ラングスジャパンの「熊撃退スプレー」は、ヒグマ用の熊スプレー。環境保護庁登録商品で、ホルスターとセットで販売されています。噴射力は飛距離4m、噴射時間6秒と十分。ほかの商品と比べて秀でた結果ではありませんが、熊を近づけすぎず撃退しやすい性能といえるでしょう。かなり液状に射され、中央にまとまって飛んでいきます。FRONTIERSMANに非常に近く、風の影響を受けにくい点はメリットです。一方で広範囲に噴射しにくいため、咄嗟に噴射したときの当てやすさがやや劣る点がデメリットといえます。安全装置に夜光塗料が使用されており、夜テント内で襲われても対応しやすい点はメリット。重量は297gで、同サイズのなかでは平均的かやや軽量な商品です。致命的なデメリットはありませんが、ほかの商品に押され順位を伸ばせなかったスプレーです。
FRONTIERSMANは、モンベルで販売されているヒグマ用の熊スプレーブランド。サイズが2つ展開されており、この「ベアスプレー 1899162」は大容量のモデルです。標準サイズの「ベアスプレー 1899161」に比べ、実測で1.5秒噴射時間が長い点が魅力。連続して広範囲に噴射したり、複数回に分けて噴射したりできます。噴射距離は4mと十分でしたが、標準的なサイズのほうが勢いよく飛んでいき、射程距離が若干短くなっていました。液状に噴射され、中央にまとまって飛んでいくことも特徴。風の影響を受けにくく正確に狙いをつけやすい一方で、咄嗟のときの当てやすさはやや劣るといえます。内容量が多いためやや重く、実測重量は332g。本体のサイズも一回り大きく、扱いやすさは満足には至りませんでした。総合的にみて必要十分な性能を有していますが、噴射時間にこだわらない限り標準サイズの「ベアスプレー 1899161」を選んでよいでしょう。
Police Magnum ファイヤーマスター B-610は、ツキノワグマ用のスプレーを探している人におすすめ。比較したほとんどの商品が北海道に生息するヒグマ用だったのに対し、本商品は本州以南にいるツキノワグマ用に威力が落とされています。水性のため洗い流しやすく、万が一人に当たったとしてもヒグマ用より人体へのリスクは少ないでしょう。噴射距離が4mと長めで、遠くから熊に当てやすいのも魅力です。比較した商品内には、2m程度しか飛ばないものもありました。内容量は210gあり、噴射時間は実測値で約6秒を記録。数秒噴射して当たらなくても、狙いを変えて再度噴射する余裕があるといえます。スプレーの中身は霧状と液状の中間で、広がる範囲は細かな霧状だった商品には一歩及ばず。ただ「想像よりも広範囲に噴射できる」との口コミがあったように、比較した商品のなかでは広めに飛ばせました。広がりつつも飛距離があるため、風の影響を受けにくいでしょう。本体は安全装置つきで、片手で簡単に解除が可能。別売りの専用ホルスターを使えば、ベルトやザックの外側に取りつけられます。ホルスターがあれば、意図しないタイミングで熊に遭遇した際にサッと取り出せるうえ、目線をそらす・しゃがむといった熊を刺激する行為も避けられますよ。「やや重め」と口コミにあるとおり、重量は306gと軽くはありません。同容量のほかの商品とは大きな違いはありませんが、150g以下のスプレーと比べると負担を感じる可能性があります。携行性重視の人やヒグマ用スプレーをお探しの人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
SABRE FRONTIERSMAN ベアスプレーは、風の影響を受けにくいものがほしい人におすすめです。実際に噴射したところ、中心にまとまって勢いよくまっすぐに飛びました。液状のため、比較した細かな霧状で広範囲に広がった商品よりも、風に流されにくいのがメリット。自分のほうへ舞い戻る心配も少ないといえます。飛距離も4.5mと、比較した商品内でトップクラスです。ほかの商品には3mほどしか飛ばないものがあったのに対し、熊の手が近づく前に当てやすいでしょう。ただ噴射時間は5.5秒と、同容量の商品内では短め。2~3回に分けて噴射できる量はありますが、「噴射時間が短めなのが気になる」との口コミは否定できない結果でした。「軽くて持ち運びしやすい」との評判どおり、重量は298gと比較した商品内ではそれほど重くありません。半数以上の商品が重量300gを超えたなか、登山やキャンプなどで携帯しても負担になりにくいでしょう。別売りではあるものの、代理店のモンベルでベルトホルスターを購入可能です。ホルスターを活用すれば、持ち歩きやすく熊に遭遇した際にサッとスプレーを取り出せます。飛距離が長く風に流されにくいのが強みの本商品。登山などでヒグマ対策できる商品をお探しなら、ぜひ検討してみてくださいね。
UDAP 熊撃退スプレー 12HPは、ヒグマ用の熊よけスプレーをお探しのすべての人におすすめです。「少し試すと2mくらいの飛距離だった」との口コミがありましたが、実際に使うと噴射距離は4.5mと比較した商品内でもトップクラス。3mほどしか飛ばない商品と並ぶと、熊が接近してくる前に当てやすく危険を回避しやすいといえます。まっすぐ飛んでから霧状に広がるため、風の影響を受けにくいのもメリットです。勢いがあるので、自分のほうに戻ってくる可能性も少ないでしょう。加えて、噴射時間も7.0秒と十分。比較した約半数の商品が6秒以下だったなか、本品は連続噴射しやすく狙いを調整する余裕も生まれます。比較したなかには重く携帯しにくい商品があったのに対し、こちらは重量312gと持ち歩き時の負担もそれほど気になりません。「ホルスターからすぐに取り出せる」との口コミどおり、付属のホルスターからは引き抜くだけでサッと取り出せました。ベルトやザックに装着すれば、瞬時に対応できるでしょう。また、安全装置は片手で取り外しが可能。結束バンドで留められている商品が多いなか、バラバラにならないようにゴム紐で繋がっていました。短時間で広範囲をカバーするという謳い文句に違わず、噴射距離・噴射時間ともに優秀な本商品。ヒグマ向けスプレーをお探しなら、ぜひ検討してみてくださいね。
COUNTER ASSAULT 熊よけスプレー CA230は、使用実績があり、はじめてでも当てやすいヒグマ向けの商品がほしい人におすすめ。ヒグマの一亜種であるグリズリーが多く出没するモンタナ州で開発され、北米でよく使われている元祖熊よけスプレーです。実際に使うと、1本で8秒間とサイズのわりに長く噴射できました。比較した6秒以下の商品と並ぶと、狙いを定める時間を取りやすく初心者でも当てやすいといえます。噴射距離も、熊が接近せずとも当てやすいとされる4.0mと優秀。スプレーは霧状に広がり、「スプレーの到達距離が長く満足」との口コミどおりよく飛びました。比較した商品のなかでも特に細かな霧で、やや刺激的なにおいだったのも印象的です。飛距離が長いぶん、自分のほうへ飛んでくる心配も少ないでしょう。扱いやすさも良好です。比較したほかの商品には、重量が385gと重さを感じるものがあったのに対し、本品は312gとそれほど気にならないレベル。安全装置があり、片手で解除・噴射できるのもメリットです。「いざというとき素早く使用できるか少々疑問」との口コミがありましたが、別売りの専用ホルスターを使えば、必要なときすぐに取り出せます。安全に使うために細心の注意を払う必要はありますが、ヒグマ対策としてはじめて購入するなら、検討してみてくださいね。