【ヒートショック対策】極寒の脱衣所、もうヤダ…!それ「セラミックファンヒーター」で解決できました【41商品比較】
今回は「#真冬の必需品」をテーマに、セラミックファンヒーター41商品の比較検証で上位になった商品からニーズに合わせた4商品をピックアップ。ヒートショック対策に、心地よい入眠に、「家中をあたたかく快適にしたい!」すべての人に注目してほしいアイテムです。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年1月31日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
セラミックファンヒーター41商品を集めて徹底検証しました!
電源があればどこでも使えて、化石燃料を使用する暖房のように換気も必要ないセラミックファンヒーター。スイッチを入れればすぐに温風が吹き出してあたためてくれるため、冬場には欠かせません。
ただ、価格帯が手頃で人気が高いだけに商品数も多く、どれを選べばいいのか頭を悩ませるところ。
そこで、41商品を集めて「速暖性」「暖房範囲」など5項目を比較した結果、わかったのは使う部屋によって重視する機能は違うということです。
ここからは、その理由も含めて、「41商品使ってみてどこが違ったのか」検証結果をダイジェストでお届けしていきます。
【ポイント】セラミックファンヒーターは広い部屋は苦手。「どこで使うか」で決めるのが正解です!
エアコンや化石燃料を使用するヒーターに対して、セラミックファンヒーターはパワーがないため広い部屋をあたためるのには不向きです。エアコンよりもさらに高い電気代も気がかり。
では、セラミックファンヒーターが活躍するのはどこでしょう?
セラミックファンヒーターの性能がもっともマッチするのが下記の4つの場所です。検証から判明したそれぞれに必要な特徴と機能をまとめました。
- 脱衣所&トイレ:速暖性、コンパクトさ、人感センサーor温度センサー
- テレワーク&オフィス:速暖性、3段階以上の出力調整、吹き出し口の位置が低い
- キッチン:パワフルさ、あたため範囲の広さ
- 寝室:長時間のタイマー、リモコン
また、エアコンをつけていても冷えがちな足元や温風の届かない場所をピンポイントであたためるため、補助として使用するのにも向いています。
どちらの用途でも、速暖性や暖房範囲などすべてに好成績を残した商品を選べばあたたまるのは確か。ですが、部屋のサイズに対してパワフルすぎるため必要以上に電気代が高くついたり、不要な機能があることで商品が高価になるのは避けたいですよね。
これを踏まえて、各部屋に最適な商品を紹介します。
- おすすめスコア:★4.58(6位 / 41商品中)
- 速暖性:★4.85(5位)
- 暖房範囲:★4.66(18位)
- 電気代の安さ:★4.25(22位)
- 使い勝手の良さ:★4.34(14位)
- 安全性への配慮:★4.35(15位)
電源を入れれば即温風が出るセラミックファンヒーターは、部屋に入ったら即あたためてほしい脱衣所やトイレと相性が抜群です。
部屋自体が狭めのためジャマにならないサイズも重要な条件。約20cm四方というコンパクトなキューブ型のシロカ「siroca 人感センサー付き セラミックファンヒーター ポカ CUBE SH-CF151」は、その条件を見事に満たしています。
検証用の12℃の室内(2畳)で運転した検証では、わずか1分で床の温度を平均1.5℃、3分で平均4.4℃も上昇させており、速暖性にもすぐれた商品。強モードなら風速6.0m/sとパワフルな風が足元にしっかりと届くんです。
本商品と同様のコンパクトな商品には最大で風速2.0m/s以下と風が弱いものもあり、その差は歴然です。
人感センサーを備えており、トイレなら人が入れば自動的に温風が吹き出すため、何もせずにあたたかに。
一方、ヒートショック対策をするためにも脱衣所は事前にあたためておくのが有効。事前にスイッチをつけていても、おまかせモードにしておけば温度センサーが必要以上にあたためるのを防ぎ、電気代を節約してくれます。
大きな取っ手つきなので、持ち運んでほかの部屋と併用しやすいのもうれしいです。
- おすすめスコア:★4.54(11位 / 41商品中)
- 速暖性:★4.90(2位)
- 暖房範囲:★4.67(15位)
- 電気代の安さ:★4.33(16位)
- 使い勝手の良さ:★3.96(27位)
- 安全性への配慮:★4.30(16位)
あたたかい空気は上へ向かうため、エアコンで部屋全体をあたためても足元が冷えるのはよくあることです。
自宅やオフィスで仕事に集中したいのに、足元が冷たくて集中できない。そんな人におすすめなのがアイリスオーヤマ「人感センサー付き大風量セラミックファンヒーター JCH-12TD4」。
低めの位置にある吹き出し口は幅が広く、温風がつま先から足首あたりまで包みこむパワーがあります。開始1分で温度を平均1℃上昇させた速暖性もあり、足先の冷えをしっかり解消できます。
出力は600W・1000W・1200Wの3段階で調整が可能。あたたまってきたら出力を下げることで、電気代の節約にもなります。
人感センサーを備えているため、離席の時間が思いのほか長くなったときには自動で停止してくれるので安心です。なお、電源オフまでの時間は90秒・5分・10分から選択可能です。
エアコンとの併用はもちろん、単独で使うことで集中力が高まるといわれる「頭寒足熱」状態を再現することもできますよ。
- おすすめスコア:★4.68(2位 / 41商品中)
- 速暖性:★4.79(7位)
- 暖房範囲:★4.81(1位)
- 電気代の安さ:★4.33(16位)
- 使い勝手の良さ:★4.42(10位)
- 安全性への配慮:★5.00(1位)
料理や片付けなど、キッチンでの作業は一ヵ所にとどまらないため、全体をしっかりあたためてくれるパワフルさが不可欠です。
ダイニチ工業「Dainichi セラミックファンヒーター EF-P1200G」は検証の結果、暖房範囲の広さ評価No.1。
暖房範囲が広くても速暖性の低い商品はなかなか全体があたたかくなりませんが、ともに好成績の本商品ならキッチンのどこにいてもあたたかさを感じられるでしょう。
それでいながら、運転中の本体温度は最高でも40.5℃とあまり高くなく、やけどの心配が低いのは強みになります。
転倒時の自動停止機能やチャイルドロックも備えており、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。
検証後に後継機種「EF-P1200H」が発売されたため、Amazonは中古のみの販売になります。
- おすすめスコア:★4.83(1位 / 41商品中)
- 速暖性:★4.90(2位)
- 暖房範囲:★4.67(15位)
- 電気代の安さ:★5.00(1位)
- 使い勝手の良さ:★5.00(1位)
- 安全性への配慮:★4.40(11位)
スリーアップ「ヒートワイドスリム CH-T2236」は、「マイベスト」のランキングで総合1位!速暖性や電気代の安さなど総合的にすぐれていますが、特におすすめなのが寝室での使用です。
その理由が、1〜8時間まで1時間単位で設定できる詳細なオフタイマー。5時間以上の設定ができれば、入眠時から冷えこむ深夜まで、部屋をあたたかな状態にしてゆっくりと眠れます。
また、リモコンが付属しているため、布団から出ることなく設定を変更できるのも便利。夜中に寒さで目が覚めても、布団のなかから暖房をオンにできます。
注意点としては、もっとも弱い節電モードでも49.6dBと、運転音が大きめなこと。静かじゃないと眠れない人は、ほかの商品も検討しましょう。
全41商品を使い比べた検証コンテンツも要チェック!
「子ども部屋にちょうどいい安全な暖房は?」「乾燥が気になるから加湿機能つきがいい!」と思ったら、検証コンテンツも要チェックです。全41商品を使い比べたランキングも掲載しています。
(執筆/マイべマガジン編集部・ハナゾノゴウ)
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