元酒屋店主が選ぶお湯割りにおすすめの焼酎10選

元酒屋店主が選ぶお湯割りにおすすめの焼酎10選

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いもてん
元酒屋店主
みなさんは焼酎をどのような飲み方で飲んでいますか?水割りやロックで飲む方が多いと思いますが、寒い日にはお湯割りもおすすめ。温かいお湯割りは食欲を増進させ、食中酒にも最適です。

お湯割りを作るコツは、焼酎をお湯より後に入れること。温度が下がりアルコール臭さが出にくくなります。「黒じょか」と呼ばれる専用の酒器もありますし、日本酒用の徳利に水と焼酎を入れて燗にすれば、まろやかな湯割りができあがります。

今回はお湯割りに向いた焼酎のおすすめ銘柄10選をご紹介します。比較的手に入れやすい銘柄から選びましたので、焼酎選びの参考にどうぞ!
  • 小鹿酒造
    紅(べに)とんぼ 25度 720ml
    1,298円


    いもてん

    焼酎の本場、鹿児島の小鹿酒造さんが造る芋焼酎です。

    この焼酎には兄弟がいて「青とんぼ」がロックや水割り用、「紅(べに)とんぼ」がお湯割り用として造られています。もちろん、紅とんぼはロックでも美味しいのですが、湯割りにすることで芋の甘味や旨味がふくらみます。

    飲みやすく焼酎初心者や湯割りに馴染みがない方にもおすすめ。ほっとする味わいで、コタツに入って湯呑みでずずりと啜れば、リラックスできること間違いなしの逸品です。
  • 種子島酒造
    貯蔵熟成 久耀 芋焼酎 25度 1800ml
    2,150円


    いもてん

  • 神川酒造
    照葉樹林 25度 1800ml
    2,100円


    いもてん

    焼酎は日本酒やワインに比べ香りや風味が弱め。そんなイメージの方も多いと思いますが、神川酒造さんの芋焼酎「照葉樹林」は鮮烈な風味が特徴です。

    その風味は芋のホクホクではなく、植物の青々しさが目に浮かぶ爽やかさ。お湯で割ることで風味がさらに際立ち、口当たりもまろやかに。ロックで飲むのとはひと味ちがう世界観が楽しめます。

    照葉樹林には30度のバージョンもあり、ハードリカーに慣れている方にはそちらもおすすめです。
  • 房の露
    倉岳 芋 25度 1800ml
    1,650円


    いもてん

    芋焼酎は鹿児島が有名ですが、意外にも球磨焼酎の熊本県にも隠れた逸品があります。それがこの「倉岳(くらたけ)」です。

    原料のシモン芋は、昔は薬として扱われていたという、まるで高麗人参のような珍しい芋。土壌からの栄養分を根こそぎ吸い取るため栽培が大変難しいそうですが、その分ミネラルや食物繊維が段違いに豊富なのが特徴です。

    その味わいはキレが良くすっきりとしたもの。黒麹造りの「黒倉岳」もありますが、お湯割りで飲むなら白麹造りの「倉岳」がおすすめです。
  • 霧氷酒造
    吉酎 赤芋白麹 25度 1800ml
    2,260円


    いもてん

    濃厚な甘さをもつ「紅さつま」と「紅あずま」を原料とした芋焼酎で、焼き芋を彷彿とさせる甘い香りが特徴です。

    特に紅さつまはスイートポテトなどの洋菓子にもよく使われる、甘みの強い品種。焼酎になっても口当たりが良いので、飲み過ぎにはくれぐれも注意です。

    加熱すると香りがさらに際立つため、お湯割りとの相性も抜群。紅さつまを使った焼酎はいくつかありますが、濃厚さで選ぶならこの吉酎がおすすめです。
  • 白石酒造
    花蝶木虫 25度 1800ml
    2,427円


    いもてん

  • 八丈興発
    情け嶋 25度 1800ml
    2,134円


    いもてん

  • 壱岐の華
    初代嘉助 25度 1800ml
    2,190円


    いもてん

    麦焼酎は大分県が有名ですが、もうひとつ名産地があります。福岡からフェリーで2時間の人口2万人の小さな島、長崎県の壱岐島です。

    壱岐島で造られる焼酎は「壱岐焼酎」と呼ばれています。2:1(麦:米)の割合で、麦の香りと米麹のやさしい甘みが特徴です。

    米の甘みや旨味が強いため、お湯割りに適しています。そんな壱岐焼酎の中でも特におすすめなのが「初代嘉助」。長期熟成の濃厚さとまろやかさが、お湯割りにするとひと際深く感じられます。
  • 喜界島酒造
    喜界島
    1,688円


    いもてん

    麦・いも・そば・米など、日本各地にはさまざまなものを原料とした焼酎があります。そんな中で、その飲みやすさが意外と知られていないのが黒糖焼酎です。

    蒸留酒である焼酎は日本酒やビールといった醸造酒よりもアルコール感が強いのですが、黒糖焼酎は甘い香りで緩和され、飲みやすさに繋がっています。これはお湯割りでも同じです。

    黒糖焼酎は主に奄美大島で造られていて、いくつかの蔵があります。もっともオーソドックスで、黒糖焼酎らしさが味わえるという点でこの「喜界島」をおすすめします。
  • 大和桜酒造
    大和桜 25度 1800ml
    2,398円


    いもてん

    あらゆるシチュエーションに耐えうる完成度の高さで選んだ鹿児島県の芋焼酎「大和桜」です。

    クセのない味わいで香りはフルーティー。造りの丁寧さが口当たりによく現れていて、ストレートで飲んでも尖った印象を受けないことに驚きます。

    大和桜には「紅芋」「ヒカリ」などの種類がありますが、お湯割りを考えるならベーシックなこちらがおすすめ。ロック・お湯割り・ストレート、どんな飲み方でも美味しく飲めますよ。

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