Ulike Air3 IPL光美容器は痛みに配慮されているものの、減毛効果はあまり期待できません。植毛シートに2回照射した検証では、28本中約0.3本にしかダメージを与えられませんでした。光エネルギーは4.35J/cm2と高出力で、口コミには「3回ほどで生えるスピードが遅くなっている」という意見もあります。しかし、効率よく減毛したい人はほかを検討したほうがよいでしょう。一方、痛みを減らしやすい設計なのは魅力。サファイア冷却機能を搭載しており、照射箇所への刺激を軽減できます。実際に照射後の肌の表面温度を測定すると12℃以上下がっていたため、「1番強い光でもあまり痛みは感じなかった」という口コミにも納得できます。パワー調節は3段階のみ・肌色感知ストッパー機能はないものの、冷却機能が優れているので痛みが心配な人にはおすすめです。全身のムダ毛ケアは約24分で完了する計算に。比較したなかには30分以上かかるものが多かったので、スピーディにケアできるほうです。減毛を期待できる早さよりも、スキマ時間でケアできる手軽さを選びたい人は、使ってみるのもありですよ。鼻下・口元などの細部に照射しやすいのもメリット。照射口が本体の端寄りにあり、照射位置が感覚的にわかりやすいでしょう。ただし、照射口の横幅が広いため、凹凸のある部位に当てにくいことは気がかり。直線型なのでシャワーヘッド型の脱毛器より握りにくく、奥まった部位にも当てにくそうです。口周り・全身を中心にケアしたいなら使いやすいといえます。しっかり肌を冷やしながら照射できますが、肝心の減毛効果が低めなので候補になりにくいでしょう。検証結果をふまえると、ネットで検索すると「効果ない」という単語が出てくるのも一理あるといえます。ムダ毛を早く減らして自己処理を楽にしたいなら、まずは検証上位の脱毛器を検討してみてください。<おすすめではない人>減毛効果をしっかり感じたい人<おすすめな人>照射時の痛みが気になる人短時間で全身のムダ毛ケアを終えたい人
パナソニックの「スムースエピ ES-WG0A」は、家庭用ながらプロ仕様のケアが目指せる光美容器。サファイア冷却による痛み軽減や減毛効果の高さを期待でき、はじめて家庭用脱毛器を使う人にもおすすめできるモデルです。減毛効果の検証では、植毛シートに2回照射してダメージを受けた毛の本数は約21本と非常に多い結果に。検証した家庭用脱毛器のなかでは高めの数値で、ムダ毛の量が気になる人でも十分に満足できるでしょう。痛みの減らしやすさの検証では、肌色感知ストッパー機能によって肌色の濃い部位への誤照射を防止でき、サファイア冷却で照射後も肌温度を12.86℃下げるなど、かなり配慮が行き届いた設計でした。出力は6段階に調整でき、照射時の痛みが気になる人も非常に使いやすいでしょう。
ヤーマン レイボーテ クールプロは痛みに配慮されているものの、効率よくムダ毛ケアしたい人には不向きといえます。実際に植毛シートに2回照射したところ、ダメージを与えられた毛は28本中約1本だけ。比較したなかには20本以上の毛がダメージを受けた商品もありました。「出力不足」との口コミどおり、肝心の減毛効果が物足りない印象です。全身のムダ毛ケアにかかる時間を算出したところ、約33分とやや長め。「照射間隔が長い」との口コミどおりであり、広範囲のお手入れには時間がかかりそうです。10分ごとに電源が切れるオートオフ機能がついており、一気に照射したい場合も要注意。比較したなかには20分以下で全身をケアできる脱毛器もあったので、時短重視の人はほかもチェックしてください。一方、新搭載のサファイア冷却機能により、熱刺激の軽減には期待できるでしょう。実際に照射後の肌の表面温度をサーモカメラで計測したところ、9℃近く低下しました。比較した冷却機能のないものや照射面を冷やしにくいアルミ窓冷却タイプと比べて、痛みに敏感な人でも使いやすいといえます。比較したなかでは非搭載の商品も多かった、肌色感知ストッパー機能がついているのもよい点です。VIOなど色の濃い部分も、やけどのリスクを抑えて使用できますよ。出力は5段階調整でき、好みにあわせて照射できます。スポットアタッチメントの照射面は幅が狭く、端寄りに位置しているため、カーブのあるフェイスライン・鼻下や口元などの細部にも照射しやすいつくりでした。とはいえ、減毛効果や照射スピードがいまひとつであるため、候補にはなりにくいでしょう。パワーもスピードも妥協できない人は、ほかの脱毛器を選びましょう。<おすすめな人>照射時の痛みを極力減らしたい人顔やVIOなどの細部を中心に照射したい人<おすすめできない人>家庭用脱毛器でしっかり減毛したい人全身をスピーディにお手入れしたい人
Remozer2 Proは、減毛効果に期待する人におすすめ。光エネルギーは3.97J/cm2とそれほど高くありませんが、植毛シートに2回照射した検証では28本中約14本の毛にダメージを与え、高評価を獲得。ダメージを与えられた毛の本数が10本以下の脱毛器に比べ、減毛効果が高めです。細部にあてやすい設計なのもメリット。照射口が本体の端寄りにあり、口周り・VIOなどの細部も感覚的に照射しやすいでしょう。ただし、照射口の横幅が広く、顎やフェイスラインといった凹凸のある部位は照射漏れが起きやすそうです。本体がカーブ型なので、シャワーヘッド型に比べて持ちにくいことも気になりました。冷却機能付きなのはよい点ですが、アルミ窓タイプなので冷却力はあまり高くありません。実際に、照射後は肌の表面温度が4℃以上上がりました。照射パワーを9段階で調整できるのはよいものの、痛みを減らしやすいとはいえません。痛みを減らしたい人は、冷却力の高いサファイア冷却機能付きの脱毛器を選んでください。全身ケアを素早く終わらせたい人にも不向きです。全身ケアの所要時間を算出した結果、約40分かかる計算に。時間がない人は、ケアを習慣化しにくいかもしれません。比較したなかには30分以内で全身ケアできる脱毛器もありました。もっと短時間でケアを終えたい人は、ほかの脱毛器を検討しましょう。ハイパワーを謳っているだけあり、減毛効果は高いといえます。しかし、もっと痛みを減らしやすく、全身ケアを素早く終えられる脱毛器がほかにもありました。痛みを抑えながら高出力で効率よくムダ毛ケアをしたい人は、いったんほかの脱毛器を検討してはいかがでしょうか。<おすすめな人>減毛効果を重視する人鼻下・口元・VIOなどの細部に使いたい人<おすすめではない人>照射時の痛みを減らしたい人全身を短時間でケアしたい人
ブラウン シルクエキスパート Pro5は、VIOや指先など細かい箇所までしっかりケアしたい人におすすめです。肌色自動調整機能やアタッチメントがついていて、細かい箇所にも照射が可能。比較したケノンにはVIOのアタッチメントがついていなく、照射漏れが生じやすいといえます。全身の隅々までケアしたい人にはぴったりといえるでしょう。肝心の効果も期待できます。脇やVIOなどの太い毛を想定して、10人の男性モニターのすね毛に実際に1か月使ってもらったときの毛の量は26.86%減少していました。20%程度しか毛の量が減っていなかったほかの商品に比べて、効果が期待できるでしょう。とはいえ、「髭には使えない」との口コミどおり男性のヒゲには照射できないため、ヒゲのケアを考えている人は注意してくださいね。1回あたりの照射間隔も短く、測ってみるとわずか0.5秒でした。1秒以上かかってしまった商品よりも、全身のムダ毛ケアがスピーディに完了できそうです。ただし、検証では照射間隔が短いとパワーが落ちる傾向にあったので、パワーよりもスピード重視の人向きといえます。また、冷却機能がなく痛みを感じやすいところはネック。モニターからも「輪ゴムで打たれたような痛み」という声が目立ちました。比較した冷却機能を搭載した商品には痛みを感じにくいものが多かったので、痛みに敏感な人は痛みの感じにくかった「OPUS BEAUTY」も検討してみてくださね。持ち手が太いところも難点で、235gと軽量だったものの「本体は軽いが、太い持ち手が手に負担を感じる」とモニターからの評価は伸び悩みました。「電源ボタンがわかりにくい」という声もあり、直感的な使いやすさにこだわる人には向かないかもしれません。しかし、照射スピードも早くVIOなどのアタッチメントもついているため、スムーズに全身の隅々までケアしたい人は検討してみてくださいね。
パナソニックのボディトリマーは、切れ味を重視する人は要検討です。深剃りできず、剃り残しも多く「きれいにならない」という意見が多数あがっています。剃ったあとにヒリヒリとした刺激を感じたモニターもいました。長い毛を巻き込みやすいのもネックです。ただし、少ない毛量や柔らかい毛質であれば、問題なく剃れますよ。電池式で手軽に使えるので、剃り残しをサッと処理するサブ機として使うとよいでしょう。また、軽くコンパクトなので携帯用に持つのもおすすめです。とはいえ、切れ味がよくスムーズに剃れるシェーバーもあります。しっかりきれいにしたい人はほかの商品もチェックしてみてください。