「コメ価格高騰」だからこそ、山崎実業「tower」の米びつを使ってほしい理由がある!ケユカ派、桐タイプ派も必見です
「世にあふれる数々の商品のなかから一体どれを選べばいいの?」という疑問に答えるべく、"1番いいもの"を探して日々検証している『マイベスト』。のべ3万2000点もの商品を使い比べたなかから、テーマ別にベストバイ・アイテムを紹介していくのが本特集です。
今回は「#日用品」をテーマに、米びつ15商品の比較検証でみつけた「湿気からしっかりお米を守ってくれる商品」をピックアップしました。
以前よりお米の価格も少し落ち着きましたが、あらためて「せっかく買ったお米、おいしく食べたい!」と思っている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
山崎実用の「tower」、無印良品、ニトリ、ダイソーなど注目メーカーも実力は……!?
本コンテンツの情報は公開時点(2025年7月22日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
米びつ15商品を集めて徹底検証しました!
みなさん、お米を買ったらどんなふうに保管していますか?「ケースに移すのってちょっと手間だし、袋のまま……」という人もいるかもしれませんね。
ですが、実は店頭に並んでいるお米の袋は輸送のための空気抜きを目的として、小さな穴が開いています。この穴から外気が入り込むと、せっかく買ったお米が劣化しやすくなってしまうので要注意。
お米を購入したら、早めに米びつに保管することが大切です。特におすすめなのは、周りの湿度に影響されにくい米びつ。
そこで、マイベストでは内部の湿度が保ちやすく使いやすい商品を探すべく「湿度の保ちやすさ」「計量のしやすさ」など4項目を比較しました。
では、ここからは検証でわかったことと、検証で見つけた「買い」な商品をピックアップして紹介していきたいと思います!
ポイント:お米の鮮度を保つために、桐製かフタをしっかり固定できるものを選ぼう
お米の劣化が進む主な原因は、高温多湿な環境。具体的には、湿度が60%以上・温度が20℃以上の環境では鮮度が落ちやすいとされています。
そのため、高温多湿になりがちな梅雨~夏のあいだは特に、専用の容器に保管して外部の湿気をシャットアウトすることが大切。
また、しっかりと密封されていないと空気に触れやすく、酸化・虫の侵入・ニオイ移りなどによりお米の鮮度やおいしさが損なわれることもあるんです。
内部の湿度を一定に保ちやすい米びつは?検証して確かめました!
「湿度の保ちやすさ」の検証では、米びつ15商品の内部の湿度を45±5%に統一し、湿度80±3%の高湿度環境に置いて2時間後に各商品の内部の湿度をチェック。
すると、評価が高かった商品では内部の湿度が平均1%~7%程度上昇するにとどまりましたが、下位の商品は約28%程度上昇していました。
この検証で高評価だった商品の特徴は下記のとおり。
- しっかり閉まるフタが付いている
- 桐を素材にしている
逆に、評価が低かったのはフタがかぶせるだけだったり、構造上隙間ができやすい商品でした。
では、この検証結果を踏まえて「湿度の保ちやすさ」が満点の★5.00だった商品ってどれ?を紹介していきます!
それぞれ機能性などに特徴があるため、自分のライフスタイルに合ったものを選んでみてくださいね。
【総合力No.1】山崎実業「tower 密閉 シンク下米びつ タワー 3377」(販売価格:3,300円)
- おすすめスコア:★4.82(1位 /15商品中)
- 湿度の保ちやすさ:★5.00
- 計量のしやすさ:★4.50
- お米の補充のしやすさ:★4.90
- 自動計量の正確さ:-
「せっかく買ったお米、おいしく食べたい!」「毎日お米を炊くから、使いやすくないとイヤ……」そんな人におすすめなのが、山崎実業の「tower 密閉 シンク下米びつ タワー 3377」(販売価格:3,300円)。
フタ全体にパッキンが付いているので密閉性が高く、検証では湿度上昇は平均2.7%と非常に優秀。「湿度の保ちやすさ」は満点の★5.00評価で、お米の劣化もしっかり抑えてくれそうです。
しっかりと閉まるぶん「やや閉めにくい」と感じる人もいるかもしれませんが、それでも片手で開閉できるレベル。フタは透明なので残量もチェックしやすいでしょう。
ちなみに、残量が減ってくると「米びつの底や角に残ったお米がすくえない!」とストレスを感じる商品も多いですが「密閉 シンク下米びつ タワー」ならストレスフリー!
なぜなら、米びつの底には付属の計量カップにフィットするくぼみがあって、最後の一粒まですくいやすいんです。しかも、計量カップの目盛りは1/4・1/2・3/4合と細かくて文字も見やすいデザインでした。
容量は約5kgで、シンク下にもほどよく収まるサイズ。開口部は約538cm²と広いので、補充もストレスなくできるでしょう。
これぞ、お米の鮮度も使いやすさも重視したい人にとって間違いなく“鉄板”な米びつです!
【冷蔵庫保存No.1】河淳「KEYUCA Qucca ライスストッカー 3300313」(販売価格:869円)
- おすすめスコア:★4.37(2位 /15商品中)
- 湿度の保ちやすさ:★5.00
- 計量のしやすさ:★4.20
- お米の補充のしやすさ:★3.54
- 自動計量の正確さ:-
お米の保管場所といえばシンク下・キッチンの棚などが多数派かもしれませんが、おいしさを長持ちさせる・虫の発生を予防するためには冷蔵保存が理想的です。
「でも、大きな米びつは冷蔵庫に入らないし……」と悩んでいる人に使ってほしいのが河淳の「KEYUCA Qucca ライスストッカー 3300313」(販売価格:869円)!
この商品、冷蔵庫の中で立てても寝かせても収納できるサイズ&形状なんです。
もちろん、湿度の保ちやすさも十分。検証では、湿度の上昇を平均4.8%に抑えて★5.00と高評価でした。密閉性が高くて湿気を防いでくれるうえに、冷蔵庫に保管できるなんて安心ですね。
注ぎ口が小さいので、お茶を注ぐ要領で計量カップにお米が入れやすいのもうれしいポイント。ただし、計量カップはすり切りができないタイプなのでズレが出やすいのが惜しい……。
また、補充口が狭く袋からこぼさないようにお米を補充するにはコツが必要かもしれません。
とはいえ、密閉性が高くて冷蔵庫に入る米びつを探しているならコレは買い!容量は約2kgなので、お米を食べる頻度が低くて少量だけストックしておきたい人にもおすすめですよ。
【湿度の保ちやすさNo.1×桐製】ぼん家具「桐製米びつ 米蔵」(販売価格:3,379円)
- おすすめスコア:★4.12(8位 /15商品中)
- 湿度の保ちやすさ:★5.00
- 計量のしやすさ:★3.30
- お米の補充のしやすさ:★4.05
- 自動計量の正確さ:-
今回の検証で、フタの密閉性が高い米びつとともに「湿度の保ちやすさ」で高評価だったのが桐製の米びつ。桐は吸湿性が高いため、容器にすると中身が湿気の影響を受けにくく昔から重宝されてきました。
なかでも、ぼん家具の「桐製米びつ 米蔵」(販売価格:3,379円)は検証で湿度の上昇を平均4.4%に抑えて「湿度の保ちやすさ」★5.00の高評価。
容量は約5kgなので、毎日お米を食べる人であれば1~2人暮らしでも鮮度が落ちる前に使い切りやすいサイズでしょう。
しかし、計量カップが付属していないため「計量のしやすさ」では大きく評価が下がり、さらに外からは残量がわかりにくいため「お米の補充のしやすさ」も伸び悩みました。
その結果、おすすめスコアは8位と出遅れてしまいましたが……フタはスライド式なので片手でも開けやすく、大きく開くので補充や計量自体はスムーズ。
さらに、木の温もりが感じられるナチュラルな見た目も特徴です。
インテリアに馴染みやすいので「機能性もおしゃれさもあきらめたくない!」というこだわり派の人も満足できるはず!
「やっぱり自動計量機能は外せない……」人は、こちらもチェック!
- おすすめスコア:★4.14(6位 /15商品中)
- 湿度の保ちやすさ:★3.63
- 計量のしやすさ:★5.00
- お米の補充のしやすさ:★4.69
- 自動計量の正確さ:★4.60
ここまで、お米の湿気対策を徹底したい人に向けて3つの商品をピックアップしてきましたが「自動計量できる商品はないの?」と気になった人もいるはず。
実は、自動計量機能を備えた米びつは構造上どうしても隙間が多くなるため、外気の影響を受けやすくなります。
実際、今回の検証でも自動計量機能が付いている商品はすべて「湿度の保ちやすさ」が★4.00未満。
ですが、「それでも自動計量機能は外せない!」という人におすすめなのがニトリの「計量米びつ 8987741」(販売価格:2,490円)です。
この商品、レバーを押すだけで1合がサッと計量できて「計量のしやすさ」は文句なしの★5.00。また、誤差は1合に対して平均8.18gのみで「自動計量の正確さ」も★4.60でした。
密閉性が低いので長期保存には向きませんが、「消費が早くて、1か月経たずに補充することが多い」「とにかく自動計量機能は欲しい!」という人は検討する価値アリです!
全15商品を使い比べた検証コンテンツも要チェック!
湿度対策バッチリな商品のなかからさまざまなタイプを紹介してきましたが、気になる商品は見つかったでしょうか?
ほかにも「項目ごとのトップが知りたい!」「15商品全体のランキングを知りたい!」という人は、ぜひ検証コンテンツもチェックしてみてくださいね。