仕掛けなど、子どもの興味をひく付加機能はありませんでした。子どもが退屈せずに過ごせるベビーサークルがほしい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。