森永乳業 E赤ちゃんは、栄養素・味わいともに母乳に近いミルクを与えたい人におすすめです。専門家に味を確かめてもらったところ、「甘味を感じずさらっとした母乳に近い」と高評価。比較したなかには甘みやにおいが気になるものもありましたが、本品なら母乳に慣れている赤ちゃんでも飲みやすい印象です。口コミどおり粉がお湯にサッと溶け、ダマが残らなかったのもよい点です。160mL分のミルクを作ってみると、哺乳瓶の底を15回回しただけで粉がきれいに溶けました。比較した商品には溶けるまでに20回以上かかった商品もあったのに対し、急いでいるときにも手早く作れるでしょう。お湯後入れタイプのため、粉の量を間違えてもやり直ししやすいのも利点です。一方、使い勝手においては評価が伸び悩みました。比較したなかには本体とフタが一体型で、片手で簡単に開閉できるものがあるなか、フタを毎回取り外さなければいけないのがネック。また、すりきり時に粉がアルミ口部分に乗ってしまうため、衛生面でも気になるところです。価格は、100mLあたり38.7円。比較内の平均値が32円・最小値は23円(執筆時点)であったことを考慮すると、口コミのとおりかなり高価であるといえます。消費量が多い場合には、家計にも響きやすいのでご注意ください。消化に配慮された粉ミルクで、サラッとしたやさしい味わいは赤ちゃんも飲みやすいでしょう。しかし、使い勝手や価格面など、続けやすさを重視するなら、ほかの商品を検討してみてください。
リッチェル トライ 離乳食スプーンセット ケース付は、親の使いやすさや手入れのしやすさを重視する人におすすめです。実際に育児経験のある6名のモニターが使用したところ、「スプーンの先端が細く薄く、少量をすくいやすい」と好評でした。比較した厚みのあるスプーンは量の調節がむずかしい傾向がありましたが、これなら赤ちゃんを待たせることなく、次の一口を素早くすくえるでしょう。持ち手にはゆるやかなカーブがあり、こちらもモニターから「安定感があり、子どもの口を狙いやすい」と好印象でした。長さがあることで、赤ちゃんが顔を動かしたり違う方向を向いたりしても、少し動かせば口元に運べるでしょう。「比較したストレートな持ち手のほうが持ちやすい」という声もありましたが、取り回しはおおむね良好といえます。スプーンの幅も狭く、赤ちゃんにとっても食べやすい印象です。スプーン部分の角度がフラットなため、「口に入れたあと水平に引き抜きやすい」とのコメントも多くあがりました。比較した角度がついたものは上あごを擦るように引き抜いてしまうものも多いなか、正しい角度で食べさせられるでしょう。しかし、「食べ物が残りやすい」と口コミどおり、やや深さがあるのが惜しい点。食べ慣れないうちは離乳食が残る可能性があります。手入れのしやすさは優秀で、食洗機で洗えるほか電子レンジ・煮沸・薬液での消毒にも対応しています。比較したほかのスプーンには、熱湯消毒できないものも多くありましたが、こちらは旅行先でも気軽にお手入れできるのが強みです。汁物もすくえる大きめのスプーンと収納ケースがついており、持ち運びにも便利ですよ。離乳食デビューの赤ちゃんに使いやすい形状で、清潔を保ちやすいなど配慮が行き届いた本品。比較した商品には食べ物が残りにくいよう先端が浅い商品もあったので、気になる人はランキングをチェックしてみてくださいね。
明治 ほほえみは、スムーズに調乳できるのが魅力です。缶のフタは、片手でも開けやすい一体型。比較した商品にはフタを完全に外さないと調乳ができないものもあったのに対し、赤ちゃんを抱っこしたままでも片手で扱いやすいでしょう。粉を先に入れるワンステップ調乳式であるうえ、「すりきりしにくい」という口コミに反して正確に計量できたのも利点です。粉はやや溶けにくく、哺乳瓶を20回まわしてようやく完全に溶けました。比較したなかには5回まわしただけで粉が溶けたものもあり、「お湯に溶けやすい」という口コミとは少し異なります。とはいえ、ザルにあげても米粒サイズのダマが0.6g分残っただけです。高評価の基準とした1gはクリアしました。味わいは母乳に近いとはいえません。実際に試飲した助産師の浅井さんは、「お湯で溶いた直後は少し魚臭い感じ。口に含んだ瞬間に甘みを感じる」とコメントしました。比較した商品にはほのかに甘い香りのみを感じるものもありましたが、こちらは混合育児だと母乳と味わいが違って飲んでくれない場合がありそうです。100mLあたりの価格は、43.5円とやや高価格。比較した商品の平均約39.8円(執筆時点)を上回っており、「値段が高い」という口コミどおりでした。ミルクの消費量が多い完ミや月齢が大きい赤ちゃんだと、費用が負担になるでしょう。携帯しやすいキューブタイプやサッと用意できる液体ミルクなども展開があり、シーンにあわせて使い分けしたい人にはおすすめです。とはいえ、800gの大缶は比較したなかではやや高額だったので、家計にやさしい粉ミルクを選びたい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
ピジョン はじめてのフィーディングスプーンは、離乳食を始めるすべての人におすすめです。形状をチェックしたところ、比較したほかの商品には深さが5mm以上のものがあったのに対し、本品はわずか1.9mmと非常に浅いつくり。離乳食がスプーンに残りづらい形状です。幅も19.4mmと狭いので、赤ちゃんの小さな口にも無理なく入れやすいでしょう。親にとっての使いやすさも、トップレベルの評価を獲得。実際に使ったモニターからは、「ほしい分量をサッとすくえる」と好評でした。比較したなかにはスプーンの先端が分厚くすくいにくい商品がありましたが、先端が薄く作られており離乳食をスムーズにすくえました。持ち手は中央にくびれがあり、モニターからは「手にフィットしやすい」と好印象。比較した商品には持ち手が短く持ちづらいものもあったなか、ほどよい長さがあり安定感も良好です。食べさせたあとも、口から水平に引き抜きやすいと感じました。スプーンの先端には位置決めストッパーがついており、口の奥に離乳食が入りすぎないよう工夫されています。「口の奥まで入らないので安心感がある」という口コミのとおり、慣れていない人でも赤ちゃんに食べさせやすいでしょう。手入れのしやすさも上々で、食洗機の使用や電子レンジ・煮沸・薬液の3種類の消毒が可能。ケースやフォークは付属しませんが、ペースト用・スープ用の2種類のスプーンつきで用途に合わせて使い分けられます。離乳食スプーン選びで迷ったら、赤ちゃんを研究して作られた使い勝手のよい本品を、ぜひ試してみてくださいね。
雪印メグミルク ぴゅあは、粉ミルクを探しているすべての人におすすめです。100mLあたりの値段は27円とリーズナブル。比較した全商品の平均価格が約39.8円(※執筆時点)だったことをふまえると、家計にやさしいといえます。完全ミルクや月齢が大きい赤ちゃんなど、たくさんミルクを飲むならうれしい価格帯でしょう。粉が溶けやすいのも魅力です。実際に調乳したところ、哺乳瓶を5回まわしただけで粉が完全に溶けました。「ダマが残る」という口コミに反し、ザルでこしてもダマは見られません。比較した商品には、哺乳瓶を40回まわしてやっと粉が溶けたものもありました。対してこちらは夜間や急いでいるときに、スムーズに調乳できます。缶とフタが一体になった形状も便利です。比較した缶とフタが別々の商品と違い、片手で開閉しやすく赤ちゃんを抱っこしたままでも調乳ができます。フタを閉めるとパチンと音がなり、閉め損ねを防げるのもうれしいポイントです。「すり切りが難しい」という口コミに反し、計量もスムーズでした。計量スプーンも使いやすく、多少斜めになっても粉が溢れず哺乳瓶への移し替えもラクラクです。粉ミルクよりも先にお湯を入れるタイプのため、調乳の際には何回入れたかを忘れないようにするとよいでしょう。ただし、約300人の母乳を確かめたことがある助産師の浅井さんが試飲したところ、「喉にからみつく甘味がある」と指摘しています。少し鼻に残るにおいもあるため、混合育児にはやや不向きです。とはいえ、続けやすい価格で計量・調乳もしやすいのは大きな魅力。粉ミルク選びに迷っているなら、ぜひ購入してみてくださいね。