マッチングアプリの先駆けとして多くのカップルを誕生させてきた婚活アプリ、Omiai(お見合い)。インターネット上で口コミを調べると「サクラがいるかも」「ペアーズやwithとどっちがいい?」などのワードが出てきて、評判が気になる人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証しました。
さらに、結婚に真剣な人と出会える人気の婚活アプリとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説します。料金プランや検索できる条件、安全対策なども調査したので、婚活アプリ選びを迷っている人は参考にしてくださいね。
マッチングアプリ・結婚相談所・婚活パーティーなどの恋愛・婚活サービスを担当。実際にサービスを利用するだけでなく、専門家・ユーザーへの取材を通じてサービスを比較検証してきた。「ユーザーが出会いの機会を増やせるサービスを紹介する」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
会員数は1,000万人を突破(2024年7月時点)。2,000万人もの会員がいるペアーズ・タップルと比較すると、同じグループが運営するwithとOmiaiはそれぞれ1,000万人と少なめでした。とはいえ、会員数500万人以下のアプリと比べると、出会いのチャンスが多いといえます。
男性料金は1か月プラン・クレジットカード決済で月額3,900円。ちなみにペアーズは3,700円で、ほかの大手婚活アプリと同程度の価格でした。なお、アプリ決済のほうが料金が高いため、安く抑えたい人はブラウザ版でクレジットカード決済をしましょう。女性はメッセージのやりとりを含めて無料です。
安全性への取り組みは高い評価です。規約違反や通報を受けた危険人物はプロフィールにその旨がイエローカードとして表示され、ユーザーが認知できます。身バレ防止ができるプロフィール非表示設定に課金が不要なのも良心的。知り合いにバレる可能性は低いといえ、こっそり活動したい人に向いています。
お酒やタバコ、出身地といった基本的な検索項目は網羅していて使い勝手も悪くありません。積極的に出会いの幅を広げたい人には、安全性の高さからも選択肢になるでしょう。とはいえ、婚活のしやすさを重視する場合は相手の結婚観がわかりにくいため、ほかの婚活アプリもチェックしてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
Omiaiは、2012年に誕生した国内初のマッチングアプリ。2024年には12周年を迎え、マッチング数は1億組を突破した(2023年6月時点)という婚活アプリです。最近では大手婚活アプリとして知られる「with」の運営会社と手を組み、「エニトグループ」として運営を行っています。
Omiaiが2024年に発表した会員データによると、会員の年齢層は20~30代が全体の85%以上。男女比は5対5とほぼ同数でバランスがよく、結婚相手や将来を見据えた恋人を探すために登録している人が9割以上とのこと。7割のユーザーが1~2年以内の結婚を希望しているようです。
登録できるのは高校生を除く18歳以上で、交際中・既婚者ではない人。違反者にはイエローカードによる警告や強制退会などの措置がとられ、厳しく対処しているとアピールしています。
一方で、マッチングアプリはライトな出会いを期待する人向け。もちろん将来の結婚を目的に出会いを求めているユーザーもいますが、恋活の要素が強いといえるでしょう。女性は多くのアプリで無料で利用できます。
対して婚活アプリは結婚を目的としているため、マッチングアプリと比較して「遊び目的」の人がほとんどいません。料金も男女ともに4,000円程度かかることが多いですが、10,000円以上の月会費や成婚料がかかる結婚相談所に比べ、リーズナブルに婚活できます。
出会いの機会を求めている人は、自分に合ったサービスを選ぶのが鉄則です。サービスの手厚さや結婚への本気度などを見極めて、大切な出会いのチャンスを作ってくださいね。
今回はOmiaiを含む人気の婚活アプリを実際に調査して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
大手婚活アプリとして知られるOmiaiですが、婚活を目的にしたときの使いやすさやサポート機能の有無など気になる点もありますよね。
ここでは、Omiaiの気になる点についてチェックしましょう。
2025年4月に調査したところ、Omiaiには結婚後に仕事を希望するか・子育ての役割分担を希望するかなど、結婚観を検索できる項目がありませんでした。ペアーズやwithは家事や子育ての役割分担の希望まで検索できたため、結婚後のイメージを膨らませるにはもの足りない印象です。
比較したなかでこれらの項目が充実していたのは、婚活専用アプリ。一方で、調査した結婚観に関する項目を1つも確認できないアプリはOmiaiのほかごく一部でした。Omiaiというアプリ名からはより結婚を意識した内容が想像されますが、婚活したいユーザーにとっては使いにくい仕様です。
<会うまでのコミュニケーションの取りやすさ>
比較したアプリのなかには、たとえばペアーズの「おさそいアシスト」のようにお互いが会いたいと思っているかの意思確認がとれるものや、タップルの「デートプラン登録機能」のように相手の行きたい場所ややりたいことを見て誘える機能も。誘うきっかけがほしい人にはうれしい機能です。
なお、Omiaiにはデートのサポート機能がありませんが、「コイパス」という恋愛総合メディアを運営しています。コラムにはデートの誘い方や服装、おすすめスポットの指南など、読み応えのある情報が満載なのでぜひチェックしましょう。
Omiaiは相手の結婚観がわかにくく(2025年4月時点)、デートのサポート機能がないなど気になる点はありましたが、安心して利用できる仕組みづくりなどよい点もたくさんありました。
ここでは、イエローカード機能や身バレ対策、おすすめ会員のピックアップ機能や料金など、Omiaiのよい点をご紹介します。
イエローカードは検索画面などで他会員にも表示され、マッチングした相手には注意喚起がなされるのも安心ポイント。危険人物がひと目でわかるため、トラブルに遭うリスクを下げられます。
マッチング後のメッセージのやりとりに必要な本人確認も、比較した多くのアプリが年齢確認のみなのに対して顔認証も実施。金融機関で利用される本人確認システムの「eKYC」を採用している点も見逃せません。
Omiaiには業者などの怪しいユーザーを入会させないよう、厳重に対策されています。安全性を重視する人には候補になるでしょう。
非公開にするとほかの会員の検索画面に表示されず、足跡もつきません。マッチングした相手など、一部条件を満たさない限りほかのユーザーから見られないため、知り合いにバレる可能性が低くなるでしょう。
プロフィール項目の充実度は比較したほかの婚活アプリと大差ありません。一部のアプリに搭載されていた性格診断や、現在地からの位置といった独自項目はありませんが、恋人候補に求める条件をある程度絞り込めます。
前述のように結婚観を知るにはもの足りないものの、相手の基本的な情報は把握できるでしょう。
自分の興味や関心をキーワードとして記載できるタグ機能も、相手との共通点を探す際に活用できますよ。
検索条件も豊富です。チェックした18項目中14項目に対応しており、基本的な項目は網羅しているといえます。お酒・タバコ・出身地などの詳細な条件で絞り込めるため、気の合う相手を探しやすいですよ。
男性は長期プランを選ぶほど1か月あたりの月額料金が割安になるシステムですが、決済方法によって料金が異なる点に注目。少しでもお得に使いたいなら、ブラウザ版でクレジットカード決済を選ぶとコストを抑えられます。
ただし、男性から女性へいいね!する場合、女性会員の人気度によって消費ポイントが変動する点に注意。ライバルが多い女性や注目が集まりやすい新着会員へのいいね!にポイントを多く消費することで、Omiai全体の安定したマッチング率を確保しています。
<男性プラン(有料)でできること>
なお、ここで紹介した有料プランに追加することでさらに機能が増える、男性専用のプレミアムパックもあります。詳細は後ほど解説するので、ぜひチェックしてくださいね。
<登録者数の比較>
もちろん発表されている登録者数がすべてアクティブユーザーではありません。とはいえ登録者数の多さは出会いの数に直結します。より多くの出会いを期待するなら、登録者数にも注目して選びましょう。
会員数 | 1000万人以上 |
---|---|
アプリの種類 | 恋活・婚活アプリ |
価格については、2025年05月20日時点の公式サイトを参照した標準価格が記載されています。
良い
気になる
男性の登録・プロフィール閲覧無料 | |
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使用可能な本人確認書類 | 運転免許証、マイナンバーカード、パスポート(2020年2月3日以前発行のみが対象)、在留カード |
任意提出可能な証明 | |
安全のための取り組み | 通報システム、24時間体制での監視、注意人物にマーク表示 |
ブロック機能 | |
フリーワード検索 | |
スワイプ機能 | おすすめユーザーが表示される |
主な検索条件 | 身長、体型、年収、結婚歴、子供の有無、喫煙の有無、飲酒の頻度、年齢、学歴、出身地、職業、休日、同居人、居住地 |
主なプロフィール項目 | 居住地、出身地、身長、体型、年齢、職業、年収、休日、学歴、同居人、喫煙の有無、飲酒の頻度、結婚歴、子どもの有無、性格、結婚に対する意思、家事育児の分担の希望、将来的な子どもの希望 |
通話機能 | 音声通話、ビデオ通話 |
付加機能 |
Omiaiは、安心して出会える環境を重視する人にうれしい機能やサポートが整っていましたが、結婚観がわかるプロフィール項目が少なく、デートのサポートなどもない点が気になりました。
ここでは、結婚を見据えて活動したい人におすすめの婚活アプリをご紹介します。
婚活専用アプリではないものの、結婚を見据えた交際を望むユーザーにもおすすめ。プロフィールには結婚観がわかる項目が多く、家事の役割分担や子どもの希望など、結婚後の価値観が近い人を選んでマッチングできます。
安全対策に力をいれているのもポイント。Omiaiと同様に本人確認には顔認証が必須で、金融機関と同じ顔認証システムでセキュリティを強化しています。独身証明書も提出できるため、将来を考えられる真剣な出会いを求める人はぜひ登録してはいかがでしょう。
独身証明書の提出は義務づけられていませんが、既婚の疑いがある人は提出を求められるため、遊び目的の既婚者が入ってこれないのも注目ポイント。安心して婚活できる仕組みが整っています。
婚活専用アプリのため、比較したなかでもとくにプロフィールや検索項目が充実しており、結婚観の合う相手を探しやすい印象。デートのセッティングをサポートするコンシェルジュサービスは、デートに不安がある人にとって頼もしい味方になるでしょう。
恋活より婚活を目的に登録するなら、候補にしてはいかがでしょうか。
Omiaiはマッチングするまでは男女とも無料ですが、前述したように、男性はマッチング後にやりとりをするために有料会員プランに加入する必要があります。女性は本人確認後ならやりとりを含めて無料です。
ここでは、有料プランに加えて男性が加入できるプレミアムパックと、男女ともにオプションサービスが利用できるOmiaiポイントについて説明します。
男性会員向けのプレミアムパックには、以下の機能があります。無料/有料会員と比べてできることが大幅に増えるため、効率的に出会いたい人はチェックしましょう。
<プレミアムパック>
無料/有料会員は、ログイン順・いいね!が多い順・メッセージの既読の3機能について、9ポイントでお試しが可能。プレミアムパックの利用を迷っている人は利用してはいかがでしょうか。
<Omiaiポイント>
別途相手へのいいね!数が必要
Omiaiポイントはマイページから「Omiaiポイント」を選択し、希望するプランを選んで決済します。アプリ版・ブラウザ版どちらからでも購入可能です。
マッチングまでは大まかに4つのステップがあります。実際にメッセージのやりとりができるまでのOmiaiの使い方は以下のとおりです。
<マッチングまでの流れ>
1. おすすめの相手が紹介される
2. 気になる相手に「いいね!」をする
3. 相手から「いいね!」を返されたらマッチング成立
4. マッチング後、メッセージ交換する
最後に、Omiaiについてよくある質問をまとめました。
相手からもらったいいね!や自分が送ったいいね!の数は、それぞれ以下の流れで確認できます。
<相手からもらったいいね!>
表示されない場合は人気会員にランキングしていない状態のため、確認できない
<自分が送ったいいね!>
なお、いいね!は無料会員登録日または有料会員登録日から1か月単位で更新日を迎えます。iPhoneのアプリ内決済およびGoogle Play決済の場合は更新日当日ではなく、更新日翌日早朝に上限30いいね!が付与。0時すぎにログインしても、まだ回復していないので注意してくださいね。
1通目のメッセージは送信時に審査が行われています。仕様上、1通目に絵文字や環境依存文字が含まれていると否認され、その結果送信したメッセージが消える場合があることを覚えておきましょう。
絵文字や環境依存文字は、2通目以降から使用するようにしてください。
Omiaiは、相手との連絡先交換を任意としています。連絡先交換を含む個人情報の交換は、あくまでもユーザーによる自己責任。十分に注意して行いましょう。
連絡先の交換や個人情報の送信は、相手とのメッセージのやりとりが2往復した時点で可能に。他サイトへの誘導や違法行為への勧誘など、悪質なユーザーに騙されないよう慎重に行ってくださいね。
メッセージのやりとりや課金などの機能は、本人確認後に行えるようになります。氏名と生年月日・顔画像と有効な証明書を提出する必要がありますが、本人確認審査でNGになった場合は以下の点を再確認してみましょう。
<本人確認時の注意事項>
本人確認審査が2回NGになると、お問い合わせ誘導画面が表示されるため案内に従って手続きを進めてください。
退会時はアプリをアンインストールするだけでなく、所定の手続きが必要です。基本は月額プランを自動更新停止し、無料会員の状態で退会手続きを行います。各ステータスに応じて手順が異なるので、以下を参考にしてくださいね。
<無料会員の場合>
1. マイページ→各種設定→ヘルプ内「退会手続き」を選択
2. 退会理由を選択し、「手続きに進む」を選択→画面の案内に従って「退会する」を選択
3. 退会完了通知メールを受け取る
<Apple ID決済の場合>
<Google Play決済の場合>
<クレジット決済の場合>
退会後に再登録しても、アカウント情報は引き継げません。
退会後はユーザーの登録情報が自動的に削除されます。ただし、相手に届いているメッセージは削除されない点には留意しましょう。
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