明治 ほほえみは、スムーズに調乳できるのが魅力です。缶のフタは、片手でも開けやすい一体型。比較した商品にはフタを完全に外さないと調乳ができないものもあったのに対し、赤ちゃんを抱っこしたままでも片手で扱いやすいでしょう。粉を先に入れるワンステップ調乳式であるうえ、「すりきりしにくい」という口コミに反して正確に計量できたのも利点です。粉はやや溶けにくく、哺乳瓶を20回まわしてようやく完全に溶けました。比較したなかには5回まわしただけで粉が溶けたものもあり、「お湯に溶けやすい」という口コミとは少し異なります。とはいえ、ザルにあげても米粒サイズのダマが0.6g分残っただけです。高評価の基準とした1gはクリアしました。味わいは母乳に近いとはいえません。実際に試飲した助産師の浅井さんは、「お湯で溶いた直後は少し魚臭い感じ。口に含んだ瞬間に甘みを感じる」とコメントしました。比較した商品にはほのかに甘い香りのみを感じるものもありましたが、こちらは混合育児だと母乳と味わいが違って飲んでくれない場合がありそうです。100mLあたりの価格は、43.5円とやや高価格。比較した商品の平均約39.8円(執筆時点)を上回っており、「値段が高い」という口コミどおりでした。ミルクの消費量が多い完ミや月齢が大きい赤ちゃんだと、費用が負担になるでしょう。携帯しやすいキューブタイプやサッと用意できる液体ミルクなども展開があり、シーンにあわせて使い分けしたい人にはおすすめです。とはいえ、800gの大缶は比較したなかではやや高額だったので、家計にやさしい粉ミルクを選びたい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
ピジョン はじめてのフィーディングスプーンは、離乳食を始めるすべての人におすすめです。形状をチェックしたところ、比較したほかの商品には深さが5mm以上のものがあったのに対し、本品はわずか1.9mmと非常に浅いつくり。離乳食がスプーンに残りづらい形状です。幅も19.4mmと狭いので、赤ちゃんの小さな口にも無理なく入れやすいでしょう。親にとっての使いやすさも、トップレベルの評価を獲得。実際に使ったモニターからは、「ほしい分量をサッとすくえる」と好評でした。比較したなかにはスプーンの先端が分厚くすくいにくい商品がありましたが、先端が薄く作られており離乳食をスムーズにすくえました。持ち手は中央にくびれがあり、モニターからは「手にフィットしやすい」と好印象。比較した商品には持ち手が短く持ちづらいものもあったなか、ほどよい長さがあり安定感も良好です。食べさせたあとも、口から水平に引き抜きやすいと感じました。スプーンの先端には位置決めストッパーがついており、口の奥に離乳食が入りすぎないよう工夫されています。「口の奥まで入らないので安心感がある」という口コミのとおり、慣れていない人でも赤ちゃんに食べさせやすいでしょう。手入れのしやすさも上々で、食洗機の使用や煮沸・薬液の2種類の消毒が可能。ケースやフォークは付属しませんが、ペースト用・スープ用の2種類のスプーンつきで用途に合わせて使い分けられます。離乳食スプーン選びで迷ったら、赤ちゃんを研究して作られた使い勝手のよい本品を、ぜひ試してみてくださいね。
雪印 ビーンスターク すこやか M1は、効率よくミルクを作りたい人におすすめです。お湯先入れタイプで、粉を入れるとあっという間に溶けました。比較したほかの商品には40回も回さないと溶けないものがあったなか、わずか5回で混ざったのが印象的。ダマ残りもほぼ気にならず、「溶けにくい」という口コミをしっかり払拭しました。フタと容器が一体型のため、片手で楽に開け閉めできるのもメリット。フタがきちんと閉まるとパチンと大きめの音がするので、閉め損なうこともありません。スプーンが持ちやすいうえにフタの下にすり切り用のプラスチックがあるため、計量もスムーズですよ。300人ほどの母乳を確かめたことがある助産師の浅井さんに味わいをチェックしてもらうと、舌に残る甘味と添加物のにおいが指摘されました。とはいえ赤ちゃんが好んで飲めば問題ないので、はじめは少量タイプから試してみるとよいでしょう。100mLあたりの価格は35.8円と、比較した商品全体の平均約32円(執筆時点)を少し上回る程度。まずまず良心的な価格といえるので、続けやすいでしょう。赤ちゃんを抱っこしながらササッとミルクを作りたい人は、試してみてはいかがでしょうか。
森永乳業 E赤ちゃんは、栄養素・味わいともに母乳に近いミルクを与えたい人におすすめです。専門家に味を確かめてもらったところ、「甘味を感じずさらっとした母乳に近い」と高評価。比較したなかには甘みやにおいが気になるものもありましたが、本品なら母乳に慣れている赤ちゃんでも飲みやすい印象です。口コミどおり粉がお湯にサッと溶け、ダマが残らなかったのもよい点です。160mL分のミルクを作ってみると、哺乳瓶の底を15回回しただけで粉がきれいに溶けました。比較した商品には溶けるまでに20回以上かかった商品もあったのに対し、急いでいるときにも手早く作れるでしょう。お湯後入れタイプのため、粉の量を間違えてもやり直ししやすいのも利点です。一方、使い勝手においては評価が伸び悩みました。比較したなかには本体とフタが一体型で、片手で簡単に開閉できるものがあるなか、フタを毎回取り外さなければいけないのがネック。また、すりきり時に粉がアルミ口部分に乗ってしまうため、衛生面でも気になるところです。価格は、100mLあたり38.7円。比較内の平均値が32円・最小値は23円(執筆時点)であったことを考慮すると、口コミのとおりかなり高価であるといえます。消費量が多い場合には、家計にも響きやすいのでご注意ください。消化に配慮された粉ミルクで、サラッとしたやさしい味わいは赤ちゃんも飲みやすいでしょう。しかし、使い勝手や価格面など、続けやすさを重視するなら、ほかの商品を検討してみてください。
teteo テテオ フィーディングスプーン 離乳ナビ Neo コップスプーン付
コンビ テテオ フィーディングスプーン 離乳ナビ Neo コップスプーン付は、赤ちゃんの小さな口に合った商品を探している人におすすめです。スプーンの幅は、赤ちゃんの口にも入れやすい18.8mmと幅狭で、底も浅め。比較したなかには広めで深い形状の商品もありましたが、こちらは「子どもの口に合う」との口コミどおり、ゴックン期の赤ちゃんにも無理なく使用できますよ。持ち手は長めで緩やかなカーブを描いており、実際に使用したモニターからも「ほどよい長さで持ちやすい」と好評でした。比較した大きなカーブがついた商品と比べると、口に入れたスプーンを水平に引き抜きやすく、正しく食べさせやすいのも利点です。ややスプーンの先端が分厚いため、「すくう量の調整が難しい」と感じたモニターもいましたが、困るほどではないでしょう。口コミにあるようにケースはついていませんが、月齢に合わせて使用できるスプーンが3本セットになっているのもうれしいポイントです。比較したなかでスプーン1本のみのセット内容だった商品と比べても、赤ちゃんの成長度合いに応じて長く使用できますよ。食洗機に対応しているほか、煮沸・電子レンジ・薬液とさまざまな方法で消毒できるため便利。シーンに合わせて簡単のお手入れができて、モグモグ期頃まで1つの商品で済ませられるので、ぜひ購入して試してみてくださいね。